「ど、どうするよ、悟空...」
「オラはついて行くさ!あの界王神様が助かるっつってんだからよ!それに、こうなった訳を絶対に知りてえからな!」
「僕も行きます!」
「ふざけるなカカロット!俺達の試合はどうなったんだ。」
しかし...
「で、でも今、それどころじゃねえか。後で絶対に試合してやっから。だったら、おめえもついて来いよ。」
「行くぞ!」
「悟飯のこと、任せておいていいんですよね?」
「大丈夫だ、孫悟飯を回復させてたら、すぐに私も行く。多分、孫悟飯も行くと思う。」
僕達は界王神様を追った。
「やはり、来ていただけましたね。助かります。あなた達の力も借りなければ、おそらく勝てない。」
「勝てねえ...って、あんな2人にか?」
「いいえ、あの2人はただ利用されているだけです。ずる賢い、魔導師に...」
「ま、魔導師!?」
「はい。」
人類がやっと2足歩行し始めた位昔、ビビディという魔導師が偶然から 魔人ブウ という怪物を造りだした。
魔人ブウは理性や感情は無く、ひたすら破壊と殺戮を繰り返す、生物に恐怖を与えるためだけに生まれた怪物。
しかも、ビビディでさえ手を焼くほどで一時的に封印して動けなくしておいたぐらい...
フリーザを倒せるくらいの強さの界王神5人のうち4人までもが殺されてしまった。
ビビディは封じ込めた魔人ブウを次のターゲットのこの地球に持ち込んだ。
その時に界王神様はビビディを殺すことができたのだ。
しかし、封印された魔人ブウの玉は破壊せずそのままにされた。
余計な刺激を与えない方がよいと考えられたからだ。
封印を解けるのは魔導師ビビディだけだったが、バビディ というビビディの子供がいたのだ。
「...要するに、その魔人ブウってのをよみがえられなきゃいいんだな。」
「そういうことです... それには、魔導師バビディを倒さなければならない...」
「強えのか?そいつ...」
「厄介な魔術を使いますが、力そのものは大したことはないはずです。ただし、スポポビッチやヤムーのように人間の邪悪な心をつけこんで、操ることができるのです。」
「で、では、スポポビッチとヤムーは何のために武道会にやってきたのですか?」
長い間封じ込まれていた魔人ブウをよみがえらせるのには、汚れていない巨大なエネルギーが必要らしい。
バビディはそんなエネルギーが手っ取り早く集められる武道会を狙ってあの2人を操ったのである。
界王神様達はバビディの居場所を知りたかったため、あの2人を追いかけているそうだ。
「なんで昔、バビディの親をやっつけた時にほったらかしておいたんだよ!」
「やむを得なかったのです... 下手に刺激を与えれば封印が解けてしまうかもしれなかった...」
そして、悟飯とキビトさんが追いついた。
「おっ、悟飯だ。」
「早く来るんだ!」
「話は聞いたか?今度の敵はとんでもなく厄介なやつらしいぞ。」
「はい!」
「さあ、久しぶりに大暴れすっか!」
「はい!」
「そうですね!」
「悟空のやつ張り切っているけど、大丈夫かな... かなりやばそうだぞ...」
すると、スポポビッチとヤムーは降り始めた。
「降り始めましたよ...!」
「おかしい... この辺りも一応調べたはずだが...」
僕達は岩陰に隠れる。
「みなさん、気配を殺してください。いいですね。」
ヤムーとスポポビッチの他に誰かがいた。
外にいた手下が、悟飯のエネルギーを吸い取った器を持って船の中に入っていく。
「誰かいるぞ...!あいつがバビディってやつか?」
「いえ、違います。」
よく見ると地面が変だ。
「あの辺り一帯だけ地面が変ですね...掘り起こしたような後が...」
「そうか...!バビディのやつ、船を地中に隠したのだな!それで、探しても気づかなかったのだ...!」
「ということは、私達がこの地球にやってきていることをバビディは知っているのかもしれませんね...」
それってまずいんじゃない?
「早く攻撃を仕掛けた方が...!」
「大丈夫、魔人ブウの復活は宇宙船を壊さないように外で行うはずです... もう少し様子を見てその時を狙いましょう...」
悟飯は周りに死んでいる人達を見つけた。
すると、宇宙船の扉が開いた。
「誰か出てくるぞ!」
宇宙船から2人出てきた。
「ダーブラ...!バビディのやつ魔界の王まで手の内に、い、いれてしまったのか!」
「え!?ダーブラ?でっかい方?」
「そうです...」
「すげえのか?あいつ...」
「勿論です... なにしろ暗黒魔界の王ですから...
この世界のナンバー1はあなた達の誰かかもしれませんが、もう1つの魔の世界のトップは完全にダーブラなのです...」
「と、いうことは... あ、あのちっちゃい方が魔導師バビディなんですか?」
「そうです...」
「あいつか... あ、あんなやつが...」
力はなさそうに見える...
「確かに力は全く非力ですが、あのダーブラを操ることほど恐ろしい魔術を使いますので、決して侮ってはいけません...」
「そ、そんな強さをもった者をも屈服させてしまうほどの魔術なのですか?」
「いや、おそらく相手の心の中の悪や欲につけこんで、思いのまま支配をしてしまったのだと思う...そういう意味ではダーブラはうってつけの相手だ。
だから私やお前達のように心に悪を持たぬ者しか闘うことができんのだ...」
「それにしても、ダーブラがいたのは大誤算でした...」
「勝算はかなり無くなったと言いたいのか?
...ふん、このオレはあんな奴らには負けん」
するとスポポビッチが膨れ上がり、爆発する...
そして、ヤムーも逃げるが最初にいたやつにエネルギー弾によって殺された...
「な、仲間を...」
「なんてやつらだ...!」
バビディ達はダーブラを残して宇宙船に入っていった。
するとダーブラがこっちに来る...!
「ばれているぞ、俺達のこと...!」
ダーブラはエネルギー波をキビトさんに放つ。
キビトさんが吹っ飛ぶ...というより、消滅した。
さらに、唾を吐き出した。
「気をつけて!!あいつの唾に触れると...!!」
界王神様の警句も間に合わず、ピッコロさんとクリリンさんに付着し、石になってしまう...
「ク、クリリン!ピッコロ...!どうしたんだ!」
「触ってはいけません!!
触ってもし壊してしまえば、二度と元には戻れません!」
「く、くっそ...!」
「くっ...!」
「じゃあ2人が元に戻れる方法があるんだな!」
「そ、それは... あ、あのダーブラが死なない限り...」
「なんだ、あるんじゃねえか。そんな簡単な方法が...!」
「とっとと帰るんだな!バビディ様には誰も逆らえんのだ!」
そう言って、ダーブラは宇宙船の中に入っていった。
「行こう、お父さん!どっちにしても行くんでしょ!?」
「クリリンさんとピッコロさんを助けなきゃ!」
「あったりめえだ!行くぞ!」
僕達は、バビディの宇宙船に向かった。
「お待ちなさい!敵の作戦に引っかかってはいけません!敵の船の中に入ってしまえば、向こうの思うツボです!」
しかし、僕達はそれを聞かない。