起きたら『グルド』になったので、取り敢えず歯を磨く事から始めようと思う   作:ヘルメット助教授

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誤字脱字ありましたらスイマセン


23話、惑星フリーザへの道

ラディッツはブリザードが吹き荒れる中で巨大なロボット、Dr.ウィローとのタイマンを制す

 

外から見ればバレバレの弱点である脳を拳で破壊、暴走したロボットに成り下がった所を冷静に対処した

 

ウィローは大破、奴の研究所は【ラヴォスの日】で蜂の巣だが俺はDr.ゲロの時のように太陽に向けて発射し焼却してやる。汚物はなんとやらだ

 

悟空は俺達が呆れるくらい元気に復活。クリリンと殺し合いをした記憶は無いらしく普段通りのマイペースさを見せている

 

クリリンは武闘家として一皮剥けた様子で、更なる境地を知るべく聖地カリンを目指して旅立った

 

ヤムチャは己の不甲斐なさを嘆くとブルマを説得して亀ハウスに移住、そこで本格的に弟子入りして汗水垂らしているらしい

 

 

 

そしてとうとう俺とラディッツが地球を離れる日がやって来た

 

ブリーフ博士特製の宇宙船がカプセルコーポレーションの庭から空へと飛び立つ。その中にバイオレットの姿は無い

 

ウィローとの闘いを終え戻ってきた俺に、バイオレットは毅然とした雰囲気で語っている

 

「私は貴方の軍には入らない

地球に残って何がなんでも貴方より、フリーザよりも強くなって、地球も宇宙も守るんだ」

 

バイオレットは人造人間への改造手術の準備を始めているらしい…

 

 

 

 

野郎2人での宇宙生活が始まった

 

バイオレット用の部屋をラディッツ用に変更すると、俺達はフリーザ様が待つ惑星へと出発しているのであしからず

 

「はぁ~」

 

「またあの娘を気にしてやがるのか、そんなに未練があるなら無理矢理連れてくれば良かったものを」

 

重力発生装置で80倍の環境下で俺達は会話をしている

 

「彼女には彼女の人権があるの、俺がそれにとやかく言う資格なんてないの」

 

「くだらん!その調子ではトレーニングの邪魔になる、さっさと自分の部屋に戻れ!」

 

「へいへい」

 

そう言うラディッツだが、ランチさん(凶暴)にそのワイルドさに惚れ込まれてしまいギリギリまで乗せろだの降りろだのワチャワチャしていた。だが結局はラディッツの【次に地球に来た時、子供を作らせてやる】のパワーワードで赤面K.Oしたランチさんは大人しく亀ハウスにて花嫁修業?をするんだと舞い上がっていたな

 

サイヤ人のそういう所、羨ましいねぇ

 

 

 

そして約束の刻が訪れる

 

惑星フリーザD51の基地、そこにはフリーザ様と側近の二人、俺以外の特戦隊のメンバー、ベジータ、キュイ、ナッパと言った面子が揃い踏みしていた

 

船から味方のシグナルを出しながら着陸、入り口が開くと別人のように痩せた俺と、すっかり大人に成長したラディッツが姿を現す

 

「久しぶりですね。グルドさん」

 

「ただいま帰還しましたフリーザ様」

 

一礼する俺達

 

「ほっほっほ、さて…前置きは無しで、ザーボンさん」

 

言われたザーボンは俺の戦闘力を測るべく新型のスカウターを起動した。すると

 

「フリーザ様、グルドの戦闘力は全く変わっておりません」

 

冷静なザーボンの言葉に5万ではないのかとフリーザ様は問い、横からドドリアが期待させやがってと嗤う。しかし俺は落ち着き払い自分の戦闘力を上げていき、それにザーボンが即座に反応する

 

「む、2万3千、2万8千、3万1千!?

バカな私より上だと!?それに戦闘力を上げられるなど

さ、3万5千、4万、4万4千、4万8千、5万…」

 

最終的には俺の戦闘力は6万2千で頭打ちになった

 

「はぁはぁはぁ…こんな所です、フリーザ様。修行の成果としては満足していただけましたか?」

 

「つまり貴方も戦闘力を変化させる術を身に付けたのですね。素晴らしい事です、よく頑張りましたねグルドさん」

 

フリーザ様からの褒め言葉に俺を始め、特戦隊のメンバーに笑みがこぼれる

 

特にギニュー隊長は久しぶりの全員集合と俺の目標達成に、喜びのダンス特戦隊全員集合スペシャルを披露しますかとフリーザ様に声を掛けるが、それはまた別の機会にとやんわりと流されてしまう

 

なんだそれ?

 

「お待ち下さいフリーザ様」

 

いきなりベジータが声を上げ、抗議を始めた

 

彼曰く、元々は格下だったグルドが自分より上になるなどあり得ない、スカウターの故障ではないか?などとも

 

「では要するにベジータさん、貴方はグルドさんよりも強いと言いたいのですね?」

 

そうですと答えるベジータは、明らかに面白くなさそうだ

 

フリーザ様はニコリと笑い。では闘ってみなさいとベジータに戦闘を提案、ならばと俺からもフリーザ様に提案をする

 

「恐れながらフリーザ様、どうかラディッツにも挽回のチャンスをお与え下さい。奴の戦闘力は俺を遙かに上回っております」

 

「ほぅ……?」

 

6万2千のグルドより上、その言葉に一番過敏に反応したのは同じサイヤ人のナッパであった

 

「弱虫ラディッツが強くなってる訳がねぇ!フリーザ様、ベジータがやるなら俺にもラディッツとやり合うチャンスを!」

 

血気盛んなナッパは声を荒げる

 

「ほっほっほ、面白いですね良いでしょう

ではナッパさん、先に闘う事を許します。存分にやりなさい」

 

「ありがとうございます!」

 

ギロリとラディッツを睨むナッパ、しかしラディッツはそれに怯むどころか軽く見下した態度で視線を外さないでいる

 

ありゃりゃ、これはナッパに死亡フラグが立ったな

どうすっか、純粋なサイヤ人は希少だし勿体ないからジワジワと嬲る程度で済まさせるか

 

それにどのタイミングで地球をくれって言うべきだ?

 

そして仙豆とかドラゴンボールとか話した方が良いか?

 

う~む

 

しかし

 

そうなると、バイオレットや皆に迷惑が掛かるぞ

 

【ゴゴゴゴッ…!!!!】

 

お、まずはナッパのターンか

 

ガチマッチョ系のナッパがビガビカと体を光らせると、人差し指と中指を揃えて天に突き立てる

 

【クンッ】

 

自分を軸とした広範囲を微塵もなく破壊させる技。別名【ジャイアントストーム】が挨拶代わりにラディッツに炸裂した

 

「へっ、このナッパ様の技で死ねてさぞや満足だろうよ!」

 

「おいおいおいおい、死んだわアイツ」

 

アプールだがブルベリーだかがラディッツを、ナッパと同様に嘲笑う

 

そんな訳がねーだろと俺が思うと同時に噴煙の中からラディッツが無傷で飛び出し、腕を組んだままナッパの鳩尾に深々と膝をめり込ませた

 

「な、なんだ、と」

 

「ふん!」

 

片膝を突いたナッパの横っ面に蹴りを炸裂、そして天空へと蹴り上げ、オーバーヘッドキックで大地にたたき落とした

 

このコンボを腕を組んだままやるとは、アイツやるな

 

しかし今のではタフなナッパを倒すには至らず、むしろ奴の怒りのボルテージを上げるだけに終わる

 

相当に遺恨が深いからなラディッツ

 

「ザーボンさん、ラディッツの戦闘力は?」

 

フリーザ様が興味を惹かれたらしく、ザーボンに尋ねる

 

「そ、それがスカウターが計測した数値は3千ほどで、その…」

 

「なんだよそりゃ、ナッパは4千とかだろ?あの負け犬野郎が3千なら圧倒するのはおかしいだろうが!」

 

ドドリアが至極真っ当な事を言う

 

「スカウターが計測を終えるよりも早く瞬間的に戦闘力を上げ、あのナッパを圧倒している。そう考えるのが妥当でしょう」

 

ザーボンとドドリアの会話に、ギニュー隊長が横から口を挟む

 

って、いつの間にか俺の直ぐ側には特戦隊全員が集まってるよ。やべー久しぶりの全員集合で緊張するぜ

 

「ふむ…。もしそれが本当ならば面白い話ですね」

 

フリーザ様が微笑む。よし…これでラディッツも軍に復帰の目処が立ったな

 

「どうしたんだよグルド、やけに嬉しそうじゃないか」

 

ギニュー特戦隊の赤いマグマこと、ジースがそう言ってくる

 

「地球で色々あったんだよ、今じゃすっかり腐れ縁だ」

 

「おいおい、数年ぶりに会ったってのに俺達を忘れるとか酷いじゃないのグルドちゃーん」

 

ギニュー特戦隊の青いハリケーン、バータか

 

「よっぽど心寂しかったのね、可哀想~」

 

リクーム、うぜぇ

 

「お前達、今はそんな事をしてる場合か!」

 

うおっ!ギニュー隊長、いつになく真面目だな!

 

「久しぶりの再会だ!派手にやるぞ!」

 

「「「おう!」」」

 

え、?は?、ちょっと、ま

 

「うおーーーー!リクーム!」

「けーけっけっ、バータ!」  

「はぁー、ジース!」

「ぐ、グルド!」

「……ギニュー」

 

「み」

「ん」

「な」

「揃っ」

「て」

 

「「「「「ギニュー特戦隊」」」」」

 

こうして俺は、俺達は周囲の視線を完全に引きつけたのであった

 

 




筆が乗ってしまい投稿します。

特戦隊ポーズはやはり薔薇をバックに決めるのが基本です。

ありがとうございました
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