いつものように朝早く目を覚ました海斗は空気を入れ替えようとカーテンを開け窓を開けた瞬間凍えるほどの風が吹きあまりの寒さに窓を閉めた。
「寒?!今のなんだ?!真夏なのになんで真冬みたいな風が来たんだ?」
海斗は不思議そうにしながら階段を降りてゴミを出そうと外に出ると辺り一面雪で覆われていた。
「はぁ?!なんで雪積もってんの?!」
「海斗おはよう〜見てみて〜、雪!!」
「キュルルル〜!!」
海斗が
「おい、英真!!やばい事になってるぞ!!」
「おぉ海斗か!知ってるぜ、この現象なんなんだ?」
「これは恐らく怪獣の力だと思った方が良さそうですね。」
「どういう事だブロス?」
「はい、僕が知る限りの情報ですがこの現象は恐らく冷気を操る怪獣の仕業ではないかと思うんです。その怪獣が何処からこのような現象を起こしてるかは分かりませんが。」
「なるほど、じゃあその怪獣を探そう!!」
海斗達はこの不可思議な現象はもしかしたら怪獣の仕業ではないかとブロスの推測を聞き、怪獣を探すべく二手に分かれて捜索し始めた。
「トルネード、ここら辺にはいなさそうだな。」
「あぁ、もしかしたら空にいるのかもしれない。」
「空か、怪獣が現れないとむやみに変身したら力が勿体無いからな」
海斗とトルネードが相談していた瞬間その怪獣が遂に地上に降り立った。
「ギャルルルガーーーン!!ギィィィィィィ!!」
「なんだ、あの怪獣は顔が2つ?!」
「それに赤と青の色で体が分かれているぞ」
突如現れた怪獣はドラゴンのような姿をしていて頭は二つに分かれており体の配色は赤と青で左右に分かれているような色をしていた。
「海斗!!あの怪獣の正体がわかったぞ!!」
「本当か?!」
「あぁブロスから聞いたんだがあの怪獣の名はブリザレイムっていう怪獣らしい、あいつは炎と氷の力を扱う怪獣だ。」
「なるほどな、あいつを倒せばこの現象は治まるって訳だ。行くぞ英真!!」
「おぉ!!」
「タロウ!」
【ウルトラマンタロウ】
「タイガ!」
【ウルトラマンタイガ】
「燃えたぎる親子の絆よ我に力を!はぁぁ!トルネードォ!」
「フュージョンブレイク...ウルトラマントルネードバスターストリウム!」
「シャアッ!」
「ビクトリー!」
【ウルトラマンビクトリー】
「シェパードン!」
【シェパードン】
「友の力で世界を切り開け!ウルトラマンブロス!」
「フュージョンブレイク...ウルトラマンブロスフレンドシップセイバー!」
「ギィアッ!」
トルネードはバスターストリウムとなりブロスはフレンドシップセイバーとなってブリザレイムの前に立ちはだかる。
「行くぜ!!」
「おぉ!」
2人は一斉に走り出し華麗なコンビネーションで攻撃を仕掛けるがブリザレイムから放たれる火炎放射と冷凍光線による攻撃で2人は圧倒されるが炎形態のバスターストリウムは冷凍光線を放つブリザレイムの方に攻撃を集中しようとする。
「シャアッ!ディアッ!」
「ギャルルルルル!ギュァァァァン!」
バスターストリウムは炎を纏った拳で冷凍光線を弾きながらブリザレイムに攻撃をするが拳のパンチが1度しか体に当たらずブリザレイムは危険と感じ空へと飛び空から攻撃を仕掛ける。
「ギィアッ!」
「シャアッ!」
バスターストリウムは冷凍光線をもう一度弾こうとするが先程攻撃を弾いた時に冷凍光線が街に誤って弾かれてしまいビルや家などが凍ってしまったのだ。これ以上弾いてしまうと街が被害にあってしまうと考えていると冷凍光線をくらってしまい両手が凍ってしまう。バスターストリウムが苦戦している一方でブロスも苦戦していた。
「ギィアッ!ジャアッ!」
「ギャララララララァァァ!!クルルルルルルルゥゥゥ!!」
ブリザレイムの火炎放射と火球をくらわないようにと避けながら攻撃をしているがブリザレイムに近寄りたくても暑すぎて近寄ることが出来ないのである。
「熱いぞ!! ブロス!」
「分かってます!!このままだと街が氷漬けと焼け野原になってしまいます。」
2人が苦戦している間にも刻々と制限時間が近づいてきており2人のカラータイマーが赤く点滅し始める。
「やばいぞトルネード、どうする。」
「あぁこの状況下の中ではウィンドエクスペシャリーでも奴には効かないだろう...だが、炎なら止められるかもしれない!」
「本当か!!」
「あぁ、氷の方はブロスに止めて貰うしかないがな。」
「心配ありませんよ兄さん、僕も奴を食い止める方法を思いつきましたから」
何か策を思いついたトルネードとブロスは海斗と英真にそれぞれ作戦を伝える。
「OKだぜトルネード!!」
「やってやるぜブロス!!」
「行くぜトルネード!アグル!!」
【ウルトラマンアグル】
「ブル!」
「ウルトラマンブル...アクア!!」
「潤いを与える水のパワーよ我に力を!!はぁぁ!トルネードォ!」
「フュージョンブレイク...ウルトラマントルネードアクアスクリュー!!」
「セアッ!」
海斗は【ウルトラマンアグル】と【ウルトラマンブル】のアークを使い新たなる形態、アクアスクリューへと姿を変える。
「行くぜ!...Z!」
【ウルトラマンZ】
「セブンガー!」
【セブンガー】
「鋼の拳よ邪悪を跳ね除けろ!ウルトラマンブロス!」
「フュージョンブレイク...ウルトラマンブロスメタルチェスト!」
「ギィィアッ!!」
英真は【ウルトラマンZ】と【セブンガー】のアークを使い新たなる形態メタルチェストへと姿を変えた。メタルチェストは冷気を操る方へ、アクアスクリューは炎を扱う方のブリザレイムへと行き攻撃を仕掛ける。
「ギィィアッ!!」
メタルチェストは冷凍光線をくらうが強靭な鋼のボディにより凍ることなく突進していき鋼の拳で顔目掛けてパンチを繰り出す。
「セアッ!」
アクアスクリューはブリザレイムから放たれる火炎放射や火球を水の力を使い消火しながら近づいていき、無数に作成した水球をブリザレイムに向けて放つ。すると炎のブリザレイムは無数の水球を全て弾くことが出来ず火力が落ちてしまう。氷のブリザレイムはメタルチェストの豪快なパンチによって冷凍光線を出すことが出来ず怯んでしまう。
「今だ、行くぞ英真!」
「おぉ!」
ブリザレイムが怯んだ隙に一気に畳かけようと2人は左右に距離を取りながら離れると技を放つ。
「行くぜ!ロケットチェストォ!」
メタルチェストは氷のブリザレイムに向けて右腕を伸ばして放つパンチ技のロケットチェストを放つ。すると氷のブリザレイムはメタルチェストの攻撃を受け大ダメージを負う。
「こっちも決めるぞ、トルネード!」
「あぁ!ストリームジェットブラスト!」
アクアスクリューは両手を胸の下でクロスさせ右腕を空に向けて伸ばし全身の水のエネルギーを右腕に貯めると水を纏った光線技を炎のブリザレイムに向けて放つ。すると炎のブリザレイムは抵抗するように強力な火炎放射を繰り出すがアクアスクリューの光線技の威力に勝てず押し返されそのまま攻撃を受けてしまう。2人の攻撃を受けたブリザレイムは反撃をする体力は残っていなかった。
「これで決めるぜ、トルネティック光線!!」
アクアスクリューは止めとしてトルネティック光線を放ちブリザレイムを撃破する。
「ギィィアッ!!」
「セアッ!」
ブリザレイムを倒した2人はそのまま空へと飛び去るのであった。
「今日も一段と疲れたぜ!」
「お前何もしてないだろ」
「はぁぁ?!俺とブロスのコンビネーションのおかげであいつ倒せたんだぞ!!」
「ハイハイ、わかりました」
「んだと?!」
2人は楽しく笑いながら家に帰っていった。その頃、秀真は地球には居らず宇宙に居た。
「やっと見つけた、宇宙に散らばってしまった俺の力の最後を」
そう言ってカイザーが拾ったのは【イーヴィルティガ】のアークであった。ここ最近カイザーがトルネード達に攻撃を仕掛けなかったのは宇宙に散らばってしまったカイザーの力を回収するためであった。カイザーもトルネード同様にトルネードと対峙した時に一部の力が宇宙に飛び散ってしまったのだ。カイザーが宇宙で回収したのは【イーヴィルティガ】の他に【ゼロダークネス】、【ジャグラスジャグラー】、【カオスウルトラマン】、【セブンダーク】、【アークベリアル】、【マガオロチ】、【スカルゴモラ】、【タイラント】の沢山のアークであった。
「これでようやく、俺の計画が再び動き始める。」
カイザーはそう言いながら地球に帰還して言ったのだ。
次回 地底の底から突如、地進怪獣モルラが現れた。モルラは深い眠りに付いていたが土地開発を進めている人間達により起こされてしまいそれに起こったモルラは人間への怒りとして街を壊し始めた。それを止めるべく海斗と英真はウルトラマンへと変身をする。だが、モルラは岩を投げつけたり、地面から攻撃をしたりするなど自分に有利な戦い方で2人を圧倒する。そんな時トルネードは新たな力で対抗する。
第13章 「古代の力」