異世界にて、烈海王、復ッ活ッ!!烈海王、復ッ活ッ!!   作:浦井朝時

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最近あんまり自分で書いた奴見返せてないので、前回のような間違い・誤字脱字等あればぜひ教えてくださいな……
(人任せでごめんなさい)

あと書いててなんですが、フラグビンビンですねこれ


第二十四話 「vsキリク①」

 烈「まずは小手調べ―――」

 

 烈「現【ドラゴン】クラスマスターとしての実力、見させてもらう」

 

 バサッ

 

 

 マイク「烈選手! 先ほどの対ガーゴイル戦のように衣服の下に新たなクナイを仕込んでいたッ!」

 

 

 ニギュ

 

 スッ―――

 

 

 キリク(……来たか)

 

 キリク(近距離戦では、まず俺に勝ち目はないと踏んで先程見せた苦無を持ち込むことは既に見切っていた)

 

 キリク(破壊力は確かに桁外れだったが、俺の【補正】武器なら剣先に触れた瞬間に斬ることが出来る……)

 

 チャキン―――

 

 キリク(問題は苦無のスピードに対応できるかどうかだが、手下の女魔導士共に身体強化魔法全般、それと念のために【動体視力増強】、【飛び道具耐性】のエンチャント)

 

 キリク(まぁ、これだけあれば問題ないだろうな……)

 

 

 シュッ―――

 

 

 キリク(あとはアイツの苦無が切れるのを待って、近距離戦に持ち込んでジエンドってところ―――)

 

 

 

 ギュインッ!

 

 

 

 キリク(!?)

 

 キリク(て、速―――)

 

 

 ブワッ

 

 カシュンッ!

 

 

 ゴギャゴギャンッ

 

 

 

 マイク「キリク選手! 寸でのところでクナイを防ぎましたッ!」

 

 マイク「速すぎてよく見えませんでしたが、どうやら烈選手の手から放たれたクナイはキリク選手の剣先に触れた後切断され」

 

 マイク「その後の衝撃音から察するに、キリク選手の背後の壁に当たって砕けたと思われますが―――」

 

 

 マイク「!」

 

 マイク「ご、ご覧ください! キリク選手の背後の壁ッ!」

 

 

 パラパラパラ―――

 

 

 マイク「ま、まるで銃弾が炸裂したように砕けていますッッ!!」

 

 

 

 キリク(銃弾だと? 冗談じゃねぇ!)

 

 

  まるでキャノン砲一発分のエネルギー量が込められているようなイメージッッ!!

 

 

 キリク(物体切断の際、抵抗や摩擦という概念が無い俺の【哭閃剣】だから何とかなったが)

 

 キリク(普通の剣だったら苦無の勢いに押されて腕ごと吹っ飛ぶレベルのこの威力ッ!)

 

 キリク(速さも尋常じゃないが、さっきの苦無と比べて強化されているように感じるのは気のせいか!?)

 

 

 烈「…………」

 

 烈「……この程度は当然として」

 

 

 ススス―――

 

 

 烈「これならどうかな?」

 

 

 キリク「!?」

 

 キリク(そ、そうだ……)

 

 

  アイツが持ってるの、一本だけじゃないじゃんッッッ!!!

 

 

 

 シュシュシュシュシュシュ――――

 

 

 ギュギュギュギュギュギュンッッッッッ!!!!!!

 

 

 

 マイク「再び烈選手の無数のクナイがキリク選手に襲い掛かるッッ!!」

 

 

 

 キリク「う、うおおおぉーーーー!!!」

 

 

 

 ブンブンブンブンブンブン―――

 

 

 カシュカシュカシュカシュンッ!―――

 

 

 

 キリク(し、しかも全部俺の体にの部位を捉えてやがるッ!)

 

 キリク(はじかないくていい苦無がねぇッ!?)

 

 

 

 キリク「くそがぁーーーーー!?」

 

 

 

 

 

 

 シュン――――

 

 カシュンッ!

 

 

 烈「………スゥ」

 

 

 キリク「ハァハァハァ………………」

 

 

 マイク「―――烈選手のクナイ攻撃が終わった今、二人の選手の様子を今一度見てみますと」

 

 

  果たしてどちらが挑戦者でどちらが【ドラゴン】クラスマスターなのでしょうかッ!?

 

 

 マイク「あの怒涛のクナイ攻撃を受け切ったキリク選手も流石と言えますが、問題は近距離戦に絶対の強さを持つキリク選手に近寄る隙を一切与えず」

 

 マイク「あまつさえ歴然たるスタミナ差を魅せつけた烈選手がッ! 一歩先んじているといわざるを得ませんッッッ!」

 

 

 

 キリク「て、てめぇ……」

 

 

 烈「―――あのクナイの攻撃を全てかわし、一切肉体へのダメージを受けることなくさばききったのは、流石【ドラゴン】クラスマスターといったところだが」

 

 

 烈「……どうしたのかな? 息が上がっているようだが?」

 

 

 キリク(ピキピキピキ―――)

 

 キリク「き、汚ねぇぞてめぇ!」

 

 烈「―――何が汚いのかな?」

 

 キリク「武術家なら武術家らしく拳で戦えよッ!?」

 

 烈「……………」

 

 

 プフ―――

 

 

 烈「汚いも何も、これも立派な『中国拳法』なのだがな……」

 

 

 烈「先の黄選手然り、武器術やそれに付随する暗器術は『中国拳法』立派な継承武術の一つ」

 

 烈「それを、こともあろうに【補正】武器とやらに頼っている君にいられる筋合いはないと思うのだが……」

 

 キリク「こ、これは……」

 

 

 烈「『自分の強さ』かね?」

 

 

 キリク「……!」

 

 

 烈「若いな……君は」

 

 

 烈「まるで日本に来る前の私を見ているようだ……」

 

 

 

  『自分』の強さを信じ―――

 

  『力』が己に付き従っているという―――

 

 

 

   なんとも愚かな思い上がりッッッッッ!!!!

 

 

 

 烈「真の『強さ』とは最初から備わるものではなく」

 

 烈「数多の鍛錬、師からの継承、そして強者との死闘によって得られる『賜りもの』―――」

 

 

 フフ―――

 

 

 烈「もっとも、『中国武術』、そして己の強さの証明のため死に絶え、こうして転生した私が言えた義理ではないが……」

 

 

 

 キリク「……お喋りはそこまでだ」

 

 烈「………………」

 

 キリク「御託を並べてるようだが、あんたが頼りにしていたクナイが一切のダメージを与えられず全て消費されたのは痛いんじゃないのか?」

 

 

 烈(……別にあれは小手調べのつもりだったのだが)

 

 

 

 烈(しかし……確かに先ほどクナイを投げたときに感じた、自分の感触と実際の攻撃の威力との差に生じる何らかの違和感)

 

 烈(この地に転生した際、小鬼討伐の時にも気づいたこの感触……)

 

 

 

 

  これはいったいどういう事なんだッ?

 

 

 

 キリク「クク…黙っているという事は、どうやら図星みたいだな」

 

 キリク(そうだ、近距離なら、俺の【哭閃剣】ならどんな奴でも敵うはずはない……)

 

 キリク(何をビビっていたんだ俺は……自分ながら恥ずかしい)

 

 

 キリク「こないならこっちから行くぜッ!」

 

 

 ―――ダダダッ

 

 

 マイク「キリク選手! 体力を回復したのか!? クナイを使い切った烈選手に迫るッ!」

 

 烈「………!」

 

 

   正面から叩き斬るッ! それで終わりだ!

 




烈、万事休すッ!?
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