「ガンヴォルトさんを知っているの!この人!?」
「なんで知ってるかはしらねぇけどこいつから危険な感じがひしひしと伝わってきやがる!」
「ガンヴォルト!彼は一体!?」
「…彼はアキュラ、かつてボクの所属していた組織と
スメラギという言葉が出た瞬間にオレはガンヴォルトへと向けてブリッツダッシュを使用して一気にガンヴォルトとの距離を詰めてディヴァイドを叩きつける。
「アキュラ!君が何故この場にいるのかはわからないけど今君にかまっている暇はない!」
「黙れ!貴様が何故生きているかは分からないが、邪魔をするのなら貴様達もマイナーズの敵だ!」
「何を言っているんだ!」
だがディヴァイドを躱して距離を取るガンヴォルト。
「アキュラ君!気を付けて!」
ロロの言葉に危険を察知してブリッツを消費して空中に飛び上がる。
その場には黄の鎧を纏う少女が先ほどまでいた場所に拳を叩き込み、地面を盛り上がらせていた。
「クリスちゃん!」
「ぶっ飛べ!」
その声の方へと視線をずらすと、赤の鎧を纏う少女がミサイル弾を大量に出現させるとこちらへと向けて全弾発射させた。
「ロロ!」
「任せて!」
ロロに声をかけると周囲のビットが高速で回転して蒼い雷撃を出現させる。フラッシュフィールド。全ての実体弾を無効化させる雷撃のセプティマを解析して作り上げたバリアフィールド。ミサイル弾はそれに阻まれて爆発する。
「んな!?雷撃鱗!?」
少女は何か叫んでいるが構うことなく、ブリッツダッシュを使用して赤い鎧を纏う少女に向けて高速で接近する。
「させるか!」
赤い鎧の少女を目前にして蒼い鎧を纏う少女が刀を振るい、襲いかかる。
「させない!オービタルエッジ!」
ロロがそう叫び、緑色に変色すると共に追従してくるビットが陣形を変え、巨大な円月輪を二つ出現させると少女の刀がぶつかり合う。だが、少女の刀はいとも容易く弾かれて少女を襲う。
「はあ!」
だが、襲う瞬間に先程の黄の鎧を纏う少女が側面から円月輪を殴り付けて方向を変える。少女達の側面は円月輪によって削り取られ、大きな亀裂を残す。
「邪魔をするな!」
黄の鎧を纏う少女にディヴァイドを叩きつけて、距離を取るとロロが意図を察し、青色に変色するとビット達を少女の周りへと展開すると陣形を組んで青い巨大な竜巻を発生させる。
「ドラフトスパイラル!」
青い奔流が少女達を襲い、傷つけていく。
「やめろ!アキュラ!」
不意の叫びに身構えるとすぐ側にはガンヴォルトが虹色のオーラを纏い、こちらに向けて雷撃を纏う拳を振るってきた。
「ガンヴォルト!貴様もここで討滅する!」
拳を避けてこちらも拳を握り、ガンヴォルトへと向けて向けて振るう。
「あの子達への攻撃をやめろ!あの子達は能力者じゃない!」
「やめなさいよ!こっちだって急いでるんだから!」
ガンヴォルトの背後に現れるロロと同じようなセプティマを感じさせる少女の姿。バタフライエフェクトが出していた少女の姿。
「
デマーゼルとは違うが大切な妹の力である
「やっぱり何を言っても君には無駄なのか!」
「貴様のようなマイナーズを奴等で苦しめる様を見て止まるわけないだろう!」
足に備え付けられたブースターを利用して高速の蹴りをガンヴォルトへと放つが、ガンヴォルトはそれをいなして
「くっ!」
ガンヴォルトは間一髪フォトンレーザーを躱すと、いったん距離を取る。その隙に空になったブリッツを再装填して次の攻撃に備えるが、ガンヴォルトは三人を閉じ込めるロロに向けて攻撃を開始する。
「させるか!」
ブリッツダッシュで高速で移動してガンヴォルトを止める。
「クソっ!」
「貴様達を止めない限り、マイナーズ狩りを!あの変な生命体を使ってするつもりだろう!現にここで多くのマイナーズが殺された!これ以上マイナーズを殺させはしない!」
「だからマイナーズっていうのはなんなんだ!君がボク達の邪魔をするな!」
「世迷言を!」
話しても無駄だ。この男はただスメラギの思うようにしか動いていないような傀儡であり、救う価値のない男だ。
ブリッツダッシュとディヴァイドを駆使してガンヴォルトを追い詰めようとしていく。その最中、視界の端に一人の少女の姿を確認する。
「新手か!?」
その少女は立ち昇る青い奔流の中へと飛び込んで、槍の穂先を逆回転に回すと相殺するように竜巻を表して、ドラフトスパイラルを打ち払った。
「みんな無事か!?」
「奏!?まだ動ける状態じゃ!?」
「仲間のピンチに寝てられるほど出来た人間じゃなくてね?それよりも今回のノイズ対峙を邪魔してるのはあいつか?」
「ああ、気を付けろよ…あいつ自身はシンフォギアとは違う、何かわからない鎧で高速移動してくる」
「奏さん助かりました!でもあの玉っころがすごく厄介でやりにくいです!」
ロロは玉っころと言われて怒りながらアキュラの元へビットと共に戻り、ガンヴォルトをクロスランサーを打ち出し、距離を取らせる。
「ムキー!アキュラ君!僕の洗礼されたこの丸いボディを玉っころって!いくらなんでもひどくない!」
「無駄なことを言っているな、ロロ。奴等の数が増えてこちら不利になった。どうする?」
「そんなことって…アキュラ君も辛辣だよ…とにかく今きた黄色の鎧の人が一際エネルギーが低いけどドラフトスパイラルを消す機転、それにダメージを考えたら厄介だよ。それにガンヴォルトって言う男の人が一番厄介だよ。ブレイドと同じ雷撃のセプティマホルダー。それにブレイド以上に厄介なのが僕と同じ
足並みを揃え始める鎧を纏う少女達と、ガンヴォルト。
「厄介だが、やるしかない。これ以上マイナーズの被害を増やすわけにはいかない!」
そしてブリッツダッシュを使用してガンヴォルト達へと急速で接近する。
だがガンヴォルトが少女達の前に立ちはだかると少女達は飛び越してマイナーズのいる方へと向かっていく。
「させるか!」
ディヴァイドを構え一人一人撃ち込もうとしたが、それをさせまいとガンヴォルトが腕を掴み、止めさせる。
「ちっ!ロロ!」
「ルミナリーマイン!」
ロロはすぐに色を変えて陣形を整えるとガンヴォルトへと光る玉を発射する。
ガンヴォルトはすぐに危険を察知したのか掴んだ腕を離し、玉を撃ち抜くと大きな爆発を起こす。
その爆風を利用してガンヴォルトから離れて、飛び去る少女達を追う。
「追ってきやがった!」
「こちらで迎撃するしかあるまい!」
青と赤の少女が叫んでこちらの方を向くがフォトンレーザーを撃ち込んで反撃の態勢を取らせようとしない。
「クソ!連射が早すぎて迎撃が難しい!」
「でもこのままじゃ!」
「閃く雷光は反逆の導、轟く雷吼は血潮の証、貫く雷撃こそ万物の理!迸れ!
突如現れる雷撃を纏う鎖、それは破壊不能で触れるだけで雷撃を喰らわす強力なスキル。そのスキルは少女との間に盾を作り、これ以上先へといかせないようにドーム状のステージを作り上げる。
「行け!ボクがアキュラを食い止める!君達は早く!」
「ガンヴォルト!貴様どこまでも邪魔を!」
少女達を追いかけることは不可能。ならば最も厄介なこの男を先に討滅しなければ。
地面へと高速で降り、その衝撃でブリッツを再装填してブリッツダッシュでガンヴォルトとの距離を縮める。
「アキュラ!何故君はボク達の邪魔をする!」
ぶつかり合う腕と腕。雷撃が散り、バトルジャケットを焦がしていくがそんなことは構わない。フォトンレーザーを至近距離から撃ち込もうとするがそれも銃口を逸らされ躱されてしまう。ガンヴォルトもこちらへと
激しくぶつかる拳、蹴り。そしてロロとガンヴォルトにつく
「ちっ!貴様になど構っている暇などない!マイナーズをこれ以上殺されてたまるか!」
「さっきから話が噛み合わないことばかり!君こそ早く止まれ!ボクにもやらなきゃならないことがあるんだ!」
「させるか!貴様がマイナーズを殺そうとする限り!ピード同様にあの謎の生命体をけしかけ、黒い塊へと変えるあの化け物を操る貴様達の好きにはさせん!」
「!?ノイズのことか!?なら何故ボク達の邪魔をする!ボク達はノイズを!君の言う生命体から人々を守るために戦っているんだぞ!」
「そうよ!なんであんたなんかにその邪魔をされなきゃ行けないのよ!」
「…どう言うことだ!?」
唐突の反応にぶつけていた拳を納め、いったん距離を取る。
「貴様達があの生命体をマイナーズを殺すために操っていたんじゃないのか!?」
「君はもしかしてこの世界に来て間もないならばわからないかもしれないけど、
この世界。
「まさか…ここが別の次元の世界とでも言うのか!?」
ガンヴォルトから聞かされる衝撃の真実。そしてそれならば納得できる部分もあることに腹ただしくも感じる。別の世界ならば文明が発展していないのもセプティマホルダーもいないのも納得出来る。
「君の言う通り、ここはボク等の世界じゃない!討つべき
「クソっ!ならば何故貴様がここにいる!」
「それはボクも知りたいところだ!そう言う君こそ!何故この世界に流れ着いた!ボクと言う
「何故別の世界にまで来て貴様を殺さねばならん!」
話は平行線のまま、過ぎていく。だが、突如先程の少女達が向かった先の街の中心部で大きな爆発音が響く。
「!?」
その瞬間に身体をすぐにそちらへと向け、ブリッツダッシュを使用して高速で街の中心へと向かう。だがヴォルティックチェーンの壁に阻む。
「ロロ!クロスランサーでオレを覆え!」
「わかったけど!ダメージは抑え切れないからね!」
ロロはクロスランサーでオレを包み込むとヴォルティックチェーンへとぶつかる。だが、この布に包まれることにより、雷撃があらぬ方向へと飛び散り、ダメージを軽減していく。それでも負担が大きい。なんとか無事ドームを抜けることができたが、すでに身体はボロボロとなる。
「待て!アキュラ!」
ガンヴォルトも叫ぶが、そんなことを構っている暇などない。オレはボロボロになりながらも爆発のあった中心部へと急ぎ向かった。