夜桜奏は落としたい〜天才音楽家たちの恋愛重奏戦〜   作:にゃんぱらりん

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第一章
生徒会は映画に行きたい


設定で書き忘れましたが、念のために。(必要かどうかはわかりませんが)

夜桜君の一人称は基本的には僕ですが、マジギレしたときは俺になります。

 

追記

 

夜桜君が藤原書記を呼ぶときは

 

藤原さん→千花さんと変わりました

─────────────────────

 

 

私立秀知院学園! 

 

多くの天才たちが集まるこの学校。

その学校の生徒会が凡人たちの集まりであるはずがない! 

 

事実、生徒会を率いる生徒会長たる白銀御行は混院であるにも関わらず、生徒会選挙を勝ち抜いた傑物である。

 

よってその男に選ばれた生徒会メンバーはさらに優秀な者たちであることに違いない。

 

 

 

秀知院学園生徒会庶務を務めている夜桜奏は午前の授業が終わり生徒会室に行こうしていた。授業が終わり時間がいくらか経っているためか教室に残っている人は片手で数えられる程しか居なかった。

 

その中には夜桜が恋心を抱いている生徒会書記藤原千花の姿があった。なので自然を装って藤原を誘ってみた。

 

「千花さん、一緒に生徒会室に行かない?」

「そうですねー。一緒に行きましょう」

 

ということで一緒に生徒会室に行くことになったのだが生徒会室に行くまで廊下が騒がしい。何事かと思っていると2人の女子が興奮しながら

 

「会長と副会長はいつ見てもお似合いですわ」

「ええ、やはりお付き合いされてるのかしら?」

 

と、言い合っていた。なるほど、会長と副会長が並んで生徒会室に行ったからかファンの人たちが騒いでいたのか。

 

「さすが会長とかぐやさんは人気ですねー」

「……そうだね」

 

夜桜は君も十分人気だよとは恥ずかしくて言えなかった。そんなことを話しているうちに生徒会室についた。

 

ガチャ

 

「こんにちは会長、副会長」

「こんにちは会長、かぐやさん」

「おや、藤原書記と夜桜庶務か。今日はやらなければならない作業が多いので助かるぞ」

「そうですね。人手が多いと作業も捗ります」

 

黙々と作業を進めていく。結構多かった書類がものの数分で片付いた。

 

「いやー、疲れましたね」

「いや、藤原書記は特にこれと言って仕事してなかったよな?」

「そんなことないですよー。あーそういえばですねー」

「露骨に話題を逸らしましたね。藤原さん……」

「もーかぐやさんまでー、それでですねー懸賞で映画のペアチケットが当たったんですよ」

「あれ、でも千花さんってそういうの見るの家で禁止されてなかった?」

「はい、ですから誰かにお譲りしようと思ったんですよ。会長とかぐやさんは興味ありますか? 映画の公開が今週末までで……」

 

ドケチな会長は手帳を出して週末の予定を確認した。

 

「ふむ、今週は珍しくオフだな。だったら四宮と夜桜庶務はどうだ?」

 

あれー、会長僕も誘うんですか。まあ副会長だけに聞いたらおかしいですけど……

って、すごい顔で副会長が見てるし。え、怖い怖い怖い怖い……

 

「いえ、僕は週末は用事がありますのでお二人で行ってきてくださ……」

「なんでもーこの映画を男女で観に行くと結ばれるジンクスがあるとか」

 

ちょっと千花さん⁉︎そんなこと初めて聞いたんだけど。これ絶対めんどくさいこと始まるよ。もうやだなぁ……両思いなんだからさっさと告ればいいのに、脈なしな僕とは違うんだからさ……

 

「ふむ、しかし折角のチケットを無駄にするのはな……」

「あら、会長。もしかして私と一緒に映画に観に行きたいのですか? 男女で観に行くと結ばれる映画に会長と私の2人で行きたいとそう仰ったのですか? それはまるで──」

 

告白のようですね。そう言いたいんですよね。分かってますよ2人とも。千花さんは分かってないみたいだけど。そんな天然で抜けてるところも可愛いよね。

ってそんなことは今どうでもよくて、

 

「ああ、今四宮を誘った」

 

おや? 珍しく素直だな会長……そのまま告ってくれたらいいんだけどな……

 

「俺はそのような噂は気にせんが……四宮は違うようだな。どうする四宮、お前は俺とこの映画を観に行きたいか?」

 

切り返し方がうまいなー、でもそういうところで頭良いこと発揮しなくていいんだよな……

あ、僕も映画のペアチケット持ってるな、

あーもう、どうにでもなれ! 

 

「あ、話している途中で悪いのですが……」

「どうした夜桜庶務?」

「恋愛映画が嫌なのでしたら僕も違う映画のペアチケットを持っているのでどうかなと思いまして、確か僕の持ってるチケットも今週末までですので」

 

!? 

 

あれ、会長と副会長が固まった? なんで? 

もしかして2人とも頭フルに使いすぎてショートしちゃいました? じゃあ、糖分が必要ですが……饅頭だけかあ……千花さんが食べそうだなー

 

カーンコーンカーンコーン

 

「あ、午後の授業始まっちゃいます!」

 

パクッ

 

やっぱり千花さんが食べたなー、じゃあ僕も

 

「お先に失礼しますね」

 

 

 

僕は生徒会室を出て千花さんを追いかける。

 

「ねえ、千花さん」

「わっ、なんですか。急に後ろから話しかけられたらびっくりするじゃないですか」

「ごめんごめん、それでさ今週末って空いてない?」

「特にこれと言った用事はないですよ」

「じゃあ、もし良かったらなんだけど映画観に行かない?」

「行きたいですが、お父様からそういうの禁止されてるって奏君知ってますよね?」

「うん、でもさっき言った通りこのペアチケット今週末まででさ、処分に困ってるんだ。だから大地さんは僕が説得しとくから一緒に行かない?」

「そうですね、じゃあ行きましょう。そういった類のものは見たことないので楽しみです」

 

満面の笑みでそう言われた。

 

そういうのを自然にできるのはずるいと思う。

 

 

そんな君だからどうしようもなく好きになってしまうのだ。

 

 

─────────────────────

 

今回の勝敗 白銀と四宮の負け&夜桜の勝利

 

─────────────────────

 

 

うまく文章がまとまらない…

ちょっと文章おかしいかもですが許して…

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