Love &Peaceを理解するモノガタリ   作:黒井一

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第9話

〜剣道場〜

『タカ!』『ガトリング!』

『ベストマッチ!』『Are you ready?』

ゼロ「変身!」

『天空の暴れん坊!ホークガトリング!』

『イェーイ!!』

ホークガトリングフォームで戦闘に入る。

 

今回のスマッシュは素早い動きで攻撃を仕掛けてくる。1発の攻撃自体は大したことないが、段々と手数が増えている。

それにこちらが攻撃しようとすると、沢山の分身を出して回避後さらに攻撃の手数が増える。

ビルド「分身の数は、約20前後か。それなら…」

ビルドは翼を出して天井付近まで飛び、ガトリング型の銃・ホークガトリンガーを出し、ガトリング部分を5回回してスマッシュに打ち出す。

見る見るうちに分身が消えて、本体だけになり銃弾が当たる。

さらに、ガトリンガーを10回回して打ち出しスマッシュは倒れた!

 

スマッシュ「…腹が立つ!腹が立つ!腹が立つ!」

ビルド「スマッシュが自我を保ってるだと!!」

さらに、信じられない事が起こった。スマッシュの姿が変わったのだ!

変わったと同時に、ビルドに火球を飛ばしてビルドに当たる。

ビルド「グワァー!!」

ビルドは墜落して、体は床に叩きつけられる。すぐに立つがスマッシュは距離を詰めてきて、鋭い爪で連続攻撃をしてくる。こちらも、ホークガトリンガーて応戦するが、堅い皮膚になっており、まるで効いていない!

堅い皮膚を破る破壊力か。だったらアレだが、こちらの攻撃を確実に当てる必要があるな。

 

ビルドはドリルクラッシャーを出し、ドリル部分を反対に付け替えてガンモードにする。マグネットのボトルを振って、ソケット部分に装填して発射する。

 

『ボルテックブレイク!』

 

発射した光弾にスマッシュは当たった。大したダメージは受けていないが、段々と動きが遅くなる!

スマッシュ「な、なんだこれは!動かない!」

 

その間にビルドは『ゴリラ』と『ダイヤモンド』のボトルを極限まで振り続け、ドライバーに装着する。

『ゴリラ!』『ダイヤモンド!』

『ベストマッチ!』『Are you ready?』

ビルド「ビルドアップ!」

『輝きのデストロイヤー!ゴリラモンド!』

『イェイ…!』

ビルド「勝利の法則は決まった!」

ゴリラモンドフォームにビルドアップしレバーを回す!

 

『ボルテックフィニッシュ!』

『イェーイ!!』

ビルド「いい加減目ぇ覚ませー!!」

 

ゴリラの拳は、スマッシュの顔面に当たりその場に倒れ込む。

スマッシュの体からガスが出ている。空のボトルを出してガスを回収する。

ビルド「忍者か。ん?」

スマッシュからまだガスが出ているだと!またガスを回収し、スマッシュの姿から尾形に戻った。

ビルド「今度はドラゴンか!これが、あの異常なまでの怒りの原因だな。」

若宮の様子を見ると、まだ気絶してる。保健室に運ぶか。

 

 

〜保健室〜

若宮「…ん、ココは?」

鳴「お、起きたか。剣道場で倒れていたらしいぞ。」

若宮「師匠?」

鳴「外傷は軽度だが、最低2日は部活も仕事も休みなさい。」

鳴「必要なら俺が根回しして置くぞ。」

若宮「…わかりました。」

鳴「どうした?」

若宮「ワタシは尾形先生が…怖くてまともに竹刀を触れませんでした。竹刀を持ってはいましたが、立ち向かえませんでした。」

若宮「でも、思ったんです。ココでワタシがやられたら、ブシになれるのではと…」

鳴「…それは違うぞ。」

若宮「師匠?」

鳴「誠の武士とは、例え死にそうになっても生きて次に活かす人の事を言う。死を美徳と感じている様では、誠の武士にはなれないぞ。」

若宮「!」

鳴「生きてさえいれば、どっかでいい事あるだろうしな。」

若宮「…ワタシも誠の武士になれる様、強くなりたいです。」

鳴「…そうか。叶うと良いなお前の願い。」

若宮は泣き出した。泣けるなら、若宮はまだまだ強くなれるはずだ。

俺は静かに保健室を出る。女性の涙は見たくないからだ。

その足で職員室にいるハゲの所に向かい…

鳴「ハ…教頭先生ご相談があります。」

 

 

〜2日後剣道場にて〜

今日から部活動に復帰です!ちなみに尾形先生は、剣道場で倒れている所を発見されて即入院しましたが、心身喪失のためこのまま退職なさるそうです。

部活動の顧問については、一応決まっているそうですが、『余りアテにならない』と部長がおっしゃてました。誰なんでしょうか?

 

部員「あっ、顧問が来た。えっ、この人なの!」

若宮「師匠?どうしてこちらに?」

鳴「この度、退職された尾形の後任として配属された織字鳴だ。」

鳴「弓道部の顧問と掛け持ちになるし、基本面倒くさがりなのであまり顔は出さないと思うがよろしく。」

若宮「師匠!」

鳴「おぉ若宮、もう大丈夫なのか?」

若宮「ハイ!でも何故顧問を引き受けたのですか?」

鳴「…教えるのは苦手だが剣は好きだし、それに若宮言ってただろう?『強くなりたい』って。」

若宮「!」

鳴「いい事あっただろう?」

若宮「ハイ!」

師匠はきっとワタシの願いを叶えるために、顧問になってくれたのでしょう。それが堪らなく嬉しいです!アレ?なんだかドキドキします!なんでしょう?この気持ち確かめなくては!

鳴「いいお返事でよろしい!では早速…」

若宮「ハグしましょう//!」

鳴「そうだな、ハグ…って若宮さん?何故近づいて来る?」

若宮「このドキドキを確かめるため//…師匠逃げないで下さーい!」

鳴「恥ずかしいから嫌だー!部員たち!若宮を止めろ!」

部員たち(ハグ見たーい!)

鳴「誰も止めんのかいー!」




お盆が近づいてます!

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