モルラとの戦いから3日が経った日、一体の星人が地球に向かっていた。
「あれが地球か...この俺がウルトラマンを倒せば奴らに1歩近づく事が出来る。」
地球にやってきたのはバルタン星人ギランであった。彼は仲間のバルタン星人からウルトラマンの話ばかり聞かされていて自分もこの手で倒そうと思いトルネードのいる地球にやってきたのであった。一方その頃海斗はリナと共に晩ご飯の食材を買いに出かけに行っていた。
「リナ、買いすぎじゃないか?」
「みんな食べ盛りだからこんだけ買うのは当然だよ!」
海斗の手には大量の荷物があり今にでも破れそうな程であった。近頃海斗はリナと出かけることが多くなり少しずつ彼女に惹かれているのである。そしてリナも海斗の事を気にかけており少しずつであるが距離を近づけようとしているのだ。そんないい雰囲気の中バルタン星人ギランが地球に舞い降りたのである。
「ん〜匂うぞ...俺の獲物ウルトラマンの匂いが...」
ギランは暴れればウルトラマンが現れるに違いないと思いビルや木々を破壊し始める。
「な、なんだ?!」
「海斗、あれ!」
ギランが暴れていることに気がついた2人は慌ててその場所に向かう。
「リナ、すまない...必ず埋め合わせする!」
「うん、仕方ないよ...私たちの事守ってきて。」
海斗はリナに頭を下げるとトルネードに変身をする。
「行くぜ、相棒!」
「おお!」
「ティガ!」
【ウルトラマンティガ】
「トリガー!」
【ウルトラマントリガー】
「受け継がれる古代のパワーよ我に力を!!はぁぁ!トルネードォ!」
「フュージョンブレイク...ウルトラマントルネードエンシェントゼペリオン」
「ジュワッ!!」
トルネードはエンシェントゼペリオンになりギランの前に現れる。
「貴様が噂のウルトラマントルネードか?...待っていたぞ」
ギランはそういうとトルネードに向けて蹴りを繰り出す。トルネードは華麗に避けながらパンチを繰り出すがギランの左手のハサミによりガードされ右手をハサミで掴まれてしまい押しつぶされそうになってしまう。
「グァッ!」
「俺のこのハサミは鉄をも切り裂く...これはまだ2割も出していないぞ?」
そういうとギランは右手の拳でトルネードのボディに目掛けてパンチを繰り出しトルネードはダメージを負ってしまう。そんな時、ギランに目掛けて光の槍が降ってくる。
「何だ?!」
ギランは瞬間移動で華麗に避ける。すると倒れたトルネードの目の前に光り輝く一体の巨人が現れた。
「この俺の名は光り輝く孤高の戦士...ペシュメルガ。俺は貴様を追ってこの地球にやってきたのだ。」
彼の名はペシュメルガといいウルトラマンとは違う宇宙の光の巨人であり悪さをする怪獣や星人を倒すハンターをしているのだ。ペシュメルガはギランを追って地球にやってきたのである。
「お前はあの鬱陶しい野郎か...ならてめぇもぶっ倒してやるよ。」
「ふん、今度は逃がさないぞ...小僧...貴様はそこでじっとしていろ。」
ペシュメルガはトルネードにそう言うとギラン目掛けて走り出し蹴りとパンチを隙を見せずに繰り出す。
「くそ、腕を上げやがったな...」
「貴様など敵ではない。」
ペシュメルガはギランを追い詰めるが殴る蹴るだけではなく投げ飛ばしたり光の剣を使い木々を倒したりなど少々荒い戦い方をするのである。
「おい、お前!少し戦い方が荒いぞ!」
ペシュメルガの戦い方に不満を感じた海斗はペシュメルガに注意を払うがペシュメルガはそんな事はどうでもいいと荒々しい戦い方でギランと戦っている。
「いい加減にしろ!」
「五月蝿い...戦いには多少の犠牲は付き物だ。人間が死ぬのは仕方がない。」
「それが守るやつのやり方か!正義の心を持ってるやつは死なせないのが役目だ。お前のやり方はあいつと変わりねぇよ」
「ごちゃごちゃうるさいな!」
海斗はペシュメルガにそう言うとギランは分身の術を使い2人に攻撃を仕掛け、光線技を放つ。
「ちっ、キリがない。」
ペシュメルガは前後左右から迫る光線を剣さばきで華麗に防ぐが防いだ光線が町中に散らばる。
「あ、危ない!」
避難をしていたリナの目の前で子猫が眠っておりそこに光線が迫ってきてしまいリナは駆け寄り子猫を守る。するとすぐさまトルネードが駆けつけ彼女を光線から守ったのであった。
「ギィアッ!」
「海斗!」
「心配ない、それより早く逃げろ。」
「あいつ...人間を守った。あいつのやり方は間違ってないのか...俺が少し鈍かったのかもしれない...貴様、名はなんという」
「俺の名はトルネードだ」
「俺はペシュメルガだ、よろしくな。共に奴を倒そう」
「あぁ」
トルネードの行動を見て改心したペシュメルガはトルネードと共にギランを倒そうと試みる。
「どれが本物か分からない以上倒すのは無理だろうよ?」
「それなら心配ないぜ!....ランバルト光弾!!」
トルネードはトリガーとティガのスカイタイプの技を使いギランの分身体に速度の早い光弾を何発も放つ。するとギランにあたり分身は消える。
「ぐわっ!」
どうやらギランは分身体と繋がっており数十体の分身体が受けたダメージも受けておりかなり体力が奪われていたのである。
「これで決めるぞペシュメルガ!」
「あぁ...やろう」
ペシュメルガはそう言うと光の剣と槍を作成しギラン目掛けて走り出し高く飛び上がる。
「行くぜ、トルネード!」
「あぁ!ダブルゼペリオン光線!!」
トルネードはダブルゼペリオン光線をギラン目掛けて放つ。
「そんなもの、避けてやる。」
そういうとギランは瞬間移動で避けるがその頭上をペシュメルガが捉えており光の槍と剣をギランに投げ放つ。
「くそ、間に合わん!」
瞬間移動で避けようとするが回復が間に合わず攻撃をくらってしまい倒れてしまう。
「さぁ...これで終わりだ。」
「待ってくれ...俺は地球を侵略しに来たんじゃない、強いやつを倒したくてこの地球に来た。どうか見逃してくれ!」
「命乞いとは情けない。だが俺には通用せん。」
「待ってくれ...たしかにこいつは俺を倒そうとした。街や人々に危害を加えた。だけど戦ってわかった。こいつは笑ってたんだと思う。前にもあったんだ...戦いたくてうずうずしてたやつが。だから分かるんだ。」
「貴様は優しいな...だが優しさには毒があることも忘れるな?」
ギランはペシュメルガに倒されそうになったが海斗によって助けられたのであった。ギランは今回の件について深く反省をし、二度と地球に危害を加えないことを約束して地球を去っていった。
「トルネードと言ったな。この度は俺もやりすぎた。すまない。」
「いいんだよ....君がいなかったら負けてた。ありがとう。」
「礼などいらん...貴様は強き心を持つ優しい戦士だ。俺のいいライバルになるだろう。また会うことになるだろう。その時までお互い強くなろう。さらばだ」
ペシュメルガは終始笑顔でそういうとそのまま地球を後にした。
「なぁトルネード」
「どうした?」
「俺ら以外にも守りたいって思う奴がいたんだな。」
「あぁ、種族は違くても同じ光の巨人だ。何かあればお互い助け合う日が来るかもしれない」
そういうと2人はそのままリナの元に歩くのであった。そしてリナは1人公園のベンチに座っていた。
「私も星人なのにいつも怯えてばかり...海斗を助けたい。そのために強くならないと...」
そういうと立ち上がり海斗の元に向かうのであった。
一方その頃秀真はアジトでヘルラテスと共に何かを企んでいた。
「じゃあ、ヘルラテス君...なにか作でもあるの?」
「えぇ、もちろんです。私に提案があります。私の支持に従う優秀なメンバーを揃えている最中です。集まり次第、地球に降り立ち絶望を見せてくれるでしょう。」
「それは良かったァァ〜楽しみだね。」
秀真は笑顔でそう言うと次々とアークを生み出していくのであった。
生み出したアークは【ダークザキ】【ファイブキング】【サンダーキラー】【エックスダークネス】の4種類であった。だがしかしダークザキのアークに目では見えない薄黒い光が入るのであった。
次回 突如街に現れた魂を宝石に移すという能力を持った星人、魂転星人ユラが現れた。トルネードとブロスはユラに立ち向かうがユラの攻撃により海斗は魂を宝石に移されてしまい倒れてしまった。ブロス1人で戦おうとしたがユラ自身肉体に魂が入っておらず街のどこかにある宝石に魂を移しておりその宝石を壊すしか方法がなかった。2人のピンチを救うべくリナ、環奈、フレドが立ち上がる。
第15章 「我ら宝石バスターズ」