そして、お父さんが来ないまま3時間が過ぎてしまった...
気も感じない。
「時間だ。どうやら待っても無駄だったようだな。」
「く、くそー、何で来ないんだよ...!
いよいよ俺も死んじゃうかもな...」
そんなことはお構いなしに、ナッパは準備万端のようだった。
「さーて、じっくりと痛めつけてやるか... カカロットに見せてやれないのは残念だったがな...」
すると、
「俺たちが勝てる可能性がたった一つだけある。勿論、上手くいけば...の話だがな...
いいか、まず、クリリンだったな。お前がやつの注意を目一杯ひくようにしかける。
そして、俺が隙を見つけてサイヤ人の弱点であるシッポを掴む。」
「そ、そうか...!」
「でも、僕みたいにシッポを鍛えているかもしれませんよ。」
サイヤ人の一番の弱点は尻尾。
しかし、サイヤ人達だって鍛えているかもしれないのだ。
「一か八かだ。やってみるしかないだろう。」
そう言って、作戦の通りにやろうとピッコロさんが向かっていった。
ピッコロさんは上手く尻尾を掴めたが、
「バカめ!!」
ナッパはピッコロさんに肘打ちをした。
ピッコロさんは大ダメージを受けてしまった。
「はっはっは!とんだ計算違いだったな。
俺達がそんな弱点をいつまでも鍛えずに放っておくと思ったのか。」
「...やっぱり...!」
「も、もう駄目だ...!」
その時、懐かしい気を感じた。
お父さんだ! こっちに向かってくる。
やっと来てくれたんだ!
そう考えていると...
「まずは、カカロットの息子達からだ。
お前もサイヤ人の血をひいているんだ。少しはこの俺を楽しませてくれるんだろうな。」
ピッコロさんを地面へ落としたナッパは、悟飯を蹴飛ばした。
そして平手打ちをする。
「や、やめろっ...!」
「さて、次はお前の番だ。」
そう言って、僕に攻撃を仕掛けてきた。
僕はラッシュをするがほとんど避けられてしまう...
「ほう、お前は、あいつとは違ってやるようだな。だが...」
僕は、ナッパの一撃をくらってしまう。
そして、叩きつけられた。
「くっ...!」
僕はなんとか立つ。
悟飯も立ったようだ。
すると、
「こんにゃろーっ!!」
クリリンさんがナッパにキックをし、パンチをする。
そして突撃する。
ナッパはそれにパンチを仕掛けるが、ぎりぎりで避けられる。
「ほう、動きだけは中々ものだ。」
「くそガキーッ!ちょこまかと!」
「気円斬!」
クリリンさんは気円斬を放つ。
ナッパは余裕そうに、その技を受け止めようと構える。
「ナッパ避けろーっ!」
ベジータに忠告よって、ナッパはギリギリのところで避けられてしまう。
奥にあった岩が真っ二つになる...
すごい威力だ...
「バカめ...!どういう技か見切れんのか。」
「お、おのれー!この俺にキズをつけやがったなあ!
消えてなくなれーっ!!」
ナッパは自らの顔を傷つけられたことに対し本気で怒り、クリリンさんにエネルギー弾で目くらましをし、とどめを刺そうとする。
危ない!
すると、意識を失ってしまっていたピッコロさんがナッパに気功派を撃つ。
「や、やろー!!」
ダメージを受けたナッパの姿を見ても、ベジータの余裕は消えない。
その時、
「な、なんだこの気は!?と、とんでもない気が遠くから近づいてくる!」
「ほ、本当だ。す、すごいけど、懐かしい気...!」
みんなも感じたようだ。
「やつしかいない、孫悟空だ!」
「ベジータ!こいつ等の言っていることはホントか?」
「戦闘力5000程のやつが......!
ナッパ!3人を殺せっ!4匹そろって手を組まれると厄介なことになりそうだ!
そして、カカロットへの見せしめのためにもだ!」
「なにっ!?」
「ド、ドラゴンボールのことは!?」
「構わん!俺に考えがある。
そのナメック星人の故郷 ナメック星に行けば、もっと強力なドラゴンボールがきっとある!」
ナメック星だって...?
「ピッコロさん逃げてーーーっ!!
お父さんが来るまでなんとか僕達でくい止めるよ!」
「くい止めるだと、このオレを?
笑わせやがってこのガキ共がーっ!」
「いかんっ!!」
悟飯はナッパに蹴り飛ばす。
僕はさらに気功波を撃った。
ナッパは岩に叩き込まれるが、崩れた岩から出てくる。
「...ガキィー!これまでだあ...!!
死ねええーーーーーっ!!」
悟飯だけでも守る!
僕は悟飯の前に立つ。
が、その前にピッコロさんが......
ピッコロさんはナッパのエネルギー波を受けてしまう。
「「ピ、ピッコロさん......」」
「に...逃げろ... ご...悟飯、ご...悟成...」
「ど、どうして!」
「ピ、ピッコロさん... ど、どうして僕達を...た、助けて...」
「に...逃げろと...言っただろう... は...早く...しろ...」
「お、お願い...! 死なないでーーーっ!!」
「な...情けない話だぜ... ピッコロ大魔王ともあろうが...ものが...ガ...ガキをかばっちまうなんて...最低だぜ...
だ...だが...悟飯と...悟成... お...俺と...ま...まともに喋ってくれたのは...お前等...だけだった......
死ぬ...な...よ...悟...飯......悟...成......」
僕と悟成は、泣いていた...
僕たちは、ナッパに向けなおった。
「くっ!」
「うわあああーーーっ
「魔閃光ーーっ!!」
僕と悟飯は、全力の魔閃光を放った。
「戦闘力2800と3600...!やはりこいつ等、戦闘力が激しく変化しやがる。」
しかし、ナッパはそれぞれ片腕で弾き飛ばした。
「チ、チビのくせにやってくれるじゃねえか... 腕が痺れちまったぜ...特に左腕が...」
「戦闘力がガクンと減った...
今ので力を使い果たしてしまったらしいな。」
「つ、強すぎる。あまりにも強すぎる...」
ナッパが近づいてくる。
前にもこんなことあったな...
体が上手く動かない。
「はーっはっは!グシャグシャにつぶされた息子達を見たときにカカロットの顔が楽しみだぜ!!」
ナッパの足が迫ってきた時...
いつの間にか筋斗雲に乗っていた。
「き、筋斗雲!?」
「助かったの...か...?」
お父さんが助けてくれたんだ!
しかし、必死だったせいなのか筋斗雲に乗せられるところが分からなかった。
「ご、悟空...!」
「ついに現れたな...!
わざわざ何しに来やがった、カカロット...
まさかこの俺達を倒すためなどという、下らんジョークを言いに来たんじゃないだろうな?」
お父さんは、ピッコロさんや天津飯さん、ヤムチャさんを見ていた...
「お!な、なんだ!もう死ぬつもりか!
こいつは挨拶代わりだっ!」
だが、ナッパの攻撃は当たらなかった。
凄い速さだ...
「悟飯、悟成、こっちへ
遅れてすまなかったな3人とも... よくこらえてくれた...
これを3等分にして食ってくれ。」
「せ、仙豆じゃないか...
ま、まだカリン様持ってたのか?」
「最後の1粒だ。」
そう言って、僕達に3等分された仙豆を食べた。
体力が少し回復した。
「4人で敵を討ってやろう! 悟空が加わってくれりゃ、1人ぐらいは何とかやっつけられるかも!」
「やつらとは、オラ1人だけで闘う。
おめえたちは離れてくれ。巻き添えをくらわれねえように。」
お父さんの怒りに圧倒された...
こんなに怒っているお父さんは初めて見た。
いつもはとても優しいのに...
僕達は離れた。