異世界にて、烈海王、復ッ活ッ!!烈海王、復ッ活ッ!! 作:浦井朝時
いやぁ、ちょっとガーゴイル戦は小分けに出したいなと思いまして
[ミギャアアアアアアアアアッッッッ!!?? ]
マイク「な、なんという事だ……」
マイク「痛がっているッ! 明らかにッ! あのガーゴイルがッ!」
マイク「ファン選手の攻撃に全く動じなかったガーゴイルがッ、今は父親の拳骨に泣く子供のようだッ!?」
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ミネルバ「ど、どういうことなの? 一個もクナイは刺さってないのにあの痛がり様……」
レガロ「えぇ! 頑強な皮膚を持つガーゴイルにクナイが通じているとは思えませんッ!」
ケンジ「……いや、違うぜ」
ミネルバ「ケンジ?」
ケンジ「あれは苦無の『鋭利さ』に痛がってるんじゃねぇよ……」
――――あれは俺がまだあっちの世界でガキやってた頃だった
そん時のオレは結構な悪ガキ(?)でさ?
学校の中でもメンチきってはしょっちゅう喧嘩してたんだ
ある時、オレが喧嘩打った相手が空手部の主将でさ
放課後に素手で決闘やり合うことになったんだけど
流石に空手部の主将はヤバいって思って
腹と胸に『5㎜の鉄板』仕込んで喧嘩に行ったわけ
当然相手は空手部の主将だからさ?
喧嘩のおっぱじめから胸に『正拳突き』叩き込まれたよ
相手の右手もそれで使い物にならなくなったんだけどさ…………
打たれたこっちも痛ェんだ! これが!
ケンジ「俺がいた世界で銃弾撃ち込まれても平気なように装備する『防弾チョッキ』っていうのがあるけどよ」
ケンジ「普通の拳銃ならまだしも、ライフルとかショットガンとか……威力が高いものになると、貫通はしなくてもその『衝撃』で、着ている人間が死んじまうこともあるそうだ」
ミネルバ「つまり、あれは……」
ケンジ「あぁ……」
オッサンの投げた苦無の持つ『衝撃力』が、
ガーゴイルの頑丈な皮膚を通り越してッ
ヤツの体の内部に響いてるってことなんだッ!!
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・
[グ……グギィ……]
烈「……どうした?」
もう終わりか?
[! ]
――――この言葉は、
――――人間の言葉の通じぬガーゴイルにも
――――『本能的』にその意図するところを理解することが出来た
『嘗められているッッ!!』
――――その感じたガーゴイルは、
――――烈を自らのために存在する「餌」ではなく
――――自らの存在を脅かす「敵」として、自己の認識を改める
[……ギャオオッ!]
《グワッ》
烈「……!」
ダンッ
ダダダダダダダダダダダダダダッッッッッッ
マイク「は、激しい激突だぁ~~~!?」
マイク「しょ、正直ガーゴイルとレツ選手の打ち合いに目が追いつきませんッ!」
[…………]
シュッ――――
――――ガッ!
[……!? ]
マイク「あッ! ガーゴイルが繰り出した尻尾攻撃が、レツ選手の脚によって防がれているッ!」
烈「悪いが、先ほどのファンとの試合、この尾のこともしっかり見させてもらった」
烈「拳法家に同じ手は二度通じぬぞッガーゴイル!!」
[!?]
烈「……早めに決着付けさせてもらおう」
シュッ
ガッ
『打』ッッ!!
ダンッッッッッ!!
[!? ]
マイク「ふ、吹っ飛んだぁ~~~!!!」
――――しかし
烈「!?」
烈「こ、これは……」
――――烈がガーゴイルの胸部への打ち込み時にイメージしたもの
――――それは……
烈(ビスケット・オリバ!?)
異世界で「オリバ」ッッッ!?