羽丘女子学園に強制的に入学する事になった刻針時練。しかし学園長は鎌太刀刃の古き仲間だった……。
たった男一人の女子学園生活に時練は慣れていく事になる……。
……あの後、色々聞いてたら午後3時になっていたので湊さんに「明日合流しましょう」と言って直様コンビニGOーン。そして色々有って午後8時。
「カ◯リーメイトも買ったから、家へ帰宅するのみ……って、ん?」
「なぁ〜、この後何も無いなら遊ばないか?」
「い、いえ……断らさせて頂きます……。」
「良いから来いよ!なぁ!?」
「……嫌っ!?だ、誰か……!?」
ギャルっぽい女子学生が男3人に囲まれてるじゃねぇか……。
__待てよ?あの制服……?
「俺達と一日中遊b「羽丘の女子校生に何してんだよ?」だ……誰d」
「ちょっと眠ってろぉ!」
ドガッ!
「あ"が"ぁ"!?」
勢い良く踵落とし。頭に命中した男は気絶しぶっ倒れ……
「女が……舐めやがってぇぇぇ!」
「……女じゃねぇし取り敢えず寝ろ!」
ドスッ!
「が"っ"!?」
もう一人の男が殴りかかってきたけど、受け流してから鳩尾に正拳突きを放って倒れた。
「……んで、お前さんはどうする?このまま掛かって来るk」
「死ねぇぇぇぇぇ!」
3人目の男はナイフ(正確に言えば果物ナイフだろうか?)を取り出して襲いかかってきた。分かってはいたけど……最初から話し合いに応じる気ねぇな。……ったく。
「最後まで話聞けよ……なぁ!」
ずがぁ!
「ぐ"ぁ"っ"!?」
刃物でも無駄、まずは適切な距離を取ってから攻撃するのが可。何も考えず無闇に攻撃すると返って隙を作る事になるからな。(軍人脳)
と言う解説っぽい事言ってからサマソを繰り出し気絶した。
「とりま警察送りだ。携帯携帯……。」
「ご協力感謝致します!それでは!」
「あ、はい。頑張って下さい。」
まさか三人とも指名手配犯だったとはな……。
「あ、あの……。」
「……あ、怪我はない?」
「は、はい……大丈夫です。」
「良かった。それじゃ、夜道気を付けてな。」
「あ、あの……!名前は…。」
「……刻針時練、ただの高校生だよ……じゃ。」
さて……家に帰って寝て明日合流だな。
「時練……?確か……どこかで……?」
〜次の日〜
ヤベ、家出るのに10分遅くなった。一応ギター持ってきたけど……邪魔かなぁ?
「……遅れたか?」
「やっと来たわね。随分遅かったじゃない。」
「やっぱり遅れてたか……悪い。」
「謝らなくて良いわ。ほら、行くわよ。」
「だから手を引っ張らなくて良いn……。」
「良いから。」
この人怒ってないか?絶対怒ってるよな?能面が般若になる位怒ってr()
〜CIRCLE・ロビー扉手前〜
「……着いたわ。此処が私達のライブハウス『CIRCLE』よ。」
「CIRCLE……。」
「取り敢えず、中に入りましょう。」
「お、おう……。」
ウィーン
「いらっしゃい〜!湊さんと……えーと?」
「あ、こんにちは。刻針時練です。宜しくお願いします。」
「貴方が湊さんが言っていた新人スタッフね!私は『
気軽に『まりなさん』って呼んでね!刻針ちゃん!」
「こ、刻針ちゃん!?」
黒いジャケットに白と青のボーダーシャツにジーンズと言う服装の黒髪のショートヘアの女性が笑顔100%で返してくる。何だろう……妙に会話しづらい。しかも女性と勘違いしてるし。
「と言う事で時練、後は頼んだわ。私は戻るから。」
「ファ?ちょっと湊s……行っちまった。仕方ない。徒歩で帰るk「……こ、く、し、ちゃん!」ひゃいっ!?」
急に肩掴んできたよこの人。しかも急だったから反射で女性みたいな声出しちまった。いや、元々女性っぽい声だから良いのか……じゃなくて!
「ど、どうしたんですか!?」
「いやー、うちのライブハウスに新人スタッフが入るなんて嬉しくて!」
「そうなんですか……え?ちょっと?まりなさん!?何故引っ張るんですか!?」
「大丈夫大丈夫!女性スタッフ用の服を着させるだけだから!」
「ふあっ!?俺男でs」
「良いから良いから!男の娘としてスタッフになれば大丈夫だよー!」
「ソウイウモンダイジャナァァァァ!?」
悲報。新人スタッフ俺氏、まりなさんに弄ばれる。てか何この人解けないんだが!?ちょ!?
相手元軍人だぞ!?何故振り解けないのだ!?
んで結局の所……まぁ……。
「何でこんな事になるんですか……。」
「このままの方が良いと私は思うよ!」
案の定、まりなさんに敗北して女性スタッフの服着せられた。てか、何この服、無茶苦茶サイズピッタリだなおい。さてはまりなさん事前に用意してたな?
「むぅ……着替えますからね……。」
「えぇ〜!似合うのに〜!」
「いやそう言う事じゃなくて、恥ずかしいんですよ……着替え直してきます!」
「ああっ!?ちょっと刻針ちゃん〜!?」
限界だ。市街地への潜入として刃に女装されたのは覚えているが、久々に女装すると流石に限界だ。取り敢えず急いで着替えて来よう……。
「……取り敢えず、急に確保して女装させるのは止めてくださいよ……正直恥ずいので……。」
「あ、あはは……てっきり女性かと思って……。」
「俺は男です!女性と勘違いされますけど……。」
あ……そう言えば此処ってライブハウスだよな?って事は……うん。聞いてみるか。
「……まりなさん。スタジオって有りますか?」
「スタジオは空いてるけど……どうして?」
「実は元ギターボーカルとベース担当です。理由は……まぁ、少し練習もしたくて。」
「……あ、刻針ちゃんの弾いてる姿見たいんだけど良い?」
「構いませんけど……聞いて得になるのですか?」
「良いの良いの!私が聞きたいだけだから!」
「……なら此処で1曲弾きますけど。」
ギターケースから愛用のギターを取り出しを何時でも弾ける様に構える。
(あ、何弾こうか考えてねぇ……。)
「曲考えてから弾けこの馬鹿」と俺の脳内で言われた気がした。
(……仕方ねぇ。即興で弾くか。)
そして、指を弦に近付ける。
「それじゃ……『明日』弾かせて頂きます。」
ギターの音色が響き渡る。……その音色はライブハウス内に……そして外に。
「ずっとそばにいると あんなに言ったのに 今はひとり見てる夜空 はかない約束……。」
音色と一緒に包まれて響く。……まるで何かに身を委ねる様に。
「もう泣かない もう負けない 想い出を越えられる 明日があるから……。」
ギターを弾いている感覚も無くなっており、ただ「自分の存在」と「ギターを弾いてる感覚」もスーッと消え、自然に弾きながら歌う様になる。
「手を伸ばしていま 心にしまおう 明日は新しい わたしがはじまる……。」
……最後まで弾き終えると一気に失った感覚が勢い良く身体に返ってくる……重い。
「……どうですか?久々なので鈍ってると思いますけど。」
「……凄いよ刻針ちゃん!弾いてる間何も言えなかった位上手いんだね!(パチパチ)」
「そうだぞ兄ちゃん!俺も感動したぜ!(パチパチ)」
「……え?」
振り返るとカフェテリアのお客さんが拍手していた。てかお客さん聞いてたの!?
「あ、ありがとうございます。」
「……ねぇ!もう1曲出来るかしら?」
「あ、はい……出来ますけど……。」
もう一度、指を弦に近付けて準備をする。
「では2曲目、弾かせて頂きます……。」
あの後、計3曲弾いた。
〜数十分後〜
「刻針ちゃん!定時だから帰って良いよ!」
「……え?もうそんな時間ですか?」
時計を確……って本当だ。30分オーバーしてるな。ただギター弾いて荷物運んで終わりか。
「取り敢えずお疲れ様でした!また明日お願いします!」
「うん、お疲れ様!刻針ちゃん!」
ちゃん付けは確定なんだ……まりなさん……。
とか言って帰る途中に警察官に取り押さえ連行され、何をするのかと思ったら逮捕の協力として150万頂いたのは驚いた。
〜時練家・寝室〜
「あ、そう言えば明日学校だ。鎌太刀の野郎、何故女子校に……。」
とか思いつつスマホを使ってニュースや天気を確認する。状況に応じてどう対応するのか考える為だ。
「明日は1日中晴れか。そりゃ良かっt……ん?」
ニュース内容を確認すると、とある記事が目に留まった。
『強盗犯脱走、羽岡女性学園周辺注意。』
「こりゃ不味いな。一応対策として何かないのか……?」
事前に鎌太刀から貰ったスーツケースを調べてみる。……てか内容物が酷過ぎだろ。絞殺用ワイヤーや軍用ナイフ、ヤバイ時には拳銃とか入ってるぞコレ……。
「平穏に生きるために罪を犯せってか?ふざけるんじゃねぇ!」
「取り敢えず『アレ』でも持ってくか……。」
時練のキャラ紹介
月島まりな(ツキシマ マリナ)
ライブハウス「CiRCLE」のスタッフさん。かつては自身もバンドを組みプロを目指していたが、なかなか日の目を見ることはなく解散したらしい。(因みに担当はギターだったんだってよ)。
CiRCLEでは音楽をやっている子たちを誰かに見つけてもらうためのサポートを考えて日々毎日働いているらしい。因みに俺の事を「刻針ちゃん」と呼んでいるんだよな、男性なのに……。
By.刻針 時練の解説