ALOの施しの英雄   作:霧雨 零

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第2話

 

今まで、どんな苛めも耐えぬいてきた。

 

 

俺の見た目は普通の人間と違うだからそれも仕方がないと思ってた。

 

俺の幽鬼のような白い肌といつも表情を崩さない顔が悪いんだから何があっても恨むことはしないようにしてきた

 

だが、今回のは我慢できない

 

 

俺は今、前世でも感じたことのない感情に見舞われた

 

 

 

俺からなぜか炎が揺らめいて黄金の鎧を纏っていた

だがそんなことはどうでもいい、今はこいつらを

 

ぶっ殺してやる

 

クラスの中でも特に木綿季を苛めてる奴の頭を掴み力任せに叩き付けた、子供とはいえこの身体は身体能力が異常に高い、頭を掴んでる奴は全身のいたる所が骨折してるだろう

 

ドンッ!!

 

 

「ヒッ」

 

「く、くんじゃねぇっ化け物」

 

・・・・化け物か・・・あいつには俺がそんなふうに見えているのか

 

 

化け物と読んだ奴の隣にいた奴をつかんで他の奴らに投げた

 

 

次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々次々・・・・・・

 

気がついらたら教室はボロボロで俺の身体はその動きに付いていけずあちこちが悲鳴をあげていたが鎧のお陰か傷は無くなった

 

 

傷は治ったがやばいクラクラしてきた

 

 

そして俺は倒れた

 

 

 

 

 

— — — — — — —

 

 

 

 

 

「っん、ここは・・・?」

 

 

まず感じたのは身体中至る所に巻かれている包帯の感触。

 

病院か?

 

ふと、いつも隣にいる筈の人物がいないことに気が付いた

 

「木綿季!!」

 

「おぉ良かった。目が覚めましたね」

 

 

身体を無理やり動かして近くにいた男性の胸ぐらを掴んで

 

 

「おいっ!あんた!木綿季はどこだっ!!」

 

 

「ちょっ、木綿季ちゃんはだいちょうぶだから落ち着いて」

 

・・・無事・・・だったのか・・

 

「そう・・・・ですか・・無事だったんですね、よかった」

 

 

「それより自分の心配をした方がいいよ、君の身体傷はなかったけどだいぶ危ない状況だからね」

 

「なんで動けるのか不思議だよ

まぁ、とりあえず今は安静にしときなさい」

 

「すいません」

 

 

その数日後、病室で教師が数人きて

 

「確かに皆んなも悪かったけど何故あそこまでしたの?」

 

「皆んな死じゃうかもしれなかったのだよ?」

 

 

俺が何故あんなことをしたかって?

そんなん決まっているあいつらが木綿季を傷つけたからに決まっている

 

それにあいつらがいなくなったらどんなによかったか

 

 

教師の中には黙り込んで、俺の方をチラチラと恐ろしそうに見るだけの教師も居た。

 

 

教師達のふざけた会話や態度を見て早くいなくなんないかなと思っていた

 

 

その数日後俺は退院した

 

 

医師からはなんでそんなに回復するのが早いのかと驚かれたりした

 

 

 

そして俺は今、木綿季の病室にいて木綿季は寝ている

あの学校で問題を起こしたからおたがい転校しなければいけなくなったからお別れをする為に会いに来た

 

「ごめんな、木綿季」

 

俺は今日でここを離れないといけない。

だから最後に会いたかった

 

 

「これは、俺からの最後のプレゼントだ」

 

俺は木綿季の所に黄金の鎧で作ったピアスを置く

 

その後、木綿季の体内に炎を循環させ木綿季のウイルスを焼き尽くした

 

これで木綿季の病気はもう大丈夫なはずだ

 

 

「さらばだ、木綿季」

 

 

 そして、結月が木綿季のもとを去って数年が経った頃、

 

 

「ねぇ、《施しの英雄》の噂聞いたことある?」

 

 

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