そこには、変わり果てたブウがいた。
細くなったブウ。
ブウの前には砂時計が置かれている。
そして、気づいた。
お母さんの気が無くなっていることに...
またもやピッコロさんから話を聞く。
お母さんはブウに卵にされて殺されてしまったらしい...
自らブウに近づき、悪口を言ったからだそうだ。
お母さんを守れなかった...
精神と時の部屋に入っていなかったら、守れていたのかもしれない。
いや、そうでもなかったかもしれない...
ブウは悟天達を待っているようだ。
1時間... 精神と時の部屋では大分修業できる。
そんなことを思っていると、
「うおおーっ、もう駄目だーーっ、もう待たないぞーーっ!!!」
ブウが砂時計を壊す。
「ま、待てっ!まだ30分も経ってないぞ!せめてあと少し...」
ブウはビームを放ち、ピッコロさんの足元に穴が空く。
「嫌だ。もう待たない闘う...!
出てこいーーっ!殺してやるーーっ!」
凄い威圧を感じた...
本来の予定よりも圧倒的に、時間が足りない。
「分かった。闘わせてやる。」
そしてピッコロさんとブウは精神と時の部屋に向かった。
「お、おい... ピッコロのヤツ、魔人ブウと悟天達とを精神と時の部屋で闘わせるつもりなのか?」
「あそこなら、もしトランクスさんと悟天さんが負けてしまうようなことがあっても、出入口を壊してしまえばむこうの世界に閉じこめることができるからだと思います。」
「うーむ... ピッコロのヤツ、思い切った作戦を考えおったわい...」
「で、でも... それにしちゃ、随分遠回りしていないか?」
「少しでも時間を稼いでいるんじゃないですか?」
「そうだよ、ピッコロが言ってたろ。ここでの1分間があそこじゃ6時間だって...」
ついに、ピッコロさんが精神と時の部屋に入った。
僕は修業続きだったので、しばらく休むことにした。
悟天達、本当に大丈夫かな...?
みんなと不安に思うこと数十分...
爆発音とともに神殿が揺れた。
「な、なに...!?」
ブルマさんがとっさに言う。
するとポポさんが慌てて、
「大変!精神と時の部屋の扉、閉ざされた。」
「ピッコロのやつ、ついに最後の手段を使ったのか...」
「最後の手段って、さっき言ってた...?」
「やっぱトランクスと悟天では、魔人ブウにはかなわなかったのじゃ... だからピッコロは精神と時の部屋を出入口を壊し、閉じこめたのだ。」
「じゃ、じゃあトランクスと悟天ちゃんも魔人ブウにやられちゃったわけ?」
「た、多分な...」
悟天とトランクスが死んでしまったのか?
そしてピッコロさんも...?
そんな...
今度は外から衝撃波が流れた。
「な、なんの音だったんだろう、今のは...」
みんなと神殿の外に出る。
すると、謎の穴と平べったい何かがいた...
そして崩れていく。
「ね、ねえ... なに!?あれ」
知っているような気だ。って...
「ま、まさか...!」
「ま、魔人ブウだ!」
どんどんと人の形へとなっていく。
それは、傷すらついていないブウだった...
一体、どうして出てこれたんだ...!?
悟天とトランクスとピッコロさんは...?
「ラッキー。ちょっとハラ減ってきたからちょうどいい... 何にしようかなー
チョコに決めた!!」
まずい!みんなが死んでしまう...!
「みんな!逃げろ!!」
僕は叫んだ。
しかしクリリンさんが、
「いや、お前が逃げろ。 俺が時間を稼ぐ。
悟成は本当に最後の切り札なんだ。でも、今はお前が闘うときではない。早く行ってくれ!」
そして、クリリンさんはブウに向かっていった。
「え...」
どうして...
僕はそんなことを考えながら、神殿に向かった。
ブウはピンク色の光線をクリリンさんに浴びせられ、チョコに変化してしまう。
その間に僕とみんなは、なんとか神殿内に逃げ込めた。
みんなは階段を上がる。
しかし、ピンク色の光線が壁を突き通してきた。
今度は18号さんとマーロンが目の前でチョコにされてしまう...
僕達はなんとか隠れた。
すると、ブルマさんは言った。
「ねえ、ドラゴンボールがあればみんな元に戻るのよね?」
「はい、おそらくそうですが... どうして...」
「悟成君はデンデ君と一緒に瞬間移動で逃げて!気を見つける間、私達が時間を稼ぐから!」
「その通り。神様だけは死んじゃいけない!」
「でも、地上に誰かがいないと...」
瞬間移動の欠点は誰かの気がないと移動できないのだ。
しかし、地上の人々はもういない...
でも、
「いるわ!探して!」
「え!?は、はい...」
「めんどくさい!全部まとめて!」
僕は地上に誰かの気を感じた。
そして、そこへ瞬間移動する。
そこにはミスター・サタンさんがいた。
そして神殿にいるみんなの気が無くなってしまう...
「みんな...」
僕ははっとした。
ブウは現在、食事の時間だ。
今抵抗をすると、不意にでも菓子にされて最後の切り札が死んでしまうかもしれないのだ。
なぜそれに気づかなかったんだ...
それにしてもまずいな、超サイヤ人のゴテンクスでかなわないとなると僕には勝ち目はあるかないか...
僕には、自信がなかった。
すると、また神殿の所で衝撃波が流れる。
そして知っている気が2つ現れた。
まさか...
「デンデさん、どこかに隠れていてくださいね!」
「は、はい。」
「君達は誰かね...?」
僕はその気に瞬間移動した。
サタンさんが何か言っていたような気がするが...
そこには、ゴテンクスとピッコロさんがいた。
近くに謎の穴があったが、すぐに消えた。
「悟成!」
「ピッコロさん、ゴテンクス!」
そして、目の前にブウもいた。
ゴテンクスは超サイヤ人3になっている。
まったく...凄いやつらだ...!
「魔人ブウ!!俺達も出てやったぜ」
「 よく出てこれたな。
あれ?お前ちょっと変わったか?」
「ちょっとどころの騒ぎじゃないぜ!すっごいすっごーーーい強くなってしまったのだ!! 」
「き、貴様、悟成以外のここにいた連中をどうした。」
すると、ブウはお腹を叩く。
「ここだ。チョコにしてな。」
ゴテンクスの気がどんどん上がる。
神殿が揺れている...
「完全に怒った!!」
ゴテンクスは魔人ブウに突っ込んでいく。
ブウは吹っ飛ばされて、神殿の一部をを貫いていく。
何とも言えない技名を叫びながらブウに攻撃しているが、なんとなく遊ばれているように思えた。
そしてブウはボールのように丸くなり、回転しながらゴテンクスに突っ込んできた。
ゴテンクスは避けるがまたブウは神殿を貫き、それが何回も続く。
ピッコロさんに何とかしろと言われるゴテンクスは、
「連続スーパードーナツ!!!」
輪のようなものが連続に出てきてブウを包み込み、簡単にボールに閉じ込めた。
そんなに簡単にいくのか...?
「ま、魔人ブウを封じ込めた!」
「こんなのすぐに出ちゃうさ。うんとダメージを与えるんだ!
えーと... 突撃ウルトラブウブウバレーボールだーっ!!
ピッコロさん達も手伝って!」
バレーボール...?
それと名前が...
まあ、そんなことを考えている暇はない。
そして、本当にバレーボールのようにパスを繰り返す。
ゴテンクスにちゃんと返事しないと怒られてしまったが...
(いくわよー! → はあーい!)
そして、ゴテンクスにブウの入ったボールがくるとアタックと地上の地面に叩きつけた。
そして、そこへ向かっていった。
「い、今のは、別に俺達が手伝わなくてもよかったのでは...」
「そ、そうですね...」
地面を見てみると、大きな穴が空いていた...
「魔人ブウ!!出てこい!!これくらいじゃくたばらないことぐらい分かってんだぞ!!
こうやってめちゃくちゃ強くなってられんのは、あとちょっとだけなんだぞ!!もう一度こうなるのに1時間もかかるんだぜ!!」
なにを説明してるんだよ!
すると、穴の中から凄まじい衝撃波が上に上がる。
僕達はギリギリ避けた。
「あ、危なかった...」
「あ、あんなのをまともにくらったら、ち、地球は跡形もなく消し飛ぶぞ...!!」
「ちっきしょうめ...やりやがったな!!」
そしてゴテンクスは、ブウを追いつめることができた。
ボロボロのまま、ゴテンクスを見る魔人ブウ。
「とどめだ!!粉々のバラバラのケチョンケチョンにしてやるぜっ!!
今度は元には戻れないぞ!!バラバラになったのを気で完全に消してしまうからなのだ!!」
しかし、何か嫌な予感がする。
こんなに上手くいくものなのか...
ピッコロさんはもういけると確信したような表情で終わりを待ち望んでいる。
「死ね......」
しかしここで、先程までのゴテンクスの強烈な気が小さくなった。
ゴテンクスの超サイヤ人3が解けてしまったのだ...
なんて不運なことか...
「あ、あれ...?」
「あ...ああ...!」
「なんて事だ...」
すると、ブウは元に戻ってしまった。
本当にまずい...