孫悟飯の双子の転生者   作:コセイ5

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第四十二話 悟空とのさよなら

「よし!もうほんの少ししか時間が無くなっちまった!おめえら気合いを入れてやんねえとホントにおしめえだぞ! いいな!」

 

「「はい、先生!!」」

 

「なんだ、やけに素直になったな...」

 

「そうなんですか...?」

 

お父さんの凄さを見た悟天とトランクスは、今までが嘘のように素直になったらしい。

 

「超サイヤ人3はこんな所でも役に立ったようだな...」

 

「さあ、いくぞ!!」

 

「「はい!!」」

 

お父さんの息が荒くなってきた。

 

「大丈夫か?悟空、相当辛そうだぞ。」

 

「大丈夫、あとちょっとくらいどってことねえさ。

 

い、いいか。フュージョンを成功させるのが、ほんっとに難しいのはこれからだぞ...

 

2人の気を全く同じにしたあと、フュージョンポーズをこれまた2人全く同じにとれば、フュージョンが完成するんだ...

これからオラがそのポーズ教えるから、よーく見て覚えてくれ...」

 

「「はい!」」

 

「悟成も覚えてくれ。」

 

「あ、はい...!」

 

まず、2人がある程度の距離をおいて立つ。

両手を体の右側に垂直に向ける。

 

フュー...

 

腕を反対にしながら右足を左足にくっつけ、開いて閉じてを左に3歩。

 

ジョン...

 

左側になっている手を、勢いよく右にしつつ、両手をグーに変える。

ついでに腰を捻りながら膝を曲げる。

足の角度に気をつけて、右腿を左足に寄せるようにする。

 

はっ!!

 

右足を真横に伸ばしながら左足を踏ん張り、そして両手は逆側にいる相手に向けて人差し指をくっつける。

 

「...またまた足の角度に気をつけろよ!特に外の足をピーンと伸ばすのを忘れるな!」

 

僕はなぜか覚えるのが早い。前世よりとても。

転生特典なのかしらないけど...

 

「どうしよう、かっこわるいぞ...」

 

「うん...」

 

「いまのポーズを2人左右対称でやるんだ、分かったな!」

 

「左右対称ってなに?」

 

「お、覚えました。」

 

「やっぱ覚えるのが早いなー!

じゃあオラと悟成でやってやるから、よく見てろ。」

 

「え、もうですか!?」

 

「大丈夫だ、気を合わせてねえから合体しねえさ。((実は30分経たないと戻れねえからな、オラには時間がねえんだ。」

 

「((そ、そうなんですね...」

 

そして、僕とお父さんは左右対称にフュージョンポーズをとる。

悟天とトランクスは唾も飲む。

普通にポーズをとるだけだと何も起こらないのか...

 

「よしっ!さあやれ!」

 

悟天とトランクスはポーズを試してみるが、なかなかうまくいかない。

 

最初はそういうもんだろう。

僕が異様なだけだ。

 

そしてどんどんと息が合ってくる。

そうすると、トランクスが不安そうにしている。

 

「どうしたんだ、トランクス?」

 

「おじさん、この技かっこ悪いよ...」

 

「でも、この技はすげんだぞ!

教えてくれたメタモル星人なんか、ぶっちぎりの強さになっちまったんだからな!」

 

「だけど... それよりさ、超サイヤ人3を見せてよ!

さっきはレーダーを取りに行ってて見てないんだ!」

 

「僕も超サイヤ人3見たい!」

 

悟天とトランクスはそう言う。

 

「俺達が超サイヤ人3になった方がいいんじゃないかな?」

 

「フュージョンじゃねえと勝てねえ。ブウを甘く見るな。」

 

「そ、そうかな...うーん...」

 

2人とも残念そうにしている。

 

「うーん...参ったな...

よし、1度だけ超サイヤ人3を見せてやるぞ。」

 

「え!?」

「ホント!?」

 

「その代わり、一生懸命フュージョンの修行をやんだぞ。」

 

「「うんうん!」」

 

「お父さん...」

「やめろ、悟空!地球に居られる時間が無くなるぞ!」

 

「どうせ時間はねえさ。トランクス、悟天!そして悟成!よく見てろよ!」

 

「「うん!」」

「はい!」

 

そして、お父さんは超サイヤ人から順に見せる。

そして超サイヤ人3になる時、凄まじい強風が襲う。

悟天とトランクスは吹っ飛ばされそうになる。

ピッコロさんと僕はなんとか耐える。

 

そしてお父さんは超サイヤ人3になった。

凄まじい気だ...!

 

「すげえ!」

「お父さん!」

「す、凄い...!」

 

そしてお父さんは息を切らし、あっという間に超サイヤ人3から戻る。

 

「さあ、約束だ。修行を続けよう。」

 

「「うん!」」

 

その時、占いババさんがやってきた。

 

「悟空!時間じゃぞ。あの世に帰るぞい。」

 

「もう!?そうか... ピッコロ、わりいが後は頼んだ。あいつなら、明日中にフュージョンは完成するだろう。」

 

「分かった。」

 

「悟成も頑張るんだぞ!」

 

「はい!」

 

 

「さようなら、孫君!」

「悟空、元気でなって言うのも変だが元気でな!」

 

これでもう会えなくなる...

すると、お母さんがお父さんに駆け寄ってくる。

 

「悟空さ!」

 

「チチ、そう落ち込むな。おめえには、悟成と悟天がいるじゃねえか。今やってる技が完成すりゃ、ぜってえ負けやしねえ。

 

あの世で悟飯にあったらよろしく言っといてやるさ。」

 

「あの... 私、悟飯君はまだ生きていると思うんです。」

 

「え?なんで?」

 

「いえ、なんとなくですけど...」

 

「気持ちは分かるけど、ちょっとそれはないと思うぜ... 俺達は分かるんだ、気で...」

 

「いや、本当に生きているかもしれません。もしかしたら、他の星にとか...分かりませんけどね。」

 

僕はなんとなくそう思った。それは遠いところで、悟飯の気を少し感じたからだ。

 

「「え?」」

 

「でも、生きてるといいな。」

 

「はい...」

 

「では、ここまでじゃ。行くぞ悟空。」

 

「あ...あ...」

 

悟天が何かを求めている。

 

「なんだ悟天?」

 

「分かった!おめえ、父ちゃんに抱っこして欲しいんだべ?」

 

「なーんだ!だったら早く言や、よかったのによ!」

 

悟天は泣いていた。

僕もちょっと泣いていたかもしれない...

 

そして、お父さんが帰る。

 

「じゃあな、みんなー!死んだらまた会おうなー!」

 

そして消える。

気も何もかも...

 

「あ、あのやろう、縁起でもねえこと言いやかがって...」

 

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