・[そして、セルゲーム当日...]
お父さんは迎えに僕達の元へ瞬間移動した。
「いよいよだな。あれ?ベジータは?」
「一足先に行った...」
「そうか。ベジータのやつ、はりきってんな...
なんだよみんな、なにしずんでんだ?」
クリリンさんは告げた。
ドラゴンボールは前と同じく、1回死んだ者はもう生き返れないことを...
「なーんだ、気にすんなよデンデ。
オラ達は死ななきゃいいんだからさ!
いいから、早く行こうぜ!」
そのことを聞いてもお父さんはどこか呑気にも思えた...
やはり勝算があるのだろう...
信じるしかない。
セルゲーム会場へ向かう。
途中で天津飯さんとヤムチャさんに出会う。
「俺達も行くぞ。おそらく戦いには参加しないと思うが...」
「よし、みんな来いよ!」
そして、会場に着く。
「お揃いでようこそ。」
「さてと!早速オラから闘わせてもらおうかな!」
「い、いきなり悟空さんから始めなくても...
いいだろ?ベジータ。」
「好きにしろ。」
「か、勝手に順番を決めるんじや無い!」
謎の男性は反論した。
彼は、世界格闘技選手権のチャンピオンのミスター・サタン らしい...
「悟空いいから、まずはあいつらにやらせてやってくれ。」
「い、いいけど、さあ...」
「時間だ。どいつからでもいい。さっさと出ろ。」
ミスター・サタンはリングに入る。
ミスター・サタンは瓦15枚を取り出し、つんでいく。
そして、ミスター・サタンは瓦を14枚割る。
僕も含めて身内のみんなはポカンとしている...
いくら地球のチャンピオンだとしても、これは宇宙規模の闘いだ...
「セル!この粉々に砕け散った瓦を見るがいい!これが、1分後の貴様の姿だ...」
ミスター・サタンはどや顔をしている。
そして、ミスター・サタンはセルに攻撃をする。
セルは攻撃を受け止め、ミスター・サタンを吹っ飛ばす。
ミスター・サタンは生きている...
「さあ、早くセルゲームを始めるぞ。
どいつからやるんだ?やはり孫悟空、お前からやるのか?」
「ああ、そうだ。」
セルは何事もなかったかのように言った。
「い、いよいよですね...」
「いきなり貴様からか... 一番の楽しみは最後にとっておきたかったのだかな...」
そして、
「来い。」
セルの言葉に、お父さんは攻撃を仕掛ける。
勢いよく地面を蹴り、セルに蹴りを繰り出した。
しかし、セルは難なく受け止める。
すかさずお父さんがパンチをするが、そちらも防がれた。
セルはパンチを仕掛けるが、頭を下げて避けられた。
その後も互いに攻撃を繰り返している。
だが、どちらも本気ではない...
セルは一度離れたお父さんに頭突きを繰り出す。
お父さんはそれを受け止め、セルを蹴り飛ばした。
そして空中へ飛び、体制を立て直したセルにかめはめ波を撃った。
だが、セルはかめはめ波を片手で弾き飛ばす。
お父さんはセルの背後へ行き、背中を殴る。
しかしすぐにお父さんの顔面を殴り返し、リングに向け殴る。
お父さんは両手両足でリングに着地する。
そして、互いに間合いを取る。
「準備運動はこれぐらいでいいだろう...」
「ああ...」
「いよいよ、本格的に死闘が始まるぞ...」
そして、お父さんの目つきが変わる。
「よし!」
お父さんの目つきが変わり、体から気が放たれる。
お父さんはフルパワーで闘うつもりだ...
「す、凄い... やっぱり悟空さんはとてつもなく凄い...」
「ほ、ほんとにすげえ気だ...!さ、さすがに抜けてるよな。」
みんなは驚いていた。
ベジータさんもトランクスさんも...
すると、
「...悟成... そ、そんなに驚くことかな...?」
悟飯は驚いていなかったのか、僕にそう言った。
「凄いよ...? 逆に悟飯はどう思うの?」
「確かに凄いと思うけど...」
精神と時の部屋の中で、何があったのかは知らないが...
「それだけ悟飯は、強くなったってことじゃない?」
「そ、そうかな...?」
そして、セルも気を溜める。
お父さんと互角、もしくはそれ以上だと思われるほどに膨れ上がる。
「来いよ。」
「ああ...」
お父さんはセルの腹にパンチをし、背中を叩きつける。
「いいぞ、孫悟空!闘いはこうやって実力が近くなくてはおもしろくない。」
「ああ、オラもそう思う。」
セルはかめはめ派の構えをする。
凄いパワーだ。
しかし、そこからでは...
「か...め...」
「や、やめろ!そんなにパワーをあげた状態だでかめはめ派を...」
しかし、セルは悟空の声などに耳を貸さない。
「は...め......波...!」
「こっちだ!セルーーー!!」
お父さんはセルの気を引きながら、空中に飛び上がった。
かめはめ波がこちらに飛んでくる...
お父さんは瞬間移動をし、セルを蹴り飛ばした。
「なぜだ... あのかめはめ派なら間違いなく当たっていた...」
「瞬間移動だ... オラはそいつができる...
オラも聞きたい... オラが空に飛び上がらなかったらそのままかめはめ派を撃って地球を破壊していたか...?」
「さあ、どうかな... だが貴様は飛び上がるしかないと分かっていた...」
「なるほどな... おめえは頭も良さそうだ...」
「だがこれだけは言っておく…わたしは地球を破壊することなどなんとも思っていない。ただ楽しみが減ってしまう、それだけだ…」
セルはまた突撃する。
お父さんは避けるが、背後をとられる。
「私もスピードには自信があるんだ。」
再び二人の攻防が繰り広げられる。
そして2人どちらとも当たり、2人は距離をおく。
「やるじゃないか、本当に...
ここまで楽しめるとは正直思わなかったぞ。
この闘いはを場外負けなどで終わられるのは惜しい...
場外負けというのは、ルールから外そう...」
セルはリングに向かって手を向ける。
「みんな、リングから離れろーーーっ!!」
僕達はリングから離れる。
そして、セルはエネルギー波を放つ。
リングに大穴が空く。
「これで、大地全てがリングなった。勝敗は降参するか死ぬかだけで決まる...」
「なるほど... とことんやりたいってことか...」
もう場外負けはない。
セルはエネルギー弾を連続で撃つ。
お父さんはそれを避け、飛び上がる。
「か...め...は...」
「貴様にその位置からかめはめ派は撃てはせんぞ!」
「悟空のやつ、フルパワーでかめはめ派を撃つつもりか!?」
「め...」
「う、撃つつもりだ...!」
お父さんはセルの横に瞬間移動し...
「波ああぁぁぁっ!」
セルの顔が吹っ飛ぶ。
お父さんは息を切らしていた...
しかし、まだセルの気は残っている。
「気をつけろ、悟空ー!セルは多分復活する!」
すると下半身だけとなったセルの身体は立ち上がり、元の姿へとなる。
「そういや、再生できるんだったな...」
「そういうことだ、ピッコロのようにな...」
「やけにあっさり勝てたと思った...」
2人とも気が減っている。
「忠告しておくが、同じ手は二度と通用せんぞ。」
「分かってる!」
「そうかな!?」
そして、2人の攻防戦は始まった。
暫くたった後、お父さんがセルに連続したエネルギー弾を放つ。
セルはその威力に押され始めた。
しかしセルは、巨大なバリヤで吹っ飛ばした。
その波が僕達の方に押し寄せてくる。
「この私にバリヤーを張らせた貴様の攻撃は、評価に値する... 思いの外ダメージは大きかったぞ...」
お父さんは焦っている。
僕にでも分かった。
セルの方が余裕を見せている...
「とうとう体力が低下してしまったようだな... 仙豆とやらを食うがいい...
さらに素晴らしい試合になるはずだぞ。」
「あ、あいつのいうとおりだ!悟空さんに仙豆をあげて全員でかかれば今のセルならきっと、倒せる!」
「黙ってろ、トランクス!」
そう言うトランクスさんに反論したのはベジータさんだった。
「てめえにはサイヤ人の誇りがないらしいな。そんな勝ち方をするぐらいならあいつは死を選んだほうがマシだと思うだろうぜ... 今のあいつは地球のためなんかに戦ってるんじゃない。そいつを覚えとけ...」
「...し、しかしこのままでは...」
「やられるだろうな、確実に...
あ、頭にくるが認めてやる... 俺は、あれだけ特訓したがカカロットを超えられなかった... あ、あの野郎は天才だ... だが、セルはそんなカカロットを1歩も2歩もさらに上回ってやがるんだ...」
ベジータは、苦々しく言った。
「だ、だったらどうしろというんですか...!?黙って、み、見ていろと...!?」
「てめえも言ってただろ! あいつには何かきっと作戦があるはずだと。そいつに期待するんだな...」
すると、お父さんの身体を覆っていたオーラはなくなり、少し前と同じ穏やかな超サイヤ人の姿に戻った。
「参った!降参だ!おめえの強さはよーく分かった。オラはもうやめておく。」
「な、なに...!?」
「こ、降参...!?」
「そ、そんな...!」
「ご、悟空が...」
「お、お父さん...」
「な、なにを考えているんだ、あいつは...!!」
お父さんは勝てないと判断したのだろうか...
「...孫悟空... その言葉の意味することが分かるか?」
「勘違いすんな。闘うヤツがいなくなったわけじゃねえだろ。」
闘いを楽しんでいるセルにとって、強い者と闘うのが今のところの目的なのだから当然と言えた。
「次に闘うヤツをオラが指名してもいいか?」
「貴様、本当に降参する気か...!」
「さっきおめえと闘ってみてやっぱりそいつならおめえを倒せると確信した。だからオラは全て任せて降参した...」
「ということはそいつは、貴様は勿論私より強いというのか?」
「ああ。」
「では聞こうか...その存在するはずもない者の名前を...」
おそらく、そうだろう...
「おめえの出番だぞ、悟飯!」