小説版 仮面ライダークウガ&アギト ~超越~ 作:Nameless Abyss
―古代―
「まだ奴らはやって来るのか…。」
「まあいい、何度でもぶっ潰してやる。その為に、もっと、もっと力を…。」
やがて、彼はグロンギの力の秘密である
―2003年 6月 25日 午後5時 九郎ヶ岳遺跡―
「お前は…B1号!生きていたのか…。」
かつて深い関わりのあった因縁の相手との再会に、一条は驚きを隠せなかった。対する
「ほう、我々の気配を察するとはな。やはり今でも勘は冴えているな。尤も、今更気付いたところで遅い。リントは我々と等しく―」
「ふざけるな!」
「それは以前にも言ってたな。だが、そんなことは絶対に―」
「本当にそう言いきれるか?」
「何?」
今度は彼の怒りが冷たい声にかき消されてしまう。
「考えてみろ。アンノウン、そしてアギト。
一条は声が出なかった。
「そうやって、力を求め続けるようになった
「『奴』だと?何の事だ、まさか―」
「おしゃべりが過ぎたな。」
かつて彼女に見せた紅い狼の紋章と繋がりがあるのではないかと思い、問いただそうとしたがあしらわれてしまった。
「今や我々のプレイヤーは一人だけ。故に今までとは異なるゲゲルを行っている。」
「一体、お前たちの目的は―」
「そろそろ、容赦しないぞ。」
「!」
「俺の名はゴ・ガイラ・ダ。今のリントに合わせるなら『未確認生命体第48号』とでもいうべきか。さて、今殺しても構わんが、ゲゲルの都合もある。さっさと失せろ、今なら見逃す。」
恐らく人間社会に潜んで馴染んでいたのだろう。未確認生命体独特のグロンギ語ではなく
ここで何かせねば。そう考えるのが一条だが、今回は相手が悪すぎる。終始警戒を怠らず、この場を引き返した。
翌朝、一条がこの恐るべき事態を長野県警に伝えると早急な対応が必要と言う判断が下され、警視庁からG3ユニットが派遣されることが決まった。誰もが希望と称する中、遺跡のなかでの会話を思い出し、一条の中では疑念が浮かんでいた。
読んでいただきありがとうございます。
少しだけ怪人解説です。
ゴ・ガイラ・ダ
ライガー種怪人の未確認生命体第48号。1話で目覚めたのもガイラである。ゴ怪人故に高い戦闘力だけでなくモーフィングパワーも備えており、またクウガの超変身に相当する能力も持ち合わせている。ガドルがゲゲルに参戦するより前にたびたび登場する古代の謎の男の手で封印されてしまい、彼との対峙は叶わなかったもののバルバの目立てでは格闘の技量ではガドルに劣るものの、策謀と力ではガドルを上回る。デザインはガドルの顔をガドラのそれに変え、獅子の鬣を付けたようなイメージ。