Love &Peaceを理解するモノガタリ   作:黒井一

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第5話

〜放課後・音楽室〜

俺は、アレをやるために音楽室にいた。

アレとは、アコギの弾き語りである。

元々歌うのが好きな俺は、ある日弾き語りを録画したものを、ネットに流すと、急上昇に乗ってしまっていた。

その結果、収益化に繋がり、今では食べるのに困らない程度になっている。

公務員の副業はダメだろと?まぁバレた時はバレた時だ。

 

もちろん、姿と名前は隠している。

仮面とポンチョで姿を隠し、「ゼロ」と言う名前で活動している。

〜♪〜

ゼロ(今日はこんなもんかな?)

今日は氷川から、弁当もらったお陰でいつも以上に良い演奏が出来た気がするが、なんでだろうなぁ。まぁ良い。誰も来ないうちに、撤収作業しますか。

 

 

〜撤収後・廊下〜

職員室まで戻る途中で、自分の視界を塞ぐ量のプリントの山を持っている生徒と出会す。

?「前が見えない…」

鳴「君、手伝うぞ。何処まで持っていく?」

そう言いながら、山の3分の2を取る。知らない顔だ。

 

?「ありがとうござ…」

鳴「ん?そんなにジロジロ見られても困るのだが」

?「一だ!久しぶり!」

言った途端にプリントの束を放り投げて、抱きついて来た!

鳴「うぉーい!とりあえず離れて!色々誤解されるから!」

 

鳴「つか、俺は一じゃないぞ!」

?「一は相変わらず面白い冗談言うね!」

鳴「冗談じゃないぞ!俺には…」

?「おたえー!何してるの?」

たえ「沙綾!」

 

たえ「沙綾!一がいた!」

沙綾「おたえ、その人は一じゃないよ。鳴君だよ。」

たえ「?。おかしいな、一だと思ったのに。」

とりあえず離れてくれた。まだ心臓が鳴っている。いつまで経っても慣れない。

鳴「やっと分かってくれたか。あと山吹、学校にいる時は、先生と…」

 

沙綾「分かってるよ!鳴君!」

鳴「分かってないよね!?」

彼女は山吹沙綾。両親は商店街でベーカリーを経営している。

俺は、昼飯で食べるフランスパンを金がある内は買いに行く。彼女は一応看板娘だ。

沙綾「一応は酷いなぁ。」

鳴「お前さんもかい!まぁ良い。そちらさんは?」

 

たえ「花園たえです!好きなものは兎です!夢は花園ランド建設です!」

鳴「花園ランド?…まぁ良い。改めて自己紹介を…」

たえ「一でしょ!」

鳴「だから違う!絶対ワザとだろ!織字鳴!一応この学園の教師!」

沙綾「ちなみに年齢は一つしか違わないよ。」

たえ「先生で後輩君だったとは…」

鳴「後輩じゃないし!一つ上なの!これでも、天才なんです!」

 

鳴「で、このプリントはどうしたんだ?尋常じゃない量を持っていたが。」

たえ「花園ランドについて、授業中色々ノートに書いてたのが○○先生にバレちゃって…」

鳴「なるほどねー。そりゃ花園が悪いな。職員室までなら、手伝うぞ。」

たえ「ホント!ありがとう一‼︎」

鳴「だから一じゃないし、抱きつくな!」

沙綾「アハハ…」

 

この後派手にばら撒いたプリントを拾って、職員室に運ぶのを手伝った。

ちなみに、一連の騒動を氷川に見られていたらしく、久々に顔を出した弓道部では、俺の顔を見るや終始ムっとした顔だった。なんでだろうな?

 

 




今日も頑張りますか!
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