異世界にて、烈海王、復ッ活ッ!!烈海王、復ッ活ッ!!   作:浦井朝時

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今回ちょっと少ないです。

いやぁ、ちょっとガーゴイル戦は小分けに出したいなと思いまして


第十五話 「vsガーゴイル①」

 [ミギャアアアアアアアアアッッッッ!!?? ]

 

 

 マイク「な、なんという事だ……」

 

 マイク「痛がっているッ! 明らかにッ! あのガーゴイルがッ!」

 

 マイク「ファン選手の攻撃に全く動じなかったガーゴイルがッ、今は父親の拳骨に泣く子供のようだッ!?」

 

 ・

 ・

 ・

 

 ミネルバ「ど、どういうことなの? 一個もクナイは刺さってないのにあの痛がり様……」

 

 レガロ「えぇ! 頑強な皮膚を持つガーゴイルにクナイが通じているとは思えませんッ!」

 

 

 ケンジ「……いや、違うぜ」

 

 ミネルバ「ケンジ?」

 

 ケンジ「あれは苦無の『鋭利さ』に痛がってるんじゃねぇよ……」

 

 

 

 ――――あれは俺がまだあっちの世界でガキやってた頃だった

 

 

 そん時のオレは結構な悪ガキ(?)でさ? 

 学校の中でもメンチきってはしょっちゅう喧嘩してたんだ

 

 ある時、オレが喧嘩打った相手が空手部の主将でさ

 放課後に素手で決闘やり合うことになったんだけど

 

 流石に空手部の主将はヤバいって思って

 腹と胸に『5㎜の鉄板』仕込んで喧嘩に行ったわけ

 

 当然相手は空手部の主将だからさ? 

 喧嘩のおっぱじめから胸に『正拳突き』叩き込まれたよ

 

 相手の右手もそれで使い物にならなくなったんだけどさ…………

 

 

 

 打たれたこっちも痛ェんだ! これが! 

 

 

 

 ケンジ「俺がいた世界で銃弾撃ち込まれても平気なように装備する『防弾チョッキ』っていうのがあるけどよ」

 

 ケンジ「普通の拳銃ならまだしも、ライフルとかショットガンとか……威力が高いものになると、貫通はしなくてもその『衝撃』で、着ている人間が死んじまうこともあるそうだ」

 

 ミネルバ「つまり、あれは……」

 

 ケンジ「あぁ……」

 

 

 オッサンの投げた苦無の持つ『衝撃力』が、

 

 ガーゴイルの頑丈な皮膚を通り越してッ

 ヤツの体の内部に響いてるってことなんだッ!! 

 

 ・

 ・

 ・

 

 [グ……グギィ……]

 

 

 烈「……どうした?」

 

 

 もう終わりか? 

 

 

 [! ]

 

 

 ――――この言葉は、

 

 ――――人間の言葉の通じぬガーゴイルにも

 

 ――――『本能的』にその意図するところを理解することが出来た

 

 

 

 『嘗められているッッ!!』

 

 

 

 ――――その感じたガーゴイルは、

 

 ――――烈を自らのために存在する「餌」ではなく

 

 ――――自らの存在を脅かす「敵」として、自己の認識を改める

 

 

 

 [……ギャオオッ!]

 

《グワッ》

 

 烈「……!」

 

 

 ダンッ

 

 ダダダダダダダダダダダダダダッッッッッッ

 

 

 

 マイク「は、激しい激突だぁ~~~!?」

 

 マイク「しょ、正直ガーゴイルとレツ選手の打ち合いに目が追いつきませんッ!」

 

 

 

 […………]

 

 

 シュッ――――

 

 

 ――――ガッ! 

 

 

 [……!? ]

 

 

 

 マイク「あッ! ガーゴイルが繰り出した尻尾攻撃が、レツ選手の脚によって防がれているッ!」

 

 

 

 烈「悪いが、先ほどのファンとの試合、この尾のこともしっかり見させてもらった」

 

 烈「拳法家に同じ手は二度通じぬぞッガーゴイル!!」

 

 [!?]

 

 烈「……早めに決着付けさせてもらおう」

 

 

 シュッ

 

 ガッ

 

 

 

 『打』ッッ!! 

 

 

 

 ダンッッッッッ!! 

 

 

 [!? ]

 

 

 

 マイク「ふ、吹っ飛んだぁ~~~!!!」

 

 

 

 ――――しかし

 

 

 

 

 烈「!?」

 

 烈「こ、これは……」

 

 

 

 ――――烈がガーゴイルの胸部への打ち込み時にイメージしたもの

 

 ――――それは……

 

 

 

 烈(ビスケット・オリバ!?)

 

 




異世界で「オリバ」ッッッ!?

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