梅雨が明けた9月中旬頃、政府は街の発展のため使われていない建物等解体し埋立地を増やし都市開発を進めていた。街の外れにある埋立地で従業員達が作業していた時、地中の奥深くに眠る怪獣が目を覚ました。
「ギルルルルルルルルルル!!」
「な、なんだ?!」
「に、逃げろ!!」
怪獣の名はモルラと言い深い眠りについていたのだが作業員達の物音がうるさく、自分の住処を荒らしていると思い地中から現れたのであった。一方で海斗はリナと二人きりで買い物に行っていた。
「うわぁ〜こんなに大きいショッピングモール初めて見た!」
「そりゃ、そうだろここ最近できた大型施設だからな」
街に新しく出来た一日で回れないほどの大きなショッピングモールを見たリナはテンションが上がりその光景を見ていた海斗も笑顔になっていた。テンションが高い2人が中に入ろうとした瞬間遠くの場所からモルラが現れた。
「ギルルルルルルルルルル!」
「リナ、安全な場所に避難しといてくれ!」
「わかった!!」
海斗はリナに避難指示をするとモルラの場所まで走っていく。その途中後ろからバイクに乗っている英真が現れた。
「海斗、後ろに乗れ!!」
「わかった!!」
海斗は英真の後ろに乗るとモルラの場所までたどり着く。
「なぁ、トルネードこの怪獣は一体何なんだ?」
「あの怪獣は地進怪獣モルラと言います。僕のデータによればモルラはここ数年地中で眠りについていました、ですが最近都市開発が増えたことによってモルラの住処の方まで人々が手を出してしまいそれに対してモルラは怒っているのでしょう。」
「そういう事か、モルラはただ安心して寝たいだけなんだな。」
「そうと決まれば止めるしかないだろ!!」
「おぉ!!ブル!」
【ウルトラマンブル...アクア】
「アグル!!」
【ウルトラマンアグル】
「潤いを与える水のパワーよ我に力を!!はぁぁ!トルネードォ!」
「フュージョンブレイク....ウルトラマントルネードアクアスクリュー!!」
「シェアッ!!」
「こっちも行くぜ!!」
「あぁ!」
「セブンガー!」
【セブンガー】
「Z!」
【ウルトラマンZ】
「鋼の拳よ邪悪をはねのけろ!!ウルトラマンブロス!!」
「フュージョンブレイク...ウルトラマンブロスメタルチェスト!」
「ギィアッ!」
海斗はアクアスクリュー、英真はメタルチェストになりモルラの前に立ちはだかる。
「ギィアッ!」
「シェアッ!!」
アクアスクリューはモルラの進行を止めようと水球を放つ。メタルチェストは強靭な鋼のボディでモルラのドリル攻撃を食い止めようとする。
「ギルルルルルルルルルル!」
モルラは意味もなく暴れており止めようとしてる2人目掛けて砂埃を発生させ2人の視界があやふやになっている所にドリルで攻撃をする。
「シェアッ!」
「ギィアッ!」
特性を活かしたモルラの攻撃を受けダメージを受けた2人はそのまま倒れ込んでしまう。
「ギルルルルルルルルルル!」
モルラは地面に潜り地中から2人を攻撃する。ドリルを使い地面の中からアクアスクリューを攻撃し、地震を起こしてメタルチェストの足場を崩したりなど巧みなテクニックで2人を追い詰める。
「やばいぜ、これは万事休すだぜ海斗」
「そうだな、何とかあいつの攻撃を避けながら落ち着かせればいいんだけどな」
「そうだ、海斗!ティガさんとトリガー先輩の力を使うんだ。」
「OK!!」
困っていた海斗はトルネードから新たな力を使えと言われティガとトリガーのアークを取り出す。
「ティガ!」
【ウルトラマンティガ】
「トリガー!」
【ウルトラマントリガー】
「受け継がれる古代のパワーよ我に力を!!はぁぁ!トルネードォ!」
「フュージョンブレイク...ウルトラマントルネードエンシェントゼペリオン」
「ジュワッ!!」
海斗は新たなる形態、エンシェントゼペリオンとなり再び立ち上がる。
「ジュワッ!!」
「ギルルルルルルルルルル!」
エンシェントゼペリオンはモルラの攻撃を避けながらパンチや蹴りを繰り出し怯ませる。エンシェントゼペリオンは怯んだモルラを軽々と持ち上げ投げ飛ばす。
「ジュワッ!!」
エンシェントゼペリオンは高く飛び上がりモルラに向かって飛び蹴りを放つ。
「ギルルルルルルルルルルルルルルルルルゥゥゥ!!」
飛び蹴りを受けたモルラは起き上がることが出来ないほどダメージを負ってしまった。するとモルラを投げ飛ばした衝撃により山の上にある大きな岩がモルラの方に落下したのである。
「危ない!こうなったら行くぜトルネード!」
「あぁ!ダブルゼペリオン光線!」
トルネードはティガとトリガー2人のゼペリオン光線が合わさった光線、ダブルゼペリオン光線を岩に向けて放つ。すると岩は木っ端微塵に砕かれモルラに当たることは無かった。
「行け、英真!!」
「おぉ!!」
「はぁ!クールダウンシャワー!」
メタルチェストは相手を落ち着かせる光線技、クールダウンシャワーをモルラに放つ。するとモルラは目を閉じ大人しく眠りにつく。
「ジュワッ!!」
「ギィアッ!」
エンシェントゼペリオンはモルラを元の場所に寝かして地面を元に戻すと空へと飛び去る。
「さぁてと、ひと仕事するか。」
元に戻った海斗はすぐに開発者の元に駆け寄りモルラのことを説明すると、モルラの眠る付近の工事はしないと約束をしてくれた。
「これで、一安心だな。」
「そうだな。海斗、リナはどうした?」
「やべぇ!!忘れてた!!」
海斗はリナの存在をトルネードから聞くまで忘れており慌てながらリナの元にダッシュで向かっていった。その頃、秀真はアジトで次の計画を考えていた。
「次は、何をしようかな?う〜ん迷うな〜」
秀真が足をバタバタさせながら考え事をしていると何者かが秀真に近づいた。秀真は瞬時にその場を離れ警戒態勢に入る。
「何者だ?」
「そんなに慌てないでください。私の名はヘルラテス、そしてこいつが犬のベルテ...単刀直入に言いますとあなたに協力したいと思い声をかけました。」
「なるほど?僕に協力をね、いいでしょう。」
「ありがとうございます。私は人間の絶望が見たいのです。共に絶望させましょう」
秀真に近づいた者はヘルラテスと言い秀真と同様人間の絶望を見たいという願望から秀真に協力を申し込んだのだ。そして秀真は、面白そうと思いヘルラテスの協力を受け入れたのである。
次回 打倒ウルトラマンという目的を持つバルタン星人が地球にやってきた。バルタン星人を止めるべく海斗はトルネードになり立ち向かうがバルタン星人に歯が立たない。そんな時バルタン星人を追って別宇宙の光の戦士ペシュメルガが地球にやってきた。ペシュメルガは悪を倒すなら多少の犠牲は仕方がないと思っている考えの持ち主で街は破滅状態に追い込まれてしまった。だが、ペシュメルガはトルネードの慈愛の精神に触れた事により考え方を改めトルネードと共にバルタン星人を止めるべく共闘する。
第14章 「死に立ち向かう者」