異世界にて、烈海王、復ッ活ッ!!烈海王、復ッ活ッ!!   作:浦井朝時

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書いていたら日を跨いでしまった………遅れてすいません

余談ですが感想コメントを書いてくださっている方々、本当にありがとうございます!

最初の方は返信できていたのですが、大変喜ばしいことに感想の数も増えてきて、反面返信を中々できていないのが心苦しい限りです………

でも、感想はにやにやしながら全部しっかり見させてもらっているので、色々な感想待ってます!

蛇足失礼しました。本編です。


第二十五話 「vsキリク②」

 マイク「キリク選手ッ! クナイを使い果たした烈選手へ切り込んでいくッ!」

 

 

 ダダダダッ

 

 

 キリク(……どんだけ体を鍛えても、所詮は【補正】なしの生身の肉体)

 

 

 キリク「……ぶった切って終わりだッッ!!」

 

 

 烈(……!)

 

 

 シュタッ―――

 

 

 ブンッ!

 

 

 

 

 キリク(!?)

 

 

 キリク「き、消えた!?」

 

 キリク「あ、あいつ、どこへ行きやがった!?」

 

 

 

 烈「―――ここだ」

 

 キリク(!)

 

 キリク「なッ……!?」

 

 

 

 マイク「な、なんという神業だッ!?」

 

 マイク「乗っている! 烈選手がキリク選手の払ったその剣に!」

 

 マイク「およそ、人間業とは思えませんッ!」

 

 

 

 キリク「て、てめぇ~~~!」

 

 

 ヒュッ―――

 

 

 烈(……)

 

 

 ブンッ

 

 シュタッ―――

 

 

 マイク「か、空振り! 烈選手ッ、双剣使いであるキリク選手のもう一本の剣も艶やかにかわし、地上に鳥のように降り立ちますッ!」

 

 

 キリク「舐めんなぁッッ!!」

 

 

 ブンブンブンブンッッッ!!!

 

 

 烈(……)

 

 

 ヒラリヒラリヒラリ―――

 

 

 マイク「よ、読まれているッ!」

 

 マイク「キリク選手の怒涛の剣撃も、烈選手に完全に読まれているッッ!!」

 

 マイク「本来であれば目にもとまらぬ超高速の太刀筋も、こうなっては子供のチャンバラごっこのように見えてしまうのは私だけでしょうかッ!」

 

 

 烈(…………)

 

 烈(……あまりにも酷過ぎる)

 

 烈「もしや……」

 

 

 ダンッ

 

 フワリ

 

 

 シュタ―――

 

 

 マイク「烈選手、華麗なバックステップでキリク選手の間合いからいったん距離を置きます!」

 

 

 キリク「おい! 逃げんのかよ!?」

 

 烈「キリク選手……もしや、君は剣の鍛錬をまともにしたことはないのではないかね?」

 

 キリク(!?)

 

 キリク「そ、それがどうしたんだよッ!?」

 

 キリク「必要ないからな、そんなもん! この剣ならなんでも切れるんだから!」

 

 烈「『この剣』なら、か―――」

 

 

 烈「……キリク選手」

 

 

  剣とはそんなに不便なものか?

 

 

 キリク「………は?」

 

 烈「剣が無くては人が切れないのか? 君は?」

 

 キリク「いきなり何言ってんだ、オマエ?」

 

 

 烈「―――いや」

 

 烈「正直、この戦いには万全を期して挑みに来たつもりだったのだが」

 

 烈「現状、あまりにも拍子抜けしてしまっている自分に私自身が驚いている―――」

 

 

 キリク「あ”!?」

 

 

 烈「―――『物体を確実に切断する』という【補正】を持つ剣」

 

 烈「その触れ込みに、それこそ前世で剣によって命を絶たれた私は……」

 

 

 

  心躍っていたッッ!! 

 

  あの時の経験を『活かせる』とッッ!!

 

 

 

 烈「……しかし」

 

 烈「実物を見てみるとどうという事はない……試合前に見たニンフのような感触」

 

 

 

  殺られる前に、殺れてしまう―――

 

  なんという退屈で救いようのない現実―――

 

 

 

 キリク「………………ッ!」

 

 

  

 ギリギリギリ――――

 

 ・

 ・

 ・

 

 ケンジ「……頭では想像できたが、実際に見るとやっぱり信じられないな」

 

 ケンジ「オレ達では、いや、マギカリーゼの全冒険たちが足元にも及ばなかった、あのキリクが」

 

 

  

  おちょくられているッ!

 

  けなされているッ! 

 

  失望されているッ! 

 

 

   一方的にッ!

 

 

 ラン「………慢心でも傲慢でもない」

 

 ラン「闘技場内の全ての人間が、それを頭だけではなく心からも理解できるほどの実力差―――」

 

 ラン(………………?)

 

 ラン「レガロ? ミネルバ? まだ具合悪いの?」

 

 

 レガロ「………………」

 

 ミネルバ「………………」

 

 

  勝てるわけないッ! あんな存在にッ!

 

 ・

 ・

 ・

 

 烈「宮本武蔵と立ち会ったことで、改めて身に染みて感じる―――」

 

 烈「剣の性能ではなく、剣を持つ者の技量によって生じる剣が放つ殺気」

 

 

 キリク(………な、何言ってんだこいつ?)

 

 キリク(宮本武蔵? 戦国時代に死んで転生してきたのかこの中国人?)

 

 

 烈「……確かに」

 

 烈「君が右手に持つその剣からは尋常ならざる危険な香りがするが」

 

 

 烈「肝心の君自身からはそれらが微塵ほどにも感じられない」

 

 

 

  そのような相手に何を『活かせ』というのかッッッ!!!

 

 

 

 マイク「………………」

 

 マイク「………お聞きいただけたでしょうか」

 

 マイク「烈士 烈選手―――その戦闘における熱き思いは」

 

 

 

  この国最強の剣士を相手に、未だ満たされておりませんッッッ!!!

 

 

 

 

 ブチブチ―――

 

 

 キリク「………ごちゃごちゃと」

 

 キリク「さっきから何を―――」

 

 

 ダンッ!

 

 シュンッ―――

 

 

 キリク(………え?)

 

 

 

 ぐわっ!

 

 

 バンッ―――!

 

 

 

 キリク(嘘………目の前………)

 

 

 ヒュン―――

 

 

 烈「カッ!」

 

 

 ダン!!!!

 

 

 キリク「ごがぁ!?」

 

 

 ビュオァァァ―――

 

 

 

 マイク「せ、正拳突き炸裂ぅ!?」

 

 

 

 ドザザザザザザザ――――――――

 

 

 

 マイク「そしてキリク選手の体が吹っ飛ばされ、まるで水切りの飛び石のように地面で跳ねた後、そのまま自身の入場口に吸い込まれるようにフェードアウトしてしまったぁ!!!???」

 

 

 烈「………キリクよ」

 

 

 クルッ

 

 

 

 

  【ドラゴン】クラスマスターの名を返上し、今一度剣の素振りからやり直せ

 

 

 

 




早くも決着ッ!?
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