〜学園・弓道場横〜
ロク「ワン…」
ロクは弓道場横にある犬小屋にいる。
ロクは基本鳴から離れる事はない。最初は付いて来る事を拒否した鳴だったが、幾ら言い聞かせてもいつの間にかいるロクに諦めたらしい。勿論学園にもついて行くが、流石に職員室や授業には連れて行けない事から、学園(教頭)に許可を貰い弓道場横に犬小屋を設置した。学園にいる時は、ここで待っている。
しかし今日のロクは、待っている相手が違う。前回鳴を負かしたスマッシュだ。
待っていると、ほぼ毎日嗅いでいる匂いが近づいて来る。
氷川「ロク君、いますか?」
ロク「ワン!」
氷川がロクを心配したのか見に来たようだ。ロクは嬉しくて飛び付いた!
氷川「キャ!ロク君は相変わらず元気ですね。」
ロク「ワン!」
氷川「聞いてください。先程先生が目覚めました。」
ロク「ワンワン!!」
氷川「そうですね。嬉しいですね。」
ほぼ毎日ロクを構っているせいか、今では普通にロクと会話?をしている。
とその時本来ロクが待っていた鉄のニオイが近づいて来る。
ロク「ウ〜、ワンワンワン!!」
氷川「ロク君?どうしましたか?」
氷川「!」
氷川の後ろに、スマッシュがいた。ロクは氷川から離れてスマッシュに吠えまくる!
氷川「ダメですよロク君!逃げて!」
ロク「ワンワンワン!!」
氷川の忠告を半ば無視する形でスマッシュに吠える。
するとスマッシュは、ロクに向かって爪で攻撃を仕掛ける!ロクは寸前で回避するが、着地に失敗して地面に倒れる!
スマッシュは、容赦なく倒れているロクに攻撃を仕掛けに行く。
氷川「ロク君!」
氷川はロクを庇うように、スマッシュの前に立つ!
スマッシュには、その行動は関係なく攻撃を仕掛ける。
スマッシュの攻撃が氷川を貫くまで、そう時間は掛からないだろう。氷川も分かっている。
氷川(あぁ、ここで終わりですか。もう少し日菜と仲良くなりたかった。Roseliaの仲間達と頂点に行きたかった。先生に…)
氷川「先生!!」
鳴「呼んだか?」
スマッシュに飛び蹴りを入れて、スマッシュを吹っ飛ばす!
氷川「先生!」
鳴「待たせたな。ロクを連れて離れてろ。」
鳴はビルドドライバーを装着しボトルを振る。
『おばけ!』『マグネット!』
『ベストマッチ!』
『Are you ready?』
鳴「変身!」
『彷徨える超引力! マグゴースト!』
『イエーイ!』
鳴はマグゴーストフォームに変身して、スマッシュと対峙する。
スマッシュはビルドに向かって突進するが、ビルドは段々透明になりやがて姿が消えた。
突進をやめ周辺を見回すスマッシュ。すると、スマッシュは何処から戸もなく打撃される。
ビルドは、ドリルクラッシャーを装備して打撃と斬撃を与える!
一見押している様に見えるが、スマッシュは反撃に出る。
見えない相手に斬撃を飛ばす!ビルドは紙一重で回避した。
ビルド「なぜだ!見えているのか?」
それもそのはず、このスマッシュは元々は狼。嗅覚でビルドを追っているのだ。
スマッシュは再度ビルドに突進する。ビルドは飛ばされて、透明化が解除される!
ビルド「だったら!」
ビルドは腕を前に出す。するとスマッシュに砂鉄が纏わり付き、スマッシュの動きを止める。
ビルド「思い出せ!フィンランドで会っただろ!」
ビルド「なんでそのボトルを…グッ!」
ビルドの身体に痛みが走る。その時、スマッシュに付いていた砂鉄の拘束力が弱まる。スマッシュは咆哮し、完全に砂鉄の拘束が解除される!
解除と同時に、斬撃を飛ばされビルドに直撃する。
ビルド「ガァー!!」
ビルドは、倒れて変身が解除される!
鳴「ハァ…ハァ…やっぱりダメか」
鳴「…仕方ない。やるしかないか。」
鳴「ロク…先に謝っておく。ごめんな。」
ロク「?」
スマッシュに青い火球が当たり後退する。
火球を出した正体は、病院で○○から受け取ったアイテムだった。
アイテムは鳴の手に乗る。鳴はボトルを振って、アイテムにセットし、ビルドドライバーに装填する!
『ウェイクアップ!』 『クローズドラゴン!』
『Are you ready?』 鳴の身体中に痛みが走る!
鳴「グゥ!! …変身!」
『Wake up burning! Get CROSS-Z DRAGON! 』
『Yeah!』
氷川「新しいビルド?」
クローズ「クローズ。仮面ライダークローズだ!」
クローズ「!!」
鳴は新しいライダーに変身した。しかし、身体中の痛みに耐えながらの変身。そう長く耐えられるはずはない。
鉄の匂いがする、視界が狭まる、鉄の味がする、意識が飛びそうだ。そうそうに決着を付ける!
クローズ「一撃で倒す!」
クローズはレバーを回す。するとクローズの背後に青龍が現れる。
『Ready go!』
『ドラゴニックフィニッシュ!』
青龍の吐く火球に乗り、蒼炎を足に纏わせ飛び蹴りを入れる!
スマッシュは、蹴りを当てられ爆散する!
爆散直後、スマッシュからガスが出る。ガスをクローズが回収し、変身解除する。ガスを回収するとスマッシュが元の白狼の姿に戻る。
〜戦闘後〜
鳴「やっぱりウルフのボトルか。」
白狼「…」
鳴「まさかこんな形で再会するとはな…」
白狼「…」
鳴「何かしたい事はあるか?」
白狼「…」首をゆっくり振った。
氷川「ロク君!」
ロク「ワンワン!」
氷川から離れてロクが近づいて吠える。それを見て白狼は安心したのか、白狼の身体は光の粒子になって消えた。
鳴「ロク」ロクの前にウルフのボトルを置く。
ロク「…」
鳴「俺は、お前の親代わりの白狼を殺した。お前には、復讐する権利がある。今やるなら、無抵抗でお前の復讐を受け入れるぞ。」
氷川「先生何を!!」
鳴「来るな!いいんだ。」
鳴「さぁロクどうするんだ⁈」
ロクはウルフのボトルを見つめて少し考える。ロクはボトルを咥えて鳴の足元に置く。
鳴「いいんだな。」
ロク「ワン」
ロクは白狼が倒れた場所に向かい咆哮をあげる。その咆哮の姿は少し白狼に似ていた。
氷川「悲しみが伝わる声ですね。」
鳴「自分の親代わりが目の前で殺されたんだ。当然だな…」
鳴「…あの白狼は、人以外で出来た初めての友だったんだよ。」
氷川「先生…」
鳴は静かに泣いている。
鳴「俺の目的のために、友を殺した。」
鳴「だけど俺は泣きながら前に進む。」
鳴「だから氷川、これ以上俺に関わるな。」
氷川「!」
鳴「じぁあな。身体痛いから、病院戻るわ」
氷川を置いて、鳴は病院に戻る。氷川は泣き崩れていた。
だいぶかかりました。後半グダグダになりました!