孫悟飯の双子の転生者   作:コセイ5

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第四十六話 ブウとの闘い

「どうかな悟飯君、そして悟成君。一応作戦成功だよ。

1人逃してしまったがな。まあいい。

この瞬間こそ、未来においても二度と現れぬであろう最強の魔人の誕生だ。」

 

聞こえてきた声は理知的にだった。

 

「きたないぞ、てめえ...2人を自分に取り込むなんてよ...」

 

「お前のせいだぞ。お前は絶対に最強であるはずの私より強かった。

遥か遠くにお前の存在を感じた時から、この作戦は始まっていた…

孫悟成、お前にも隠している力があるだろう? 孫悟飯には及ばないが...

そして、超ゴテンクスとかいうチビとそこの孫悟成を我が身に吸収すれば、どんなやつが現れたって最強の王座は揺るがないと...」

 

ばれていたか...

精神と時の部屋で超サイヤ人3になっている時に扉が開いたのが原因だろう。

 

「敵も居ないのに最強になってどうする?」

 

「前の魔人ブウが言ったはずだろ?絶対にお前をぶっ殺してやると... それが最大の目的だ...」

 

「なるほど、そういうことか...納得...」

 

「さてと、勝負を急がしてもらうぞ。吸収した超ゴテンクスとやらは時間制限があるからな。」

 

「貴様にしては冷静な判断だ... ピッコロさんを吸収したのは正解だな。」

 

圧倒的な強さになってしまったブウ。

吸収されたピッコロさん達をどうすれば救えるだろうか。それとももう死んでしまったかもしれない...

それにしてもまずいぞ...

勝てないかもしれない...

悟飯とフュージョンできたらなとは思うが、あの1回で覚えられるわけがない(自分は例外たが)。

 

先に悟飯は攻撃を仕掛ける。

悟飯はブウの頭に足を伸ばすが受け止められ、逆の足でもしようとするが、それも受け止められてしまう。

悟飯はブウに向かって気功派を放つが、後ろに反らして避けられる。

そしてブウの触覚?で首を巻きつけ、吹っ飛ばす。

さらに、ブウは気功派を悟飯に向けて放つ。

 

「悟飯!後ろ!!」

 

手を出す隙もなく、声を出すことしかできなかった...

爆発が治まった後には直撃を避けたのか、消えた悟飯と大きなクレーター。

 

悟飯は気を消して岩陰に隠れていた。

フュージョンが解けるまでの時間稼ぎだろう。

しかし、

 

「どうした、そんな所に気を消して隠れて... 時間稼ぎのつもりか?

ということは、たったあれだけで悟ったようだな... このままじゃ、とてもかなわないと...」

 

「黙れっ!!」

 

悟飯は再び飛びかかるが、かすりもしない...

おそらく悟飯の力は僕より上だ...

だとすれば僕だと、今目の前で行われている闘いより厳しい状態になってしまう。

ブウに何か隙があるか見極めなければならない。

悟飯は次第に見苦しい姿になっていくのを見ないといけない...

本当に悔しい。

やっとの事で超サイヤ人3になれたのに、ブウはそれをも上回っている。

 

地面の中で痛めつけられた後、地上に吹っ飛ばされた悟飯が地面に転がり落ちた。

悟飯はボロボロの状態だった。

 

「悟飯、交代だ!デンデよろしく。」

 

僕は少し時間をかけて超サイヤ人3になった。

そして、ブウも出てくる。

デンデは悟飯を治療している。

 

「ほう、次はお前か。」

 

やはり、悟飯とでは差がある。

僕ではただの時間稼ぎになってしまうだろうけど、そんなの関係ない。

 

僕はブウに攻撃を仕掛けるが、やはりあっさりと受け止められる。

その瞬間に横っ腹を蹴った。

ブウは少し油断していたのか、的中した。

 

「今のはなかなか痛かったな。」

 

全然堪えてないブウ。

受け止められている手を離さず、顔や腹を何度も殴られる。

そして最後に腹に一撃をくらい、僕は吹っ飛ばされた。

岩にぶつかり、少し吐血してしまう。

 

立ち上がった時、ブウはエネルギー波をこちらに向かって放っていた。

そこにはデンデ達もいた。

まずい!

僕は全力の気功波で対抗する。

相殺できればなんとかなると思いたい。

 

なんとか相殺できた頃にはブウはいなく、後ろにいた。

ブウはそのまま背中を蹴り上げ、地面に叩きつけられた。

悟飯達の前に落ちた。

さっきの気功波でパワーがあまり残っていなかった。

 

なかなか立ち上がれずにいると、ブウはまたエネルギー波を放った。

今度は悟飯が守ろうと対抗するが、それはどんどん大きくなった。

 

「く...」

「くそ...!!」

 

これまでか...

そう思っていた時、エネルギー波は横から飛んできたものでどこかへ飛んでいった。

 

「ん!?」

「だ、誰...!?」

 

そこには、天津飯さんがいた。

 

「て、天津飯さん!?」

 

「や、やはり、孫悟飯と孫悟成か... 信じられん... 見違えたぞ... 魔人ブウの変わりようにも驚いたがな...」

 

するとブウはさらに大きなエネルギー玉をつくる。

 

「雑魚もろとも、地球ごとこいつで消し去ってやる!!防げるものならやってみるがいい!!」

 

「じ、次元が違いすぎる...!役に立てん...!」

 

「なにもかも消えてしまえーーーっ!!!」

 

すると、ブウの後ろになにかが現れる。

そしてブウの体を斬り、エネルギー玉をどこかへ飛ばした。

 

そこにいたのは、お父さんだった...

しかと頭の輪っかが無い。

 

「「お、お父さん!?」な、なぜ下界に...!?」

 

「なんだ助けに来たつもりか?あの時の魔人ブウとは根本的に次元が違うのが分からんのか?」

 

その通りだろう。

さすがのお父さんでも、例え超サイヤ人3になっても勝てない。

僕がそうだったように...

しかし、お父さんは笑った。

 

「偉そうにしてられんのも今のうちだぞ!

こっちはものすんごいパワーアップアイテムを用意してんだ!」

 

「え...!?」

 

パワーアップアイテム...?

そんなものがあるのか?

 

すると脚だけになった体が天津飯さんを襲った。

 

「はっきり言うが、貴様なんぞが何をしようと絶対にダメージすらあたえられはせんぞ。」

 

「その割には、慌てて体を戻したじゃねえかよ。

悟飯か悟成!これを!!」

 

悟飯に向かって投げた。

いきなりのことだったので悟飯は反応できず、取り損ねる。

 

「ひ、拾え、早く!!そ、そいつを右の耳につけるんだ!!

オ、オラと合体してブウを倒すんだよ!!」

 

悟飯の方が強いんだから悟飯と合体した方がいいだろう。

その間にデンデに回復してもらった。

 

「これ、界王神様達のでしょ!?こ、これをどうするんでしたっけ...あれ...?」

 

悟飯は見つけたようだ。

その時、ブウに変化が起こる。

ゴテンクスの衣装からピッコロさんのマントの衣装に変わる。

 

「フュージョンしたチビ達が元にもどっちまっようだな!」

 

「...もしもの時のために保険をかけておいてよかったよ...」

 

「え?保険?何のことだ...」

 

「この切られた部分、なぜもとに戻さなかったかと思うか?」

 

まさか...

後ろも向くと、やっぱりいた。

 

「後ろ!!」

 

僕はすぐに超サイヤ人2になり、今度は横に避ける。

するとピンク色なにかが上に飛んでいく。

僕はそれを気功派で消し去った。

 

しかし、悟飯は間に合わなかった...

見るとすでに、包まれていた。

そして耳飾りを落として、ブウに吸い込まれていってしまった...

ブウは変化する。

 

「また取り逃したか、引っかかると思ったのにな。まあいい。

前よりさらにパワーアップしてしまったぞ!

しかも今度は時間制限なしだ!」

 

僕は落ちた耳飾りを拾った。

すると、お父さんは僕を見てきた。

 

「悟成!それを、おめえの右耳につけろ!!

元に戻ってだ!」

 

「そうはさせるか!!」

 

ブウは僕に気団を連続で放ってきた。

僕は避ける、つける暇もない。

そして、きりもない...

なぜなら、追ってくるからだ。

 

すると、遠くから誰かの気を感じた。

 

「この気は...ベジータ!!? ラッキー!!」

 

そして誰かの手が僕に触れて、景色が変わった。

目の前にベジータさんがいた。

隣にはお父さんがいた。

助けてくれたのだろう...

 

「ベジータ...!!」

 

「カ、カカロット...!」

「ご、悟空...!こ、こんなことはありえん... おまけに頭の上の輪っかまでなくなっておる...」

 

占いババさんが驚いている。

 

「おかげで、時間ができたぜ。

話はあとだ!バアちゃんはあの世に早く逃げてろ!!

魔人ブウが猛スピードでこっちに来る!!」

 

「じゃ、じゃあな!頑張れよ!」

 

占いババさんは帰っていった。

 

「はやく、それを右耳に...」

 

「それは、ベジータさんにお願いします。

僕がつけるべきではない、その方がいい気がするんです。」

 

僕はお父さんに耳飾りを渡した。

 

「でも... 分かった。」

 

お父さんはなにかを察し、納得したようだ。

 

「ベジータ、黙ってこいつを右の耳につけてくれ!こいつをおめえもつければ、オラと合体できるんだ!とんでもねえ力を持った戦士が生まれる...!」

 

「合体だと...?断る...!ふざけるな、なぜ俺が貴様なんかと...」

 

「それしかねえんだよ魔人ブウに勝つのはさ!」

 

「貴様と一緒になるなら消された方がマシだ...

気に入らんのだ...

貴様が俺と闘ったとき、更に上の力を隠していた!俺はあの世で見ていたんだ... ふざけやがって... なにが超サイヤ人3だ...!悟成もだ...」

 

「わ、悪かった。あれは変身している時間が限られてんだ...」

 

「言い訳などどうでもいい。」

 

「このことを知っているんですか!?

残ったみんなはブウに食われてしまったんです...! ブルマさんが教えてくれて、そして囮にならなければ、きっと僕も死んでいた...」

 

「さらに、ピッコロ、悟飯、悟天、そして、トランクスはヤツに吸収されちまったんだぞ!

急激なパワーアップはそのためだ...!」

 

ベジータさんは驚いていた...

するとブウが近くまで来る...!

 

「べ、ベジータ...!!」

 

「よこせ!早く!」

 

お父さんはベジータさんに渡す。

 

「そういや、言ってことが... この合体は一度やったらもう2人には戻れねえ!いいな!」

 

え!?

今、とんでもないこと聞いてしまった...

もう二度と戻れないの...!?

ブウは攻撃しようとしている。

 

「く、くそ...!!こんなギリギリで言いやがって...!いいんだろ、これで!!」

 

「サンキュー、ベジータ!!」

 

すると、お父さんとベジータさんが吸い寄せられくっつく。

眩しい閃光を放ち、気が膨大になった。

 

「よっしゃーっ!!」

 

そう叫び声が聞こえた。

 

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