1人と1匹   作:takoyaki

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百六十三話です。



真田丸おもしろいですね



てなわけでどうぞ


其の拾壱

「ぐっ……………」

殴り飛ばされたホームズは、そのまま転がる。

ティーア、いや、アーティーは、それを鼻で笑うとマープルにカツカツと歩みを進める。

そんなアーティーにホームズは、石を投げつける。

そんなホームズをアーティーは、不機嫌そうに見る。

「ヨル、姉さんの所に。それともう一個よろしく」

ホームズは、アーティーに聞こえないよう小声でヨルに話しかけた。

「…………時間稼ぎぐらいしてくれるんだろうな?」

「………そのためにここにいるんだ」

逃げるだけにしてもアーティーが決してホームズを逃さないのは、明白だ。

「勝つつもりですか?私に?霊力野(ゲート)のない落ちこぼれが?」

「落ちこぼれだって?」

ホームズは、吐き捨てるように続ける。

「人を救えない神父が何を言ってるんだい?」

「……………近頃の子供は、人の話を聞かないようですね」

アーティーは、そう言うとマナの欠片を弾く。

弾かれた欠片は、一瞬圧縮されたのちホームズの前で爆発した。

「がっ、!!」

ホームズは、地面に打ち付けられ転がる。

「まあ、先ずは目障りなあなたから始末しましょう、ホームズ」

そんなホームズを追撃するように氷の矢がホームズに襲いかかる。

「ぐっ……………!」

ホームズは、慌ててかわす。

肩をかすって氷の矢が地面に突き刺さる。

「それも、全部、あの子達の命を……」

ホームズは、忌々しそうにマナの欠片を睨みつける。

ホームズの視線に気付いたアーティーは、マナの欠片を見せる。

「素晴らしいでしょう?精霊術の威力を底上げする、どの国も喉から手が出るほど欲しい、一品です。どうです?これを使えばあなたも、人並みに精霊術が使えるかもしれませんよ?」

「そんな物のために…………!」

アーティーは、ホームズの言葉を軽く聞き流し、今度は雷の剣を作り出してホームズに打ち下ろした。

「ホームズ!!」

身体は、ススで汚れ地面に伏したまま動かない。

アーティーがそんなホームズにとどめを刺すため、ゆっくりと近づいてくる。

「その子達には、未来しかないんだ……」

「何ですか?」

ホームズのか細いの声にアーティーは、反応する。

ホームズは、四肢に渾身の力を込める。

楽しそうにしつつも夜になれば泣いていた年下の姉の涙がよぎる。

「………いらないと言われた子供たち、生まれた事を否定された子供たち、親との記憶のない子供達、幸せな過去もなければ楽しい今もない…………」

ホームズは、歯を食いしばり左足を軸に右足をあげる。

「そんな子供達の未来を!笑顔を!お前は奪った!!許せるわけないだろう!!」

そう言ってホームズは、回し蹴りを放った。

だが、所詮リリアル・オーブのない人間の蹴り。

アーティーは、あっさりと弾き飛ばした。

弾き飛ばされたホームズは、そのまま先ほどの氷の矢で貫かれた黒ずくめの男の所まで飛ばされる。

「…………ぐ……」

「やれやれ、物分かりの悪い子供だ」

そう言ってアーティーは、氷の矢を作り出す。

ホームズは、力の入らない身体に鞭を打って立ち上がろうとする。

しかし、氷の矢はホームズが立ち上がった瞬間、真っ直ぐにに放たれた。

アーティーは、確定した勝利に歪んだ笑みを浮かべる。

氷の矢は埃を巻き上げホームズに降り注いだ。

アーティーは、それを見るとフフフフと溢れる笑いが止まらない。

それから、マープルの前にいるヨルに近づく。

「あなたのご主人様も死んでしまいました。もう、その子を守る理由もないでしょう?」

ヨルは、心底嫌そうな顔をする。

「ご主人様だぁ?」

「おや、違いますか?」

「あぁ、違うね。それともう一つ、お前は思い違いをしている」

ヨルの言葉と共に埃が徐々に晴れていく。

 

 

 

 

 

 

 

「あいつが死ねば俺も自動的に死ぬんだ」

 

 

 

 

 

 

埃が晴れるとそこには青白く輝く陣で、氷の矢を食い止めるホームズが現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………どういうことです?」

アーティーは、目の前の状況について行けず首をかしげる。

ホームズは、アーティーの言葉を無視して腰を落とす。

「腰を落とし、力を込める、確か名前は……」

ホームズの身体を赤い蒸気が渦巻く。

「剛招来」

噴き出る赤い蒸気は、ホームズの身体を纏う。

それから、右足を前に出し、左足に力を込める。

「力は軸足に、想いは右足にっ!!」

そう言って一気に距離を詰め飛び蹴りを放った。

「──────っ!!」

アーティーは、慌てて術を放とうとするがそれより早く、ホームズの蹴りが届いた。

「瞬迅脚!!」

空いた距離を埋めた跳び蹴りは、アーティーの腹にめり込み、そのまま弾き飛ばした。

飛ばされながらホームズの手にあるリリアルオーブを見た。

(いつの間に……………)

何故、ホームズの手にリリアルオーブがあるのか理解できなかった。

「別に。あそこの死体から奪っただけだよ」

そう言ってホームズは、氷に貫かれた黒ずくめの男を指差す。

そうあの時の挑発も全部あの死体まで吹き飛ばすためのものだ。

腹部の痛みに耐えているアーティーを他所にホームズは、ヨルに目を向ける。

ヨルは、こくりと頷く。

「見つけといたぞ、隠し通路」

「助かるよ」

ホームズとアーティーは、すれ違ってもいなければ追いつかれたわけでもない。

だが、アーティーは、ホームズ達より先にいた。

ホームズの思惑に気付いたヨルは、マープルの前に立ちひたすら探していたのだ。

ホームズは、ヨルの案内でマープルを背負いながら隠し通路を目指す。

「逃すとお思いで?」

アーティーは、マナの欠片を弾く。

「光よ!ディバインストリーク!!」

アーティーから、光の大砲がホームズらに向かって放たれた。

だが、気が付いた時には既に遅い。

ディバインストリークは、刻一刻とホームズ達に迫る。

ホームズは、目を閉じマープルを庇うように抱きかかえ、来るべき衝撃に備える。

しかし、いつまで経っても光の衝撃は、襲いかかって来ない。

「─────?」

ホームズは、不思議に思って目を開けると、そこには掌底破で光の大砲を防いでいるルイーズの姿があった。

「母さん!?」

「遅くなって悪かったねぇ」

信じられないという顔しているホームズにルイーズは、いつもの調子で返事をする。

どこから入ってきたのか、不思議に思って辺りを見回すとなんだか、不自然な穴が空いている。

「地下牢を壊すのに時間がかかっちゃってさ」

光の大砲は、ルイーズの手を超えることなくそのまま掻き消えた。

ルイーズは、パンパンと手を払いアーティーを睨みつける。

「く…………!」

アーティーは、再びマナの欠片を弾く。

「凍てつけ!アブソリュート!!」

冷気がルイーズの周りを渦巻き、氷の牢獄となってルイーズを襲う。

「剛招来」

静かな物言いとは対照的にルイーズから高熱を主張するように白い蒸気が噴き出す。

そのルイーズの剛招来は、氷の牢獄を形をなす前に溶け去った。

「なっ………!?」

アーティーの空いた口が塞がらない。

そんなアーティーに構わずルイーズは、ホームズに目を向ける。

「私がこいつを引き受ける。君たちは早く逃げたまえ」

ホームズは、頷くとマープルを背負って走り出した。

アーティーは、ホームズ達を追おうとしたがルイーズの威圧感に思わず躊躇った。

「この化け物め………」

アーティーの言葉を聞きながら子供達が放り込まれた桶をちらりと見て、そして、マナの欠片に視線を向ける。

ホームズより早くルイーズは、この村のからくりに気が付いていた。

それを確かめに行った時、うっかりとじこめられてしまったのだ。

「私が化け物なら、君は悪魔だねぇ」

その言葉と同時にルイーズの拳が振り抜かれた。

ルイーズの問答無用の拳をアーティーは、受け切った。

ルイーズは、一歩下がり、痺れる手を振る。

「確か、防御力を上げる精霊術があったよね?」

アーティーは、パチパチと手を叩く。

正解のようだ。

「更に!」

そう言ってマナの欠片を二つ放り投げる。

「シャープネス!!」

アーティーの周りを赤いオーラがまとわりつく。

(マナの欠片で更に、って奴だろうねぇ)

考えている間にアーティーは、一歩でルイーズの前に現れた。

そして、そのまま腰を落とし正拳突きを放つ。

ルイーズは、派手に吹き飛ばされた。

「こんなのどうですか?」

そう言ってルイーズが立ち上がる隙にマナの欠片を更に使う。

すると黒い球体、ネガティヴゲートが現れルイーズを引き寄せ拘束する。

それを眺めると落ちている黒い機械を拾う。

先程、死んだ男の持っていたものだ。

アーティーは、そのままルイーズに向かって放った。

濛々と巻き上がる埃。

アーティーは、ようやく肩を下ろす。

「これで終わりですね」

「いやいや。カーテンコールには、まだ早いゼ」

いつの間にかアーティーの背後に移動していたルイーズは、振り返りながらそう返した。

「な!?確かに捉えたはず…………」

「でも、手応えはないだろう?」

ルイーズは、何てことなさそうに返す。

そうルイーズは、拳をもらう瞬間後ろに下がって威力を消したのだ。

「くっ………!」

アーティーは、背後にいるルイーズに向かって機械を構え、引き金に指をかける。

引き金を引こうとした瞬間、アーティーの足元にネジが転がる。

「……………?」

目の前には、ドライバーを持っているルイーズ。

(──────しまっ………)

そう思った時には既に遅かった。

引き金は引かれマナが蓄積されていく。

その瞬間機械は、爆発をした。

巻き込まれたアーティーの手は血みどろだ。

弾け飛ばなかったのは、バリアーのおかげと言ったところだろう。

「ぁあああ"あ"あ"あ"」

ルイーズは、ドライバーもてあそびながらのたうちまわるアーティーを見ていた。

アーティーは、のたうちまわりながら、地面に落ちているネジを睨む。

「ネジ…………この一瞬で分解した……のですか?」

ルイーズは、パチパチと手を叩く。

重要なネジを取られたため、不具合を起こした黒い機械を無理に使おうとした結果爆発したのだ。

「私の前で黒匣(ジン)を使おうだなんていい度胸だね」

黒匣(ジン)………だと?あなた………が何故それを知っている!」

「アルクノアから何も聞いていないのかい?」

アーティーは、歯を食い縛ってマナの欠片を取り出そうとする。

それをしようとして、一瞬アーティの動きが止まる。

ルイーズは、それを視界の端で捉える。

「まあ、いいか。それより、マナの欠片、あとどれぐらいあるんだい?」

「お見通しのようですね」

アーティーは、そう言うと手のひらに二つマナの欠片を乗せる。

「後、二つです。そして………」

マナの欠片を輝かせる。

「ファーストエイド」

治療の呪文により、アーティーの両手から傷が消えていく。

そして代わりに一つ欠片が消える。

「これで残り一つ」

アーティーは、そう言うと手のひらにあるもう一つの欠片を輝かせる。

「クイックネス」

アーティーの体は身体強化の重ねがけで体は虹色のオーラをまとっている。

「身体強化か……賢い選択だねぇ」

ルイーズは、そう言うとドライバーを投げる。

地面にドライバーが落ちる。

その瞬間、二人は踏み込んだ。

アーティーの拳に横から回し蹴りをぶつける。

態勢を崩したアーティーの顔面に向かってルイーズが拳を放つ。

だが、アーティーには響かない。

バリアーを超える力には、届かない。

拳を受けてニヤリと笑うとお返しとばかりに左手を握り締める。

ルイーズは、拳が振るわれるより先にアーティーの襟首を掴み体を捻って投げ飛ばした。

壁に叩きつけられたアーティーに向かってルイーズが、跳び蹴りをかます。

アーティーは、迫り来るルイーズに足に向かって拳打を放つ。

ルイーズは、思わず態勢を崩した。

アーティーの神父服の袖から紐が現れる。

現れた紐は、態勢を崩した手に巻きつく。

「これで、ボクの百パーセントが通じる」

アーティーの身体強化を乗せた拳がルイーズの腹部にめり込む。

紐に結ばれたことにより先ほどのような受け身はもう取れない。

しかし、これだけではない。

ゆっくりと開かれる拳にはマナの欠片が握られていた。

「フォトン!!」

巨大な光球が弾けルイーズにだけ襲いかかる。

ルイーズは、ゆっくりと膝をつく。

紐で縛られたルイーズは、右手だけ釣り上げられた状態になる。

「やれやれ、紙一重でした」

そう言ってアーティーは、絡まった紐をほどく。

「何とか、終わりました………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「残念、マジックガード〜」

 

 

 

 

 

 

妙に語尾の上がったルイーズの言葉に思わず戸惑う。

勝ったと思ったのだ。

誰でも思う。

至近距離であの爆発の攻撃を受けて立っていられる人間などいないと誰もが思う。

それは、油断でもなんでもない。

強いて言うのなら、運が悪かったとしか言いようがない。

ルイーズと戦うことになったアーティーの運が悪かったのだ。

ルイーズは、ぺっと唾を吐くとゆらりと立ち上がり、アーティーの顔面に拳を放った。

その拳は、今までバリアーに阻まれ届かなかったことが嘘のようにアーティーに響いた。

「─────っ!!」

アーティーは、そのまま地面を転がった。

確かにルイーズの隙はついた筈なのだ。

残り二つしかないように見せかけ実は、最後の一つを隠し持っていた。

嘘と本当を織り交ぜた言葉にルイーズを騙せたはずなのだ。

信じられないという顔で見るアーティーに構わずルイーズは、鼻で笑う。

「…………どうして君のことを信じられるって言うんだい?」

ルイーズの拳に剛将来の赤い闘気が集まっていく。

「人の命を金にし、村人たちを騙し、子供の未来を奪い、わたしの息子とそして、()を傷つけた、そんな奴の言うことのなにを信じられるというんだい?」

垂れた幼げな印象を与える瞳は背筋が凍るほど涼やかだ。

だが、その奥に灯る焔は信じられないほど熱い。

「まだるっこしいのは、もう抜きだ」

リリアル・オーブが爛々と輝く。

「ここからは、文字通り拳で語ってあげるよ」

 

 

舞台は、大詰め。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあ、幕を引こうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

化け物、ルイーズの秘奥義だ。

 

 

 

 

 

「拍!」

右の拳を握り、殴りつける。

「手!」

今度は左の拳を握り、殴りつける。

「喝!」

蹴りを放ち、宙に少し浮かせる。

「采!」

そのまま追撃をして宙に完全に浮かせる。

ルイーズの両の拳には、剛将来が纏われていた。

「ダァァアらあああ!」

握られて拳を落ち行くアーティーに拳の乱打(ラッシュ)

放たれる拳は、アーティの急所という急所を的確に打ち抜いていく。

「あ"あ"あああああ"ああああああああああああああああああああああああああああああ"あああ"あああ"あ"ああああああああああああああああああああああああ」

左の拳を打ち込み、反対の右の拳を握り締める。

それの繰り返し。

単調でそして的確。

だからこその威力。

左手で打つと剛将来の力を全て右の拳に集める。

舞台を終えた役者には、大事な大事な役目がある。

その名は、

 

 

 

 

 

 

 

 

「カーテン……………」

 

 

 

 

剛招来が集まりきった拳を真っ直ぐアーティーに打ち込む。

「……………コォーーーーール!!!」

 

 

 

 

 

 

殴り飛ばされたアーティーは、壁に叩きつけられた。

アーティーは、そのままずるりと壁に背を預ける。

「どうだい?体の調子は?」

「見ての通りです………もう、動けません」

アーティーは、ふっと笑う。

「本当に拳で否定しましたね」

そんなアーティーにトドメを刺そうと歩みを進める、ルイーズ。

アーティーは、ニヤリと笑うと人差し指で軽く地面を叩いた。

その瞬間辺りを炎が包んだ。

あふれ返る熱に思わず顔を腕で庇う。

「………どうせ、ボクにトドメを刺すつもりなのでしょう?」

アーティーは、口を開く。

「そんなのごめんです。そんなことになるぐらいだったら、ボクは自ら命を絶つ!」

ニヤリとアーティーは、笑う。

「自分の命は、自分だけのものだ………誰かに奪われるなんて絶対にそんなことさせない!」

ルイーズは、そんなアーティーの胸倉を掴みあげる。

「そう言う君は、人の命を一体いくつ奪ってきた?」

そう言ってルイーズは、人の泥の入った桶に放り込む。

「そんな君が、今更好きなように死ねるとまさか本気で思っているのかい?」

その不穏な雰囲気にアーティーの背筋に汗が流れ落ちる。

「待っ…………」

「そんな虫のいい話があるわけないだろう?」

「まて!」

「待たない」

動きたいがアーティーは、動けない。

ルイーズに骨と言う骨と関節という関節全てを壊されたアーティーには、どうすることもできない。

「お人好しと呼ばれるあなたがどうして!!」

「私はお人()しであって、お人()しじゃあないんだ」

レバーを握る手に力を込める。

「だから気に入らない人間は、文字通り徹底的に叩き潰す」

ズブズブと泥に沈んでいくアーティーは、何とか動こうともがいていた。

「ま、待ってください!!あなたは、行商人だ!!だったら、何でも報酬をあげます!!ですから………」

その言葉にルイーズのレバーを引く手を止める。

「なるほど………」

ルイーズは、ふむと顎に手を当て考え込む。

ほっ、と胸を撫で下ろした。

幸いこの教会には、蓄えがある。

この目の前の行商人を満足させられる富がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、ここの子供たちを生き返らせてよ」

 

 

 

 

 

 

 

しかし、ルイーズが要求したのは富などではなかった。

ルイーズのその言葉にアーティーは、本当に一瞬で背筋が凍りついた。

この女にアーティーと言う人間を許すつもりなど最初(ハナ)からないのだと。

「やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろぉ!!」

「アーメン」

ルイーズは、必死の懇願に構わずレバーを引いた。

動き出した機械は、アーティーの絶叫を無視して動き出した。

数分後には、上等な肥料となるのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元凶は、ルイーズの手によって葬り去られた。

ルイーズは、ちゃんと機械が動いたの確認すると、潰れた地上への入り口を破壊し向かっていった。

 

 





秘奥義だぞー!!


ま、それはさておきエクシリアのいいところはちゃんと溜飲の下がる展開があるところです。
てなわけで、悪党には出来るだけ辛い状態で退場いただきました。



さあ、過去編もあと僅かです。




あとルイーズのヤバさは、作中一位です……




ではまた百六十四話で( ´ ▽ ` )ノ






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