仮面ライダージオウ RE:ファイナルステージ   作:ホッケ@ががばばの謎

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EP.EX FINAL「2019:ソレが始まりの合図」

「······これで、一件落着か···」

「ああ」

「···なんか、重苦しくない?」

「······」

闘いも終わり、ソウゴたちは帰路に着いた···のだが。

 

 

「······飛流···」

 

 

ソウゴはあの激闘を思い返していた。

そして、決着の瞬間に聞いたような気がする声を思い出そうとしたが···諦めたようだ。

 

「······ゲイツ?」

ツクヨミがゲイツの様子に気が付く。

「おい、ジオウ」

背後からゲイツが呼びかけた。

「どうしたの?」

「······お前の目指す夢は何だ」

「···えっ、どうしたの突然?」

「とっくに知っているだろうに」、そう思いつつも返す。

「『王様』だけど?」

「そうだな」

「···だから?」

質問の意図にソウゴはピンと来ない。

 

 

「加古川飛流に何と言われたが知らないが、お前は『俺たちの王(最高最善の魔王)』だ···

 

·········俺たちが何度だって言ってやる、

 

 

 

 

 

『夢に向かって進め』···ってな」

 

 

 

 

 

ソウゴは一瞬固まるが······直後···

 

 

「···フ···フフ······アハハ···!!」

 

 

「?···どうしたのソウゴ?」

ツクヨミはイマイチピンと来ていないようだ。

「···うん、そうだよね」

 

「···我が魔王······戻って来れたかい?」

 

ウォズは逆に今の空気を読めたようだ。

「うん···うん···!」

ソウゴは何度も何度も、確かめるように頷く。

 

「そうだよね······俺は目指すよ!

 

 

『最高最善の魔王』!」

 

···どうやら、悩みは吹っ切れたようだ。

「······ところでなんだけど···」

ふと、ツクヨミが手を挙げた。

「なに?」

「いや、ずっと気になってたんだけど······

 

 

 

 

 

ソウゴの言ってる、『最高最善の魔王』って···

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

···ただの王様じゃない?」

 

 

 

·······ここに来て、初めて真っ当なツッコミが投げられた。

「···うーん、確かに······」

「言われてみれば···だな」

「···『最高最善の魔王』なら悪くないから···普通の王様だね···」

 

 

 

「······いや!」

 

 

 

ウォズが声を上げる。

「私はそれでいいと思うけどね」

「···どうして?」

ウォズはソウゴに近づき語りかける。

 

 

「···『我が王』では······語呂が悪い!!

 

 

『······お、おう』

どう反応しろというのか。

「言ってて気持ち良くない···」

「···そうなの?」

「ああそうさ······

 

 

 

我がッ魔王ッ!!

 

 

 

ウォズが大声を張り上げた。

至近距離で聞いていたソウゴはもちろん、ゲイツやツクヨミも顔をしかめて耳を塞いだ。

「ほら···響く!」

が、ウォズは非常に愉しげに全員を見る。

「いきなりデカい声を出すな!」

「耳がキーンってなったわよ···」

「···アハハハ!」

···どうやら、ソウゴは何時もの調子を取り戻したようだ。

「フフ······まぁ···ウォズがそういうなら···『魔王』でいいよ?」

「いいの?···それで?」

「うん!」

元気良く頷く。

その様子を確認し、三人は安堵したようだ。

「······しかし」

「どうしたの?」

「あのオーマジオウと共に闘うことになるとはな···」

 

過去、自身や仲間達を苦しめた相手に救われるとは、ゲイツ自身夢にも見なかったのだろう。

 

「···少しずつ、変わっているのかもね」

ツクヨミは納得するように呟いた。

「『変わっている』···って?」

ソウゴが問いかける。

ツクヨミは屈託なしな笑顔を見せて笑う。

 

「『ソウゴが最高最善の魔王になる』···そんな

未来に!」

 

「···そっか······変わって、いけるかな」

ソウゴはまた不安そうに呟いた。

「変われるだろう···きっとな······何せ、お前たちと共に歩むのが苦でなくなってきたところだしな」

ゲイツは自らの思いを吐露しながら肩を叩く。

その不安を掻き消すように、声を張った。

 

「うん···うん······ウォズ!」

「ん?···どうしたんだい我が魔王?」

ソウゴがウォズを呼びつけた。

 

 

「いや···どうせならさ······『祝って』よ!」

 

 

「ハッ?······またかい?」

ウォズが一瞬戸惑う。

「いや、確かにさっき祝ってもらったけどさ······やっぱり、新しい出発点って感じで······」

ソウゴは秘めた思いをどうにか紡ごうと、空を仰ぐ。

その空は、何処までも蒼い。

 

「やっぱり、俺たち『平成ライダー』みたいに、令和を護るライダーもきっと現れると思うんだ」

「それは······きっと現れるだろうね」

「でしょ?···だったらさ、せっかく自分を見つめ直せたんだから···ね、だから···

 

 

 

祝って!

 

 

···令和を護るライダーの未来を!

 

 

 

······令和に生きる『みんな』の未来を!

 

 

 

「···なるほど、いいだろう」

ウォズが快く承諾したようだ。

「···祝われる準備は、存分に整っていそうだしね」

と、()()()側を見て呟く。

そして、右腕を振り上げた!

 

 

 

祝え!

 

 

これから誕生する新たな(令和)ライダー達を!

 

 

···令和に生きる、全ての()の未来を!

 

祝福が、青空の隅々までに響く。

そして、ソウゴは全員を集めて叫んだ!

 

 

「よぉし···

 

 

 

これなら、なんか行ける気がする!!

 

 

···かくして、最高最善の魔王とその頼もしき仲間達が王道を往く。

 

 

「いやしかし、ツクヨミが女王様になった時は『どうしようか』と思ったがな?」

 

「もう、辞めてよ!!」

 

「本当だよ、『我が女王』?」

 

「ウォズまで!?···というか貴方こっち側だったでしょ!?」

 

「···フ···フフ······アハハハ!!」

 

 

 

 

『ハハハハ!!』

 

 

 

 

 

道の傍らから何かが跳んでくる。

それは二匹のバッタだった。

一方は黄色がかっていて、もう一方は緑色だった。

 

彼らはソウゴの右肩に止まった。

ソウゴは彼らに気づき、ソッと手を差し伸べた。

 

彼らは掌の上に乗り、跳び上がる。

蒼き空、その遥か高くまで。

 

 

 

 

 

それは始まりの合図。

 

 

新しい時代の夜明け。

 

 

炎の如き情熱を燃え上がらせ、

 

 

運命を切り開いていこう。

 

 

描いた未来図を変えていけるのは、

 

 

君たちだけなのだから(You're the only ONE)

 

 

 

 

···そして······

 

「···『かくして、常磐ソウゴは『真の王者(最高最善の魔王)』としての覇道······いや、『王道』を歩み始めた。

 

 

時代を駆け抜けた平成仮面ライダー達。

今その力が、未来へと受け継がれた。』

 

 

 

 

それでは、皆様ご一緒に···

 

 

ーー祝え!

新たなる王(仮面ライダージオウ)の誕生を!!

 

 

 

声が響く。

何処までも、何処までも。

彼こそが我らが魔王(常磐ソウゴ)と知らしめるために。

 

 

 

                    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ーー空に浮かぶ、太陽と月が重なる。

今日は数十年に一度の金環日食である。

ただ、言うほど大事件でもないこの日に、荒れる者ーー白いアナザーライダーが一体。

その表情は苦悶に満ちている。

「グァァァァァァァ!!!」

 

ーーそれこそが、ソウゴに倒されたはずの加古川飛流だった。

 

「···俺は、俺は、俺は俺は俺は俺は!!」

 

圧倒的な力の前に、錯乱したとでも言うのか。

 

 

「ふーん···『加古川飛流』ね」

 

 

「!?···だ、誰だ!?」

 

 

影はフードを被っているようで、顔が見えない···しかし、飛流は···

 

 

「ま、待て!?···何故お前が!?」

 

「······はぁ」

 

 

影は手をかざした。

 

「グッ!?···あ、ああ······」

 

「じゃあね」

 

「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

飛流は唐突に爆発し、爆心地の中うずくまっていた。

···少なくとも、今目覚める気配はなかった

 

「人違いだよぉ、もう······」

 

ぶつくさと文句を垂れながら、ガサゴソと飛流の懐を弄り、やがて一つの何かを取り出した。

 

ーーベースは深緑色に、ベゼルは漆黒に染まり、バッタに似た顔が描かれたウォッチだった。

 

「よし、サクッと証拠隠滅しよっか」

 

そう言いながら、影は飛流に再び手をかざす。

 

すると、飛流の身体には何時ぞやのノイズのようなものが走り、輪郭がぼやけ···やがて飛流は消えた。

 

「うん、いいや······これで準備は整った」

 

その何者かは蒼色に染まった旅人のような出で立ちだが、何よりの問題はーー

 

 

「それにしても···

 

 

 

『最高最善の魔王』に···

 

『令和の象徴』と来たかぁ······」

 

 

ーーソウゴと瓜二つな顔をしていることだ。

その顔を不満そうに歪めて呟く。

「まあ良いや」

感情を押し殺したような声を響かせる。

 

 

 

「待っていてね······

 

仮面ライダージオウ』···

 

 

そして······

 

 

 

 

 

仮面ライダーゼロワン』······!」

 

 

 

 

空では日食が尚も続いているが、ちょうど黒い雲が覆い隠そうとしていたーー

 

 

 

                  完···?

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーそして時は動き出すーーーーーー

 

 

 

 

 

ーーこれは、ゼロワン(令和)「始まり」の物語。

 

 

『『ワレワレ』は···『人類』に復讐する···!!!』

 

《『AVENGING HUMAN』!》

 

仮面ライダーに変身する、謎のヒューマギア。

 

 

『衛星ゼアから、未知のデータを受信しました』

 

鍵は、「カレ」の遺した極秘データ。

 

 

『オレの『夢』は···『オレが笑い、或人が笑う世界を創る』こと!』

 

今明かされる、「仮面ライダー」誕生の秘密。

 

 

「第二の『デイブレイク』でも起こそうってか···!?」

 

ヒューマギアの大量暴走を阻止できるのか?

 

 

「···俺は······父さんが、君が託してくれた夢に向かって飛んでみせる!

 

 

 

 

 

 

···お前を止められるのはただ一人!

 

 

 

 

『オレ』だ!!」

 

 

仮面ライダーゼロワン

第0話 「ソレがオレの名」

 

 

 

 

 

ーーこれは、ジオウ(平成)「終わり」の物語。

 

 

「ーーこれが、『ジオウ』正真正銘の最終回です···」

仮面ライダー、消滅の危機。

 

 

「あのアナザーライダーは···!」

 

《『ブラックRX』!》

 

襲いかかる、新たなアナザーライダー。

 

 

「『仮面ライダー』が存在するこの時空は···破壊しなければいけない···」

 

とうとう始まる、正真正銘最後にして最大の闘い。

 

 

「君達からだったら出来そうだ······『仮面ライダー』が!!」

 

闘いの鍵は、1971年にあった。

 

 

「今までライダーが紡いだ歴史は···絶対に消させない!

 

 

 

 

 

 

これなら···

 

 

 

 

行ける気がする!」

 

 

仮面ライダージオウ

EP.ILOGUE「変身!ハジマリとオワリ·1971」

 

 

 

 

 

 

ーーこれは、二つの(ゼロワン&ジオウ)「時代」の物語。

 

 

「あんたは···夢で見た······」

「お前···あのライダーの仲間か!?」

そして出会う、二人のライダー。

 

「俺の名は、『仮面ライダーレクスズィハオーム』!」

誕生する、最低最悪の魔王。

 

「どうやら、『仮面ライダー』が存在する時空が···再び繋がりかけているようだね」

「平成」が終わり、「令和」が始まる新時代。

 

 

二つの時代の終焉によってーー

 

「諦めろ、仮面ライダー共がぁぁ!!」

 

 

ーー歴史は、消えてしまうのか?

 

 

 

「「そんなこと···俺たちがさせない!!」」

 

 

 

伝説を背負し者「平成」

伝説を創りし者「令和」

 

二つの「時代」が今、最初で最後の邂逅を遂げる!!

 

 

 

 

 

「「変身!!」」

 

 

 

 

仮面ライダー×仮面ライダー

ゼロワン&ジオウ

NOVELIZE大戦 BEGINNING FUTURE

 

 

 

始まりと終わりの物語が、交錯する。

 

 




最後のに関しては、まだやるか未定です(おい)
伏線は張っておきましたが、それを全部回収できるかどうか···

BEGINNING FUTUREは「Over Quartzerルートのソウゴと或人の邂逅」をストーリーラインとしています。
内容は令ジェネを変則的に組み替えたものとでも思っておいてください。
今ん所、これくらいしか思いついていません(笑)

それでは、本作自体はこれにて完結です!
皆様、お身体に気をつけて。
ご機嫌よう!
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