宇宙船の中に閉じ込められた後、お父さんと誰かの気が近付いてくるのが分かった。
悟飯はまだ泣いていた。
しっかし...少し武術を習ったのに何やってもびくともしない。
「泣かないで悟飯...」
「う...うん...」
どこからか聞こえてくる。
「{貴様ら、一体ここへ何しに来た。}」
「{決まってるだろ!オラの子を取り返しに来たんだ!}」
「{まさか、2人でかかれば勝てるなどというバカバカしい計算じゃないだろうな。}」
「お父さんだ!」
「来てくれたんだ...!」
そして、お父さんともう1人の気が上がった。
「{貴様ら、それで強くなったつもりか!!}」
「{なに!?}」
「{笑わせやがって!その程度でのこのことやってくるとはな!身の程知らずとはこのことだ!}」
「{勝負ってのは、ただ強きゃいいってもんじゃねぇさ。こっちにゃ作戦があるんだ!}」
そして、闘いは始まったようだ...
「「お、お父さん...」」
「{そうだ、貴様ら。死ぬ前にいいことを教えておいてやろうか。
俺のほかに生き残ったサイヤ人は、さらに戦闘力が上なんだぞ。}」
え、それってもっと強いってこと...!?
「{ふははははっ!サイヤ人の恐ろしさを今頃知っても遅いぞ!!}」
「{それより、オラの息子達はどこだ!どこ隠しやがった!}」
「{隠したわけではない、泣いてうるさいから閉じ込めただけだ。}」
小さな窓を見ていると、お父さんが見えた。
「{待ってろよ、悟飯、悟成!! 父ちゃんがすぐに助けてやっからな!!}」
「{でたらめを言うんじゃないぞ!!助けられるわけが無かろう!その前におまえ達が死んでしまって花!!}」
「お父さん...大丈夫かな...」
「大丈夫でしょ...!お父さんは世界一強いんだから...!」
僕はそう信じている。そう信じたいよ...!
でも、中々苦戦しているようだった。
爆発音などが聞こえてくる。
その中に聞こえる悲鳴...
「{か...め...は...め...}」
お父さんが空中に上がり、ここから見える。
「{馬鹿な!!戦闘力が上がっていく!!}」
「{波ぁーーーっ!!!}」
「{生意気な!! 今度はオレがプレゼントしてやる!!}」
悲鳴とともに、落ちていくお父さん...
僕達は何もできない...
「{死ぬのはてめえの方だ...!!}」
「{くそっ!!こいつら力を自在に操りやがる!!}」
「{魔貫光殺砲 受けてみろーーっ!!}」
「{なかなかの技だ... まともに食らったらアウトだったぜ...
貴様、許さん、許さんぞ!もうお遊びはこれまでだ...
一瞬で消してやる!}」
すると、ラディッツの声が止まる。
「{ゆ、油断したな... シッポを掴んだぞ...!
ピッコロ!い、今だっ!もう一回今のやつを...!!}」
やはり尻尾は弱点だったようだ。
これで勝てるであろう...
「{でかしたぞ悟空!しっかりシッポを掴まえておけ!}」
「{も...もうやめた!おとなしく...こ...この星から引き上げてやる...}」
「{騙されるなよ、孫悟空!!}」
「{た...たのむ...信じてくれカカロットよ...!}」
すると、打撃音がした。
「{まんまと引っかかるとはな!やはり貴様戦士にはなれんぞ!弟であろうが殺すことになんの躊躇いも持たん!
見本を見せてやろうか?}」
お父さんの大きな悲鳴が聞こえてくる。
ま、まずい、このままではお父さんが死んでしまう!
「どうすれば...」
「お父さん...!」
悟飯も絶えられないようだ。
すると、悟飯は飛び上がり宇宙船をぶっ壊して出た。
「「なっ...!?」」
「ご、悟飯、悟成...!?」
「せ、戦闘力1307、1405!?」
「お父さんをいじめるな!!!」
悟飯はラディッツに頭から突撃した。
その後に続けて、僕は思いっきり腹に蹴りを入れる。
「ぎっ...!」
「ご、悟飯、悟成...」
「お、お父さん!」
「このガキ達...」
「に、逃げろ悟飯、悟成、逃げるんだ!」
「こ、今度は、戦闘力たったの1と68...
感情とともにガラッと変わりやがる...」
くそっ、体がうまく動かない...!
そのせいで、体力をほとんど使ってしまったようだ
僕と悟飯は吹っ飛ばされる。
僕はなんとか耐え、立とうとするが立てない。
悟飯は気絶してしまった。
ラディッツが近付いてくる。
せめて、悟飯だけでも守りたい!
「なっなにを...!」
「心配するな、すぐ会わせてやる... あの世でな!」
お父さんはラディッツにしがみついた。
「き、貴様!ま、まだそんな力が...!」
「ピ、ピッコロ、早くあの技を!」
「そうくるだろうと準備していたぞ!!」
「はなせカカロット!くっついていては貴様もただではすまんぞ...!」
「へへ、オラも一緒に死んでやらあ...!」
え...
「待たせたな... 覚悟はいいか...」
「やれーーーっ!!!」
「魔貫光殺砲っ!!!」
ラディッツと悟空の心臓を貫いた。
「く...くそ...こ...この俺が...こんなやつらに...や...やられる...とは...」
「ざ、ざまあみやがれ...
孫悟空はすぐに生き返ることが出来るんだ。」
「な、なに...!?」
「この星にはドラゴンボールといういいものがあるんだ...
そいつに頼めばどんな望みだろうと可能になる。死人を生き返らせることだってな...」
「く、くそったれ... だ、だがいいことを聞かせてもらったぜ。
これまでの状況はすべては...はるか宇宙にいる、お...俺の仲間2人に通信されている。
1年...たったの1年だ...その時には必ずここにやってくる。1年の間にせいぜい楽しんでおくんだな。」
そして、ラディッツは死んだ。
安心したのか、それともお父さんの死がショックだったのか、僕はそのまま意識が途絶えた。
~3人称Side~
飛行機がやってくる。
「な、何人か倒れてる!!」
「い、一体何が...」
ピッコロから説明を受ける。
「...なるほど。」
「そう言うことだ。」
「悟空っ!悟空ってば、お前らしくないぞ!しっかりしろ!」
「悟飯と悟成は大丈夫、ただ気絶しているだけだわ。」
「ク...クリリン...死ぬってのは...けっこう、い...嫌なもんだな...」
「ま、まあな... でも安心しろ。すぐに生き返せられやっから...」
「へへ...た...の...む...........」
「...悟空......」
すると、悟空が消える。
「あっ!」
「消えおったぞ!!」
「神のヤツの仕業だな。あのやろうめ、また孫悟空をつかって下らんことを考えてやがるな。」
「ピッコロよ、おぬしはどうするつもり......」
ピッコロは、腕を生やした。
「と、トカゲのジッポみたい...」
「貴様等は、ドラゴンボールを探せ。
だが、その孫悟空の息子2人はこの俺が預かる。」
「ど、どうするつもり...?」
「その悟飯と悟成とかいうガキどもは訓練次第で強力な戦力になる。
1年後にやってくる2人のサイヤ人を迎え撃つには、そいつ等の力がいる。
そのためにはこの俺が鍛えてやるしかなかろう。」
ピッコロの発言にみんなは動揺する。
「そ、そんなこと言ったって...」
「悟空や母親のチチに聞いてからでないと...」
「そんな時間の余裕はない!では、1年たったらこのガキどもとともに貴様等の家に行く。
孫悟空がよみがえったら楽しみに待ってろと伝えておくんだな。」
そう言うと悟飯と悟成を連れて行ってしまった。