1人と1匹   作:takoyaki

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二百二十五話です!!



皆さん永らくお待たせしました!!
ごめんなさい、編集作業が長引いたんです!!
今回から最終章開始です!!



てなわけで、どうぞ!!


最終章
三度目の正直は狙うもの


「ふう、また、ここに来たねぇ」

辺り一面に広がる水晶。

一行は、再び世ノ精途(ウルスカーラ)に来ていた。

ありとあらゆる事にケリをつけ、やって来たホームズは、息を吐き出す。

「まあ、ヨルも復活したし、一応万全であるよ」

「一応とか言わないでよ、ホームズ」

ジュードはジトッとした視線をホームズに送る。

ホームズが弁解しようとするとミラが手で制し、目配せをする。

ミラの視線の先には、今やただ一人の四象刃(フォーブ)、ウィンガルがいた。

「一応、言っておきたいんだけど」

「必要ない。お前たちを陛下の元には行かせない」

ウィンガルは、ホームズの発言をにべもなく切り捨てる。

「そうはいかない!僕は、ガイアスを止めて、断殻界(シェル)を解放するために来たんだ」

ウィンガルは、呆れたようにため息を吐く。

「改めて言おう。陛下の元へは、行かせない。お前たちは、陛下の重みになるからだ」

ウィンガルの言葉に一行は、眉をひそめる。

「………我々が重みですと?」

ローエンの疑問にウィンガルが頷く。

「陛下は、目指す世界のため、お前達のような強き者を求めている」

「では、何故貴方がその邪魔を?」

ローエンの質問にウィンガルは、刀を引き抜き構える。

「お前達が、理想の脅威となろうと殺しはしないからだ。

ならば、陛下の重みとなる者を排除することこそ、私が為さねばならないことだろう!」

そう言うと増霊極(ブースター)を起動させ、髪の白いあの姿になる。

「だったら、僕は貴方と戦うだけだ!」

ジュードが、拳を構える。

その瞬間、ウィンガルは、ニヤリと笑って床を刀で叩く。

キィンという高い音が響き渡る。

その突然の行動の意図がわからず、一行は、首を傾げた。

先に気づいたのはヨルだった。

「野郎、やりやがった!構えろ!魔物が来る!」

その言葉と同時に魔物達が、押し寄せてきた。

あの音は、魔物を呼び寄せるための行動だったのだ。

合図さえなく、魔物は、一行に襲いかかった。

「ウィンガルには、襲いかからない……何で?」

レイアが戸惑いながら棍を振るう。

《俺が、何もせずにここでお前達を待っていたと思うか!?》

「なんて?」

「魔物を手懐けたそうだ」

ヨルは、そう言って尻尾を伸ばす。

尻尾が、魔物に絡まるとホームズは、尻尾ごと掴んでそのまま魔物を叩きつけた。

それぞれ、戸惑いながらも何とか対象する。

しかし、忘れてはいけない。

敵は魔物ではない。

 

 

 

ウィンガルだ。

 

 

 

 

 

対処している間にウィンガルの白刃が迫る。

まず初めに捉えたのは、ホームズだ。

ホームズが魔物を蹴り飛ばしたと同時に、ウィンガルの刃が、首に向かって薙ぎ払われる。

「あっぶないわね………」

その刀を割り込んで二刀で受けるものが、一人。

「ローズ!!」

「むん!!」

ホームズの驚嘆など構わず、気合いと共にウィンガルを弾き飛ばした。

ローズは、刀を振り下ろすと構え直す。

「貴方達は、魔物の対処してなさい。ウィンガルは、私がどうにかするわ」

「どうにかって………」

ホームズは、そう言って向かってきた魔物を蹴り飛ばす。

「君一人じゃあ、無理だろう?」

「なら、二人いればどうですか?」

そう言ってローズの隣にローエンが、立つ。

ホームズは、ため息を吐く。

「分かった。その代わり魔物は、そっちにやらないよ」

「えぇ。頼みますよ」

ホームズは、それっきりローズ達の方を振り返らなかった。

「一勝一敗、ってところね、ウィンガルとの勝負は」

ローズは、ウィンガルを真正面から見据える。

カン・バルク戦で一敗。

ファイザバード沼野で、一勝。

「えぇ。そうですね。ついでに一敗目は、私とのコンビでしたね」

そう言うとお互いのリリアルオーブが繋がる。

「では、最後の一勝を取りに行きましょう!」

「当然!」

ローズは、そう言って地面を踏み込んだ。

ローズの振りかぶった刀とウィンガルの刀がぶつかり合う。

二人の刀は、お互いの力によって弾かれる。

「こんっのぉ!!」

ローズの二刀の同時攻撃が繰り出される。

ウィンガルは、それを受けてローズを先程お返しとばかりに飛ばす。

思わず宙に浮いたローズにウィンガルの追撃が襲う。

ローズは、宙返りしながら刀を受ける。

羽織を翻して着地すると、ウィンガルは、間髪入れずに襲いかかる。

「マーシーワルツ!」

ローエンの舞うような剣戟が、それを防ぐ。

「ナイス、ローエン!!」

ローズは、そう言うとローエンを飛び越えて刀を打ち下ろす。

ウィンガルは、慌てて下がるが、僅かにローズの刀をもらってしまう。

《ナメるなっ!!》

しかし、歯を噛み締め直ぐに刀を振りかぶってローズに斬りつける。

「っぐ!」

相手を斬ったという隙を突いた攻撃にローズの対処がワンテンポ遅れる。

ローズの肩から血が噴き出す。

「ローズさん!!」

ウィンガルが、続けて攻撃を仕掛ける。

「何のこれしき!!」

ローズは、そう言って刀の柄でウィンガルの刀を殴りつけてその攻撃を防いだ。

刃同士とはまた違う音が響き渡る。

ウィンガルは、殴りつけられて発生した衝撃を利用して、後ろに下がる。

「蒼刃追蓮!!」

しかし、ローズの蒼い刃の二連撃がウィンガルを追う。

《チィッ!!》

ウィンガルは、刀で防ぐ。

だが、下がりながら無理やり防いだせいでウィンガルの態勢は、まだ崩れたままだ。むしろ悪くなった。

「ファイアボール!!」

ローエンの火球が、そこに襲いかかる。

それと同時にローズが走り出した。

ローエンの火球を防いだと同時に、ローズが、間合いに入る。

《!!》

ウィンガルの刀は、ローエンの火球を防いだばかりでまだ、こちらに反応出来るような状態ではない。

(とった!!)

その確信と共にローズは、振るう刀に全ての神経を注ぐ。

白刃は、風を切りうねりを上げてウィンガルに迫る。

 

 

 

 

「な………!?」

 

 

 

 

刀で防ぐことは、不可能と見切りをつけたウィンガルは、自分の右手でローズの刀の根元を掴んで止めていた。

根元が、一番刃の切れ味が鈍い。

だから、多少の痛みさえ覚悟して仕舞えば、どうってことないのだ。

《何を驚く?そっちの得意戦法だろうが!!》

ウィンガルは、そう言ってローズの腹を蹴り飛ばす。

ウィンガルの足は、ローズの胃に衝撃を伝える。

衝撃で震える胃は、中身を全て逆流させる。

「─────っか、ゲェっ!!」

ローズは、溜まらず吐き出した。

ウィンガルは、嘔吐し手の内の緩んだ刀を奪い、崖下に投げ捨てる。

「ブライトベル!!」

ローエンの金色に輝く鐘が現れ、更に追撃しようとする、ウィンガルを弾き飛ばした。

「ローズさん!」

ローエンが、その隙にローズに駆け寄る。

「立てますか?」

「当然。あれ以上の蹴りをどっかの誰かさんから受けたもの」

ローズは、口元を拭って立ち上がる。

ウィンガルも同じように立ち上がる。

傷ついたぐらいで歩みを止めるような二人ではない。

繰り出されるその一撃をローズは、残った一刀で何とか防ぐとそのまま普段は、刀を持っている左手を握りしめ、ウィンガルを殴る。

予想外の攻撃にウィンガルが戸惑っている間にローズは、頭にかかる霞を振り払うために唇を噛んで意識を戻す。

「フン、刀一本になったからって別に変わらないわ」

そして再び刀をウィンガルに向かって振り抜く。

ウィンガルは、それを弾いて真っ直ぐにローズの首に迫る。

ローズは、腰にある鞘で弾き返す。

僅かに距離ができる。

「いくわよ、剛招来・纏!!」

紅い闘気が、ローズの刀にまとわりつく。

ローズの刃は、赤々と輝く轟音と共にウィンガルの刀にぶつかる。

《ぐっ!重い!!》

その重みにウィンガルは、思わず息を飲む。

だが、それだけだ。息を飲むだけなのだ。負けを確信するほどではない。

何故なら、ウィンガルの力だって負けてはいないからだ。

ウィンガルは、すぐさま距離を詰めた。

そして、ローズと同等かそれ以上の力で鍔迫り合いに持ち込んだ。

そして、僅かに力を緩める。

ローズの態勢が崩れる。

《(変わらないな)》

そこをウィンガルがいつかのように押し返し、完全に態勢を崩す。

ただ一つ違うのは、今回のウィンガルに手加減などないということだ。

リリアル・オーブが、爛々と輝く。

ここから、繰り出される技はただ一つ、

 

 

 

 

 

 

《覚悟は良いか?》

 

 

 

 

 

秘奥義だ。

 

 

 

 

 

光輝く鎖が、ローズを縛る。

 

 

 

ウィンガルの刃が目にも止まらぬ早さで、ローズを斬り刻む。

《喰らえ雷!》

ウィンガルは、最後の一刀に力を込める。

 

 

 

 

 

《ライトニングノヴァー!!》

 

 

 

 

 

鎖は弾け、ローズは、空を舞う。

 

 

 

 

「ローズ!!」

ホームズが、その惨状を視界の端で捉える。

「阿呆、こっちをどうにかしろ」

ヨルの忠告通り、魔物は、真っ直ぐホームズに襲いかかってきた。

「この………!」

迫り来る魔物のせいで、宙を舞うローズに間に合わない。

次の瞬間、ウィンガルの後ろでドサッという音が響く。

《次はお前だ》

ウィンガルは、そう言うとローエンに向かって踏み込む右足を強く打ち鳴らす。

だが、それ以上は進めなかった。

ウィンガルの後ろで気配が現れる。

思わず後ろを振り返ると、そこには血だらけになりながらゆらりと立つローズがいた。

《馬鹿な、即死のはずだぞ》

「何言ってるか分からないけど、想像は付くわ」

ローズは、そう言うと懐から、ハチマキを出す。

そのハチマキをキュッと額のあたりで縛る。

新たに巻いたハチマキのおかげで血が目まで落ちてこなくなった。

ローズは、既にある顔の血を羽織でふく。

「ローエンのおかげよ。貴方の出した鎖に紛れてローエンの精霊術が紛れ込んでいたのよ」

ローエンのソリッドコントラクション()により、ウィンガルの刀は、致命傷には至らなかったのだ。

ローズは、大きく深呼吸をする。

そして、リリアル・オーブが輝く。

二刀あるに越したことはない。

だが、一刀で戦えないかと問われればそうではない。

一刀で秘奥義が出せないかと問われれば、そんな訳はない。

「ローエン、頼むわ」

「えぇ。お任せを」

ローエンは、そう答えるとウィンガルに細剣で挑む。

しいて言うなら、隙がデカすぎるので、あまり使わないのだ。

 

 

 

 

 

「乙女の雷覚悟しなさい!」

 

 

 

 

 

 

ローズは、そう言って刀を鞘に八割納める。

鞘と柄の間から現れる二割の白刃が眩しい。

それを目の前に掲げ、口を開く。

 

 

 

 

「"天光満る所我はあり"」

 

 

 

 

ローズの足元に精霊術の陣が現れる。

詠唱に気付いたウィンガルは、ローエンの脇を抜けて走りだそうとする。

だが、それを許すローエンではない。

細剣が、襲いかかる。

 

 

 

 

 

「"黄泉の門開く所汝あり"」

 

 

 

 

 

 

その陣から雷が徐々に現れる。

それは、まるで今にも破裂しそうな水風船を必死に押さえているようだった。

この技は、一度だけホームズに放ったことがある。

だが、それは、正しい形ではない。

いや、正確にいうなら、ローズにとって正しい形ではない。

 

 

 

 

 

「"出でよ、神の雷"!!」

 

 

 

 

 

 

轟音と共に押さえられていた雷が眩いばかりの青い光を放ちながら現れる。

そして、その雷光は、鞘から僅かばかり現れている刃に収束していく。

全てが刀に収まった瞬間。

パチンという小気味よい音と共に鞘の中に収まる。

ウィンガルは、ローエンを飛び越え、自身の刀に先ほどローズに放ったのと同じ力を結集させる。

そのまま落下のスピードと共にローズに向かって振り下ろす。

ローズは、身体の反転と共に刀の柄に右手がかかる。

「これでおしまい!!」

左手の親指が鯉口を切る。

 

 

 

「インディグ………」

 

 

 

 

引き抜かれる刃と共に現れたのは、先ほど現れた雷、いや、無理矢理鞘に納められたせいで、まるで神の怒りのように猛り狂うそれが、現れた。

 

 

 

 

「………ネイション!!」

 

 

 

 

ローズの雄叫びと共に、増幅された神の雷が、全容を表した。

その雷は、ローズの抜刀に乗せられ、落下と共に迫るウィンガルの刀と真正面からぶつかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の瞬間、爆音と共に目を開けていられないほどの光が放たれた。

 

 

 

 

 

 

 

「………何が……」

ようやく目が慣れてきたホームズが目を開けて、真っ先に飛び込んできたのは、自分達を苦しめていた魔物消えた光景、そして、柄のない刀の刃がくるくると宙を舞っている様だった。

その刃は、そのまま切っ先から地面に刺さった。

 

 

 

「馬鹿な………」

増霊極(ブースター)の効果の切れたウィンガルは、柄だけの刀を握りしめたまま膝をついて呟いた。

雷の影響でウィンガルの身体は、痺れて思うように動けない。

ローズは、抜刀から姿勢を戻すと納刀する。

「二勝一敗、私の……ううん。私達の勝ちよ、ウィンガル」

ローズの言葉が静かに響いた。

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

「………イルベルト、クリスティ、お前達なら分かるはずだ」

ローズは、エリーゼとレイアそして、ジュードのフルメンバーから治療を受けながら耳を傾ける。

「陛下は正しい。黒匣(ジン)を壊せば世界は変わる……」

ウィンガルの言葉にローエンは、首を横に振る。

「自分で決めた道でなくては、世界は変わらない。

わたしは、やっとそれに気付きました」

ローエンは、静かにそう告げた。

この旅で学んだことだ。

世界を変えるのは、当たり前のことだが簡単なことではない。

なら、どうするか?

ウィンガルは、目を丸くするとそのまま俯く。

「今になって最前列に乗り出すか……全く、恐れ入る」

それは、ウィンガルから初めて聞く、ローエンに対する賞賛だった。

「生涯現役だからね、ローエンは」

ローズは、まるで自分のことのように言った後ウィンガルを見据える。

「貴方の言う事も分かる。それでも、世界を変えるのは私達よ」

ローズの言葉にウィンガルは、下を向いて首を横に振る。

「私は……まだ……陛下の理想を成し遂げなければ……」

麻痺する体を押し殺してウィンガルは、立ち上がる。

「どうして、そこまでして……!」

「黙れ!!」

レイアの言葉にウィンガルは、一喝する。

「ウィンガルさん」

そんなウィンガルにローエンは、優しい声音で話しかける。

「ガイアスさんが、私達を手にかけないのと同じ理由であなたを側に置いているのですよ」

ローエンは、更に続ける。

「ウィンガルさん、ここで死ぬのは、ガイアスさんの理想を」

「イルベルト!」

そんなローエンの言葉をウィンガルが遮る。

「それ以上は……!」

そう言うと再びあの白髪の姿に変わる。

再び臨戦態勢に入ってしまった。

「ちょっと!それって連発していいものなの?」

治療を終えたローズが声を上げるのと同時にウィンガルは、刃だけとなった刀を掴む。

《ゔ………グァ!!》

ウィンガルは、刃を持ちながら苦しみ始めた。

増霊極(ブースター)が頭に埋め込まれ、しかも連発までして無事に済むわけがない。

「しっかりしてください!!」

駆け寄るローエンに目を血走らせたウィンガルが刀を振りかざす。

慌てて下がるローエン。

「早く解きなさい!!それ以上は、どうみたって持たないわ!!」

ローズも止めるが、ウィンガルはその状態を解かない。

《違う……俺はこんなものに……殺されるんじゃ………ない》

ウィンガルは、そう言うと柄のない刀を地面に思い切り突き刺した。

暴走した霊力野(ゲート)から発生したマナをそのまま込めた一撃は、一行の足元を崩した。

「ヨル!非常識・改を!!」

「無理だ!間に合わん!!」

地面の崩壊に巻き込まれた一行は、ウィンガルから遠ざかっていった。

ただ一人、ローエンだけが、彼から目を離さなかった。

 

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

マクスウェル一行が見えなくなるとウィンガルは、ようやく増霊極(ブースター)を止める。

夜叉を思わせる白い髪は、いつもの黒髪に戻った。

《イルベルト………ガイアスが世界の王たる人間だ》

もう、ウィンガルの目は霞始めている。

《俺の思い………今のお前なら………》

柄のない刀は、パキンという音と共に砕け散った。

ウィンガルは、ばたりと仰向けに倒れ、それっきりもう二度と立ち上がる事はなかった。

 

 

 

 

 

こうして、最後の四象刃(フォーブ)は、その生涯の幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 







秘奥義を一つに絞ると言ったな!!
アレは、嘘だ!!
いや、ごめんなさい。石投げないで。
大分前に感想欄で一つに絞るとか言ってましたが、結局絞りきれませんでした。
まあ、その分派手に決めてもらいました!!

さて、今回の章の振り返りは、こちら



『ホームズとヨル』


同じ章タイトルがありますね。



ホームズ復活章なので、敢えて第一章と同じタイトルにしました。
基本的に私は上げて落とすお話が好きです。
更に好きなのは、上げて落としてカチ上げるお話です。
そんなわけで、こんな感じの章になりました。
これは、本当に書きたかったお話で、書き上げたとき、もうここで終わりでよくね?とか、思っちゃったりしました。
でも、いや待てとまだまだ書きたいところはあるだろ?と自問自答しながら、何とか書き上げました。




では、また二百二十六話で( ´ ▽ ` )ノ

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