時を刻む音楽奏   作:狼と月の間

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〜前回のあらすじ〜
バンドを脱退され行き場を失った刻針時練。大雨の中、湊友希那と言う女性にバンドのスタッフをしないかと問われる。それに対して少し考えると言った時練だが……。


第二話『驚愕。そして突如の報告』

〜時練家・寝室〜

 

ピピピッ ピピピッ ピピカチッ

 

「うぅ……くぁぁ。」

 

午前3時、俺の朝はとにかく早い。脱退したとはいえ、ベース、ギターのお手入れに衣装の洗濯し干したら、朝風呂浸かって、朝食作り食べる。そして歯磨き。後はギター、ベースの練習。これだけで午前六時まで時間を潰せる。

 

「……って何時もの生活じゃねぇか。」

 

後は湊さんから連絡が来れば良いんだが…まだ寝てるだろうな。仕方ない。練習の続きを始めるk…。

 

ピロン

 

俺のスマホからメールが届いた。差出人は……湊さんだった。内容は……えーと?

 

 

 

『玄関の鍵開けてくれないかしら?』

 

 

 

……いやいや、冗談だろ?今午前三時、夜中だぞ?なのにピロンとメール届くか?

 

「まぁ、待て待て。こう言う時は窓から確認した方がy……。(チラッ)」

「……寝てたかしら?」

 

居たよ、湊さん居たよ。こんな真夜中に居たよ。こんな冷え切ってる真夜中の夏に居たy。

 

 

 

ガチャ

 

「真夜中に来るなよ、寒いだろ?」

「えぇ…そうね。」

「……待たせて悪かった。入りなよ。」

「お邪魔するわ。」

 

 

「親とかは?」

「寝てるわ。」

「まさか夜中に出てったのか!?」

「馬鹿ね……ちゃんと手紙を残したわよ。」

 

馬鹿って……夜に一人で歩くのは危険なのに……。

 

「朝食は食べたのか?」

「いいえ、この時間は……。」

「コンビニは開いてないしな…丁度だし、朝食作るからソファにでも座ってテレビでも見ててくれ。」

「そうさせて貰うわ。」

 

さぁ〜て、時練の3分◯ッキングのお時間です。用意するのh……。

 

 

 

「……グラタン完成っと。ざっと作って午後五時か。湊さーん、朝食食べましょうか……って。」

「くぅ……くぅ……。」

 

あら、寝ちゃったか。長過ぎたのも有るから眠気が襲ってきたんだなこりゃ。……そっとしておきたいけど、朝食出来たし起こすしかないか。

 

ツンツン

 

「湊さーん。朝食出来ましたよー。」

「……んぅ。」

 

頬を優しく突くとゆっくりと起きて腕を伸ばした。何だこの可愛い女性……って違え違え。

 

「朝食出来ましたよ。冷めない内に食べましょうか。」

「ふぁい……。」

 

欠伸してから屈伸する湊さん。……まだ寝ボケてるのかゆっくりと歩いて座った。

 

「「……頂きます。」」

 

スプーンで掬って口の中に運び食べる。トロトロのホワイトソースとチーズが合わさって美味い。

 

「美味しいわね。……しかもこのしつこくない甘さは一体何なの?」

「ホワイトソースの元となる牛乳を温めてから入れて、ちょこっと塩を入れたんだ。あくまでより良い絶妙な甘さ加減が出来るしな。」

「そうなのね……。」

「まぁ「あくまで」だけどな。」

 

 

 

「「……ご馳走様でした。」」

 

「皿は重ねといてくれ、洗うから。」

「朝食も作ってくれて、何もしないのはちょっと……。」

「良いんだ湊さん。こっちは皿洗いしてるし、以前話した『スタッフ』?だっけな。あれを話してくれ。」

「……分かったわ。」

 

話は長いから省略。だがあなだがだにはわがr

(使うところがおかしい。)

 

「……つまり、『CIRCLE(サークル)』でスタッフとして、湊さん達のバンド『Roselia』のサポートとして、働こう…と。」

「大体がおかしいけど…合ってるわ。」

「……それに関しての質問良いか?」

「何かしら……?」

「俺はバンドリーダーに『バンド禁止令』と言われた。だからと言ってRoseliaのサポートをすると言うのか?」

「えぇ……そうね。でも今はバンドの禁止令には従わなくて良いのよ。」

 

……そうか。従わなくて良いんだ。あの廣岡佐崎(誇りもない奴)に従わなくて良いんだ。

 

「それで、Roseliaのサポートとしてやってくれないかしら?」

「……まだ、あの記憶は残ってるが……分かった。CIRCLEのスタッフ、Roseliaのサポートをやろう。」

「分かったわ。後々連絡入れるから。取り敢えず私の話を聞いて。」

「……話?」

 

 

 

「つまり、今日から貴方は『羽丘』に入学するのよ。」

「……ドユコト?」

「それは携帯から分かるわよ。」

 

ブーッ……ブーッ……

 

突然スマホが鳴り響く。どうやら電話だ。

 

「すまない湊さん。ちょっと失礼する。」

「えぇ。」

 

ピッ

 

「……どした。」

『おう!時練か!』

 

出たのはやはり『Forest delete』の精鋭部隊残党、大尉の『鎌太刀刃(カマタチ ヤイバ)』だった。

 

『実はな、お前に重要な事が有る。』

「……何だよ。」

『お前は今日から『羽丘』に入学するのだ!』

「だから理由を話せよ。」

『お前は中卒で戦争に参加した。以上!』

「そう言えば高校行ってねぇか……あれ?待てよ?」

 

羽丘に入学→羽丘=羽丘女子学園

あれ?俺が入学するのって……まさか!?

 

「ちょっと待て鎌太刀!羽丘って女子g……切りやがった……。」

「話は終わったかしら?」

「嗚呼……どうやら俺は『羽丘女子学園』に入学すると言うことだ。

「そう……って時間ね。行くわよ。」

 

そう言うと湊さんは俺の手を取り引っ張った。

 

「……普通について行くから引っ張るなよ。」




読んでくれてありがとうございます。第二話で時練の仲間、鎌太刀刃が登場しましたね。この方は一番時練との登場が多そうな気がする。

キャラ紹介
鎌太刀 刃(カマタチ ヤイバ)
誕生日 12月14日
好きな食べ物 おでん、回鍋肉
嫌いな食べ物 辛いもの
趣味 武器配達、空のライフル弾の金属音を聞く

蒼天色の短髪に紫色の目。精鋭部隊『Forest delete』の海兵軍曹。例えどんな状況でも、音も無く接近する所から
静寂(Silence)』の異名を持つ。
普段は仲間と一緒に空のライフル弾の金属音を聞くと言う意味不明な事しており、優しく接してくれるが、やる時はやる人。ライフルを使わず、ナイフを使った戦闘を好む。(一応拳銃は持ってるらしい。)
時練も精鋭部隊の一員だったが、一時離脱を宣言。その後バンドを脱退されたと仲間から聞いた刃は『真の『バンド』を学んで来い』と時練に伝えた。
実は湊家との関係は父と仲が良く、会っては色々話しているらしい。
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