それではどうぞ!
光輝とハジメが和解し、更に歩き続けた後、カービィ達が船の墓場のちょうど中腹辺りに来たその時だった。
――うぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
――ワァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
「ッ!?なんだ!?」
「ん、私たちの周りが変わっていく……」
突然、大勢の人間の雄叫びが聞こえたかと思うと、周囲の風景がぐにゃりと歪み始めた。
驚いて足を止めた全員達が何事かと周囲を見渡すが、そうしている間にも風景の歪みは一層激しくなり――気が付けば、カービィ達は大海原の上に浮かぶ船の甲板に立っていた。
そして、周囲に視線を巡らせば、そこには船の墓場などなく、何百隻という帆船が二組に分かれて相対し、その上で武器を手に雄叫びを上げる人々の姿がそのにはあった。
「な、なんだこりゃ……」
ハジメですら度肝を抜かれてしまい、何とか混乱しそうな精神を落ち着かせながら周囲の様子を見ることしかできない。
そうこうしている内に、戦いは始まり、お互いが一定の距離まで近づくと、そのまま体当たりでもする勢いで突貫しながら、両者とも魔法を撃ち合いだした。
ゴォオオオオオオオオ!!
ドォガァアアン!!
ドバァアアアア!!!
「チッ!ここに乗ったままだと危険だな。ティオ!カービィ!二手に分かれて飛んでくれ!」
「うん!」
「任せろなのじゃ!」
カービィはティンクルスターアライズでルティ、光輝を乗せ、ティオはハジメ、レムユエ、シアを乗せて飛んでくる攻撃を避ける。
ドパァン!ドパァン!ドパァン!ドパァン!…………
そして素早くハジメは銃を取り出して全ての魔法を撃ち抜いた。
しかし、全く予想外なことに炎弾を迎撃するどころか直撃したにも関わらず、そのまますり抜けて空の彼方へと消えていってしまった。
「なにぃ!?」
「ん、聖絶!」
レムユエはハジメのスキをカバーするように聖絶を発動して炎弾はあっさりと打ち消された。
ハジメの攻撃がすり抜けた事からルティはじーっとこの狂気の戦いの観察を始めた。
「……こういう事か?」
ハジメは、ドンナーに〝風爪〟を発動した。
そして〝風爪〟で炎弾を斬り付けると、今度は、炎弾をすり抜けることもなく真っ二つにすることが出来た。
「ハジメ、どう言うこと?」
「つまり、実体のある攻撃は効かないが、魔力を伴った攻撃は有効らしい。全く、本当にどうなってんだかな。」
しばらくするとこちらに気がついたらしく彼等はカービィ達に向かって一斉に襲いかかってきた。
「全ては神の御為にぃ!」
「エヒト様ぁ! 万歳ぃ!」
「異教徒めぇ! 我が神の為に死ねぇ!」
そこにあったのは狂気だ。血走った眼に、唾液を撒き散らしながら絶叫を上げる口元。まともに見れたものではない。
「……やっぱりエヒトってクソ神だな。」とハジメが呟いていると……
「だったらボクに任せて!」とカービィが得意気にしているので任せる事なった。
「コピー能力クリエイト!」
「「「「「「あっ!」」」」」」
その能力でここにいる全員が察した。
そして次の瞬間、無数のフレンズ能力を纏った剣が現れ発射され狂気の人々は見えなくなった。
「……ふぅ。これで安心だね!」
………と、カービィが言いかけたその時!
「カービィ、危ない!」
レムユエが咄嗟に発動した聖絶でカービィは守られたがなんと目の前には先程となんら変わらない狂気の人々がいたのだ!
「……どうやらここでは倒しても復活するようですね。」と先程からじっと狂気の戦いを見ていたルティが喋る。
「チッ!だったら後は、この気持ち悪い空間から抜け出すってことだな?」
「はい。」
「でも何処に出口なんてあるんだ?海のど真ん中だぞ?」と光輝がツッコミを入れる。
「ハジメさん!だったらいっそ、この戦いが終わるのを待つって言うのはどうですか!」
「ん、シアにしては良い考え。倒してもキリがないから私もシアに賛成。」
「ボクも賛成だよ!守ることならなんとかなりそうだと思う!」
カービィたちは守りを固めて耐え始めたのだった。
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