黒の叡智を宿す魔神と運命を超克する者たち 凍結中 作:戦魔王ゼロ
そろそろ再開したいと思います。
未来を見た
私が逝ってから数百年後
数多の神話が淘汰され、蹂躙される。
そして、残るは絶望に堕ちたヒトだった獣たち・・・
私が願った未来からは掛け離れた未来
この未来が来ることは絶対で有り、避けられぬ終末
故に、私は・・・その未来を決して、認めはしない。
その未来が来ることに、私は抗う。
私が考えた。
この未来に抗う力を・・・せめて、主神クラスの神格を打ち破るくらいの力がなければ、あっという間に世界は滅ぶ
だからこそ、私は御使いに命じ、様々な神話から力を集めた。
直接、私が交渉し、その力を譲り受けたこともあった。
シュメール神話の大地母神にして【回帰】の力を宿すティアマト
遥か未来、数多の可能性を受け入れる神の国を夫と共に創造し、その死後は亡者を管理する神となったイザナミノミコト
彼女たちには、私が見た未来を伝えた
無論、彼女たちは私を信用しなかった。
それもそうだろう
私は御使いを通じて、他の神話から力を、信仰を奪う簒奪者と同じ行為と見なされている。
いつ、寝首を欠かれてもおかしくないと思われている。
だからこそ、彼女たちには全てを明かした上で交渉し、条件付きで力を譲り受けることができた。
ティアマトからは魔獣を生み出す権能を、イザナミからは自身の夫であるイザナギの神剣にして、自身の子で有り自身の死因に最も関わっている炎の神カグツチを殺した神殺しの剣【天之尾羽張】を譲り受けた。
ちなみに、ティアマトは魔獣を生み出す権能を譲った影響で神格が弱まり、女神からドラゴンに格を落とすこととなる。
【
なお、彼女は私が逝った後の世界のバランスを調整する調停者として、世界を見守ることを約束してくれた。
ちなみに、イザナミには・・・
【なるほど、私達の神話領域に・・・】
「嗚呼。異世界E×Eから悪神の妹、魔神が自身の
【アザゼル・・・確か堕天した御使い達を纏める長じゃったな】
「嗚呼。我が息子の中でも取り分け、頭が回る。だからこそ堕天させた」
【確か、神如き強き者の異名を持っていたな・・・堕天させたのは、今後の脅威から自由に動けるようにするためか】
「それもある。だが、私が見た未来ではニ天龍を宿した者達を筆頭に若き神器使いを神格クラスの実力者に育て上げた師として名を残すこととなる。未来の若者を導く者として、奴には世界を見て、見聞を広めて欲しい・・・」
【それを本人に告げればいいものを頑固じゃな】
「一応、表向きは唯一神として振る舞っているからね・・・思えば、アダムやイブ、イエスに、そして、我が娘たるサマエルやリリスにも迷惑を掛けた。そして、貴女やティアマットにも・・・」
【その自覚があるのならば、後悔するな・・・協力した妾達の侮辱に他ならんぞ】
「分かっている。貴女達の協力で、
【
「我が息子アザゼルが考えた設定集を下に予め創り上げた神器を纏めて保管できるようにした。無論、この神器の担い手はアザゼルの子で有り、異世界から来た魔神の子に渡るようにしている」
【この事を知ったアザゼルは悶絶しそうじゃな。何せ、自身の黒歴史を、そのまま悪用されたのじゃから】
イザナミは約束してくれた。
魔神の
私は安堵した。
私は、破滅を迎える未来以外にも希望を見出していた。
魔神とアザゼルの子は、やがて、ニ天龍と共に世界を護る英雄となる。
それだけではない。
魔神の子を中心に数多の異世界の可能性、転生者と呼ばれる英傑が集まり、その脅威に立ち向かう
その未来が一瞬だけ見えたのだ。
ルシファー、ソロモン、ゲーティア、シュメールからはギルガメッシュ、日本からは、安倍晴明といった未来を観る者達も、この未来が見えただろう。
ならば、心残りはない。
あとは、我が子を貫いた槍に我が意志を、そして、救世主になり得るニ天龍を封じ込めるだけだ。
天使、堕天使、そして、悪魔が始めた世界の覇権を賭けた大戦
その末期、赤と白の天龍が乱入し、甚大な被害が齎される。
激しい戦いの末、ニ天龍は討伐され、神器・・・後に
そして、大戦を主導した聖書の神と四大魔王は、ニ天龍が与えた傷が元で命を落とすこととなる。
大戦は休戦状態となり・・・各勢力は自身の勢力の維持に努め始めた。
聖書の神を失った天界は天使長ミカエル主導の下、神が残した
堕天使はアザゼル主導の下、聖書の神が残した神器の研究や各神話の研究に務めた。
だが、悪魔勢に関しては四大魔王が死後、旧魔王派と革新派との内乱が起き、激動的な時代を迎えることとなる。
各勢力が己の領分の維持に力を入れてから時代が移り変わり、時代は21世紀の現代
「師匠が言った通りになったな」
「ったく、クソ親父め・・・自分の配下の管理くらいしろよな」
日本の某県に存在する地方都市、駒王市・・・その中心となる町駒王町は、ある業界で最も有名な町とされている。
「だけど、まぁ、この町の管理者は、よくもここまで敵対勢力の侵入を許しましたね。来人さんが知ったら、ブチ切れ案件ですよ・・・」
「だから、俺達が居るんだろ・・・イッセー?」
その駒王町の中にある今は使われていない廃教会
そこに黒いスーツを着た黒髪に金のメッシュが入った男と、黒い甲冑のような戦闘装束に身を包んだ茶髪の少年がいた。
彼らの周りには・・・50人以上の神父の格好をした男たちの死体と
「嘘よ、私が、人間風情に・・・・」
彼らの前にはエロい格好した黒い翼を生やした堕天使と思われるが、長い黒髪の少女がいて、その少女の周りには首が消し飛んだ堕天使と思われる3体の死体が横たわっていた。
「ちなみに、俺はただの人間じゃなくてお前さんと同じ堕天使・・・ハーフだけどな」
スーツを着た男性の背中に黒い翼が展開する。
「八翼・・・上級クラスでも、そこまでは・・・」
黒い翼の数を見て、絶句する。それもそうだろう。
堕天使の力と格は翼の数で決まる。
少女の生えている翼の数は四翼、中級クラスの堕天使がだいたい、この数の翼を生やすとされ、その倍の数となると上級、下手をすると最上級クラスの力を持つ堕天使となる。
「何者なの?」
「お前さんに名乗る名はねえよ・・・堕天使レイナーレ」
その後、レイナーレの意識は途絶えた。
何故なら・・・
「近距離で、
男性の手には白い大型の
その銃口から煙が出ていることから近距離で、その銃をぶっ放し、少女の頭を吹っ飛ばしたことが分かる。
「この女が親父に黙って、コソコソと動いていたのが悪い。それに鬼灯様からも、周防先生からも徹底的にやってくれって言われているしな・・・」
「俺をハニトラで殺そうとしたからムカつくけど、この最期だけは同情するぜ」
そう言って、イッセーと呼ばれた少年は首の無い少女に手を合わせて、その死に同情の意を向けた。
「さて、帰るぞ・・・遺体は来人が送ってくれた専門部隊に任せてある・・・それに、明日はテストだ。イッセー、勉強してるよな?してなかったら、どうなるか・・・」
「分かってます!分かってますから!!もう二度と師匠、束さん、スカリエッティ先生の実験フルコースの罰は受けたくない!!」
「もし、赤点だったら、そこにちーちゃんやキリカ、来人の扱き、なのはのOHANASHIを加えるからな」
「俺を廃人にさせる気ですか!?」
「ちなみに、一夏や零刃、レオと言った男弟子達全員にも同じ条件を言ってある・・・死ぬ気で勉強したまえよ」
「さっさと帰って勉強しなくちゃ!!」
自身の身の危険を感じたイッセーは、即座に廃教会から出て、家に帰宅した。
自身の弟子が帰ったのを気配で確認した男は、自身の神器である
一服してから、直ぐに・・・
「そろそろ出てこいよ、クソ親父・・・」
突然、虚空に向かって、呼び掛ける。
男は気づいていた・・・自身の父親の気配を
「気づいていたのか、零夜」
「久しぶりだな、親父・・・悪いが、コイツらはさるお方からの依頼で始末したぜ」
「間に合わなかったか・・・だが、ようやく会えた」
「俺は、まだ会いたくはなかったがな・・・」
そう言って、零夜は自身の煙草の吸い殻を魔術で消す。
そして、
「
その言葉に反応した
「ガンブレードってやつか、俺も一度は造ってみたいと思っていたが、お前が先に造っているとは、考えることは一緒だな」
「嗚呼。お蔭で、周りからは厨二病扱いだ・・・否定はできないがな・・・」
「懐かしいな。まだ、お前が小さい時、俺の黒歴史を造った時は卒倒したぜ」
アザゼルの黒歴史・・・
「見たければ出すぜ。一応、こいつも
そう言って、空いている手に突然現れたのは・・・
「
「止めろ。俺が悪かったから嬉々とした表情で、それを出さないでくれ!!」
自身の黒歴史と対面したアザゼルは恥ずかしさのあまり、手で顔を覆い隠したのだった。
主人公の名は前作と同じで、イッセーは、その弟子で超強化されます。また、色々な作品の武器や異能を神器として創るため、色々とチート化します。
ちなみに、断罪者はD.Gray-manのクロス・マリアンの断罪者に色々な作品の武器や異能を付加しています。ガンブレードになる機能は「異世界はスマートフォンとともに」の主人公が使うブリュンヒルデという銃の機能から来てます。
次回はアザゼルと一対一での話です。
お楽しみに!