1人と1匹   作:takoyaki

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六十四話です



宣言した通りスキットです!



そして、人気投票の記念スキットも用意しました!


てなわけで、どうぞ


スキット

《考えてみると……》

レ「ホームズってさ、いつもハンカチいくつ持ってるの?」

ホ「どうしたの、突然?」

レ「いや、だってさ、エリーゼに二枚、ローズに一枚、傷口を塞ぐのに使った一枚、んで、さっき買ってた一枚……気にならない方がおかしいよ」

ホ「まあ、ローズにあげた奴は帰ってきたよ」

レ「それにしたってだよ」

ホ「まあ、だいたい、四、五枚かな」

レ「持ち過ぎだよ………」

 

 

 

 

 

《何の為?》

レ「何でそんなに持ってるの?」

ホ「いや、まあ、その………」

ヨ「あの小ムスメが、泣いていた時、ハンカチが使えなかったのを知ってるか?」

ホ「ちょっ、なに勝手に喋ってるんだい?!」

ヨ「んで、その事をこいつは地味に後悔していてな……だから、それ以降もう、そんな事がないようにと、ハンカチを大量に持ち歩いているんだ」

レ「へぇー……」

ホ「そんな温かい目で見ないで!」

レ「なかなか、かっこいいじゃん!初めてホームズの事かっこいいと思ったよ……」

ホ「……褒めてくれてありがとう。君の友情におれは、涙が止まらないよ……」

 

 

 

 

 

《ローズの詠唱》

ティポ(以下、ティ)『裂け裂け切り裂け、出て来い刃……』

レ「豪雨で来い!聖なる光!」

ローズ(以下ロ)「………なにしてるの?」

レ「ローズの詠唱のマネ」

ロ「私の?」

レ「そう!」

ティ『なんか、変わってるよね〜』

ロ「貴方に言われたくないわ」

レ「と言うか、全部命令形だよね」

エリーゼ(以下エ)「どうしてですか?」

ロ「あぁ、そっちの方が良かったのよ。最初は、お願いするつもりで言ってたんだけど、全然上手くいかなかったから、いっそのこと、命令形でいってみようって………」

レ「そしたら?」

ロ「大成功……なんか、釈然としなかったわ」

エ「色々あるんですね」

 

 

 

 

 

《コンプリート》

レ「せっかくだし、『ついんてーる』にしてみようよ……ローズ」

ロ「私?!レイアが、じゃなくて?」

レ「うん、だって、ローズ、わたしより髪長いじゃん」

ロ「だったら、エリーゼでも………」

エ「やです」

ロ「じゃあ、ミラ」

ミ「遠慮しておこう。ホームズがやった後にやる自信は、私にはない」

ロ「………分かったわよ。というか、私だって自信ないわよ……っとどう?これでいいんでしょう?」

一同「………」

ロ「な、何よ!似合ってないの?」

レ「似合い過ぎだよ、ローズ……」

ロ「そ、そう?///」

レ「(……若干のつり目)」

ティ『(素直じゃない性格ー)』

ミ「(そして、『ついんてーる』か……)」

レ「(……全部揃ったね)」

ミ「本で読んだぞ。こういうのを『様式美』というんだろう?」

レ「ちょっ!声が大きいよ、ミラ!」

ロ「貴方もね、レイア………」

ミ「ふむ……ホームズも呼んでみるか」

ロ「んな!な、な、何でそこでホームズが出てくるのよ!」

エ「……今までで、一番しっくり来ますね………」

 

 

 

 

 

《またか……》

エ「ホームズのお母さんってどんな人なんです……か?」

ローエン(以下J)「私も少し興味があります」

アルヴィン(以下ア)「まあ、俺も少し興味があるかな」

ホ「みんな、どんだけ、おれの母さんのことが知りたいんだい?」

ティ『何てったって、ホームズのお母さんだしねー』

ホ「………何だか、引っかかる言い方だなぁ……」

ヨ「喋り方は、こいつそっくりだ」

ホ「というか、おれが母さんに影響されたんだと思うけどね」

ア「容姿は?」

ホ「えーっと、たれ目で茶髪、目の色は髪と同じ茶色だったよ。んで、ついでに言うと、いつも眠そうな目をしてた」

ヨ「結構、若作りだったな」

ホ「そうだね。そんな容姿だから、よくナメられてたなぁ……」

ア「具体的には?」

ホ「よく、ポーカーをやろうって言われてたよ。パッと見はどう見ても賢そうに見えないからね、カモにしようとしたんだろうね。イカサマをされたって言ってた」

エ「………どうなった……んですか?」

ホ「母さんの全勝」

J「……どうやって勝ったんですか?」

ホ「イカサマ」

ヨルを除く一同「…………」

ホ「『私にイカサマをしようとするなら、脳みそが二つないと無理だね』ってさ」

ア「つくづく、恐ろし奴だな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《ホームズとレイア》

 

 

 

レ「えーっと、コンビ部門一位だ、ヤッター………でいいのかな?」

ホ「疑問に思ってる時点できっと間違ってるんだろうね」

レ「ま、まあ、それはともかく、コンビ部門に選ばれたんだからさ、ホームズ、なんか一言」

ホ「友情っていいもんだよね」

レ「……出来れば、もう少し感情を込めてよ……次いでになんか私との出会いについて一言」

ホ「衝撃的だったよ……色んな意味で……」

レ「………どういう意味?」

ホ「内緒。男は秘密があった方が格好良いからね」

レ「イラッときた……ヤバイ、友情にヒビが入りそう……」

 

 

 

《ローズとレイア》

 

 

 

レ「ヤッホー、ローズ」

ロ「どうも、レイア」

レ「どう、コンビ部門に出た感想は?」

ロ「どうって?」

レ「なんかあるでしょ!!これからも友情を深めたいとか、この票を貰って嬉しいとか!!」

ロ「まあ、しいというなら………」

レ「うんうん」

ロ「……私と貴方の組み合わせって……そんな出来事、なんかあったけ?」

レ「………」

ロ「別に一緒に共鳴(リンク)したわけでもないし………」

レ「ホームズ呼んでこよう」

ロ「ゴメン!待って!よく考えたら、すっごくお世話になってた!ありがとう!!」

レ「別に気にしてないから、いいですよーだ」

 

《結果発表》

ホ「人気投票により、おれとヨルが……まあ、選ばれました!同率一位です!」

ヨ「……裏話してもいいか?」

ホ「出来ればやめてほしいな……」

ロ「ねぇ、私選ばれなかったんだけど……」

ホ「コンビ部門にいただろう?マーロウさんなんて何処にもいなかったからね」

ロ「……まあ、確かに」

ホ「だろう?」

ロ「ああ、そうだ。何処にもで思い出したわ……コンビ部門のことなんだけれど………」

ホ「何?」

ロ「レイアがいたわよね………両方共に……」

ホ「………」

ヨ「………人気者だな、あいつ」

 

 

 









投票、ありがとうございました!


この場を借りてお礼を言いたいと思いますm(__)m


まあ、ヨルの言っていた裏話が知りたかったら、活動報告を見てください。
コンビ部門にレイアが必ずいたのは、驚きました。
これで、少しは何かと面倒なオリキャラ二人の世話の苦労が報われた事でしょう……



さてさて、次回からはいよいよあの話です!
話は出来てます!
どうぞお楽しみに〜


では、また六十五話で( ´ ▽ ` )ノ

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