異世界にて、烈海王、復ッ活ッ!!烈海王、復ッ活ッ!! 作:浦井朝時
(言えないッ!適当にキャラに名前つけてたら『ラドグリフ』が早くもかぶってたことなんて絶対言えないッ!!)
どんだけハリポタのダニエル・ラドグリフの印象強いんだよってね。
マイク「・・・・・・・・・え?」
マイク「そ、ソ―リー、挑戦者レツ選手?」
マイク「今、何に挑戦すると言ったのカナ?」
烈「『ドラゴン』クラス挑戦の条件である、ガーゴイル三匹だ」
「あのチュウゴク人まじかよ・・・」
「目の前であんなことがあったのに?」
「オイオイオイ死ぬわアイツ」
マイク「え~~~~申し訳ないが・・・レツ選手、先ほどの試合はちゃんと見ていたかな?」
烈「無論」
マイク「・・・・・・見たところ、武器は所持していないが・・・」
烈「かまわん」
マイク「・・・・・・気持ちはわかるが、あまりにも力の差が・・・」
烈「かまわん」
マイク「・・・・・・し、死ぬかもしれないんだぜ!?レツ選手ッ!?」
「わたしは一向にかまわんッッ」
マイク「・・・・ッ」
マイク「お、オーナー、認めてくれッ!こんな一方的になっちまう試合、俺は実況なんてできないッッ」
マイク「これ以上何を見るってんだッ!?選手がガーゴイルに蹂躙されるところかッ!?」
マイク「ほぼ無傷なんだぜ!?あれだけの槍使いが、【補正】能力まで使ってあのザマだ!」
マイク「どんな【補正】なのか知らないが、【補正】武器もなしにあのバケモンと戦わせるなんて――――」
ラヴェーナ「・・・・・・・いいんじゃない?別に?」
ラヴェーナ「『いかなる場合であっても選手のクラス挑戦権を奪うことは出来ない』・・・これはこの闘技場において最も尊重される不文律だったはず。まさか、この闘技場の解説実況者であるあなたが忘れるはずないわよね?」
ラヴェーナ「それに・・・」
《グイッ》
マイク(!?)
ラヴェーナ「二度と私のガーゴイルちゃんを「バケモン」扱いしてみろよ!!オォ!?」
ラヴェーナ「てめえをガーゴイルちゃんたちの腹の虫として実況中継させてやろうか?あぁん!?」
マイク(!?!?)
キリク「フフッ、都市一番の魔法生物愛好家であるラヴィーナさんにとって、魔法生物とは愛すべき我が子そのもの・・・以前はあなたのドラゴンを斬ってしまい申し訳ないね」
《パッ》
ドサッ
ラヴェーナ「あらいいですのよ」
ラヴェーナ「アイツ、年取ってニオイきつかったですし、餌代も馬鹿にならなかったので殺していただいて逆に処分の手間が省けましたから」
キリク「ハハハ、流石、名門ラドグリフ家の当主様は心がお広い!」
キリク「では、なぜ今回お気に入りのガーゴイルを闘技場に?」
ラヴェーナ「あぁ、あれは・・・近年お家にこもりがちでしたから」
――――運動不足解消ですわ♡
マイク「ゴホッゴホッ・・・・・・」
キリク「ほらほら、早く司会進行しないと・・・」
マイク「で、ですが・・・」
《ギラッ》
マイク「ヒッ」
キリク「早くしろよ」
キリク「あの身の程を知らないバカな中国人に思い知らせてやるんだよ」
貴様では『ドラゴン』クラスに挑戦することすらおこがましいという、格の違いをなッ!
マイク「そ、それでは、レツ選手の挑戦を受け、試合を始めたいと思います!」
マイク「まずは、今いるガーゴイルとは別に、もう2体のガーゴイルの入場ですッ!」
ガラガラガラガラ――――
ガラガラガラガラ――――
[[ギシャアアアッッッ!!!!!!]]
烈「・・・・・・・・・」
・
・
・
レガロ「す、すごい迫力・・・まるで魔界に迷い込んだみたいだ・・・・・・」
ラン「だ、大丈夫だよね?・・・烈さんなら倒せるよね?」
ミネルバ「・・・・・・・・」
ケンジ「オッサン・・・・・」
・
・
・
ガチャンッ
ガチャンッ
マイク「首輪が外されたようです・・・それでは・・・」
[[・・・ギッ]]
[ギシャアアアッッッ!!!!!!]
[[!?]]
――――近寄るなッ!!俺の餌だッ!!
[[・・・・・・・・]]
《ピタッ》
マイク「ど、どうしたんだ?仲間内で何やらコミュニケーションがあったようだが・・・」
ラヴィーナ「あれは餌の取り合う際の優先権を決めているんですわ」
マイク「ゆ、優先権?」
ラヴィーナ「えぇ、三匹のガーゴイルが一体の人間と戦うなんてひどく稀なこと」
ラヴィーナ「そもそも空中を自由に飛び回ることを
ラヴィーナ「だからあのように戦力の一番高い個体を先鋒とし、その後に続く順序に応じて『餌』の配分を決めているのですわ」
キリク「単体での強さもさることながら、複数体になったときにもあのような連携をすることが出来るという知能の高さ・・・・・・これもガーゴイルの並みの魔法生物と一線を画す強さの一つと言っていいだろうね」
マイク「じゃ、じゃあ、あのバ・・・ガーゴイルたちはレツ選手を食べようと・・・!?」
フフフフッ
ラヴィーナ「安心なさい、あれはあたしが都市随一の魔導士たちによる調教によって育て上げた従順な子たち・・・」
ラヴィーナ「選手へのダメージの多さで今日の餌の量が決まるという私の決めたルールに基づいた、いわばちょっとしたゲームに過ぎませんわ・・・」
ラヴィーナ(ただし、臓物をまき散らすような重傷を彼が負った場合、あの子たちの本能が爆発するかもしれませんが♡)
ドダッ・・・ドダッ・・・・
[キシュルルル――――]
マイク「が、ガーゴイルがゆっくり、ゆっくりレツ選手へとにじみ寄っていくッ!」
烈「・・・・・・・・」
ブチブチッ
《ズラ・・・・》
[?]
マイク「あ、アレはッッッ!!!」
マイク「クナイだッッッ何十本ものクナイを衣服の裏に隠し持っていたレツ選手ッッ!!」
マイク「正直、ほっとしました!レツ選手がなにも持たずガーゴイルに挑むような蛮勇の持ち主ではなかったことをッッ!!」
キリク「ば~~~か、逆だよ逆」
スッ
ニギュッ
キリク「あんなものを『武器』として携えてくる方がよっぽど蛮勇だろ?」
《グググッ・・・》
烈「・・・・・・・・!」
ビュンッ
キリク「そもそも、【補正】武器が通用しなかったのにあんな玩具が使えるわけ・・・」
バギャッッンンンンッッッッ!!!!
[グギャアアアアァ!?!?!?!?]
「!?」
マイク「な、なにが起こったのかッ!?」
マイク「レツ選手が放ったと思われるクナイがッ!?ガーゴイルにあたったと思いきや」
マイク「そ、その原形をなくしてしまいましたぁッ!?!?」
烈(・・・・むぅ)
烈(予想以上に脆い・・・これでは常用の器械としては使えんか・・・)
・
・
・
――――烈は落胆していた
――――転生によって入手が不可能となった武器術に使用される元の世界の器械
――――これらの代用品を入手するため立ち寄ったマギリカーゼ市
――――そこで売られている武器類の
なんとも質の悪く、種類の少なきことッ・・・・・
烈(・・・おかしい)
烈(都市の文明レベルから推測するにも、もっと高度な武器が生産されていてもおかしくはないと思うのだが・・・)
烈(それに剣や弓、防具一般はある程度種類があるのに対し、棍や青龍刀といった中国武術の武器の種類は圧倒的に少なく、質も格段に低い・・・)
烈(・・・致し方あるまい。とりあえず一度きりで使用できる苦無を大量に仕入れていくことにしよう・・・・・・)
・
・
・
スッスッ――――
烈(――――よもや衝撃で粉砕してしまうとは・・・)
ビュッビュッ――――
バギギャッッンンンンッッッッ!!!!
[・・・・グギャアア!?]
スッスッ――――
ビュッビュッ――――
スッスッ――――
ビュッビュッ――――
バギギギギギギャッッンンンンッッッッ!!!!
[ミギャアアアアアアアアアッッッッ!!!!!]
考えねばならんな・・・異世界での戦い方をッ!!
烈にとっては、ただの試合(テスト)ッッ!!