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結局、風呂は風呂で、男女で時間を分けたのに結局レムユエとシアが乱入したことによってカービィまで乱入してきたり、風呂場でまた修羅場になった挙句、ハジメのゲンコツ制裁で仲良く涙目になったり、その様子をこっそり風呂場の陰から宿の女の子が覗いていたり、のぞきがばれて女将さんに尻叩きされていたり……。
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次の日
シアとレムユエはオネエに会ったりレムユエに、〝股間スマッシャー〟という二つ名が付いたりした。
ハジメはカービィと力を合わせてアーティファクトを作っていた。
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レムユエとシアが宿に戻ると、ハジメとカービィもちょうど作業を終えたところのようだった。
「お疲れさん、何か、町中が騒がしそうだったが、何かあったか?」
「おつかれ〜」
どうやら、先の騒動を感知していたようである。
「……問題ない」
「あ~、うん、そうですね。問題ないですよ」
服飾店の店長が化け物じみていたり、一人の男が天に召されたりしたが、概ね何もなかったと流す二人。
そんな二人に、カービィとハジメは、少し訝しそうな表情をするも、「まぁいいか」となった。
「必要なものは全部揃ったか?」
「……ん、大丈夫」
「ですね。食料も沢山揃えましたから大丈夫です。にしても宝物庫ってホント便利ですよね~」
「ボクはお腹の中に入れておくから大丈夫だよ〜」
三人は「「「本当どうなってんだそのお腹」」」と心の声が重なる。
ハジメは、買い物にあたって〝宝物庫〟を預けていた。
その指輪を羨ましそうに見やるシアに、ハジメは苦笑いする。
今のハジメだけの技量では、未だ〝宝物庫〟は作成出来なかった。
「さて、レムユエとシアにはこれを渡しておく。」
とハジメは言ってレムユエとシアに皮のバッグを渡す。
「……これは?」
「これは俺とカービィで力を合わせて作った宝物庫の様なもの……マジックバッグだ。」
「「マジックバッグ?」」
「あぁ。カービィのコピー能力エスパーと俺の技能を使ってなんとか完成させられた物だ。中身は一つの世界の様なモノになっているから容量は無制限だ。」
「「無制限!?」」
「それとシアにはこれをやる」
そう言ってハジメはシアに直径四十センチ長さ五十センチ程の円柱状の物体を渡した。
銀色をした円柱には側面に取っ手のようなものが取り付けられている。
また、外見は黄色のクリアーになっていて持ち手にはいくつかボタンが付いている。
「な、なんですか、これ? 物凄く重いんですけど……」
「そりゃあな、お前用の新しい大槌だからな。重いほうがいいだろう」
「へっ、これが……ですか?」
「しかも!」とカービィが続けて、
「ボクのフレンズ能力をつけておいたんだよ!」
「「「フレンズ能力!?」」」
「……?どうしてハジメまで驚いてるの?」
「俺はてっきりコピー能力かと思ってたんだが……」
「フレンズ能力って言うのは簡単に言うと属性のあるコピー能力を武器のあるコピー能力に付与する能力だよ。」
「……それでどうやって使うんですか?」
「ああ、その状態は待機状態だ。取り敢えず魔力流してみろ」
「えっと、こうですか? ッ!?」
言われた通り、槌モドキに魔力を流すと、カシュン! カシュン! という機械音を響かせながら取っ手が伸長し、槌として振るうのに丁度いい長さになった。
この大槌型アーティファクト:ドリュッケン(ハジメ命名)は、幾つかのギミックを搭載したシア用の武器だ。
魔力を特定の場所に流すことで変形したり内蔵の武器が作動したりする。
さらにボタンが赤、青、緑の三つ付いてある。
カービィが説明するには「赤が炎、青が氷水、緑が雷風だよ」とのことらしい。
「今の俺たちにはこれくらいが限界だが、腕が上がれば随時改良していくつもりだ。これから何があるか分からないからな。レムユエのシゴキを受けたとは言え、たったの十日。まだまだ、危なっかしい。その武器はお前の力を最大限生かせるように考えて作ったんだ。使いこなしてくれよ?仲間になった以上勝手に死んだらぶっ殺すからな?」
「ハジメさん……ふふ、言ってることめちゃくちゃですよぉ~。大丈夫です。まだまだ、強くなって、どこまでもハジメさんやカービィさんに付いて行きますからね!」
外に出ると太陽は天頂近くに登り燦々と暖かな光を降らせている。
それに手をかざしながらハジメは大きく息を吸った。
振り返ると、
ハジメはスっと前に歩みを進めた。
カービィ、レムユエ、シアも追従する。
旅の再開だ。
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