時を刻む音楽奏   作:狼と月の間

3 / 25
〜前回のあらすじ〜
湊友希那にバンドのスタッフをすると承った刻針時練。その時、携帯が鳴り響く……出ると仲間の鎌太刀刃だった。彼は時練に『羽丘女子学園』に強制的に入学する事に……。


第三話『入学。学園長は古き仲間』

湊さんに引っ張られ着いたのは『羽丘女子学園』……の学園長室の前まで連れてこられた。

 

「後は何とかしてくれるわ、また。」

「……お、おう。ありがと。」

 

すると友希那は教室へ戻ってしまった。そして学園長室(扉の)前に俺一人。

 

「って、突っ立っても意味ないしな。」

 

コンコン……

 

「……失礼します。」

 

ガチャ

 

 

 

入ると学園長がソファに座っていた。……やばい、体が何故か拒否反応(嫌悪感)を起こしている…。

 

「まぁ、とりあえず座って。」

「あ、はい……。」

 

取り敢えず震えを抑えて相対する様にソファに座る。学園長が口を開くと急に口調を変えて来た。

 

「……話は刃さんから聞いてる。」

「え?……知り合いなんですか?」

「昔からのな。」

 

ビックリした。だから学園長から『同じ(戦場の)』匂いを感じたのか。

 

「あの、一つ聞きたいんですが。」

「ん?答えれるなら良いが?」

「……昔、鎌太刀と一緒に参加しました?」

「参加してたね〜。」

 

やはりか。てか急に優しくなったな。

 

『もう5年も前かな、家族との時間を失いたくないから、辞めると刃に言ったんだ。」

「……で、今は学園長に?」

「そうだ。んで入学したいんだっけ?」

「えぇ、話によればですが……羽丘って女子校ですよね?俺が居たら概念ぶっ壊しますよ?」

「ふむ……そうなんだが、これを見て欲しい。」

 

そう言うと校長は一枚の書類を渡して来た。書かれていたのは

 

 

 

『羽丘女子学園・共学進行書』

 

 

 

「これは一体?」

「実はこの学園を共学にしようと思ったんだが、承諾を不可能だったんだ。」

「え?じゃあこの書類は一体?」

「そこで君には、この羽丘女子学園の実験役となって欲しい。」

「つまり……俺はこの学園に入学出来るる代わりにこの共学進行書の『実験役(モルモット)』として参加して欲しいと。」

「言い方おかしくないかね?……まぁ、大体の物は支給してあげよう。どうだ?」

「……分かりました。その条件に呑みましょう。」

「ありがとう。それじゃ朝会だから体育館へ行こうか。」

「急ですね。朝会なんて……いや、運が良かったのか?」

 

 

 

俺と学園長は体育館裏口からステージ横まで来た。何だよ、普通に体育館横断で入れば良いのに。

 

「では紹介するまで待っててくれ。」

「はい。」

 

 

 

「〜ですので、皆さんは今後の事を……」

「……眠っ。」

 

学園長話長いね、ちょっと眠いや。

 

「……ん、寝落ちしそうだな。」

「新入生君、準備を」

「了解……っと。」

 

身体を起こし、要らんと思うが身だしなみを整える。

 

「それでは最後に、転入生を紹介します」

「「「えぇっ!?」」」

「転入生!?」

「誰だろう…?」

「可愛いのかな?」

「きっとそうだよ!」

 

(ザワザワ……ザワザワ……)

 

「お静かに。……では自己紹介を。」

 

「あ、はい。」

 

ステージ上から見ても分かる、スゲェ数だし、全員女子かよおい!小学校以来だなぁ!……って取り敢えず落ち着け……深呼吸だ深呼吸……。

 

「えー……刻針 時練と言います。どうか宜しくお願いします。」

 

まぁ案の定、皆は驚いていた。中には……

 

「えぇっ!?男子だよね!?」

「髪長いし女性っぽい!」

「しかも可愛い!」

 

って、キャーキャー喜んでた奴も居たな。

 

「静かに……まぁ刻針君がこの学園に入学する事になった。皆、仲良くする様に。……これで朝会を終わる。刻針君は後で学園長室に。」

「分かりました。」

 

 

 

何故学園長室かと言うと、まぁ……制服だな。女子校だから男子用更衣室が無いから、学園祭長には一応後ろを向いて貰って、着替えたんだ。

 

「……良いですよ。」

『分かった…って似合うじゃないか!』

「お世辞でも褒めないで下さい……。」

『まぁ良いじゃないか。……では、時練君。君を羽丘女子学園に入学する事を許可しよう!まぁ今日は帰って良いぞ!』

「分かりました。失礼します……学園長。」

 

……因みに俺は湊さんと同じ1年A組だった。




因みに学園長の本名は「亜矢羽 礼奴(アヤバネ アヤト)」と言う名前で、時練は知らないので学園長と呼んでいます。まぁ、後々プロフィール載せときます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。