孫悟飯の双子の転生者   作:コセイ5

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第二十一話 希望のトランクス

・[13年後...]

 

 

町はどんどんと崩壊していき、人々も沢山殺されていた。

俺と悟飯は、人造人間を倒すために修業をしていた。

そしてトランクスも、こっそりと抜け出して修業していた。

 

人造人間を倒さなければ、未来は無いのだ...

 

 

~カプセルコーポレーション~

 

「...僕、悔しいんです。人造人間にこのまま勝手なことをさせ続けるなんて... 」

 

今日ペッパータウンは人造人間に襲われ、崩壊した。

トランクスは本当に悔しそうにしていた。

 

「もっと強くなりたい!強くなってあいつらをやっつけたい!

悟飯さん、悟成さん、お願いです!僕にもっと厳しい修業をつけてください!」

 

トランクスはベジータさんの先頭民族サイヤ人の血が流れていると続ける。

 

「思い出すな... 俺が子供の頃、母さんからどんなに止められても修業したくて、修業したくて...」

「トランクス!あいつらの強さは半端じゃないぞ!」

 

「はい!僕、頑張ります!」

 

その時、 ブルマさんが帰ってきた。

 

「今のこと、黙っててくださいね!」

 

「「うん!」」

 

やっぱり隠しているトランクス。

心配していたブルマさん。

 

「あら悟飯君、悟成君、来てたの...」

 

「「はい。」」

 

その後、ブルマさんの手料理を食べる。

ブルマさんは、その姿は父さんそっくりだと言う。

胴着を来ていると尚更と...

 

胴着は父さんが着ていたものを真似して2人で作り上げた。

 

「でも、時々噂は聞くわ。人造人間相手にたった2人で立ち向かってるんでしょ?

かっこいいわね。」

 

「は、はあ...」

 

「でもトランクスが憧れちゃって、真似したがって困ってるの。少しは言って聞かせてよ!」

 

トランクスは喉を詰まらす。

 

 

 

翌日から、トランクスを加え本格的に修業が始まった。

とある日の休憩時、

 

「僕のお父さんってどんな人だったんですか?僕が生まれてすぐに死んじゃったから、父さんのことよく分からないんです。

母さんもあんまり喋ってくれないし...」

 

「気難しいけど... 強くて、とっても誇り高い人だった。」

「父さんみたいに、強さを求めていた。サイヤ人としての誇りとして...」

 

「そうですか...」

 

 

 

その後、トランクスの超サイヤ人化の修業が始まった。

 

「怒れ!もっと怒るんだ!怒りが超サイヤ人にする!」

 

しかし気を高めているだけで、なにも変わらない。

でも、素質はある。

 

「あいつならひょっとして、俺を超える戦士になれる!」

「ああ、人造人間に勝てる!」

 

 

 

・[数日後...]

 

 

人造人間がとある町の遊園地に現れた。

俺達は人造人間に立ち向かった。

 

「なんだい!またお前らか。」

 

「せっかくいい気分でいるのに、早くかたづけちゃうよ!」

 

「よし!」

 

「トランクス、下がっていろ!」

 

「はい!」

 

俺達は強くなっているが、それでも人造人間に一方的にやられてしまう。

全然かなわないのだ...

やられそうなところ、トランクスが入ってきた。

だが、トランクスはまだ超サイヤ人になれない。

気を失ってしまったトランクスを悟飯が助けに入り、一緒に隠れる。

しかし人造人間は居場所が分かっており、17号のエネルギー波がこちらに向かってきた。

くそ...瞬間移動が間に合わない...!

 

ブルマさんの気は小さいので中々とらえられない。

俺はトランクスを庇う悟飯を守った。

 

そして、大爆発とともに遊園地は大崩壊した。

 

「ちえっ!もうここで遊べないよ。」

 

「あいつらにとどめを刺さなきゃ。」

 

「もう死んだよ、きっと... 生きてるんならまた会うさ。帰ろう!」

 

「そうだな!」

 

人造人間達は帰っていった。

 

なんとか骨が折れただけで済んだ俺は、意識がもうろうとする中、悟飯が最後の仙豆をトランクスに食べさせるところを見た所で意識が途絶えた。

 

 

気づくと、病院にいた。

トランクスに運ばれたらしい...

幸いにも悟飯は大丈夫のようだ。

体が治るまで、町が崩壊していく未来視を何度も見せられた。

たまに音付きで...

悲鳴が聞こえるのだ。

本当に恐ろしい...

 

 

 

・[更に3年後...]

 

 

その後も修業は続いた。

しかし、トランクスはまだ超サイヤ人になれていなかった...

 

俺は体に異変を感じていた。

息切れが激しく、心臓のあたりが痛い...

未来視で見たアレが...

...心臓病...が......

人造人間を倒すどころが、みんなの敵すらとれない。

まさか、こうなってしまうとは...

 

 

数か月後、今日も2人は修業しに行った。

その数時間後、爆発音がした。

人造人間が現れたのだ...!

 

とうとうこの町まで!

しかし、もう俺には何もできない...

悔しさだけが残った。

 

さらに、もっと悲しいことが起こった。

悟飯の気が完全に消えたのだ...

その時には、爆発音などは消えていた。

まさか...ね...

 

すると、トランクスの気が上がった。

超サイヤ人になれたのだ。

俺は気でそう感じた。

そう、悟飯が死んでしまったのだ...

 

悟飯を守ることができなかった...

そして俺も...

こんな時に心臓病になってしまうなんて...最悪だ。

 

暫くすると、トランクスが泣きながら帰ってきた。

死んだ悟飯を抱えて...

 

 

数日後、部屋にトランクスが入ってきた。

 

「悟成さん、僕どうすればいいのか分からなくなって... 悟飯さんは死んでしまうし...」

 

「...お...俺って...最低だよな... だ...誰も守ることができず...病気なんかで死んでしまうなんて...」

 

「そんなことありません。あのフリーザを倒して、地球を守ったんですよね?」

 

「...そんなの...父さんが居たから...

人造人間は...もっともっと強いんだからさ...

悔しいな... みんなや...悟飯の敵を討てないなんて...」

 

「...数年後には特効薬ができるそうですよ。」

 

「...ほんとか...?」

 

「治ったらまた一緒に闘えますよ!」

 

「ま...そうだな... それまで...俺も頑張らないとな...!」

 

俺は病気と闘わないと...!

それまで生きれるかどうか...

 

 

 

数年後、町がどんどんと破壊されている。

俺の状態はやはり悪化するばかり。

タイムマシンもあともうちょっとで完成らしい...

そして、特効薬が完成したらしい。

 

トランクスが飲ませる。

少しましにはなるが、そんなにも悪化しているのか、効き目がほとんどない。

もう遅かったのだ。

 

「く、遅かったか...」

 

もう時間は残されていないだろう...

意識が遠のきそうになりながら、トランクスに告げた。

 

「ト...トランクス... 昔...父さんに...言われたことがあるんだ... お...俺は...全宇宙で1番強いって... 俺と...悟飯...トランクス3人で...地球を守れって...」

 

「そうなんですか?」

 

「...お...俺も言う時が...きたのかも...しれないな...」

 

「どういうことですか...?」

 

「ト...トランクス... 超サイヤ人に...なれたんだ... トランクスは...全宇宙で1番強い... さ...さらに修業して...みんなの敵を...討ってくれ... 頼む...」

 

「え...?」

 

「も...もしかしたら...ス...超サイヤ人の...上が...あるかもしれないな... か...過去に...行って...何か...掴んでこい... い...今の...お前なら...できる...」

 

弱々しくなっていく自分の声...

 

「悟成さん...!?」

 

心配するトランクス。

 

「が...がん...ばれ...よ......」

 

そう言い残して俺の意識は途絶えた。

つまり、俺の命は残念ながら絶ってしまったのであった...

 

 

 

~3人称Side~

 

 

「悟成さん!悟成さーーん!!」

 

「ど、どうしたの、トランクス!?」

 

「悟成さんが...!」

 

「え!?」

 

悟飯、そして悟成まで亡くなってしまった...

 

 

 

・[それから約1年後...]

 

 

タイムマシーンができていた。

トランクスは買い出しから帰ってきた。

 

「ただいま、母さん。今日はいい食糧がたくさん買えたよ!」

 

「お帰り!ねえトランクス、とうとうタイムマシンの往復分のエネルギーがチャージできたわよ!

これで20年位昔まで大丈夫だわ。

研究所さえ壊されてなかったら、もっと完璧なものが作れたはずなんだけどね...」

 

「母さん... 俺、今の実力なら多分人造人間達を倒せると思う。わざわざ過去に行って研究してこなくても...」

「あんた甘いわよ!3年前悟飯君が殺されたこと、忘れた訳じゃないでしょう?

そんで、悟成君が言ってたんでしょ?

過去に行って何か掴んでこい、って。」

 

その時、ラジオのニュースが流れる。

ブリッジタウンに人造人間が現れた。

 

「ちょっとトランクス!待ちなさい!」

 

トランクスは聞く耳を持たず、ブリッジタウンに向かった。

トランクスは剣を持ち、人造人間に互角に立ち向かう。

しかし、人造人間のエネルギーは無限...

持久戦でトランクスはやられてしまう。

だが、トランクス奇跡的に助かった。

 

「トランクス!トランクス!大丈夫よ!」

 

トランクスは目を覚ます。

5日間も眠り続けていたのだ...

 

「か、母さん、ごめんなさい... 母さんの言った通りだ。まだ人造人間との差はでかかった...!

俺、怪我が治ったら早速タイムマシンに乗ろうと思う!」

 

「それがいいわ!まずは20年前に行って、悟飯君のお父さんに薬を渡して...

彼さえ、心臓病にならなかったらこんな世の中にはなっていなかったと思うの。」

 

「その悟飯さんのお父さんって、それほどまでに強い人だったんですか?」

 

「確かに強いこともあるんだけど... どんなにとんでもないことが起きても、必ず何とかしてくれそうな、そんな不思議な気持ちにしてくれる人なの...」

 

「俺は...父さんに会えるのが楽しみだな!」

 

「あんまり期待しない方がいいかもよ...」

 

そして怪我も完全に治ったトランクスは、タイムマシンに HOPE!! と書いた。

 

「じゃ、これが心臓病の特効薬。間違いなく孫君に渡してあげてね。あんまり無茶しちゃ駄目よ!」

 

トランクスは心臓病の特効薬をブルマさんから受け取る。

 

「はい、母さんも気をつけてください。」

 

「じゃ、頼んだわよ!」

 

トランクスはタイムマシーンに乗る。

 

「行ってきます!」

 

そして、過去へと行った...

 

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