ありふれた能力世界最強(リメイク版)   作:コロンKY

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31話『気絶するイルワさん』

あれからハジメ、レムユエ、シア、ティオ、カービィ、ルティはハジメの魔力駆動二輪とカービィのティンクルスターアライズに乗って、中立商業都市フューレンに着いた。

 

中立商業都市フューレンの活気は相変わらずだった。

 

高く巨大な壁の向こうから、まだ相当距離があるというのに町中の喧騒が外野まで伝わってくる。

これまた門前に出来た相変わらずの長蛇の列、唯の観光客から商人など仕事関係で訪れた者達まであらゆる人々が気怠そうに、あるいは苛ついたように順番が来るのを待っていた。

 

「ハジメさん、カービィさん。あのバイク?とスターアライズで乗り付けて良かったんですか?できる限り隠すつもりだったのでは……?」

 

「ん? もう、今更だろ? まぁティンクルスターアライズはなんとかなってるし、あんだけ派手に暴れたんだ。一週間もすれば、よほど辺境でもない限り伝播しているさ。いつかこういう日は来るだろうとは思っていたし……予想よりちょっと早まっただけのことだ」

「……ん、ホントの意味で自重なし」

「本当にそれで大丈夫なのですか?」

「心配しなくても大丈夫だよルティ。」

「……そうですよね。なら安心です。」

 

「う~ん、そうですか?まぁ、教会とかお国からは確実にアクションがありそうですし、確かに今更ですね。愛子さんとか、イルワさんとかが上手く味方してくれればいいですけど……。あぁ、ルティさんには説明してませんでしたがイルワさんはギルドマスターなのである程度偉い人ですぅ。」

 

「……まぁ、あくまで保険だ。上手く効果を発揮すればいいなぁという程度のな。最初から、何とだって戦う覚悟はあるんだ。何かあれば薙ぎ払って進むさ。そういうわけで、ルティは心配しなくてもいいぞ。それとシア。お前も、もう奴隷のフリとかしなくていいぞ?その首輪を外したらどうだ?」

 

「そうです、これでようやく奴隷扱いから解放(対等)ですぅ!」

 

「元々対等なつもりなんだがな……あーほら、俺たちは家族みたいなもんだろ?」

 

「そりゃあ私たちは大切な仲間ですからね!あっ、もちろんその中にはティオさんやルティさんも入っていますよ?」

 

「僕まで!?」

 

「当たり前だ。俺にはお前を見守る義務があるからな。」

 

直接ハジメ達に向かってくる者は未だいないようだ。

商人達は、話したそうにしているが他の者と牽制し合っていてタイミングを見計らっているらしい。

そんな中、例のチャラ男が自分の侍らしている女二人とレムユエ達を見比べて悔しそうな表情をすると明からさまな舌打ちをした。

そして、無謀にもハジメ達の方へ歩み寄って行った。

 

「よぉ、レディ達。よかったら、俺と『何、勝手に触ろうとしてんだ?あぁ?』ヒィ!!すいませんでしたぁぁぁぁ!」

「ふぅむ、何だかんだで大切なんじゃのぉ~。ハジメよ。」

 

「当たり前だ。」

 

 

「おい、お前!この騒ぎは何だ!それにその黒い乗り物?も何なのか説明しろ!」

 

 と、その時、門番の一人がハジメ達を見て首をかしげると、「あっ」と思い出したように隣の門番に小声で確認する。

何かを言われた門番が同じように「そう言えば」と言いながらハジメ達をマジマジと見つめた。

 

「……君達、君達はもしかしてハジメ、レムユエ、シア、カービィという名前だったりするか?あとはわからないが、」

「ん? ああ、確かにそうだが……」

「そうか。それじゃあ、ギルド支部長殿の依頼からの帰りということか?」

「ああ、そうだが……もしかして支部長から通達でも来てるのか?」

 

 

 ハジメの予想通りだったようで門番の男が頷く。

門番は、直ぐに通せと言われているようで順番待ちを飛ばして入場させてくれるようだ。

四輪を走らせ門番の後を着いて行く。

列に並ぶ人々の何事かという好奇の視線を尻目に悠々と進み、ハジメ達は再びフューレンの町へと足を踏み入れた。

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 現在、ハジメ達は冒険者ギルドにある応接室に通されていた。

 

 出された如何にも高級そうなお茶と茶菓子をバリボリ、ゴクゴクと遠慮なく貪りながら待つこと五分。

部屋の扉を蹴破らん勢いで開け放ち飛び込んできたのは、ハジメ達にウィル救出の依頼をしたイルワ・チャングだ。

 

「ウィル!無事かい!?怪我はないかい!?」

 

 以前の落ち着いた雰囲気などかなぐり捨てて、視界にウィルを収めると挨拶もなく安否を確認するイルワ。それだけ心配だったのだろう。

 

「イルワさん……すみません。私が無理を言ったせいで、色々迷惑を……」

「……何を言うんだ……私の方こそ、危険な依頼を紹介してしまった……本当によく無事で……ウィルに何かあったらグレイルやサリアに合わせる顔がなくなるところだよ……二人も随分心配していた。早く顔を見せて安心させてあげるといい。君の無事は既に連絡してある。数日前からフューレンに来ているんだ」

「父上とママが……わかりました。直ぐに会いに行きます」

 

「ハジメ君たち、今回は本当にありがとう。まさか、本当にウィルを生きて連れ戻してくれるとは思わなかった。感謝してもしきれないよ」

「まぁ、生き残っていたのはウィルの運が良かったからだろ」

「ふふ、そうかな?確かに、それもあるだろうが……何万もの魔物の群れから守りきってくれたのは事実だろう?女神の騎士団様?」

 

 

「…………随分情報が早いな」

「ギルドの幹部専用だけどね。長距離連絡用のアーティファクトがあるんだ。私の部下が君達に付いていたんだよ。といっても、あのとんでもない移動型アーティファクトのせいで常に後手に回っていたようだけど……彼の泣き言なんて初めて聞いたよ。諜報では随一の腕を持っているのだけどね」

 

「それにしても、大変だったね。まさか、北の山脈地帯の異変が大惨事の予兆だったとは……二重の意味で君に依頼して本当によかった。数万の大群を殲滅した力にも興味はあるのだけど……聞かせてくれるかい? 一体、何があったのか」

「ああ、構わねぇよ。だが、その前にレムユエとシアのステータスプレートを頼むよ……ティオとルティは『うむ、二人が貰うなら妾の分も頼めるかの』『あ、あの!僕のもお願いします!』……ということだ」

 

「ふむ、確かに、というか何故人数が増えたかわからないがプレートを見たほうが信憑性も高まるか……わかったよ」

 

 そう言って、イルワは、職員を呼んで真新しいステータスプレートを4枚持ってこさせる。

ステータスプレートは貴重なので、4枚でも赤字である。

 

結果、ハジメたちのステータスも確認して、全員のステータスは以下の通りだった。

 

 

====================================

南雲ハジメ 17歳 男 レベル:???

天職:錬成師

筋力:12500[+12500]

体力:15000[+15000]

耐性:12500[+12500]

敏捷:15000[+15000]

魔力:18000[+18000]

魔耐:17000[+17000]

技能:錬成[+鉱物系鑑定][+精密錬成][+鉱物系探査][+鉱物分離][+鉱物融合][+複製錬成][+圧縮錬成]・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作]・胃酸強化・纏雷・天歩[+空力][+縮地][+豪脚][+瞬光]・風爪・夜目・遠見・気配感知[+特定感知]・魔力感知[+特定感知]・熱源感知[+特定感知]・気配遮断[+幻踏]・毒耐性・麻痺耐性・石化耐性・恐慌耐性・全属性耐性・先読・金剛・豪腕・威圧・念話・追跡・高速魔力回復・魔力変換[+体力][+治癒力]・限界突破・生成魔法・言語理解

====================================

 

============================

カービィ(ポポポ) 年齢不明 性別不明 レベル:300

天職:星の戦士

筋力:150000

体力:150000

耐性:30000

敏捷:150000

魔力:30000

魔耐:30000

技能:言語理解・コピー能力[+ビーム][+カッター][+レーザー][+ファイア][+バーニング][+アイス][+フリーズ][+スパーク][+ニードル][+ストーン][+ホイール][+トルネード][+ボール][+バックドロップ][+スロウ][+ソード][+パラソル][+ハンマー][+ユーフォー][+マイク][+ライト][+スリープ][+クラッシュ][+ボム][+ニンジャ][+ウィング][+ヨーヨー][+プラズマ][+ミラー][+ファイター][+スープレックス][+ジェット][+コピー][+コック][+ペイント][+エンジェル][+ミサイル][+スマブラ][+マジック][+ミニマム][+バルーン][+アニマル][+バブル][+メタル][+ゴースト][+リーフ][+ウィップ][+ウォーター][+スピア][+ビートル][+ベル][+サーカス][+スナイパー][+ポイズン][+ドクター][+エスパー][+フェスティバル][+アーティスト] [+スパイダー][+スティック]・コピー能力ミックス[+バーニングバーニング][+バーニングアイス][+バーニングスパーク][+バーニングストーン][+バーニングニードル][+バーニングカッター][+バーニングボム]][+アイスアイス][+アイススパーク][+アイスストーン][+アイスニードル][+アイスカッター][+アイスボム][+スパークスパーク][+スパークストーン][+スパークニードル][+スパークカッター][+スパークボム][+ストーンストーン][+ストーンニードル][+ストーンカッター][+ストーンボム][+ニードルニードル][+ニードルカッター][+ニードルボム][+カッターカッター][+カッターボム][+ボムボム]・属性ミックス[+ファイアソード][+アイスソード][+サンダーソード][+アイスボム][+サンダーボム]・スーパー能力[+ウルトラソード][+ドラゴストーム][+ミラクルビーム][+スノーボウル][+ギガトンハンマー][+ビックバン]・フレンズ能力・武具召喚[+スターロッド][+虹の剣][+スターシップ] [+ラブラブステッキ][+マスターソード][+トリプルスター][+ティンクルスターアライズ][+プラチナソード&プラチナヘルム]・神代能力[+クリエイト][+グラビティ]

============================

 

====================================

レムユエ 323歳 女 レベル:100+α

天職:神子

筋力:1200[+1200]

体力:3000[+3000]

耐性:600[+600]

敏捷:1200[+1200]

魔力:69800[+69800]

魔耐:71200[+71200]

技能:自動再生[+痛覚操作]・全属性適性・複合魔法・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作][+効率上昇][+魔素吸収]・想像構成[+イメージ補強力上昇][+複数同時構成][+遅延発動]・血力変換[+身体強化][+魔力変換][+体力変換][+魔力強化][+血盟契約]・高速魔力回復・生成魔法・重力魔法・無限属性魔法[+蒼天龍嵐(ドラゴストーム)

====================================

 

====================================

シア・ハウリア 16歳 女 レベル:40

天職:占術師

筋力:600[+600] [+身体強化最大6100]

体力:800[+800] [+身体強化最大6120]

耐性:600[+600] [+身体強化最大6100]

敏捷:850[+850] [+身体強化最大6125]

魔力:30200[+30200]

魔耐:31800[+31800]

技能:未来視[+自動発動][+仮定未来]・魔力操作[+身体強化][+部分強化][+変換効率上昇Ⅱ] [+集中強化]・重力魔法

====================================

 

====================================

ティオ・クラルス 563歳 女 レベル:89

天職:守護者

筋力:7700[+7700] [+竜化状態4620]

体力:11000[+11000]  [+竜化状態6600]

耐性:11000[+11000] [+竜化状態6600]

敏捷:5800[+5800] [+竜化状態3480]

魔力:45900[+45900]

魔耐:42200[+42200]

技能:竜化[+竜鱗硬化][+魔力効率上昇][+身体能力上昇][+咆哮][+風纏][+痛覚変換]・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮]・火属性適性[+魔力消費減少][+効果上昇][+持続時間上昇]・風属性適性[+魔力消費減少][+効果上昇][+持続時間上昇]・複合魔法

====================================

 

============================

ルティ 17歳 男 レベル:100

天職:魔術師

筋力:50000[+50000]

体力:50000[+50000]

耐性:100000[+100000]

敏捷:50000[+50000]

魔力:100000[+100000]

魔耐:100000[+100000]

技能:言語理解・魔力操作・虚無魔法[+ウルトラソード][+ギガトンスノーハンマー][+ドラゴストーム][+ミラクルビーム][+ キルニードルワープ][+ワープホールアタック][+リバースワールド][+ルティ砲][+ブラックホール][+アナザーディメンション]

============================

 

 

イルワ「………」

ばたり

 

イルワが倒れ、起きるまで待機することになったのだった。




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