ステータス振り盛大にミスったのでひたすら釣りをしたいと思います。   作:✝みsoshiru_✝

9 / 10
前回のあらすじ
ナーガ「ポイ捨て....厳禁!!!!」三つの爪でアタック!
しーふーど「華麗に避ける!(がっつり当たる)なぬ!」
大体こんな感じ

修正:誤字脱字


釣り師と湖蛇(こへび)戦。

ナーガの頭上にHPゲージが現れる。

湖蛇(こへび)』が咆哮(ほうこう)を上げた。

 

 とりあえず木の裏に隠れ、HPを確認する。今の一撃で21も減っていた。

 

し「マジかよ、あと一発で死ぬじゃん。っ!」

 

 さっきと同じ攻撃で隠れていた木が倒され、現れた胡蛇(こへび)が狂ったようにひっかいてくる。幸い、パワーがあれど大振りの攻撃はなんとか避けられる程度だった。

 

 「【サイコパンチ】」

 

 青い拳が湖蛇(こへび)の手のひらに当たり、一瞬動きを止める。その隙に近づき、胸に槍を突き刺す。それにより湖蛇(こへび)のHPは....(ほとん)ど減らなかった。

 

 横に()(はら)うように振られた腕をマトリックスで(奇跡的に)()け、距離を取る。

 

 すると湖蛇(こへび)は追いかけず、大きく息を吸う。よく見ると、首の辺りが青く光っている。

 

し「ブレス攻撃!?あれナーガってなんだっけ」

 

 槍を投げ、DEX130で繰り出される槍は無事(ぶじ)湖蛇(こへび)の光る首にぶっ刺さる。

 

湖「グイアアアアアア」

 

 絶叫(ぜっきょう)と共に尾を伸ばし湖を巻き込まないようにするためか高く上がり、ブレスが暴発(ぼうはつ)し頭辺りが爆発(ばくはつ)する。

 

 それにより胡蛇(こへび)のHPが半分近く削れるが、槍が威力(いりょく)に耐え切れずに壊れてしまう。

 

 5mを超える巨体を現した怒り狂う湖蛇(こへび)に、槍を失ったしーふーどは右手に【すごいつりざお】、左手に【金のナイフ】とかいう個性的な(ふざけた)装備で挑む。

 

 湖蛇の鋭い爪が迫ってくる。釣り竿はもちろん、ナイフで受け止められるような質量(しつりょう)ではない。

 だが、対処法は(すで)に考えてある。

 

ドコッ

 

 ナーガの腕にとてつもなく硬いものが当たる。それは―

 

―釣り竿の先に掛かった亀だった。ちなみに、この亀は現在のメイプルより硬い。

 

『スキル【型破(かたやぶ)り:釣り竿】を獲得しました。』

 

 「(今確認する暇はないな。)とりゃ!」

 

 亀をモーニングスターのように振り回す。これにもDEX補正が乗るのか、的確(てきかく)湖蛇(こへび)の腕を当て、攻撃を阻害(そがい)する。()けたり(ふせ)いだりを繰り返しながら必死に考える。

 

(ブレスが暴発(ぼうはつ)したとき、あれはなぜ上がった?湖への被害を抑えるため?そういえば今までも水しぶきが(ほとん)ど立ってないな、湖に過度(かど)振動(しんどう)を与えないため?なぜそんなことを。この湖に刺激(しげき)してはいけない何かがいる?いったい何が....!なるへそ!)

 

 すごく悪い顔をしたしーふーどは、亀の首を切り落としHPを全損させる。次に金のナイフを湖蛇の目に向かってに投げつけ、頬に刺さりクリティカルヒットする。

 

 クリティカルヒットは低確率で起きる現象で、発動するとダメージ1.5倍、更にノックバックをする。つまり大きな隙ができ、その間にウミヘビを釣り上げる。

 

 しーふーどをまたもや三つの斬撃が襲う。当たれば死ぬうえに反応が遅くもう避けきれない。爪の一つがしーふーどの肩を捉える。

 

 しーふーどのHPがみるみる減っていき0になる

 

 直前に止まる。

 

 釣り上げたウミヘビを湖蛇に投げつけ、ウミヘビが締め付け動きを止める。

 

 「やっぱりな。最初に当てられたときはHPが21減った。それで残りHPは9。当たればもちろん死ぬ。ただし、もし爪の一つ一つに当たり判定があると仮定すると、爪一つ一つのダメージは7。よって爪一つなら耐えきれる。」

 

 釣り糸をナーガに()き付け引っ張り、全力で跳び、一気に距離を詰める。

 

し「【サイコパンチ】そしてお前が徹底(てってい)して水飛沫(みずしぶき)を出さなかったのは」

 

 ナーガが大きく()け反る。

 

し「(最初に釣り上げたあの魚(前話参照)、どこかで見たことがあった。約30㎝の大きさ、赤と緑の鱗、そしてあの鋭い歯。家で飼ってて助かった)湖にいるピラニアたちを刺激しない為だよなぁ!」

 

 ナーガの上に立つようにいるしーふーどは【金のナイフ】を抜き取り、釣り竿を()き、()みつけるように()び、空中で一回転し(魅せプレイも忘れずに)陸に着地する。

 

 一方、ウミヘビに絡みつかれ、(ろく)に動けない湖蛇は湖に倒れていく。

 

バッシャーーン

 

 5mを超える巨体が水面を叩きつける。

 

 ピラニアは普段は臆病(おくびょう)だが、血の匂い、または水を叩く音に反応し興奮状態(こうふんじょうたい)になり()れで攻撃(こうげき)する。

 

 ボコボコボコ

 

 目に見えて水が盛り上がるほどのピラニアが湖蛇(こへび)を襲い、胡蛇(こへび)のHPがみるみる減っていく。

 

 だが、胡蛇(こへび)も黙ってやられるつもりはない。爪を振り回し、青いブレスを撃ち続け、確実にピラニアの数を減らしていく。

 

 この映像を酒場にでも見せたら()けが(おこな)われるだろう程の接戦(せっせん)だった。ピラニアの数は(すで)に半分以下になっており、胡蛇(こへび)のHPも1/4を切っていた。

 

 (やく)一分(いっぷん)戦い(火力の押し付け合い)が終わった。しんと静まり返った湖に残ったのはHPが虫の息しか残っていない胡蛇(こへび)だった。

 

 なんとかピラニアとの戦いに勝った胡蛇(こへび)の目にしーふーどの姿が映る。迎撃(げいげき)しようと腕を振るも、今までとは比べ物にならない見切(みき)ったような動きで(かわ)す。もう一度振られた腕も最小限の動きで避ける。

 

 それは反射神経(はんしゃしんけい)ではなく、(うん)でも(かん)でもない。予測と呼ぶには精確(せいかく)すぎていて、それはもはや予知だった。胡蛇の攻撃全てを(かわ)し、()(なが)し、最小限(さいしょうげん)の動きで最適(さいてき)な行動をし続ける。

 

 しーふーどにとって、胡蛇(こへび)の単純な動きを完全に把握(はあく)するのに、戦いが始まってからの約十分(じゅっぷん)十分(じゅうぶん)な時間だった。

 

 一気に距離を詰めたしーふーどは【金のナイフ】と【ただのナイフ】を取り出し、胡蛇(こへび)に二本の赤い線が引かれる。

 

 反撃をしゃがんで(かわ)し、距離を取りながらナイフを投げ、胡蛇(こへび)の両目に突き刺さる。

 

湖「ポイ捨て...厳...禁...コテン」

 

HPが0になった胡蛇(こへび)は力尽きてコテンと倒れる。

 

し「貴様の敗因はただ一つ。ポイ捨て...コテン...こ、こて...い概念が...えっと、固定概念がポイ捨て...だから...だ?...ふっ(諦め)」

 

 森の奥の湖の真ん中には、亀とウミガメに見守られながらたたずみ、カッコつけようとして意味不明なことを言い、とりあえずドヤ顔をしておくしーふーどの姿があった。

 

 

 

しーふーど IQ130

特技:観察・分析・予測・適応・工夫

苦手:反射神経・早期決戦・カッコつけること




プレイヤースキルが「高い」の域を超えないと言ったな。あれは嘘だ。

しーふーどの強さはどれくらいがいい?

  • クロム(ギリ人外)
  • サリー(人外)
  • メイプル(なにこれ)
  • それ以上(原作崩壊不可避)
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