起きたら『グルド』になったので、取り敢えず歯を磨く事から始めようと思う   作:ヘルメット助教授

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26話、カリン塔にて。フリーザの敗北

バイオレットは亀仙人の下での修行をこなし、亀ハウスを後にすると再び聖地カリンを目指している

 

先の天下一武道会に出場した経緯と同じく、今回の大会に出場するためカリン様の下で修行を重ねる気なのだ

 

「久しぶりだな」

 

「ボラさん、お元気そうでなによりです。ウパくんも」

 

「はい!」

 

ボラやウパへの挨拶もそこそこにバイオレットは、慣れた手つきでカリン塔を猛スピードで駆け上がっていく。ボラの話では既に悟空とクリリンはカリン塔を昇っており、落ちてこないところを見ると無事だと聞かされている

 

駆け上がっていくバイオレットだが流石に前の時よりは速度は落ちている。しかし呼吸の乱れは無く、その日の夕暮れにはカリン塔の最上部に到着してしまった

 

「よく来たのぉ」

 

「カリン様、お久しぶりです」

 

二足歩行の白猫、仙猫カリンがバイオレットを労いバイオレットもあいさつを返すと自身の体の具合を報告。すると

 

「今だ!」

 

突如、死角からクリリンがカリンに強襲しカリンの杖先にぶら下がっていた壺、超聖水を奪わんとする

 

しかし仙猫カリンは必要最低限の動きでクリリンをいなし、続く猛追や多様な技にも風にそよぐ柳の如き柔軟さで防ぎ続ける

 

「でやぁああ!」

 

「にゃほほ、元気なことじゃ」

 

どうやら現在はクリリンが超聖水に挑戦中の模様

 

2人の攻防を見ながら彼女は思う

 

過去に人間だった頃の自分が超聖水を飲むのに5ヶ月かかっている。しかし成長の早い人造人間となった今の状態なら、もっと縮められるかもしれない

 

試してみたいが今はクリリンが挑戦中、仕方ないのでバイオレットは同じくカリン塔を登っていた悟空とスパーリングをするべく話を持ち掛ける

 

「あり?オッス、久しぶり。元気にしてたか?」

 

「悟空くんも元気そうね

ね、良かったら私とスパーリングしない?」

 

いいぞー!と軽く了承した悟空はバイオレットとスパーリングを開始。互いに礼をしてから構えを取った

 

亀仙流の師弟同士の2人、基本に忠実なバイオレットと違って悟空は尻尾を使ったり残像拳で相手を驚かせたりクリリンとは違った多様な動きで翻弄するトリッキーな相手。それでいてサイヤ人のタフネスさも持ち合わせているのでこれは難敵である

 

悟空は軽い気持ちで、そこら中に残像拳を作り出しバイオレットを惑わせようとする

 

「…、そこっ!」

 

「いぎっ!おちちち」

 

しかしグルドとの修行で相手の気を読み取る術を身に付けていたバイオレットに、悟空の残像拳はあっさり見破られてしまった

 

「全力で来なさい。私なら大丈夫だから」

 

「へへ…オラ、ワクワクしてきたぞぉ!」

 

突進し、連打を繰り出す悟空とそれを捌くバイオレットは目が慣れるまでに何度か一撃を貰うが、徐々に当たる回数が減るとバイオレットが反撃を始める

 

「てやぁぁ!」

 

「でりゃりゃりゃ!」

 

バイオレットが慣れるまで悟空が攻め、反撃で叩きのめされた悟空が戦闘力を上げて後日、バイオレットを叩きのめす

 

サイヤ人と人造人間の特性をフルに使う2人は、天下一武道会が開催されるまでこうしてカリンの塔にて修行に励む

 

そしてクリリンが超聖水を呑むのに成功した頃、ついに天下一武道会が開催される日が近付いた

 

3人は揃って南の都に向かい、天下一武道会の受付を済ませ、そこで亀仙人やヤムチャやブルマ達と再会、そして天津飯とチャオズを率いた鶴仙人と出会い、本戦で激闘を繰り広げるのである

 

 

 

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視点切り替え。グルド視点

 

「つまりこうです。まずフリーザ様には全ての変身を終え、かつフルパワーである事に慣れていただきます。その状態を長く維持する事に努めつつトレーニングに励めば、フルパワー状態の継続する持続力を得られるだけでなく、戦闘力の底上げもダブルで修行できるという訳ですな」

 

「ふむ…」

 

会議室のホワイトボードを持ち出し、スーツにネクタイをした俺はフリーザ様にプレゼンしている

 

戦闘員の力が5倍になるのなら私もならねば下に示しがつかないと、フリーザ様は訓練中の俺を呼び出したのだが

 

そこは医務室で、メディカルカプセルの中には誰かにボコボコにされたフリーザ様がいた

 

聞けば目の上のたんこぶクウラが余計にも、俺達が落とす筈の星を次から次へ破壊しまくるのでフリーザ様は通信回線で苦情をいれた所、文句があるなら力でねじ伏せてみろと言われ、それを受けて立ったことで兄弟喧嘩が勃発

 

宇宙一はどっちだのバトルは星を幾つか消し飛ばす程にまで発展、フリーザ様は全ての変身を終えてフルパワー状態になるも最終形態クウラの前にアッサリと敗北、辛酸をなめる事となったと

 

ギニュー隊長が励ましのダンスを踊ろうとしたのを俺が全力で阻止したのは良い思い出です()

 

マシーンで休んでる間に第一形態に戻ったフリーザ様は現在退院しており、今は真面目に俺の話を聞いてくれる

 

俺としては身内のボスが強くなるのは良いこと、特にクウラやブロリーといった宇宙の化け物に対抗できる人物が居るに越したことはない

 

宇宙のクラッシャー・ターレス辺りなら俺やラディッツで事足りそうだがスラッグとかはどうだろ…若返ったら戦闘力は超サイヤ人クラスじゃないとキツそうだし

 

「分かりました。それでは私は専用のトレーニング室が出来るまでフルパワー状態に慣れる為に励むとしましょう

グルドさん、ご説明ありがとうございました。」

 

言うやフリーザ様は変身を開始、でっかくなったり、グロくなったり、シュッとしたりする

 

最終的にフリーザ様は白いシンプルなボディに変身、その膨大な戦闘力を肌で感じた俺の額に汗が流れる

 

やっぱりこのクラスは化け物だわ

 

「さて、僕の体に傷を付けた愚かな兄には、地面に這い蹲って命乞いをして貰わないと気が済まないかな」

 

一人称が私から僕に変わったフリーザ様は、クウラに対して憎悪を燃やし冷笑を浮かべている。やばい…超こわい

 

こうしてプライドを傷付けられたフリーザ様は独りで無人の星に向かいトレーニングを開始。その間は星への侵略も無いので宇宙には平和が訪れたのであった

 

 

 




クウラの強さはフリーザのたった数倍なので、案外早く追い付けそうです(小並感)

部下と話す最終形態フリーザのイメージが難しい

因みに悟空とのスパーリングで強化されたバイオレットは南の都への出発前、超聖水を2秒で得ています

ありがとうございました!
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