「はっはっはっ」
「ふっふっふっ」
・・・何コレ?
いや、マジでなんだ。この状況は・・・
緋色の原野から、戻ってきたら、■■とオランウータン(首飾り着用)が酒を飲んでは、笑いあい語りあっていた。
うん、オランウータンは悪名高き『ブライト博士』に違いない(確定&決定)
異論は認めない。
さて、どうするべきか。
あの1人と1匹?は、まだこちらに気がついていない様子だ。ってそれは、まだ姿を見えるようにしていないので、それは当り前か・・・。
「それで、SCP-444-JPはどうだったんだい?」
姿オランウータンの癖に、流暢に日本語しゃべっていて笑えるんですけど。
「Euclid認定でもよさげですね。SCP-444-JP-02の方が、表に出ていた場合に限りって、話になりますがね」
どうやら俺の事を話しあっているらしい。
まぁ原作と言ってもいいのか分からないが、原作?的には、クラスなんて存在しないSCIPだった訳ですが・・・
「ふむ・・・本部への報告はどうするかね」
ブライト博士、その考える人のポーズするの辞めてもらえません。なんか面白いんで
「むっ、誰かに馬鹿にされた気がするぞ」
「・・・あ~、多分気のせいでしょう」目を逸らす
うわっ、ブライト博士鋭くない?
んでもって、これは俺が、戻ってきている事に■■は、気がついているな。
「はぁ、この地に居るSCIPの保護が面倒だな。まぁお陰で、好き放題できる訳なんだが」
「・・・はぁ、玄関を開くんじゃなかった」ボソッ
■■は頭が痛そうに眉間を抑えた。
どうやら■■が、ブライト博士を招き入れてしまったらしい。
ここがこれから、どれだけ悲惨な事になるのか・・・全くもって想像できないな。
いやだって、ブライトの記事ってそんなに読んでないからさ。それに実物に出会うのは、これが初めてな訳だしさ。あの短い会話だけでも、すでに何個かのSCIPが、ぶっ壊れていそうだな・・・
まぁまだ顔を見せていないので、そろそろブライトと対面するとしよう。
あー、なんかやだなぁ。したくないなぁー。はぁ
「よっと、戻ったぜ」
■■は俺が実体化すると、超人的な反応速度で、拳銃を引き抜き銃口を向けてくる。
そしてブライト博士は、何かの拳法の構えを取った・・・その瞬間、俺の生存本能とも言うべきモノが、俺に殺気を出して、構えろと警告を出した。
■■の方は見ても何の感情も湧く事は無かったが、ブライト博士の方はヤバイと感じている。
これは一体、何なんだ・・・?