起きたら『グルド』になったので、取り敢えず歯を磨く事から始めようと思う 作:ヘルメット助教授
朝飯と昼飯の用意をバイオレットと2人でし、そのあと亀仙人を交えた3人で朝の食事を済ませると、準備体操とストレッチを始めた
朝の配達をするにはカメハウスから海を渡らなくてはならないので、移動手段は当然、泳いで渡るである
舞空術を使える俺が2人を担げば解決するが、それではバイオレットの為にならない
彼女は俺が飛べるのを知ってはいても、俺がそれをしない事と理由を分かっているらしく、何も言わない
修行一途なのか?
まぁ数ヶ月はこれからやる事をひたすら繰り返し、慣れる頃には戦闘力が百になってるだろう
あのスーツとインナーを着て数ヶ月…ふっ、ドラゴンボールで俺を生き返らせて貰う事になるかもしれないな…
「さてと本日は昨日と違い、新聞配達をしてから牛乳配達をする
その後に休憩を挟み、2人の食費を更に稼ぐ意味で道路工事のアルバイト、そして昼飯を食べたら座学をして、街で食材を買ったら帰ってくる
わかったかの?」
「はいっ!」
「うす」
「では昼飯を持って、出発じゃ!」
60キロの亀甲羅を背負ったまま、頭に昼飯が入った袋を乗せて口臭を防ぐマスクを装着、例のスーツとインナーの俺は朝の海に入るのであった
「ぐはっ!ごべっ!」
やはりキツい!
朝の海水で体は熱くはないが、強情なインナーが、やっぱりキツい!
昨夜、あれだけ飯を食って寝ても、やっぱ1日でそんな劇的に変わる訳がないか
寝ると言っても、エロ爺こと亀仙人の、バイオレットに対する覗きや夜這いといった数々のセクハラを妨害しながらだが…
まぁ同じ男だからバイオレットのバディにムラムラする、その気持ちは激しく分かるがね
そのセクハラはブルマに取っときなさいな
あ、因みに亀甲羅の重さが変わったのは俺だけだから
なんだか俺が亀甲羅にへばってないのを亀仙人が見抜いたらしく、2日目にしてコイツを背負わされてますよ奥さん
う~ん流石に、自分の体重と同じ塊が乗ってると違うね
重力が10倍の星とかでも、普通に生活できる俺だから、それでも大した事はないので、重さの修行ならやはりブリーフ博士の宇宙船完成を楽しみにしよう
唐突だが現在、俺の体重は60キロ(ザーボンの言い付けで、ダイエットを初めてからチェックし始めた)
そんで俺の身長は120センチ(餃子より小さく、ウーロンと同じくらいらしいぜ)なんだが、同じ身長の人間なら、身長120センチなら平均体重は33キロ!
つまり半分に体重を落とさなくては、ならないってこと?
これは神龍に頼んだ方が、早いような気がしてきた…
あ、参考までにジースは160センチ半、ベジータと同じくらい
ギニュー隊長は2メートル、ピッコロより小さく、悟空より高い
リクームは2メートル半超えで、バータは3メートル超え(あくまで作者の勝手な見解です)
この2人は宇宙人だからで、納得するしかないな
ザバザバと一生懸命にクロールする、今日もナイスバディなバイオレットが視界に入る
出発する前に、俺だけが重いのを背負うのをバイオレットは嫌らしく、私も背負わせてと言っていたが、20キロに慣れてない彼女では骨が色々とヤバいとの理由で、亀仙人に却下されていた
そりゃ戦闘力1万と、戦闘力が一桁じゃな…
でも修行を続けていれば、その内に百はいくから
頑張れバイオレット
昨日と同じく汗にまみれ、インナーに抗い、マスクに酸素補給を阻害されながら、新聞配達と牛乳配達を終えた俺達は、一時間ほど休憩を終えて道路工事のアルバイトに向かう
工事では、お馴染みの黄色いヘルメットを被ると俺がツルハシで次々と地面を掘る役で、後ろに続くバイオレットがシャベルで瓦礫を除去する役が与えられた
身の丈と同じツルハシを軽々と振り降ろすと、アスファルトだろうと地面だろうと簡単に砕けていく
『ドガン』『ドガン』『ドガン』『ドガン』『ドガン』『ドガン』
ふふ~ん、楽し~い
『ドガン』『ドガン』『ドガン』『ドガン』『ドガン』『ドガン』
モノを壊して金が貰えるとか、最高だな
マスク・インナー・サウナスーツに邪魔されながらだが、楽しい事となれば気分的には大違い
どんどん掘っていく
ほれほれ♪砕けろ砕けろ♪
「グルド、ちょ、ちょっと待って!」
「うん?……あ」
振り向けば、バイオレットが後方で瓦礫の山の除去に追われており、工事のオッチャン達が信じられないモノを見る目で俺を見ている
そして俺はもう1つ気付く、本日に予定していた作業終了ポイントまで掘り進んでいた事に
「…バイオレット、手伝うぜ」
ツルハシを片付けてシャベルを持ち、彼女を手伝おうとする
「ダメだよ、これは私の仕事なんだから、グルドは別の仕事をお願い」
「…分かった」
う~ん、真面目と言うか頑固と言うか…一本気な所も実にイイネ
ま、手伝ったら彼女の修行にならないし、断られたんなら仕方ないか
俺は現場監督に次の仕事を聞き、今度は誘導員の仕事をする
これが中々にキツい仕事、なにせ俺は体が小さいから、結構派手に動かないと運転手に気付いて貰えないからだ
腕をブンブン回しながら、チョロチョロと走り回る
ぐはっ!やはり汗と負荷がキツくなった!
その苛立ちから、たまに誘導に従わない奴には、サイコキネシスでお仕置きをしながら昼まで乗りきる
「おう、昼までだったよな、お疲れさん」
「バイオレットちゃん!また来いよー!」
「バイオレットちゃん!結婚してーーーー!」
「バイオレットちゃん!好きだぁぁぁぁぁ!」
「あは…はは…、また宜しくお願いします」
(俺は無視かよ…)
「チッ……」
「さて昼飯にしようかの」
亀仙人は現場監督からアルバイト代を貰い、昼飯を食う場所へと向かい3人で食事をして、昼寝をした
俺の活躍や、工事のオッチャン達がセクシーなバイオレットの登場に士気が尋常じゃ無いくらいに上がってた事で、予定していたより早く、本日の仕事が終わったのでアルバイト代は少し多めに貰えたらしい
よかよか
ハンモックで横になりながら、そんな事を思い出す俺はスーツもインナーも脱いで、まったりモード
「すぅ…すぅ…」
バイオレットの可愛い寝息が聞こえる
今日も俺の服やマスクを洗おうとしたバイオレット、だが2日連続で修行に疲れた女の子に洗わせたとあっては、男が廃る
俺は自分でやると言いながら飛び去り、手頃な川を見つけると服やらを手で洗いだす
洗いながらも、洗濯機があればな~と考えていると、そうだと閃く
サイコキネシスがあるじゃんと
風呂桶ほどの量の水を空中に浮上させ、その中に洗濯物をブチ込み、グルングルンにかき混ぜてやる
いやぁ~便利だわぁ
仕上げにサイコキネシスで水気を完全に飛ばして、2人の所に戻ると不貞腐れたバイオレットが居たっけ
いやいやいや、臭い服を年頃の女の子に洗わせるとか、俺がクズ野郎になっちゃうでしょ!
昼寝を終えて座学をこなし、3人で買い物をしてカメハウスに戻る
当然、スーツやインナーを着て、泳いでだ
カメハウスに到着すると食材を冷蔵庫に仕舞い、先にシャワーを浴びるバイオレット、すると浴室を覗こうとする亀仙人と、それを阻止せんとする俺との壮絶な攻防が始まる
「多重残像拳、見切れるか!」
「そんなものが俺の4つの目に通用するかよ!
……そこだ!」
「ぐはぁ!…や、やるのぅ
だが、ここからが本番じゃ!」
「こいや!バイオレットのバディは誰にも覗かせねぇ!」
「ぬぉぉぉぉぉ!
ピチピチギャル・パワーーーー!」
「きえええぇぇぇ!」
亀仙人が武天老師に覚醒し、様々な技を駆使して俺を排除しようとする
しかし俺も負けてられない、時間停止にサイコキネシス、そして金縛りを駆使して防ぎまくる
「臨兵闘者皆陣列在…前!
たわけもの!金縛りなぞ、この武天老師に通用するかっ!」
「うぉ!?マジか!?」
「隙あり!魔封波じゃああああ!」
「ちょ、おいっ、てめぇ!
……くぅぅぅぅ!」
「ば、ばかな!魔封波に気の波を逆回転に当てて、相殺しよった!」
「みたかオラッ!」
「……なにをしてるの?」
白熱した武天老師との闘い(試合会場は居間)は、湯上がり美人のバイオレットの登場によって、相手が激しく落胆した事で俺の勝利になったのであった
だが安心は出来ない、まだ夜戦が残っている
夜這いをかけようとする亀仙人との一戦が…
「今夜はカレーにしようか、さぁグルド、手伝って」
「おう」
「…シャワーを浴びるバイオレットちゃんが…見たかったのぉ…しくしく」
俺は野菜の皮を剥きながら、ソファーで横になって悲しみに暮れる亀仙人の首に、キラリと光るドラゴンボールがある内は、バイオレットをこのエロ爺から守ろうと、改めて誓うのであった
忘れてましたが、亀仙人ってドラゴンボールを持ってましたね
調べた所では海底で百年前に拾ったとか
グルドとの対決は個人的に気に入ってます
バイオレットの裸を見たいがあまり、魔封波を使用しても亀仙人が死ななかったのは、単純にエロパワーがビンビンだったからです!適当
ほ、ほら!天津飯も魔封波を連発しても生きてたでしょ!
ありがとうございました!