「ガハッ…」
激しい頭痛とともに背中の部分に何かあるなと感じながら起きてみると目の前には海が広がっていた。しかも、見渡す限り海しかないところも含めると*1あの世界に来たんだと身をもって実感する。
「なんか不思議な感じがするな。海の上に立つなんて」
背中にある艤装を見てみると模型で見たことあるような大和型戦艦とは比べ物にならないくらい大きい艤装だった。
さっきの頭痛で分かったことがある。俺は名前と年齢と神様と話したことくらいしか記憶が残っていない代わりに、この軍艦の記憶と艤装の動かし方、どんなのが付いているのかという記憶があった。
さっきから肩らへんに何かが歩いているような妙な違和感があるなと思い振り向いてみると、小さな小人?がいた。これが妖精さんというやつなのだろうか?
「艦長さんどうもです。私はこの戦艦白虎の艤装の副長を担当することになった者です」
ビシッと海軍式の敬礼をしている可愛らしい妖精さんがいた。
「どうも。
「はい、そうですよ。困ったことがあったら何でも言って下さい。できる限りの範囲内でしたら頼まれたことは何でもします」
「えっと、それじゃあさっそくなんだが艦載機を何機か飛ばしてくれるか?」
「了解しました。偵察機『エリス』を六機飛ばします」
「ああ、了解した」
その言葉と同時に偵察機『エリス』が六機が発艦された。
しばらく航行していると、
「ここから南西の方角に深海棲艦と思われる艦隊を発見しました。戦艦二隻と空母一隻、重巡一隻、駆逐艦二隻という艦隊の編成ですがどうしますか?」
うーん…空母がいるのか……だが、一隻程度なら大丈夫だろう。
「それじゃあ、これから南西の方に進み深海棲艦を倒しに行く。観測機『ワカサ』を飛ばして弾着観測射撃の準備をしてくれるか?」
「わかりました。それでは、さっそく観測機『ワカサ』の発艦準備を開始します。」
やはり、妖精さんは頼りになるな。だって、妖精さんがそう言った数秒後にはもう発艦してるんだもん。さすがとしか言いようがないよ。
最大速力で南西の方向に航行していること数十分、
「艦長さん、報告します。敵艦隊が弾着観測射撃の範囲内に入りました」
敵艦隊が範囲内に入ったのか。うーん…どうしようかな。砲雷撃戦で一番の脅威となりうる戦艦を最初に狙うかそれとも制空権をとれないから空母の方を先に狙うか、本当に迷うな。だけど、ここは敵の空母が未知数だから空母の方をねらうとするか。
「報告有り難う妖精さん。それじゃあ、敵の空母を中心に弾着観測射撃を行うから弾薬の準備をしといてくれるか」
「わかりました。弾薬の準備の方はできているのでいつでも砲撃することができます。」
弾薬の方はもういいのか。ならば…
「全砲門、敵艦に向かってっ…ってー!」
ドゴンッッ!!
大きな音とともに俺が放った砲撃が敵艦隊にいた空母に命中した。
「報告します。敵艦隊に命中しました敵艦隊の損害について、空母一隻と駆逐艦一隻が轟沈し、戦艦一隻と駆逐艦一隻が小破、戦艦一隻と重巡一隻が無傷といったところです」
「そうか。なかなかといったところだな」
しかし、さっきの弾着観測射撃できずかれたのか敵艦隊がこっちのほうに向かってきていた。
「妖精さん、弾薬の方は次弾装填されてる?」
「はい、もう装填しています。」
さすがは妖精さん。することがいろいろと早くて物凄く助かってるよ。それじゃあ、敵艦をすべて轟沈させるとしますか。
「敵艦捕捉、全砲門…ってー!」ドーン
敵艦を全艦轟沈させることが出来たかな?
「敵艦隊の損害を報告します。重巡一隻と駆逐艦一隻が轟沈しましたが、戦艦一隻が中破どまりです。それと、敵戦艦からの砲撃を確認しました」
まじかよ。全部仕留めたと思ったんだけどな。戦艦を仕留めそこなったか。しかも、砲撃してきてるし…はぁ~
ため息ついている場合じゃないな、敵の砲撃を避けなければ。
「ッよし、とりあえず敵の砲撃は避けれたな。妖精さん、弾薬の方は?」
「次弾装填の方は済んでます。いつでも砲撃可能です」
「有り難う」
準備の方は整ったな、
「これで最後だー!…全砲門撃てー!!」ドーン
当たったな
「敵戦艦の轟沈を確認しました」
妖精さんの声と共に冬真の戦艦白虎としての初めての戦闘が幕を閉じた。
人称がおかしいと思いますが許してください。