楽玲if デート?編   作:Myrica

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祝コミカライズ!ということで楽玲を!


再び挑むは鉄屑の屍

現在時刻は午前8時45分、今俺は玲さんと一緒に電車に乗っている。行き先は某複合型アミューズメントパークだ。この施設、とにかくでかい。屋外にはかなり大きなアスレチックがあり、屋内にはゴール型やネット型競技のコート・温水プール・ボウリング場をはじめとした、様々なスポーツが楽しめる設備がある他にも、アウトレットモールなんてものまで併設されている

 

フルダイブの普及により体を動かして遊ぶことが少なくなった昨今、リアルで体を動かすことのできるスポーツ施設が注目を集めている……と、少し前に朝のテレビ番組の特集で言っていた。

 

では何故そんなところに玲さんと二人で行くことになったかというと、それはこの施設に最近実装された、あるARゲームのためである。ある鳥の会社が作ったそのゲームを俺たちは一回プレイしたことがある。そう、JGEでプレイしたあのゲーム、スクラップ・ガンマンだ。

 

玲さん曰く、「一年間無料パスを当てているが、この先受験によって遊びに行く機会も無くなるため、今のうちに一回くらい行ってみたい」ということらしい。誘われたときには驚きもしたが理由がゲームだからな。女友達が誘いにくかったのだろう。正直俺もリザルトがAなのがちょっと悔しくいつかはリベンジしたいと思っていたので特に断る理由もなかったのだが……今考えてみるとJGEのときよりよっぽどデートではないだろうか。いやいや、そんな風に考えるのは玲さんに失礼だろ。誘われたときだって玲さんはなんとも思っていなさそうだったし、全くバグってもいなかった。これはただフレンドとオフで遊ぶだけだ。そうだ、そう考えないと恥ずかしくなってくる。

ターミナル駅に着いたら乗り換えて20分、さらにバスで20分、目的地に着いたのは9時50分くらいだった。

「意外と時間かかった…けどまだ開いてないのか」

リニアなら40分で東京まで行けるからな。かがくのちからってすげー。

「10時にオープンするみたいです」

「あと10分か、ちょっと飲み物買ってくるね」

「分かりました……い、いってらっひゃい」

「う、うん。行ってきます?」

うーん、どうしようかな。寒いからホットコーヒーとか?でも運動前にカフェインとるのもあれだし、動いたら冷たいものが欲しくなる気も.........関係ないけどこういうトコの自販機って何故か他よりも値段高いんだよな。もっと早く気付いてたらコンビニで買ったのに。うん、まあいいやホットレモンティーにしよう。

 

「ピピピピピ」

 

「うん?」

 

あーこれ当たればもう一本ってやつか。当たるとは思ってないけど外れると悔しいんだよなこういうの。狙ってないけどレアドロップが出ないとちょっと悔しくなる感じ?

 

「ピー。おめでとうございます、好きな商品を30秒以内にお選びください」

 

「は?マジ?」

 

ちょっと待って、なんにも考えてなかった。何選べばいいんだ?そうだ玲さんに......って玲さん何が好きなんだろう?

 

「........」

 

「あと10秒です」

 

ああもう分からん。とりあえず同じので!

 

 

 

 

 

「玲さんこれ、よかったら」

 

「へ?そ、そんなわざわざ」

 

「あーいや、たまたまもう一本当たったからさ。何がいいとか分からな買ったから同じのだけど」

 

「おな.......そ、その...いいんですか?」

 

「いいよいいよ、二本飲んだらお腹いっぱいになっちゃうから」

 

「そうですか、ではありがたくいただきます」

 

「ほい、っとそういえば玲さん、玲さんの好きな飲み物ってなに?」

 

「ええっと......そうですね、特に好き嫌いはないのですが、敢えて言うなら緑茶でしょうか。あ、で、でも紅茶も好きですよ?」

 

「あはは、ありがとう」

 

「楽郎くんは、どんな飲み物が、その......好みですか?」

 

「エナド.......コーヒーとかかな」

 

危ねえ。流石に好きな飲み物聞かれてエナドリはないだろ、引かれるぞそんなん。てか俺なら引く。

そうこうしてるうちに9時を回ったらしい。

 

「お、開いたみたい。行こうか、玲さん」

 

「はい!あ、紅茶、あったかくて美味しいです」

 

ああ、笑顔が眩しい。もうちょっとエグ味をとか思った俺が恥ずかしいぜ

 

 

 

 

 

「どこから行こうか」

 

「スクラップ・ガンマンは人気なので待つこともあると聞きました。なので最初に行きませんか?」

 

「そうなんだ。じゃあそうしようか」

 

ということでやってきましたARゲームエリア。それにしても

 

「広いな、スクラップ・ガンマンどこだ?」

 

「ええっと..................あ、ありました。ここみたいです」

 

玲さんがいつの間にやら手に持っていたマップで探してくれていた。

 

「いつの間に..............探してくれてありがとう。早速行こうか」

 

「はい!」

 

 

 

ARゲーム類は別で料金を支払わなければならないらしく、スクラップ・ガンマンは1プレイ1000円。1プレイは1人3機ずつの計6機がなくなる、もしくは全面クリアするまでのようだ。

 

「難易度はどうする?こないだはハードだったみたいだけど」

 

「ハードでいいのではないでしょうか」

 

「分かった」

 

そう言って500円ずつ出し合いゲームを始める準備をしていく。

 

「そのコントローラーってもしかして...........」

 

「あっ、はいそうです。あの時に頂いたものです」

 

「かっこいいな............」

 

「カッコ..................ア、アリガトウゴザイマス」

 

いいよなーやっぱり、銃には男のロマンが詰まってる。

 

グローブとARゴーグルを装着し、コントローラーを握る。

 

「玲さん準備はいい?」

 

「はいっ!いつでも大丈夫です!」

 

「じゃあ、ゲームスタートだ!」

 

 

 

 

 

「1面の敵配置は記憶に残ってんだよ!はっはっはーーー。素材だけ落として死んでゆけー」

 

「ゾンビなのでもう死んでいるのでは?」

 

 

 

 

「え、ちょっ、まって。なんでお前(巨大アルマジロ)がここに?」

 

「見たことあるんですか?」

 

「昔無人島でちょっとね..................」

 

「?」

 

 

 

 

「玲さん後ろ!」

 

「ふぇあい!?」

 

「ぐっ!一発で8割削れるとかマジ?」

 

「ごめんなさいっ!」

 

「気にすんな。俺は君が無事でいてくれさえすればいいから」

 

「ぬ゛っ..................」

 

ノリで恥ずかしいこと言ったケド、気にしない気にしない。

 

 

 

 

 

「ラスボス戦だーー」

 

「.........っ!弾があまり残っていません!」

 

「OK、俺が弱点見つけるからそれまで耐えて。そのあと蜂の巣にしてやろう!」

 

「分かりました!」

 

 

「あったぞ弱点!脚の付け根だ!残弾全部叩き込めっ‼︎」

 

 

 

 

 

「っしゃあーーー!クリアだー」

 

「ハア、ハア、んっ......ふう、楽しかったですね!」

 

「...........」

 

「?どうかしましたか?」

 

おっといけない。ゴーグルを外してこちらに微笑みかける玲さんについ見惚れてしまった。いやだってこんなにも純粋な笑顔向けられるとこう........ね?

 

「ん、いや、なんでもないよ、楽しかったね。でもさすが疲れたな」

 

「1時間以上動きっぱなしでしたからね。もう11時半ですので、少し早いかもしれませんがお昼にしませんか?」

 

「うん、そうしようか」

 




岩巻さんに唆され、台詞を一緒に考え、何度も何度も練習し、自然に言えるようになってからデー......遊びに誘ったのです。

ラウンドワン釣り堀なくなったの知らんかった。

Twitter などでの民度は高く。アンチを見てもスルーが一番。また、思うところがあってもネタバレはしない。私も「ここからもっと面白くなるから!」とか「いやそうはならないから!」とか言いたくなるので気持ちはわかりますが。Web勢漫画勢関係なく楽しめる環境を作っていけるといいですね。

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