古い町並みの中、一際新しく見えるタワーがエンジンシティに立っていた。
これはムゲン団の本拠地であると推測されている。このタワーはマクロコスモス社が建築したポケモンリーグ再出発を記念したものである。見た目はレンガ造りであるのに反し、その実エネルギー開発や願い星のエネルギー抽出の効率向上を狙う一般社団法人である。とは言っても寄付やボランティアTシャツの販売収益や企業への技術売買による売り上げがほとんどであり、研究のサンプルの営業も個人の意思によるものだ。時計を大きく前面に出しているその建物はムゲンタワーとも呼ばれている。
20年の時を経た今エンジンシティはかつてのスチームパンクじみた中世を思わせる機械的な作りから、機械の中から植物が生えたような、長い年月の中で風化した街並みといった雰囲気を感じる風貌になっていた。
「やっとここまで戻ってきたぞ」
バウタウンから戻ってきたホープは、エンジンシティのジムの前に向かおうとしていた。エンジンシティの街並みが見える橋にはいくつかの屋台が設置してあり、屋台の定員はいずれもムゲン団のTシャツを着ている。そのマークは一般に売られているものとは異なり、ムゲンのマークを掴むようなデザインであった。店員は10歳にも満たないようなスクールボーイと、もう1人は30代前半の女性であった。一見すると親子に見えたがその顔は全く似ておらずお互いを名前で呼びやっている事から赤の他人であると推測される。
屋台ではアローラ地方の名物として認識されているマラサダが売られていた。その客の中にホープがよく見知った人物がおりバックに付けられた願い星のアクセサリーがその方向に少し揺れたように感じた。
「チャン…グローリアじゃないか!」
「ホープ、久しぶりね。どう?マラサダ。一緒に食べない?」
「ああ!頂くぞ!」
久々と言っても、1週間もたってない再会ということで、グローリアはカラサダを注文し、ホープはアマサダを注文する。2人で端を歩きながらホープはこれまでの旅路を語っていた。
「良かった。ジムチャレンジは順調らしいね」
「ああ!レドームシも大活躍だったぞ!」
ボールからレドームシを繰り出し、その様子を見せる。移動の最中ともあり、トレーナーとバトルしていたためか、甲殻には細かい傷がいくつもついていたが、きずぐすりでも治る範疇であり、ホープとポケモンが確実に成長しているのが、グローリアにはわかった。
「それにしても、なんでムゲン団がマラサダを売ってるんだ?」
「噂によると、資金集めの一環らしいね。あと就業支援とか」
「ヘェ〜。グローリアは物知りなんだな」
ホープにとってムゲン団の第一印象は、小悪党であったが、それが一部の名前を借りた連中であると知っていた。しかし、一度着いたイメージは崩れにくく、ムゲン団がなんとなく悪い人間のように見えていた。対して、グローリアはそれほど悪い印象は、持っておらず、カラサダを受け取る時もどこか優しげであった。
グローリアとしばらく歩いていると、ムゲン団らしき団体が言い争っているのが見えた。
「だからムゲン団のイメージを下げるのはやめて下さい!」
「ムゲン団がムゲンの愛集めて何が悪いってんだよ!」
先ほどのマラサダを売っていたものと同じ、無限のマークが書かれた方のTシャツを着たムゲン団の女性と、通常の販売用のTシャツを着たムゲン団らしき二人組が争っていた。
その間にグローリアは入り、騒動に巻き込まれようとする。
「…そのムゲンの愛ってなんですか?」
「グローリア?!」
「ああ?!ムゲンつったら尽きないことよ!」
「俺たちムゲンの愛を求める戦士ってわけよ!」
「…」
軽薄な笑みを浮かべる二人にグローリアは青筋を立てる。助けを求めるムゲン団の女性は、壊れたボールしか持っておらず、威嚇するためのポケモンすらも持っていないようだった。
「助けて下さい!この人たちムゲン団になりきって強引にナンパしてくるんです!」
「ホープ、いける?」
「またこれか!いいぞ!やってやる!」
「ああ?やるのか!?」
「カップルが助太刀か?よろしくやってんなオイ!」
ムゲン団?のしたっぱ二人が勝負を仕掛けてきた。ムゲン団らしき男性2人組は、ルナトーンとシンボラーを繰り出す。
「行くぞ!ラビフット!」
「行きなさい、ポリゴンZ 」
ホープはエースであるラビフットを呼び出し、グローリアは怪しいパッチによって異様なアップデートを果たしたポリゴンZを繰り出す。
「シンボラー!エアカッター!」
「ルナトーン!いわなだれ!」
こなれた様子で指示を繰り出す男性二人は、明らかな敵意を向けてホープたちと対峙する。上空からは岩の塊がいくつも展開され、シンボラーの奇妙な翼から空気の刃が舞い、ラビフットたちに襲いかかる。
「ポリゴンZ!こごえるかぜ!」
「ラビフット!ルナトーンににどげり!」
ポリゴンZは浮遊する体を変形させ、尾と手で三角の点を作り、氷のエネルギーを集め、一気に放射する。氷の粒を纏った風は、いわなだれの破片を削り取り、エアカッターの刃を霧散させる。その風を全身に浴びたシンボラーは凍て付く。ラビフットの体毛が筋繊維を思わせる模様に変わり、にどげりによってルナトーンの外皮は凹み、二つのクレーターを残してその浮遊能力を失う。
「ちくしょー!ムゲン団ならいい人って思われると思ったのに!」
「これが、愛の力?」
ムゲン団の格好をした二人組は不格好に逃げ出す。単なる迷惑行為のため、警官を呼んでも注意だけにとどまるだろうと、グローリアを、その様子を流す。
「そのボール、あいつらにやられたのか?」
ホープは、壊れたスーパーボールを握りしめる女性に対し、心配そうに話しかける。
「これは…ジムチャレンジの時にワイルドエリアで…」
その単語でホープは気まずそうに目線を逸らす。ジムチャレンジはその特性上、自然がそのまま残されたような魔境のワイルドエリアでポケモンを捕まえることが多々ある。
ホープ自身もワイルドエリアでエレキボールの技レコードを手に入れたが、その分ギャラドス同士の争いに巻き込まれそうになったことがあり、その危険性から、起きたことを予想できてしまった。
「…ごめんなさい」
「!いいのよ。変にボールを残してる私が悪いんだから!あ、こ、これ御礼ね!」
ムゲン団の女性は、鞄から一冊の雑誌のような物を取り出し、ホープに渡す。
「ロトムのカタログ、もしロトムを捕まえたら使って」
そう言って女性は頭を下げると走り去ってゆく。ホープはしばらくロトムのカタログをしみじみと見ていたが、ふと、何か紙のようなものが挟まっていたのに気づき、それを引き抜く。それには、先ほどの女性の面影のある少女がスーパーボールを握り、ロトムと共にツーショットをしている写真であった。
「…ムゲン団の福祉活動をしてる人は、いろんな事情がある人もいる。そういう人は心の何処かで過去でもっと楽しめばよかったって思ってる人もいるから、あんまりああいう連中に強く言えないの」
その様子を見ていたグローリアは、どこか悲しげな表情でホープの隣に立ち、ロトムのカタログを見る。ホープの持っているカタログに力が込められ、少しのシワが入った。
・エンジンシティ
エンジンシティのポケモンセンターで、しばらく先ほどのことで何もできなくなっていた。グローリアには、彼女がユウリであると聞くこともできず、エンジンシティの入り口で別れた。
ホープは、ふと、ムゲン団について何も知らないと思い、スマホロトムを起動させて、検索する。
ムゲン団
『マクロコスモスの設立した施設が、とある団体と合体し独立したものと言われている。
主にエネルギー研究、福祉施設の運営とジムチャレンジャーのサポートを行なっている。
協賛している法人・個人に支援グッズを卸している。
近年は、支援Tシャツを着て、ムゲン団を語る半グレなどがある。
正規の団員はムゲン団のロゴに無限のマークが付けられている。
マクロコスモスのみがチャンピオンの隠れたスポンサーでもある噂がある』
「だからムゲン団に詳しかったのか」
その是非については差し置いて、自身のスポンサーについては正規であろうと自称であろうと、素性を調べるのが筋である。
ホープが知らなかっただけで、ムゲン団は各地に分団や、支援者がおり、ガラル全体に広がっていた。
「…後悔してても仕方ない!今はジムチャレンジだ!」
ホープは自身のほおを叩き、エンジンシティの解説を持っている雑誌風のタウンマップで確認する。
『カブ:古参のジムリーダーにして、永遠に燃え続けることをモットーとしている。ホウエン地方出身で若い時は挫折を味わうなど、波乱万丈の人生を送っている。
エースであるマルヤクデは、2代目で高い火力を持つ。ジムミッションを突破できるのは、ジムチャレンジ参加者の全体の5割と言われている』
ホープら、カブのいるエンジンスタジアムに向かい、ジムミッションの受付を済ませる。ユニフォームに着替え、ジムトレーナーから説明を受け、ジムミッションが開始される。
ジムミッションは年々その対策が練られている。特にルリナに至っては、ミッションが排水管を使ったパズルのようになっていることから、突破者が掲示板に挙げれば、すぐに攻略できる。加えて、パズルの変更には工事費用がかかるため、ジムチャレンジが低迷していた影響があってほとんど変わっていない。一方で、ヤローのジムミッションはウールーを転がすだけという初見でもルールが分かることである。その分、内容の変更が簡単で、ウールーの使い勝手が難しいため、ルリナよりも苦戦していた。
カブのジムミッションはトレーナーの行動が付与され、5ポイントが貯まるとジムリーダーとの対戦だ。攻略に個性が出ることが多く、ジムミッションに出てくるポケモンは捕まえることができるため、炎タイプのポケモンに対策がなければ、同タイプやもらいびの特性を持つヒトモシなどを手持ちに加えるというある種の救済処置としても機能している。
ホープの作戦は、ポイントが貯まるまで出会うもの全てにバトルするという単純なものだった。
「ジムミッションでであいがしらのトレーナーとポケモン全部で勝負の選択をするとは…中々熱いね。ホープ君」
「目と目があったらバトル!がポケモントレーナーだからな!」
ジムミッションを難なく踏破し、ジムリーダーであるカブと対峙する。真っ白になった髪と、深いシワに、かつて維持していたであろう筋肉は筋っぽくなっている。しかし、長年維持していた正しい姿勢は残った体幹に支えられており、燃え尽きた蝋燭ではなく、未だ燃え続ける篝火のような印象を与える。
「君を見ていると若い頃のホップ君を…いや言ってはだめだな。過去ばっかり見ているなんて、これじゃ頑固なじじいだ。
さて、ここまで来るのには相当な苦労をしたと思う。若さもあって無理を通したこともあるだろう。
けれど、厳しいことを言うけれど、今から見せてもらうのは努力の跡ではなく、君の実力、ポケモンとの絆。
全てが出し切れるよう、僕らも全力を尽くす。
さあ!老いぼれのじじいだと甘く見ないでくれよ!」
試合開始の合図と共に、カブは往年のフォームでポケモンを繰り出す。9本の尾と金色を帯びた毛並みのポケモン、キュウコンを繰り出す。
「いこう!キュウコン!」
「いくぞ!ルンパッパ!」
ルリナからもらったみずのいしから進化したルンパッパは進化した姿でのバトルで張り切っている。
「ルンパッパ!あまごい!」
「キュウコン!うらみだ!」
ルンパッパは口から激しく大量の積乱雲を一気に吐き出し、スタジアムの上空に雨を降らす。それと同時にキュウコンが尾から4つの霊魂のような物を放出し、ルンパッパに当てると、雲の塊がルンパッパから透けて飛び出し、そのまま霧散する。
雨に打たれながらルンパッパは自分から抜け落ちたものに驚き、雲を吐こうとするが全く出ず、慌てながらくるくると回る。
「あまごいがもう使えないのか?!」
「その通り、ほのおタイプにとって水が滴るフィールドは心地よくないからね。晴れるまで粘らせてもらうよ。キュウコン!あやしいひかり!」
混乱による戦法でルリナを下したホップは、その脅威を知っている。ルンパッパに向かって大きく声を出し、指示を出す。
「ルンパッパ!滑走して避けながらバブルこうせん!」
ルンパッパはその指示によって我に帰り、ぬれたじめんに濡れた地面に頭の皿をつけ、コマのように回転ながらフィールドを滑走し、キュウコンから発せられたどんよりとした玉虫色の玉を避けながらキュウコンに大量の泡を当てる。
「速い!そのルンパッパはすいすいの特性か!」
キュウコンは当たった泡から弾かれるように放たれる水流の連続に耐えきれず、倒れる。
「ナイスファイトだキュウコン!頑張れ!ファイアロー!」
キュウコンがボールに戻るのと交互に、猛禽類特有の筋肉のついた、朱い体をもつ鳥ポケモンであるファイアローが繰り出される。
「ルンパッパ!もう一度バブルこうせん!」
「ファイアロー!フェイント!」
ルンパッパは高速でファイアローに接近するが、ファイアローはそれを躱し、通り過ぎ様に爪でルンパッパを引っ掻く。体勢を崩したルンパッパのバブルこうせんは明後日の方向に飛び散り、ファイアローは旋回してルンパッパの懐に入る。
「ファイアロー!アクロバット!」
懐に入ったファイアローは、強靭な足の鉤爪でルンパッパを捕まえ、空中に投げつけ、それを追いかけるように、嘴、爪、翼でルンパッパに追撃する。
落下するルンパッパは受け身の取れない体勢のまま落下する。
「ルンパッパ!フラフラダンスで体勢を直すんだ」
ホープの指示にルンパッパはその手と胴を動かし、器用に体勢を整えると地面に弾むように受け身を取り、そのまま頭の皿でフィールドを滑走する。しかし、ダメージは大きいのか、滑走と並行している回転が先ほどよりもかなり遅い。雨の勢いが少し弱まり、スピードも遅くなる。
「ルンパッパ!広範囲にバブルこうせん!」
「ファイアロー!アクロバットで接近するんだ!」
ファイアローはその翼を羽ばたかせ、回転をしながらフィールドを埋めんばかりに泡を展開するルンパッパに、泡に身体をよじり、回転しながら接近を試みる。
「今だ!ギガドレイン!」
「ほとんど効かないギガドレインを!?何かある!ファイアロー!一旦距離を!」
ルンパッパは体から緑の波紋を発し、ファイアローはそれを避けようとするが間に合わず、空中で停止する波紋が、雲の隙間から覗いた日光で反射されるフィールドに撒かれた泡にぶつかり、弾け飛ぶ。
ファイアローの身体を水しぶきが襲いかかる。
「っ…フレアドライブだ!!」
ファイアローは心得たように身体中を炎で包み、突貫する。水しぶきが炎を弱めるが、ファイアロー本体へのダメージが軽減され、ルンパッパに直撃する。
水蒸気が霧のように辺りを包み、雨雲が裂ける。燦々と照る太陽のもとには、お互い弾かれ、目を回しながら地面に伏せるファイアローとルンパッパがいた。
「ありがとうファイアロー!」
「よくやった!ルンパッパ」
お互いがボールにポケモンを戻し、カブは最後の1匹を取りだす。
ホープは、相棒であるラビフットを繰り出し、二体の炎ポケモンが対峙する。
「さあ!魂を燃やすぞ!力を貸してくれ!マルヤクデ!」
「がんばれ!ラビフット!ダイマックスだ!」
「ほのおは上に燃え上がる!ぼくらの魂も燃え上がる!マルヤクデ!キョダイマックスだ!技も姿もフィールドも!ほのおに変えろ!」
ホープがラビフットをダイマックスさせると、それに応戦するように、カブはダイマックスパワーをボールに込め、目に確かな炎と灯し、巨大化したボールの重みで軋みそうになる身体をよじり、力の流れをつけ、マルヤクデのボールを投げ、キョダイマックスさせる。
巨大化していくマルヤクデの体長は伸び、触角が発達しながら火を灯し、腹には特有の模様が浮かぶ。
「ラビフット!ダイアタック!」
「マルヤクデ!ダイロック!」
ラビフットの赤色の毛皮が薄い灰色になり、強化された身体能力がマルヤクデの細い身体にぶつかるが、マルヤクデもどこからか岩の破片を浮かべ、それを体に巻きつけて横薙ぎにラビフットの腹にぶつける。
「!!そのラビフット!炎タイプじゃないね!」
「どんな技が来るかわからなかったからな!」
ほのおタイプのラビフットがダイロックを受けたにもかかわらず、まだまだ体力が残っている様子から、早々にカブはラビフットの特性がリベロであると察し、ダイアタックの副次効果によるマルヤクデの減速からタイプによる有利が取れないことを悟る。
「ラビフット!ダイナックル!」
「マルヤクデ!キョダイヒャッカ!」
ラビフットの強力な回し蹴りがマルヤクデの頭部を捕らえるが、それと同時にマルヤクデから爆炎が吹き出し、ラビフットにムカデが這うような炎がまとわりつく。
「キョダイヒャッカ!君のポケモンは炎に蝕まれる!」
「っ…!」
元は炎タイプのラビフットが炎に苦しめられる姿を見て対策を考えるが、策に気がついてしまった。
(次のターン、ダイウォールがあれば、ラビフットはダメージだけを受ける。そしてダイロックがあったことからほのおタイプは不利、けどほのおタイプ以外だとやけどを負う可能性がある。けど、マルヤクデも体力の限界が近いはず)
タイプが実質4つあるラビフットは何に対しても対応できるが、逆に言えば、それぞれのタイプが最短1ターンしか持たず、同じタイプと闘うアドバンテージが消える。
エレキボール、ニトロチャージでは、ダイロックの元の技で不利をとり、にどげり、でんこうせっかは火力が低い。
「ラビフット!ダイナックル!」
「マルヤクデ!ダイウォール!」
ダイマックスパワーを集めたバリアにラビフットの蹴りが止められ、お互いにダイマックスが解ける。
「ラビフット!でんこうせっか!」
先に動いたのはラビフットで、ダイアタックによる速さを利用し、ヒットアンドアウェイ戦法をとる。
「マルヤクデ!えんまく!」
ラビフットがでんこうせっかによる突撃の瞬間、マルヤクデは地面に向かって黒煙を吹き出し、その姿を隠す。ラビフットはマルヤクデの姿を見失い、ついに、キョダイヒャッカの炎に耐えきれず、地に伏す。
「ラビフット…ごめんな。あとすこしだ!レドームシ!」
レドームシはマルヤクデにとって特大のカモである。炎タイプだけではなく、自身のタイプである虫タイプにさえ弱い。
「マルヤクデ!かえんぐるま!」
「レドームシ!ねんりき!」
マルヤクデは長い身体を円状に丸め、炎の車輪となってレドームシを襲う。レドームシは固い甲殻を持つ反面、非常に鈍足であり、まともに受けるしかなかった。
かえんぐるまの炎と、マルヤクデの節足がガリガリとレドームシの甲殻をえぐり、再三修復された発光器官は色を失う。
「耐えろ!レドームシ!」
それでもねんりきにより、勢いを殺し、回転を緩め、炎をほぐし、ついにはマルヤクデを平常の状態にまでに戻し、そのまま壁に叩きつける。
壁に打ち付けられたマルヤクデは目を回して倒れる。
ホープの辛勝が叶った。
たいせつなもの
ロトムのカタログ
ロトム を 家電 に 出し入れ すること で フォルムチェンジ すること が できる 。
使った 形跡 は 少ない 。
とある ページ に ロトム の お気に入り と メモ が 書かれて いる 。
古い写真
ワイルドエリア で 少女 と ロトム が 映った 写真 。
何か を 取り囲む ような 石碑 が 背景 に ある。