〜授業終了チャイム〜
鳴「本日の授業はこれまで。」
日直「起立…」
鳴「あー、今日は号令いいわぁ。腹減ったし。それじゃあ、昼休み入って。」
職員室行ったら、みんな昼飯中だし、屋上で時間潰すか。
〜屋上〜
本日は多少の雲があるので晴れだな。
丁度良い気温だ。
鳴「昼寝するには、良い天気ですなぁ」
全く給料日前の金欠週はツラい。
そろそろ、アレをして小金を稼ぎますかね。
そうと決まれば、まず空腹を紛らわすために寝ます…
『先生、こちらにいましたか。』
鳴「…なんだ氷川。これから俺は、午後の授業を効率良く進めるために仮眠を」
氷川「空腹を紛らわすためですよね?」
鳴「何で分かると!?」
氷川「そんな事よりも」
鳴「そんな事ですか…」
氷川「この間助けて頂いたお礼を、お持ちしました。お口に合えば良いのですが…//」
そう言うと弁当箱を鳴に渡す。
(見返りを期待したらそれは正義とは言わねえぞ)
アイツの言葉が頭に流れるが…
鳴「氷川様、この御恩生涯忘れません。」
空腹には勝てん。
鳴は弁当箱を開ける。
中身はバランス良く入っていて、味も俺好みの濃さになっている。
氷川「お味はどうですか?」
鳴「丁度良いよ。特にこのきんぴら?が白米とベストマッチ!だよ。」
氷川「それは良かったです。改善点があれば、教えてくれませんか?もっと上手くなりたいので。」
鳴「強いて言えば、きんぴらに人参なんて入っていると更に食欲湧くぞ。」
氷川「…人参ですか。」
鳴「どした?」
氷川「…人参は苦手なので」
鳴「ほう、君でも苦手な物あるんだな。」(ニヤニヤ)
鳴(可愛い所もあるんだな。)
氷川「…可愛いくないです!」
鳴「もう突っ込まないぞ!」
その後も弁当について、俺が思った事を話していった。氷川は熱心にメモをしている、真面目だなぁ。
鳴「そういえば、上手くなってどうするんだ?」
メモを中断して、こちらの顔を見ながら一言…
氷川「先生にもっと美味い物を食べてもらいたくて…//」
鳴「そ、そんな事を真っ赤になりながら言わないでくれ!」
鳴「恥ずかしいだろ!」
氷川「…そうですか。」
一気にシュンとしている。こんなに感情豊かな子だったか?
鳴「まぁそう落ち込むなよ。弁当作ってくれた事は、素直に嬉しいよ。ありがとうな。」
鳴「弁当ご馳走さま。弁当箱は洗って返すよ。」
氷川「いえ、洗うのも私が…」
鳴「そのくらいは、やらせてもらうよ。」
氷川の頭を撫でる。やっぱり顔が赤くなっている。
今日の氷川は大丈夫か?
鐘が鳴っている。いつの間にそんな時間になったんだ。
鳴「予鈴が鳴ってるな。戻るか。」
氷川「はい」
屋上を出る事にする。良い時間を過ごした。アレも良い成果が出そうだ。
作者は歩くのが趣味ですー!