夜桜奏は落としたい〜天才音楽家たちの恋愛重奏戦〜 作:にゃんぱらりん
夜桜君が藤原書記を呼ぶときは
藤原さん→千花さん
に変えます。藤原さんだとかぐや様と呼び方が被るので分かりにくいなと……
その点ご了承下さい
そして投稿が遅れて大変申し訳ない!
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あの日の夜……
早坂さんから早速連絡が入っていた
内容は週末の映画に副会長が会長と(偶然)会って一緒に観るというのを手伝ってくれというものだった
しかし僕も千花さんと映画を観に行く予定がある
だが、2人は朝一番の時間帯に観に行くらしい
なら被らないようにすればいいだけか
でも、千花さんも僕もあの2人に映画のペアチケット渡してなくないか……?
まあ、僕は渡してないしこういう連絡が来たはということは千花さんが2人に渡したのだろう
はあ、まだ木曜日か…なんか凄く疲れたな…
まだ学校もあるし映画の件もあるし…
あ、大地さんに映画のこと許可貰ってない!
………………。
もう後ででいいか……
ふわぁ……
眠くなってきた……
ってもうこんな時間かよ!
もう寝ないと……
すう……すう……
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ピピピピ、ピピピピ……
バシッ
ふあぁ……
眠い、とても眠い……
遅くまで勉強してたわけじゃないのに……
早く支度して出ないと遅刻するな
急がないと
とは言っても歩きだから大丈夫だろうけど……
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ガチャッ
キーンコーンカーンコーン
ふう、ギリギリ間に合った…
ドアと近いところに席があって良かったー
「おい、夜桜ー!ギリギリだぞ、今度からはもう少し早く来るように」
「はい、善処します」
「善処ってお前なあ…ったく」
担任は呆れ気味だ
それもそうだろう、僕が遅刻ギリギリの時間に登校してくるのはいつものことだしこの会話も何回目か分からないほどしている
今日も特にこれといった連絡は無いですね
あってもめんどくさいだけですが
………………。
「以上でHRを終わる。礼!」
「ありがとうございました」
ワイワイガヤガヤ
朝のHRが終わると教室は騒がしい
1時限目は…数2かー
あの先生は寝てたら起こしにくるからな…
まあ、寝るんだけどさ
予習はしてあるから当てられても答えられるし寝ててもいいじゃんって思うのですが…
試験でも赤点取ったことないですし
ってもう授業始まりますね
ガラガラガラ
「起立!礼!」
「
というわけでさよなら〜
すう…すう…すう…
「おい、夜桜っ!」
うん?なんですかね、人がせっかく気持ちよく寝ていたというのに
「お前は毎回毎回授業中に寝て、誇りある秀知院生徒会庶務であるという自覚はあるのか!?」
またそれですか、懲りないですね何回も言っているというのに
「ありますよ。毎回言っていますがあなたの授業が聞くに足るような内容でないのが問題です。」
「なんだとっ!」
「事実でしょう?」
「…………授業を続ける。不真面目なやつに構ってられるか」
へぇ珍しい。あの先生があっさり引くなんて…
明日は槍でも降るんですかね?
まあ、ここは有難く寝させていただきますかね
すう…すう…すう…
「起立!」
おや、授業が終わりましたか
ガタッ
「礼!」
「ありがとうございました」
次の授業は……っと現国ですかー
もう結構寝たし次は起きてますかね…
「夜桜庶務」
ん?なんだ?さすがに毎日寝てたら怒られますかね?
「なんですか、会長」
「今日も溜まっている仕事が多い。今日は四宮が来れないから昼休みまた生徒会室に来てくれ」
「分かりました。でも千花さんは?」
「今日は藤原書記が居たら終わらん。まあ、放課後もあるから大丈夫だとは思うが一応な」
「なるほど…了解です」
「ああ、頼んだぞ」
どうやら仕事を頼みに来ただけのようですね
しかし今日は副会長は来れない…?副会長確か今日は休みでしたかね?
そこら辺は覚えてないですが、早坂さんとの1件があってちょっと気まずいんですよね…
多分僕の方が一方的に感じているだけでしょうが…
なので居ない方が僕的には有難いのでいいのですが、なんか会長隠してる感じがしたのは気のせいですかね
会長からも恋愛頭脳戦(早坂さんが言ってた)の手伝いを頼まれるとか嫌なのですが…
とーっても嫌なのですがっ!
もうこれ以上僕の心労を増やさないで欲しいです…
まあ、会長は人気はありますが四宮グループのような強力な後ろ盾があるわけじゃないので普通に断れるのでいいですが
あ、もうすぐ授業が始まりますね
そして午前の授業が終わり昼休みに
ふわぁ…1時限目以外は珍しく起きてたのでちょっと眠いですが…
生徒会室に行く前に昼食としますか…って弁当忘れた!?やばい、この時間じゃもう購買残ってないですよ…
仕方ないのでそのまま生徒会室行きますか
そして生徒会室へ…
ガチャ
「失礼します、ってええぇぇぇぇぇ!?」
何あれ?書類多くないか?え?なんでこうなった?
あんなに仕事溜めてたっけ?
いや、そんなはずはない!じゃあなんで?どうして?
軽くパニックなんですけど?
なにあの書類の山の数々は?えぇ?もうよく分からないんですが…
「会長?書類多くないですか…?」
「そうなんだよ、昨日放課後夜桜庶務は来なかったから知らないと思うが校長がな…」
あー…昨日は早坂さんに追われてその後はちょっとパニックになってしまったのでそのまま帰ってしまったんでしたね…
校長がなんか無理難題をふっかけたんですか…
「大変ですね…帰ってもいいですか…?」
「言いわけないだろう?!まじで大変なんだって、頼むから!」
「う、分かったよ。だから叫ばないでくれ…」
「ああ、分かった。まずはこっちの書類を頼む」
「了解」
黙々と書類を片付けて行く
喋ってたら終わらないほどの量だからな…
そうして20分程で作業は終わった
「終わった…」
「疲れたな…」
「さすがにあの量はな…もう勘弁願いたいところだ」
「全くですよ…」
「ところで夜桜庶務。いや、奏」
「わざわざ言い直したりしてどうした?」
「いつまで敬語なんだ?」
「ん?それは御行に対してってことか?」
「それもそうだが、藤原書記だったりクラスメイトにも敬語だろう」
「…ちょっと中等部の時に色々あってな」
「…………そうか(それは触れちゃいけない系の話なのか?分からん…)」
「いや、別に大したことはしてないんだがな…その事件からはずっと敬語だったから特に気にしてなかったな…」
「へぇ、そうなのか…(事件!?事件って何したんだ?)」
「まあ、色々あったんだよ」
「……でも、素はその砕けた感じなんだろ?」
「ああ、そうだけど?」
「じゃあ別に敬語にしなくてもいいんじゃないか?」
「うーん、でも今更変えるのもなあ…それに庶務という役職上、御行や副会長ほどではないとはいえ表舞台には出る方だから敬語の方が良いしそれに…」
「それに?」
「その方が教師からの評判が良くなる」
「そこを気にするなら授業中寝るなよ…」
「あー…だってさーつまんないんだもん」
「つまんないってお前なあ…それで点数取れるんだから羨ましいよ…」
「家で勉強してるからな」
「そういう問題か?」
「そういう問題だ」
「…そうか。それで話を戻すが教師の評判が欲しいのか?」
「違う。いや、違わないんだけど」
「どっちだよ」
「だってその方が現生徒会の評判が良くなるだろ?僕の授業態度は他のクラス、学年の人達は分からないからな」
「でも、授業中に寝てるせいで一部の先生から嫌われてるけどそれはいいのか?」
「僕が嫌われる分には構わない。逆にその方が良い」
「ん?それはどうしてだ?」
「石上会計のことは校長が知ってるから生徒会で先生に嫌われてるのは僕だけだ。御行や副会長はそんな僕を制御していると見えるからな、評価は自ずと上がるはずだ」
「そんなことのために寝てるのか?」
「いや、普通に寝不足」
「おい、ちゃんと寝ろ」
「ええ…やだ」
「会長命令だ。ちゃんと休息を取れ。このままじゃ仕事に支障が出るし、何より健康に良くないからな」
「お前が言うか」
「別に俺は不健康じゃない、目付きが悪いだけだ…」
「語尾が弱々しいな」
「うるっさいな、目付きが悪いのは気にしてるんだから突っ込むなよ!とにかくちゃんと寝ろよ」
「……善処するよ」
「善処かよ…ってもうこんな時間か、そろそろ昼休みが終わるな」
「そうですね、じゃあ教室に戻りますか、会長」
「ああ、って自然に敬語に戻ってるし…」
いや、敬語の方が慣れてるんだって
中等部の時から使ってるから
次の授業はなんだったっけかな?
ちょっと眠いから寝よう…
そうして午後の授業が終わり放課後に…
今日みたいに仕事が溜まることはないとは思うけどな…
生徒会室に行きますかね
ガチャ
「こんにちは、会長…あれ?千花さんは?」
「藤原書記はペスの散歩当番だそうだ」
「あー…そうなんですか…」
「そう分かりやすく落ち込むなよ、藤原書記のことが好きだからって」
「えっ!?なんで知って…」
「えっ、カマかけただけだったんだが…図星だったのか…」
「なっ!そういう御行だって副会長のことが好きなんだろう?」
「えっ?いや、別に俺は四宮のことなんて好きじゃないぞ!?!?」
「慌てすぎ、そんなこと言って本当は副会長のことが好きなんだろ?」
「違う。四宮は俺のことが好きみたいだが俺は四宮のことなんて好きじゃない。」
「ああ、そう…じゃあそういうことにしとくよ」
「断じて俺は四宮が好きなわけじゃないからな。そうだ、奏に手伝ってほしいことがあるんだけ…」
「断る」
「食い気味すぎないか?ちゃんと人の話を聞けよ」
「断る」
「なんで?まだ要件言ってないぞ?」
「四宮が俺に告るように仕向けてくれって言いたいんだろう?」
「ああ、そうだ。分かってるなら話は早いな、それを手伝ってくれないか」
「断る」
「なあ、奏。忘れてないか?俺はお前が藤原書記のことが好きだということを知ってるんだぞ」
「……分かった、手伝えばいいんだろう。それよりそんなに分かりやすかったか、僕…」
「いや、生徒会で仕事してる時よく目で追ってたからな…でも、教室とかではそういうのはなかったな…」
「そうか…じゃあ石上会計にもバレてんのかな…」
「石上はそういうの鋭いから気づいてるんじゃないか?」
「まじか…」
そんなに分かりやすかったのか…
それなのに肝心の千花さんにはバレてないという…
はあ、早く僕も告らないとな…
千花さんは人気だ、よく告られているところを目撃することがある
その度に僕は自分が嫌になる
今の関係が壊れるのは怖いからと、まだ告らなくても大丈夫だと、色々な理由を並べて逃げ回る自分のことが
だから、今年は、今年こそは千花さんに告白する
逃げ回ってばかりじゃ進展しない
振られるかもしれないと思うと怖いけど
このまま終わるよりはずっとましだと思うから
でもそうは言っても怖いものは怖い
だから僕は千花さんを落としたい
ガツガツいけば引かれるだろうか…
でもそうでもしなきゃ僕のことなんて恋愛対象として見てくれないだろう
夏休みまでには告りたいところだけど…
とりあえず今は週末の映画のことを考えよう
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その日の夜……
もう覚悟は決めた。僕は千花さんを落としたい
だからガツガツいってやる
プルルルルプルルルル……
ガチャ
「あ、もしもし奏です。大地さんですか?」
「ああ、私だよ。珍しいね、君の方から連絡をくれるなんて。それで何か用かい?」
「はい、週末僕に千花さんを貸してくれませんか?」
「ほう、理由を聞いてもいいかな?」
「一緒に映画観に行きたいんですよ」
「……私が家でそういうものを観るのを禁止しているのを知ってるよね?」
「はい」
「ダメだ」
「大地さん、そこをなんとか……」
「ダメなものはダメなんだよ、奏君。でももし君があの提案を呑んでくれるならいいよ」
「………………」
「返答は?」
「あの提案は呑めません」
「どうしてかな? 君は千花のことが好きなんだろう? だから千花との許婚契約をもう一度と提案しているだけなんだが、どうして何年も断り続けてるんだい?」
「確かに僕は千花さんのことが好きです」
「だったら……」
「でも、その提案の中に千花さんの意向は入ってませんよね。それに僕は自分の力で千花さんを振り向かせたいんです。だから、だからこそ、その提案は呑めません」
「…………。はあ、千花もかわいそうに……」
「えっ? 何かおっしゃられましたか?」
「いや、なんでもないよ。でもそれなら先ほどのことには許可を出すことは出来ないな」
「大地さん」
「何かな?」
「千花さんのとっておきの写真があるのですが……」
「許可しよう」
「ありがとうございます。後ほど送らせていただきます」
よっしゃ、これで2人で映画を観に行ける!
大地さんが親バカで良かったな…
そういえばさっきのはなんて言っていたんだろうか
声が小さくて聞こえなかったんだよな…
まあ、いいか
週末、楽しみだなぁ
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大地さんが親バカなのかは分からないですがそうだったら面白いかなと思ったのでそうしました
期末が終わったのでちょっとは投稿頻度が上がるかもです
明日全教科テスト返ってくるので赤点だったら下がるかもですが分からないです
後、設定のところにどんどん夜桜君の秘密を書いてくので良かったらもう一度見てってください
今日は書き換えませんが(笑)