変化させられマスター(--;)【とある触手生物物語】 作:気まぐレニー
「……少し待っていて下さい!全部服を脱いできますっ」
彼女は手を離して身を引いた。
その瞬間またもやマスターの意識が一気に薄れ始める。
あ。
また急に物が考えられなくなってきたな……
視界が次第に暗くなっていく。
充電池のバッテリー切れの様子が頭に浮かんだ。
そして俺はもう彼女抜きでは生きていられないのかもしれんとマスターは思った。
「ごめんなさい。お待たせしましたっ!!」
彼女の手がまた前の位置に置かれた。
するとすぐに意識がはっきりしてくる。
ああ。
生きてるって素晴らしいな。
マスターはしみじみ思った。
彼女が質問してきた。
「あの、マスター。私、マスターを触っていて思ったのですけど。私が触れた所だけが鮮やかな色に変わるのは、マスターにとっても良いことなんですよね?」
マスターは思念で返事をする。
うん?
ああ、そうだね。
君に触れて貰えると凄い元気が湧いてくるよ。
彼女は嬉しそうに応える。
「良かった……。お役にたてて」
そして彼女はボソッと呟いた。
「それなら、この鮮やかな面積を私がどんどん増やしていけば良いのね」
彼女が動きだした。
「では、マスターいきますね」
彼女がベッドに乗った感じがする。
そしてまたマスターの体に心地よい衝撃が走った。
……っ!?
今回は下部からで、かなり広範囲からだった。
……うぅ。
何て気持ち良さだ。
まさしく生き返るようだ。
彼女にマスターの思考が伝わったのか、彼女は嬉しそうな声で話しかけてきた。
「気持ち良いですか?マスター」
ああ。
体の下が凄いポカポカするよ。
何をしたんだい?
「はい。マスターを持ち上げて私の太ももに乗せてみたんです。膝枕みたいな感じですね」
持ち上げてか。
俺は今持ち上げられるような体なんだな。
それで今、体の下で感じるのは彼女の太ももって事になるのか。
ふむ……なるほど。
これが太ももか、美味しいな。
っ!
俺は今、何て思った!?
彼女の肌を舌で味わったとでも言うのか?
そんなまさか……
マスターが内心慌てていると、彼女が優しく撫でながら訊ねてきた。
「あの、マスター。また少し良いですか?提案なんですけど」
あ、ああ。
なんだい?
「マスターのこのお体の事なんですけど。もう少し柔らかくするとかって出来ますか?これだとマスターのお体の中のほうには全く触れられないので」
体を柔らかくする。
内部に触る。
……はぁ。
俺の体はどうなってしまっているんだ?
「でも、私もこうやってちゃんと触れたのは初めてですが、けっこうしっかりしたものなのですね。プルプルしてて、艶とかハリも凄いあったりして」
あー。
すまん。
実は俺は自分の体を見れてないんだ。
どんな物になっているかも分からない。
はっきり言ってくれ。
俺は今何になっているんだ?
「え、はい。あの、スライムです」
……スライムか。
なるほど。
ありがとう。
マスターはあっさりその現実を受け入れた。
自分が使っている感覚器官的に、そう言う事もあるかもと一応候補として予想はしていたからだった。
マスターは続けて質問をする。
ふむ。
それで俺はどんなスライムなんだい?
(良いスライムかな)
「えっと、丸みをおびた感じの。見た目はもうドラクエのスライムそっくりです。色も青いし。でもとても可愛いです」
彼女は優しく撫でながら言う。
まぁ彼女の好みの外見ならそれは良かった。
マスターは少し安心した。
「あ。それでさっきの話なんですけど。スライムになっているマスターは、今のこの体の形って変えられるのでしょうか?この形だと触れられる面積が限定的になってしまうというか」
彼女は話の続きをしてきた。
「例えばそう、もっと軟体的なものに。例えばドロドロネトネトしたものとかに」
ふーむ。
なるほど。
確かにそれだと触れる表面積が増える。
今の彼女の手のひらと太ももだけが触れているこの状態よりもっとだ。
例えるなら、俺が彼女にベットリまとわりつく感じになれば良いって事だ。
マスターはそう考えたが少し躊躇もした。
彼女は俺にそうされても良いのだろうか。
マスターは一応確認してみた。
「はい。全然大丈夫ですっ!逆にして欲しいくらいです。マスターに触れると私も凄い気持ち良いのですよ」
なるほど。
本当に彼女は嫌がってはいなそうだった。
では遠慮はいらないということか。
さて、体の形態変化か……。
今の自分の体の状態が分かったから一応想像しやすくはなった。
イメージ的には力を抜いてとろける感じだな。
……。
へあっ!
マスターはおもいっきり脱力しまくってみた。
だるーん……。
「あっ!来ました!マスター。どんどん柔らかくなってますよ」
自分の体が彼女の太ももの間に沈み込んでいくのが感じられる。
どんどん接触している面積が増えていくのが分かって堪らなく嬉しい。
「あ、マスター。待って下さい。こうしたほうが……」
マスターは彼女の両手で持ち上げられる感覚を覚えた。
そして彼女の感触に包み込まれた。
彼女の両腕に抱かれているのだと理解する。
とてもあったかい。
冷え切った体が燃えるように熱くなり始めた。
カサカサにヒビ割れた大地に恵みの水が染み渡るように細胞がどんどん潤っていく。
マスターはさらなる彼女のエネルギーを求めて、彼女にただ抱かれているのではなく、自分の体を少しづつ広げて彼女の柔肌に這い寄って行った。
すぐ目の前に物凄く柔らかそうでひときわ温かそうな二つの山があった。
マスターはむしゃぶりつくようにそれを体で包み込んだ。
その二つの山の奥底ではトクントクンと優しい音色が奏でられていて、それを聞いているととても落ち着く事が出来た。
そしてその二つのふわふわな感触の山の頂にはそれぞれ柔らかい突起があり、マスターはどうしてもそれに意識が引き寄せられてしまっていた。
マスターはよく調べようと、その二つの突起に体の全神経を向ける。
「……あっ!う、あんっ!あ、ああ、マスター……あの、そこは、そんなにされると……」
彼女が可愛らしい声であえぎ始めた
だがその二つの山の頂点が次第に固くなり始めると、そこから特別に濃いエネルギーが出始めたのが分かり、飢餓状態のマスターは夢中でそれにむしゃぶりついたのだった。
「あうっ!ああ、あ、マスターっ……!ダ、ダメっ、そんな、にっ……ニュルニュルと、いじっちゃ、いや……。あ!……だめ、イ、イッちゃ……う……」
彼女の体がピクピクと小刻みに震え出し、彼女はベッドの上でずっと悶えていた。
マスターはそれから夢中で小一時間たっぷりと、その突起から滲み出る甘いエネルギーを堪能して、やっとそこから意識を離した。
まだまだ吸い足りないのだが、彼女がツラそうなのに気付いてやめたのだった。
マスターがそこから意識を離すと、彼女は息も絶え絶えでグッタリとしていた。
「はあっ、はあっ……」
マスターは流石に申し訳ないと思い謝った。
あー……。
すまん。
チト夢中になってしまった。
彼女は息を切らしつつも思いやりの感じられる声で応える。
「はい!全然っ、大丈夫、ですよ……」
彼女は息を整えつつ続けた。
「……ふうっ。でも、何をされている訳でもないのに、もの凄い気持ち良さを感じました……」
ん?
何がだい?
マスターはあまりよく分からず一応訊ねてみた。
「あ、いえっ!何でもないですっ」
彼女は慌てて会話を切り上げてきた。
ふむ……?
ま、いいか。
とりあえずマスターは一度今の体の状況を整理してみようと思った。
だいぶ体のほうは落ち着いてきている。
彼女の体に取り付いている体の4割位は元気になった。
感覚器官のほうもだいぶ復調してきた。
それに一番不明瞭だった視界もけっこう取り戻している。
とそこで、改めてマスターの視界が彼女の裸体のほうに向いたのだった。
そしてマスターはやっと気がついた。
あぁ。
そうか。自分は今、彼女の上半身にまとわりついている状態だったな。
彼女は本当に白い綺麗な肌をしている。
それにどこを触っても女の子らしい柔らかい感触だ。
それにこの可愛らしいおへそとしなやかなくびれ。
それでこの柔らかな山が、おっぱい……か。
この膨らみは確かにおっぱいだな。
紛れもなくおっぱいだ。
あちゃー。
俺はおっぱいにあんなに長い間むしゃぶりついていたのか。
彼女に……悪いことしたな……。
でも、ホントあれは美味かった。
マスターは彼女のその綺麗な形のおっぱいと、その頂点に鎮座するピンクの可愛らしい乳首を、とても名残惜しそうにじっと眺めたのだった。
【続く】
マスターが変化した触手生物はスライムでした。
とりあえず触手はまだ出てませんね(笑)。
まだヒロインのキル姫の名前が誰か出てきませんでした。
次出るかも?
よろしくです。