とある学園都市の喫茶店マスター   作:オコーネル

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初投稿です。よくある他の作品に刺激されて衝動書きしてしまいました。生暖かい目で見ていただけると幸いです。では、本編どうぞ。


プロローグ 晶編

ここは人口約230万人の8割を学生が占める街、学園都市。周りは高い隔壁に囲まれており、壁の外と中では科学技術の差が30年ほど開いているとされている。この街では、超能力が科学的に解明されており、多くの学生が能力開発に励んでいる。

 

そんな街の第七学区の一画に、レトロな雰囲気の喫茶店がある。テラスにはオープン席もあり、手頃な値段で、学生が多いこの学区では人気店となっている。ただ、この喫茶店の少し変わったところ、それは……

 

「いらっしゃい」

 

「いらっしゃいませ~♪」

 

高校生と中学生の兄弟が店を経営している、ということだ。

 

 

 

 

 

-Side ???-

 

 

 

俺の名は三条 拓真(さんじょうたくま)、この喫茶店『Shooting Star(シューティングスター)』のオーナーだ。弟の(あきら)の二人でこの店を経営している。それ以前に俺たちは学生だから、授業が終わるまではパートのおばちゃんやアルバイトに任せている。そんな俺たち兄弟は、この世界の人間ではない。俗に言う転生者、という奴だ。いきなり何もない真っ白な空間に居たかと思うと、神様と名乗るじ爺さんにお前たちは死んだと告げられた。話を聞く限り、何かの手違いで俺と晶は事故死したらしい。その事を不憫に思ったこの爺さんが能力を与えて転生させてくれるということだった。

 

 

そんなことがあったのが小学生の頃。6年ほど己を鍛え上げ、前世からの趣味であったコーヒー・紅茶で店を開こうと、最年少バリスタの称号を手にした。晶は料理・菓子作りが得意で、主に菓子作りは世界大会で優勝する実力者だ。こうして、俺たちは学生の身でありながら、念願の店を開くこととなったのだ。

 

今では従業員の数も増え、だいぶご贔屓にしてもらっている。特に晶は、中学生になった今でも可愛らしい見た目のせいか、パートのおばちゃんやアルバイトのお姉さん方から物凄い可愛がられている。実際、晶目当ての客もいたりする。そして今日も忙しい一日が始まるのだった。

 

 

-Side 晶-

 

 

僕の名前は三条 晶(さんじょう あきら)柵川(さくがわ)中2年生で喫茶店『Shooting star(シューティングスター)』のパティシエです。さっき頭にお花が咲いてる子がスカート捲りされてたりしてたけど気にしないであげよう。 今日は身体検査(システムスキャン)だったけど、僕はLEVEL4の読心能力(サイコメトリー)、触れたものから情報を読み取ることができる。

 

身体検査(システムスキャン)を終えた僕は、お店に行く前にレジのお金の両替の為に銀行に寄っていこうと思い、ふれあい広場にやって来た。なんか子供がたくさんいるなぁと思って見たら観光バスが止まっていた。学園都市の観光ツアーに来ていたらしい。広場には子供たちが移動屋台のクレープ屋に並んでいた。その中に見覚えのある顔がいた。

 

「あれ、さっきの……」

 

頭にお花が咲いてる子が友達らしき女子3人とクレープを食べながらおしゃべりしていた。偶然目があったので、挨拶をすることにした。

 

 

 

-Side 美琴-

 

 

ふれあい広場でクレープを食べていた私たちに男の子が声をかけてきた。

 

「こんにちは♪」

 

「こ、こんにちは……」

 

見た目は何か子犬みたいな男の子だ。話によると、初春さんと佐天さんと同じ柵川中の先輩にあたるそうだ。けど、どっかで聞いたことある名前のような……

 

「ああ~っ!?思い出した!!」

 

突然初春さんが声をあげる。あまりの大声に黒子がクレープを吹き出す。

 

「三条 晶って確か、世界大会最年少優勝の天才パティシエじゃ……」

 

「天才かどうかは置いといて、世界最年少優勝のパティシエは僕のことだね♪」

 

「「「「えええええ~っ!?」」」」

 

衝撃の事実に驚く私たち。

 

「お店ってどこにあるんですか!?」

 

「うにゅ?すぐそこの『Shooting Star(シューティングスター)』だよ♪」

 

ってか近っ!?思わずツッコんじゃったじゃない、この広場から見えてるし。

 

「今日はどうしてここに?」

 

「あ、そうだった、銀行に両替しに行くんだった。今度お店にでも遊びにおい……」

 

ドカーン!!

 

「え?」

 

晶の話の途中で広場前の銀行から爆発が起きた。

 

「強盗!?」

 

「初春、警備員(アンチスキル)への連絡と怪我人の有無の確認、急いでくださいな」

 

「はい!!」

 

黒子と初春さんが風紀委員(ジャッジメント)の腕章をつけて迅速に対応する。

 

「黒子!!「いけませんわ、お姉さま」っ……」

 

私も動こうとしたら、路地裏の件で釘を刺されてしまった。

 

「落ち着いて、御坂さん。白井さんならきっと大丈夫だよ。僕たちはここで見ていよう」

 

晶にまで止められてしまったので佐天さんを含めた4人で待機することにした。

 

 

-Side 晶-

 

 

僕は、今日の両替どうしようかなぁと一人場違いなことを考えていた。すると、初春さんが観光バスのバスガイドさんを止めていた。

 

「どうしたの?」

 

「男の子が一人足りないんです!!」

 

「ええっ!?」

 

どうやらバスに忘れ物を取りに行ったまま戻ってきてないらしい。

 

僕たちも手分けして探すことにした。

 

「そっちは見つかった?」

 

「ダメです、こっちは見当たりません!!」

 

「こっちにもいないよ~」

 

「もぉ~、どこいっちゃったのよ!?」

 

なかなか見つからないと思いつつ、捜索を続けていると、佐天さんが強盗犯らしき男と揉み合いになっていた。間には探していた男の子の姿もあったが、犯人が佐天さんに顔蹴りを入れて、吹き飛ばした。

 

 

 

その瞬間、僕の中で何かがキレた。

 

「あ~あ、女の子には優しくしなきゃいけないって教わらなかったかなぁ……」

 

同時に御坂さんも何かがキレてしまったのか、電気を帯電しまくっていた。

 

「晶、悪いけど先手はもらうわよ。けど、アンタ大丈夫?能力は戦闘向きじゃないけど」

 

「心配ないよ、そっちに合わせるから」

 

それと同時に犯人が車に乗り、猛スピードでこちらに向かってくる。同じくして、御坂さんがコインをトスした。電撃を帯びた最強の一撃が放たれ、直撃した車は回転しながら僕の方に飛んできた。飛んでくる車の方に向かって跳躍し、

 

「女の顔を傷つけたこと、後悔しな」

 

 

車に強烈な踵落としを決めて地面に叩き落とした。

 

 

 

 

-Side 美琴-

 

 

私は、目の前の光景を呆然と見ていた。私の超電磁砲も普通じゃないと思うけど、私と同い年の男の子が“高さ3m”にまで跳躍し、車を“蹴り落とした”のだ。車はくの字にひしゃげていた。最早人間業ではない。だとしたら、あの少年は何者なのか?そんなことが頭の中で渦巻いていた。だが彼は、

 

「御坂さんが警戒するのはわかるよ。でも、安心して」

 

私たちと出会った時と同じ優しい笑顔で、

 

「僕は、弱い人を助ける正義の味方だよ」

 

その一言で彼は信用できる人物だと、確信はないがそう感じとることができた気がした。

 

 

その後、警備員(アンチスキル)の事情聴取を終えた私たちは、晶のお店に招待され、美味しいケーキとお兄さんの絶品コーヒーをご馳走になり、それぞれの帰路に着いた。

 

 

 




いかがでしたでしょうか?

っていうか兄は何処行ったとか、設定無茶苦茶……
物凄いやっちまった感が……

次回は兄の方を書きます!!亀更新ですがご了承くださいm(__)m


ルビの付け方を学びましたので訂正しました。

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