ウルトラマントルネード   作:ガルブロス

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友との絆

英真に海斗がトルネードだという事がバレた次の日の昼頃、海斗は不安そうにしながら学校から帰っていた。

 

「海斗、何時もより落ち着いてないぞ?」

 

「そりゃそうだろ、だって英真に正体バレたんだぜ?バラされたら一溜りもねぇよ。」

 

「バラされるって環奈だけなんだからなんともないだろ」

 

「そうなんだけどなぁ〜」

 

海斗は英真が皆に自分がウルトラマンという事を話すんじゃないかとソワソワしていた。そう不安がっていた時、後ろから奴がやってくる。

 

「よぉ〜海斗〜昨日ぶりだなぁ〜」

 

「びっくりした〜!何だよいきなり」

 

「さてはお前、俺がお前の正体をバラそうと思ってんだろ?心配すんなよ、俺はお前の秘密守ってやるからよ」

 

英真が海斗の肩を叩き笑顔で現れる。すると英真は海斗の考えている事が何となくわかったのか、自分は海斗の秘密を守ると言ったのだ。だが海斗は何か不安だなと思っていた。なぜなら英真は口が軽いからである。幼なじみである海斗はこれまで英真に秘密を守れと言ってもすぐに喋っていたのでその経験から怪しいと思っているのだ。

 

「まぁ、今回だけは信じてやるよ。」

 

「さっすが〜」

 

英真が海斗の肩に手を置きながら呑気に歩いていると遠くの方から雷が落ちたのである。

 

「何だ?!」

 

「すげぇ音だったぜ?」

 

2人が驚いていると雷が落ちた場所に2体の何かが居た。

 

「兄さん、ここが地球だよ。」

 

「そうらしいな、じゃあ早速やるとするか」

 

すると2体は電柱に近づき手で掴むと電気を取り込む。電気を取り込んだ瞬間、街は停電をする。(かろ)うじて街の予備電力により復旧(ふっきゅう)出来たが人々は何が起きたのか分からなかった。

 

「何だ、あいつらは」

 

「超デケェよ!!」

 

「英真、お前は安全な場所に避難しろ!」

 

「わ、わかった!」

 

謎の2人組の近くまでやってきた海斗はとりあえず英真を安全な場所に避難させようと英真に避難するように指示をする。すると英真は海斗の言う通りに安全な建物の下に避難をする。

 

「なぁ兄さん、地球の電気って美味しいね。」

 

「そうだな、こんなに強い電気を食ったのは初めてだ。」

 

謎の2人組は着々(ちゃくちゃく)と電気を取り込んでいたのだ。

 

「あいつら、電気を吸収してる!」

 

「海斗、行くぞ!」

 

「あぁ!!マックス!」

 

【ウルトラマンマックス】

 

「レオ!」

 

【ウルトラマンレオ】

 

「最上の宇宙拳法のパワーよ我に力を!はぁぁ!トルネードォ!」

 

「フュージョンブレイク...ウルトラマントルネードマクシウムクンフー」

 

「ディアッ!!」

 

海斗はマクシウムクンフーへ変身し、2体の前に現れる。

 

「ねぇ、兄さん何か来たよ?」

 

「あぁ?誰だ貴様」

 

「俺の名はウルトラマントルネード、悪を討つ者だ」

 

「貴様が噂のウルトラマンか?」

 

「僕たちになんの用さ?」

 

「お前らを止めるために現れた、貴様ら何が目的だ?」

 

「俺たち兄弟はあらゆる星の電力を糧にして生きている。だからこうしてこの星に来て電気を貰ったあとこの星を潰すんだよ」

 

「あと、僕達は貴様らじゃなくてしっかりとした名前があるからね、僕はアンペア、こっちがボルトン、よろしくね」

 

兄弟であるボルトンとアンペアは数々の星を渡りながら電気を奪い星を滅ぼしていた悪人であった。そして地球に降り立ったのも全ての電気を吸い付くした後、地球を滅ぼす気であるのだ。

 

「そんな事、俺たちがさせない!!」

 

「ディアッ!!」

 

マクシウムクンフーはアイスラッガー状の武器を作成し逆手で持ち2体に攻撃を仕掛けようと走り出す。

 

「ははは、2対1じゃ勝てないのをわからしてあげよう兄さん」

 

「あぁ!」

 

ボルトンとアンペアは華麗なコンビネーションでマクシウムクンフーを攻撃する。マクシウムクンフーが武器で攻撃をしようと振るうが2体は電気を巧みに操り場所から場所へと瞬間移動のように移動するため思い通りに攻撃ができないのである。

 

「くそ、ならこれでどうだ!」

 

トルネードはパワーとスピード両方に特化しているメガブルーアイズへと姿を変え2体を攻撃しようとする。

 

「へぇ〜姿変わるんだ、でも僕たちにかなうわけがないよ。」

 

「無論だ」

 

「行くぜ!シェアッ!!」

 

メガブルーアイズは2体の攻撃を予測しながら動くため2体の瞬間移動も見抜き腕の刃で攻撃をする。

 

「くっ!強いよ兄さん、」

 

「流石はウルトラマンだ。だが俺らも負けてられん!」

 

「うん!」

 

メガブルーアイズに圧された2体は少し本気を出そうと身体中から電気を放出させる。ただ単に電気を放出させるのではなく放出された電気が落雷となりトルネードだけではなく街中に雷が放たれ街は崩壊するのであった。

 

「ぐわぁぁ!!」

 

無数の落雷により攻撃パターンが読めなくなったメガブルーアイズは落雷によって大ダメージを負いそのまま倒れ込んでしまい立ち上がれなくなってしまう。そんな中、英真は建物の下で少し脅えながら隠れていた。

 

「めっちゃ怖いじゃねぇか、ここから出ないようにしねぇと。」

 

だが外がどうなっているのか気になってしまい外に出た瞬間、落雷に当たってしまう。

 

「嘘だろ、俺こんな所で死ぬのかよ。」

 

落雷に当たった瞬間、光り輝く一つの結晶が英真の体内に入り込んだ。

 

「目を覚ましてください」

 

「ここは...」

 

「ここは精神世界です。貴方は落雷により命を失いましたが今は僕の力によって辛うじて生きていますが貴方の選択次第で生死が決まります。」

 

「君は一体...」

 

「僕の名はウルトラマンブロス...この地球にいるウルトラマントルネードの弟分です。」

 

「まじかよ、そんな事有り得るのかよ」

 

何と死んだと思われた英真は突如現れたウルトラマンブロスの力により一時的に生きていたのだ。

 

「それで、俺の選択肢ってなんだ?」

 

「君の選択肢は2つ、1つはこのまま死ぬ事。そしてもう1つは僕と一体化して兄さん...じゃなくてウルトラマントルネードを助ける事。だけど僕と同化してしまえば今まで通りの生活じゃなくなります。トルネードと融合した彼と同じように...その覚悟は貴方にありますか」

 

「もちろんだ!俺は海斗を越えれないかもしれないがあいつの為なら俺は何でもしてやる!!」

 

「貴方の覚悟、受け取りました。ではこれを受け取ってください、僕と1つになるためのアイテムです。」

 

英真は海斗を救うべくブロスと一つになることを決めた。すると英真はブロスからアークと変身アイテムのブロスランスを受け取る。

 

「さぁ、それで僕と1つになるのです!!」

 

「あぁ!!ビクトリー!!」

 

【ウルトラマンビクトリー】

 

「シェパードン!!」

 

【シェパードン】

 

「友の力で世界を切り開け!!ウルトラマンブロス!!」

 

「フュージョンブレイク...ウルトラマンブロスフレンドリーセイバー!!」

 

「ギィアッ!」

 

英真はブレスと1つになりフレンドリーセイバーへと姿を変える。ウルトラマンブロスはトルネードとは違いウルトラマンと怪獣の力を使う事によって変身できるのである。

 

「ギィアッ!」

 

ブロスはシェパードンセイバーでボルトンとアンペアに斬り掛かる。

 

「誰だ、貴様?」

 

「また一人増えた〜?」

 

「僕の名はウルトラマンブロス、君達を止める者です!!」

 

「ブロス、一体なんで」

 

「兄さんからの連絡が無いとゼロさんから言われてこっちにやって来たんです。」

 

「兄さん?トルネードお前兄弟居たの。」

 

「違ぇよ、弟分だ。」

 

ブロスはメガブルーアイズに手を差し伸べるとブロスの手を掴み起き上がる。そして2人はボルトンとアンペアと戦う為戦闘態勢に入る。

 

「何人来ても同じことだ!!」

 

「そうだね兄さん!!」

 

「ジィアッ!!」

 

「ギィアッ!!」

 

メガブルーアイズとブロスは同時に動き出し2体に向けて攻撃を仕掛ける。ボルトンとアンペアは先程メガブルーアイズを苦しめた放電を放ち攻撃をするが身体能力抜群のブロスは2体が放電をする前に巧みな剣術で攻撃をする。

 

「やばいぜ、アンペア」

 

「やばいね兄さん。」

 

ブロスの攻撃により2体はピンチに追い込まれてしまう。するとメガブルーアイズがトドメを刺そうと光線技を放とうとするがブロスに止められてしまう。

 

「おい、なんで止めるんだよ?!」

 

「ブロスはコスモスさんのように敵を倒したりはしないウルトラマン何だ」

 

「君達、命というものはあっという間に尽きるものなんだ、だからここで死ぬか改心してこの地球を去り静かに星で暮らすか選ぶんだ」

 

「ここで死ぬわけにはいかない、だがお前らは後悔することになる俺達を生かしたことにな!!」

 

「そ、そうだ!またいつか復讐してやる!!」

 

ブロスを警戒した2体はこのままだと倒されてしまうと感じ、そのまま宇宙へと旅立ってしまう。

 

「ギィアッ!」

 

「ジィアッ!!」

 

宇宙に逃げた2体を追いかける事もせず見守った後2人は空へと飛び去る。

 

「おいブロス、どういう事か説明するんだ」

 

「どういう事って兄さんがやった事と同じ事をしただけですよ。僕は彼の命を救いました。何も問題ないです。」

 

「そういう事じゃねぇよ、お前がここに残ったら誰が報告しに行くんだ?」

 

「心配ないですよ、ゼロさんからはどうせトルネードの奴は地球で面倒事起こしてるから面倒見ろって言われてますから当分帰らないのは知ってますよ。」

 

「何だと、」

 

「まぁ、いいじゃねぇか俺だけじゃ地球守れないしな」

 

「任せとけ!!」

 

ボルトン兄弟を追い払った2人はトルネードとブロスの話を聞きながら笑顔で帰っていく。するとブロスは英真に海斗にある物を渡すように言われる。

 

「海斗、ブロスからこれ渡してって言われたんだ。」

 

「これ、アークじゃねぇか」

 

「まさか宇宙に散らばっていたのを拾ったのかブロス?」

 

「まぁ、そういう事ですね。僕が知る限り宇宙に飛び散った兄さんの力の源のアークはそれが全てです。」

 

海斗が英真から受けとったアークは【ウルトラマンダイナ】、【ウルトラマンロッソ】、【ウルトラマンアグル】、【ウルトラマンブル】、【ウルトラマンティガ】、【ウルトラマントリガー】の6つのアークであった。こうして海斗はウルトラマンブロスと英真の新たなる仲間と共に地球を守る事になった。

 

 

 

 




次回 猛暑日なのに雪が降るという謎の自然現象が起きた。その原因は何と冷熱双龍ブリザレイムという怪獣のせいだった。奴を止めるべく海斗と英真はウルトラマンに変身をするがブリザレイムの攻撃により全く歯が立たない状況に陥ってしまう。するとトルネードとブロスは新たなる形態になり立ち向かう。

第12章 「ダブルアタック」

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