『お嬢様、私の考えを述べさせていただいてもよろしいでしょうか』
「何だ、ハスキー。言ってみろ」
『お嬢様が譲渡なされたカードは、死者の思いをつなぐカード。……晩年の遊都さまはかなり荒れていらしたご様子』
「つまり貴様は何か、あの遊都さまが何かしらの悪影響を与えるとでも?」
『……』
「次そのようなつまらないことを言えば、貴様を破いて海に沈めてやる」
『……申し訳ございません。お嬢様』
「マーママママズイノネー!!」
「最悪っすねー、校長」
入学式が順調に進み、校長のありがたいお言葉を生徒全員が聞き流し、さあデモンストレーションだ、
というタイミングで、事件が発生した。何と1位の生徒がいないのである。それが私こと逢坂・骸の横でクロノス・デ・メディチ校長が大慌てしている
理由である。おかげで入学式は停滞し、生徒たちからは徐々に不満の声が上がり始め、対戦するはずだった
2位の狭霧・祐真(さぎり・ゆま)は先程から一曲奏でそうなほど激しい貧乏ゆすりをしている。
今にも殴られそうだ。
「校長、俺帰っていいですか」
「ままま待ってほしいノーネ。今、今シニョーラ朱音を連れてくるノーネ!!」
「そもそも校長がデモストなんて言い出すから」
「プロデュエリストの決闘なんてとても良い経験になるはずナノーネ」
「確かに彼女はテクニシャンだが手を抜くからな……ん?」
真面目に並ぶ生徒たちを押しのけ、手をあげ叫ぶ生徒が一人目についた。
「はい!!はいはーい!!」
私を試験で倒した雙見・遊代くんか。彼も随分フリーダムなようだ。
「どうかしたか?遊代くん」
「1位がいないんだろ?じゃあ俺が代役で決闘するぜ!!」
「代役?君に代役が務まるのか?」
「大丈夫だって、俺あいつ倒したし、へぼい決闘はやるつもりはねえぜ」
この場にいる全員が、頭に疑問符を浮かべた。「お前は何を言っているんだ」とでも言いたげな顔で固まっている。
桃園・朱音といえば、弱冠13歳でプロ入りし、現在に至るまで10000以上決闘し、黒星は10もない。
圧倒的な技量とパワーで敵を押しつぶし、LPが半分を切ることが滅多にない。正直教師陣でもまともに相手ができない。
ついたあだ名が、絶対女王。
「何を寝ぼけたことを言っているノーネ。そもそもこれはプロの戦術を学ぶために設けたのであーって、
普通の生徒同士がやるのは……」
「いいだろう、受けて立ってやるぜ」
「ななな何を言っているノーネ、シニョール祐真!?」
「よし、そうと決まれば!」
「「決闘!!」」
「話を聞いてほしいノーネ!!」
雙見・遊代 LP8000 手札5枚
vs
狭霧・祐真 LP8000 手札5枚
「てめえが乱入してきたわけだしな、先攻は俺が貰うぜ。手札から『異次元の偵察機』を除外し、闇の誘惑を発動。2枚ドローできる。
さらにインヴェルズの魔細胞はフィールドにモンスターがいない場合特殊召喚できる」
テントウムシに酷似した黒い生物がよろよろとどこからか飛んできた。
『インヴェルズの魔細胞』 DEF0 レベル1 悪魔族 闇属性
「そして、『レスキューラビット』を通常召喚」
ヘルメットをかぶった愛らしいうさぎが召喚された。
『レスキューラビット』 ATK300 レベル4 獣族 地属性
「おお、可愛い!ニンジンあげたら懐くかな……」
遊代くんが『レスキューラビット』の愛らしさにひかれてソリッドビジョンに手を伸ばしたと同時に掻き消えた。
「『レスキューラビット』の効果発動。自身を除外し、デッキの通常モンスター二体を特殊召喚できる。
さあ、侵略開始だ。『ヴェルズ・ヘリオロープ』、雑兵となり俺に仕えよ」
岩石の鎧を身にまとう邪悪なる魂を宿した戦士のモンスターが二体姿を現した。
『ヴェルズ・ヘリオロープ』 ATK1950 レベル4 岩石族 闇属性
『ヴェルズ・ヘリオロープ』 ATK1950 レベル4 岩石族 闇属性
「いきなり1900越えのモンスター二体かよ!?」
「驚くのはまだ早い。ヘリオロープ二体でオーバーレイ!!レベル4「ヴェルズ」モンスター二体でオーバレイネットワークを構築。
破壊の氷龍包み込みし闇よ、すべてを凍てつかせ、我がもとへ顕現せよ。エクシーズ召喚!!
ランク4、『ヴェルズ・オピオン』!!」
黒い渦が巻き起こり、ヘリオロープたちが光の玉となり吸い込まれる。その中から
黒い巨竜が現れた。
『ヴェルズ・オピオン』 ATK2550 ランク4 ドラゴン族 闇属性 ОRU2
「オピオンはその効果により、互いにレベル5以上のモンスターを特殊召喚できない」
「何だと!?」
「そして、オーバーレイユニットを一つ使い効果発動。デッキから「侵略の」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
侵略の汎発感染を手札に加える。さあ、悪意をばら撒け」
オピオンが周りを浮遊している光り輝く球を飲み込むと、フィールドに闇が広がっていく。
「……カードを2枚伏せて、ターンエンド。エンドフェイズ時、『異次元の偵察機』の効果発動。除外されているこのカードは、
攻撃表示でフィールドへと舞い戻る。偵察ご苦労さん」
次元の狭間からぬるりと丸い機械が現れた。
『異次元の偵察機』 ATK800 レベル2 機械族 闇属性
雙見・遊代 LP8000 手札5枚
ーーーーー
ーーーーー
ー -
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ーー■■ー
狭霧・祐真 LP8000 手札2枚
「俺のターン、ドロー!まずは魔法カード雙王の械発動!デッキから好きな「破械」をサーチできる。
『破械童子ラキア』をサーチする。さらにカードを1枚伏せ、手札のアルハの効果発動!!
伏せカードを破壊し、自身を特殊召喚する!!」
場に伏せられていたカードを踏み潰し、怒りの炎を巻き上げ枷で見えないその顔を怒りにたぎらせた。
『破械童子アルハ』 ATK1500 レベル3 悪魔族 炎属性
「そして伏せカードである破械昌導の効果!!デッキから破械モンスターを特殊召喚する!現れろ、
『破械童子サラマ』!!」
小さな鬼の角を額に生やした子供のようなモンスターが死と退廃に導かれ、フィールドに姿を現した。
『破械童子サラマ』 ATK1500 レベル3 悪魔族 闇属性
「1ターンに1度、墓地の「破械」カードをフィールドにセットする。墓地に存在する雙王の械をセット。
その後、自分フィールドに存在するカードを破壊する。俺はいま伏せた雙王の械を破壊し効果発動!!
デッキから現れろ、『破械童子ラキア』!!破械童子揃い踏みだぜ!!」
青い怒りと憎悪をあらわにした人型が現れる。
『破械童子ラキア』 ATK1500 レベル3 悪魔族 水属性
「そして俺はこのターン、まだ通常召喚を行っていない。ラキアとアルハをリリースし、『破械神の禍霊』
をアドバンス召喚だ!!」
ラキアとアルハを飲み込み、青い獣の魂が舞い降りた。
『破械神の禍霊』 ATK0 レベル8 悪魔族 闇属性
「このカードは、自分の墓地の「破械」カード1枚につき300ポイントアップする」
『破械神の禍霊』 ATK0→1200
「さらに、こいつは相手のモンスターを巻き込んでリンク召喚できる。さあ行くぜ、オピオンを巻き込め!」
「何だと!?」
青い獣の魂が氷龍を飲み込み、青い狂犬は再び今生に姿を現す。
「リンクマーカーをセッティング!!現れろ、激痛呑み込むサーキット!!アローヘッド確認、召喚条件は「破械神」と名の付くモンスターを含むモンスター二体!!
サーキットコンバイン!!さあ、輪廻の苦痛より舞い降りよ、リンク召喚!!リンク2、『破械神ラギア』!!」
二体がサーキットに吸収されると、青黒い光が辺りを包み込む。そして産み落とされた青黒い獣は舌舐めずりをし、
辺りの獲物に目を光らせた。
『破械神ラギア』 ATK1800 LINK2 悪魔族 闇属性 【リンクマーカー:上/下】
「さらに、現れろ、灼熱呑み込むサーキット!!アローヘッド確認、召喚条件は「破械神」を含むモンスター2体以上!
ラギアとサラマをリンクマーカーにセッティング!!サーキットコンバイン!!隣接する苦痛より現れろ、リンク召喚!!
食い荒らせ、『破械神アルバ』!!」
巨大なサーキットは赤黒い光を吐き出した。それは、燃える怒りを振り回し、全てを食らわんとする赤き犬が現れた。
『破械神アルバ』 ATK2400 LINK3 悪魔族 闇属性 【リンクマーカー:上/左下/右下】
「さあまだまだ行くぜ、こいつは禍霊同様の効果を持つ。もう一度現れろ、終末導くサーキ……ッ!?」
リンク召喚を行おうとした瞬間、遊代くんの手が止まってしまった。顔は真っ青に染まり、先程までの楽しそうな笑顔は消えてなくなった。
「何だ、どうしたんだ?」
「体調が悪くなってしまったノーネ?」
言いようのない寒気が襲った。EXデッキからモンスターを召喚しようとしただけにもかかわらず
圧倒的な憎悪と怒り。
「……バトルだ!アルバで『異次元の偵察機』を攻撃!!」
「罠発動!!連撃の帝王!!1ターンに1度、相手のメインもしくはバトルフェイズにアドバンス召喚を行うことができる。
『インヴェルズの魔細胞』を生贄に捧げ、来るがいい!!黄泉路への魂食らう漆黒の侵略者よ、
我に仇名す頭蓋をしゃぶれ。『インヴェルズ・ギラファ』!!」
黒い霧にモンスターが包まれると、巨大な角を携えた悪魔が現れ、魔細胞を貪る。
『インヴェルズ・ギラファ』 ATK2600 レベル7 悪魔族 闇属性
「俺のターンにアドバンスだと!?だが、俺の標的は変わらない!!お前には1600のダメージを……」
「焦るなよ、ギラファにはインヴェルズを食らうことでアドバンス召喚時に効果が発動する。相手フィールドのモンスターを
墓地へ送る。この効果は破壊ではないため、お前お得意の破壊時効果は発動しない」
「ぐっ……」
「その後、俺はLPを1000回復させる」
LP8000→9000
「メインフェイズ2……カードを1枚伏せ、ターンエンド」
雙見・遊代 LP8000 手札1枚
ーー■ーー
ーーーーー
ー -
ー□□ーー
ーー■■ー
狭霧・祐真 LP9000 手札1枚
「俺のターン、ドロー!さあ行くぜ、『ヴェルズ・ケルキオン』を通常召喚」
天使の面影を少しだけ残した禍々しいモンスターがあらわれた。
『ヴェルズ・ケルキオン』 ATK1600 レベル4 魔法使い 闇属性
「ケルキオンの効果、墓地に存在する『ヴェルズ・オピオン』を除外し、ヴェルズモンスター、『ヴェルズ・ヘリオロープ』
を手札に加える。その後、ケルキオンの効果により、ヴェルズモンスターを召喚する。来い、『ヴェルズ・ヘリオロープ』」
『ヴェルズ・ヘリオロープ』 ATK1950 レベル4 岩石族 闇属性
「バトルフェイズ!!俺のモンスターすべてで総攻撃!!」
LP8000→1050
「ぐあああああああ!!……だが、罠発動!!活路への希望!!相手より1000LP以上少ない場合、1000LP払うことで
お互いのLP差2000につき1枚ドローできる」
LP1050→50
「お前のLPは9000、俺のLPは50……LP差、8950!!4枚ドローする!!」
「そんなものを伏せていやがったか。メインフェイズ2へ移行。現れろ、闇に染まりしサーキット!!
アローヘッド確認、召喚条件は「ヴェルズ」と名の付くモンスター2体!!ヘリオロープとケルキオンをリンクマーカーにセッティング!!
サーキットコンバイン!!
すべての侵略者の起源よ、その闇をばら撒きすべてを汚染しつくすがいい。『インヴェルズ・オリジン』」
二体のモンスターがサーキットに呑み込まれ、巨大な鬼の生首のような怪物が姿を現した。
『インヴェルズ・オリジン』 ATK2000 LINK2 悪魔族 闇属性 【リンクマーカー:上/下】
「このカードがEXモンスターゾーンに存在する限り、お互いはリンク先にしかEXデッキから特殊召喚できない。
さらにこのカードのリンク先にモンスターが存在する限りこいつはカードの対象とはならず、戦闘、効果で破壊されない。
カードを1枚伏せ、ターン終了」
雙見・遊代 LP50 手札5枚
ーーーーー
ーーーーー
□ -
ー☆□ーー
ー■◇■ー
狭霧・祐真 LP9000 手札0枚
「俺のターン、ドロー!!……さあ行くぜ!!フィールド魔法、KYOUTOUウォーターフロント発動!!」
高校の体育館が瞬く間に摩天楼が打ち立てられていき、天井に建物が貫通している。
「そして『破械童子サラマ』を通常召喚」
『破械童子サラマ』 ATK1500 レベル3 悪魔族 闇属性
「サラマの効果発動。自分の墓地の破械カードを伏せる。雙王の械を伏せ、これを破壊!破壊されたことにより
雙王の械の効果発動!!デッキから『破械神の禍霊』を特殊召喚!!」
『破械神の禍霊』 DEF3000 レベル8 悪魔族 闇属性
「カードが墓地へ送られたのでフィールド魔法にカウンターが乗る」
KYOUTOUウォーターフロント 0→1
「『インヴェルズ・オリジン』をリリースし、『怒炎壊獣ドゴラン』を特殊召喚!!」
地が割れ、火が鬼の首を舐めまわし、地割れの中に引きずり込まれ、その代わり火を噴く龍が一匹
現れた。
『怒炎壊獣ドゴラン』 ATK3000 レベル8 恐竜族 炎属性
「再びカウンターが乗る」
KYOUTOUウォーターフロント 1→2
「効果や戦闘で破壊されないなら、リリースしてしまえということか。中々どうして面倒だ」
「まだまだ終わらないぜ、相手フィールドに壊獣が存在するため、手札から『怪粉壊獣ガダーラ』を特殊召喚!!」
ウォーターフロントの建物が次々になぎ倒され、地面から透き通る青い翼をもつ巨大な昆虫が姿を見せた。
『怪粉壊獣ガダーラ』 ATK2700 レベル8 昆虫族 風属性
「手札から無の煉獄を発動!!2枚ドロー!!そしてもう一枚!!ドロー!!無の煉獄が送られたのでまた一つ乗る」
KYOUTOUウォーターフロント 2→Ⅳ
「まずは今乗っているカウンターを3つ使い、ガダーラの効果発動!!このカード以外の全モンスターの攻撃力を半減させる!!」
「何だと!?」
KYOUTOUウォーターフロント 4→1
『破械童子サラマ』 ATK1500→750
『怒炎壊獣ドゴラン』 ATK3000→1500
『インヴェルズ・ギラファ』 ATK2600→1300
『異次元の偵察機』 ATK800→400
「俺は禍霊とガダーラの二体でオーバーレイ!!オーバーレイネットワークを構築!!エクシーズ召喚!!
現れろ、No.23 冥界の霊騎士ランスロット!!」
巨大な蛾と青い獣の魂は光の玉となり、白銀の騎士のオーバーレイユニットとなって周りを漂っている。
『No.23 冥界の霊騎士ランスロット』 ATK2000 ランク8 アンデッド族 闇属性 エクシーズ ОRU2
「さらに手札からカードを1枚捨て、超融合発動!!お前のギラファと俺のサラマを素材とし、融合召喚!!
黒鉄の鎧まといし侵略者よ、死と退廃司りし悪鬼羅刹よ、今一つとなりて新たな道を指し示せ!!
融合召喚!!現れろ、『スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン』!!」
ギラファとサラマが渦へと吸い込まれ、黒いバラを象った龍が吠える。
『グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!』
『スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン』 ATK2800 レベル8 闇属性 融合
「ッ!!何だこのモンスターは……」
「こいつが融合召喚に成功したとき、相手の特殊召喚したモンスター一体を指定。このターン、その分攻撃力はアップする!!」
『スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン』 ATK2800→4300
「攻撃力4300!?」
「バトルだ!!行け、スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン』!!『異次元からの偵察機』を攻撃!!
紫電のヴェノムバースト!!」
「ぐうううううう」
LP9000→5100
「オーバーレイユニットを持つランスロットはダイレクトアタックが可能!!食らわせろ、ランスロット!!」
「チッ」
LP5100→3100
「このカードが戦闘ダメージを与えた時、相手フィールドの表側モンスター1体を破壊する。
ドゴランを破壊!!」
「……俺の場が全滅、か」
「カードを2枚伏せてターンエンド!」
『スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン』 ATK4300→2800
雙見・遊代 LP50 手札0枚
ーー■■ー
ーー□□ー
- -
ーーーーー
ー■◇■ー
狭霧・祐真 LP3100 手札0枚
「俺のターン、ドロー!!……死者蘇生発動!!墓地からモンスターを特殊召喚する!!」
「オーバーレイユニットを使い、その効果を無効とする!!」
『No.23 冥界の霊騎士ランスロット』ОRU2→1
「構わない!!罠発動、リビングデッドの呼び声!!来い、ケルキオン!!」
『ヴェルズ・ケルキオン』 ATK1600 レベル4 魔法使い 闇属性
「ケルキオンのモンスター効果により、1体のヘリオロープを除外し、もう一体のヘリオロープを召喚!!」
『ヴェルズ・ヘリオロープ』 ATK1950 レベル4 岩石族 闇属性
「……刮目せよ、我が力!!俺はレベル4モンスター2体でオーバーレイネットワークを構築!!
漆黒の闇より愚鈍なる力に抗う反逆の牙!今、降臨せよ!
エクシーズ召喚!現れろ!ランク4!『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』!」
黒い羽を伸ばし、黒い牙を尖らせる漆黒の龍がフィールドに降り立つ。
『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』 ATK2500 ランク4 ドラゴン族 エクシーズ ORU2
「オーバーレイユニットを2つ使い、相手モンスターの攻撃力を半分にし、その分ダークリベリオンの攻撃力を上昇させる!!
俺は『No.23 冥界の霊騎士ランスロット』を指定!!トリーズン・ディスチャージ!!」
『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』 ORU2→0
『No.23 冥界の霊騎士ランスロット』 ATK2000→1000
『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』 ATK2500→3500
「さあダークリベリオンよ、その騎士を冥界へ送り返すがいい!!反逆のライトニング・ディスオベイ!!」
「速攻魔法、神秘の中華鍋!!『スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン』をリリースし、LPを2800回復させる!!」
LP50→2850
「チッ、だが、ダメージは受けてもらおうか!!」
「ぐっ……」
LP2850→350
「これにて俺はターンエンド」
雙見・遊代 LP350 手札0枚
ーー■ーー
ーーーーー
□ -
ーーーーー
ー■◇◇ー
狭霧・祐真 LP3100 手札0枚
「俺のターン……ドロー!!……カードを1枚伏せ、ターンエンド」
雙見・遊代 LP350 手札1枚
ーー■ーー
ーーーーー
□ -
ーーーーー
ー■◇◇ー
狭霧・祐真 LP3100 手札0枚
「どうした、もう手詰まりか!!俺のターン、ドロー!!来い、『ヴェルズ・ヘリオロープ』!!」
『ヴェルズ・ヘリオロープ』 ATK1950 レベル4 岩石族 闇属性
「幕を引いてやろう、『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』の攻撃、反逆のライトニング・ディスオベイ!!」
「罠発動、カウンターゲート!!相手の攻撃を無効にし、デッキから1枚ドロー!そしてそのカードが通常召喚可能なモンスターの場合、
通常召喚できる!!」
「最後は神頼みか」
「行くぜ……ドロー!!」
――――このカードは朱音から貰った……
「うぐっ!?うああああああああああああああああああああ!!!!」
そのカードを引いた瞬間、脳髄に流れ込む憎悪、悲哀、……そして、破壊。
「どうしたノーネ!?急にシニョール遊代が苦しみ始めたノーネ」
「やはり体調がすぐれなかったのか、狭霧くん、このデュエルは一時中止に……」
「……通常召喚はしない。続けろ」
「……なら望み通り終わらせてやろう。行け、ヘリオロープ!!」
「手札から、『アンクリボー』の効果発動!!手札から捨てることにより、お互いの墓地から好きなカードを
俺のフィールドに特殊召喚する!俺が選ぶのは無論、『破械神アルバ』!!」
『破械神アルバ』 ATK2400 LINK3 悪魔族 闇属性 【リンクマーカー:上/左下/右下】
「また蘇ってきたか……うっとうしい奴め。攻撃は中止だ。ターンエンド」
雙見・遊代 LP350 手札1枚
ーーーーー
ーーーーー
□ □
ーーーーー
ー■◇◇ー
狭霧・祐真 LP3100 手札0枚
「俺のターン、ドロー!!手札から永続魔法破械神の慟哭を発動!!このカードは「破械」リンク召喚が成功したときフィールドのカードを破壊する。
アルバの効果発動!!貴様のダークリベリオンを素材とし、リンク召喚を行う!!」
「(……貴様?あいつ、そんな口調だったか?)」
「現れいでよ、破滅導く終末回路!!アローヘッド確認、召喚条件は「破械神」と名の付くモンスターを含むモンスター2体以上!!
サーキットコンバイン!!臨界の苦痛より現れよ、リンク4!!『破械雙王神ライゴウ』!!!」
一瞬、視界が壊れかけたテレビ画面のようにノイズが走り、砂嵐が起こった。まるで自身の脳みそが
目の前の漆黒の巨獣を見るのを拒んでいるかの如く……
『破械雙王神ライゴウ』 ATK3000 LINK4 悪魔族 闇属性 【リンクマーカー:上/下/左下/右下】
「慟哭の効果、残ったヘリオロープを破壊」
「速攻魔法、侵略の汎発感染発動!!俺のヴェルズはこのカード以外の魔法・罠の効果を受けない!!」
「チッ、黒いペンダントをライゴウに装備。攻撃力が500ポイント上昇する」
『破械雙王神ライゴウ』 ATK3000→3500
「バトルだ、攻撃せよ、ライゴウ。絶滅牙」
「うあああああああああ!!!!」
LP3100→1550
突如、祐真は激しい痛みと衝撃に襲われ、吹き飛ばされた。
「な、何だ……この痛み……」
「なななな何が起こっているノーネ!?」
「ソリットヴィジョンが現実に痛みをもたらしているだと!?」
「ライゴウの効果、このカード以外が破壊されたことにより、フィールドのカード1枚を破壊する。
俺が選ぶのは当然、黒いペンダント。こいつが破壊されたことにより、相手は500ダメージを受ける。
追撃だ!!」
「ごはっ!!」
LP1550→1050
「これでターンエンド。エンドフェイズ時、ライゴウの効果が発動、フィールドのカード1枚を破壊する。
貴様の連撃の帝王を破壊」
雙見・遊代 LP350 手札0枚
ーー◇ーー
ーーーーー
ー □
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ーーーーー
狭霧・祐真 LP1050 手札0枚
「お、俺のターン……ドロ……」
デッキに手をかけた祐真だが、そのカードを引く前に、地に倒れ伏してしまった。
「……俺の方もそろそろ限界……か。ごふっ」
「お、おい、早くこの二人を救護室へ!!」
「早く連れて行くノーネ!!」