超ざっくり世界史 改訂版 作:d1199
だいぶ昔編そのイチ
~前回をザクっとまとめ~
大昔にローマ帝国が興る。
ローマと一口で言っても年代に幅があるのですが、ロムルスが建てた(と言われる)時代は、紀元前六世紀頃です。ちな、この頃の日本は縄文時代です。縄文時代も幅があるんですけれど。
パクスロマーナと言われるローマ最大の繁栄時代の日本は、弥生時代の末期です。
ゲルマンの大移動の頃は、日本に邪馬台国が在った頃。
西ローマ乗っ取り事件の頃の日本では、蘇我氏と物部氏が、伝来した仏教の扱いでモメておりました。
超ざっくり世界史~だいぶ昔編そのイチ~
西ローマ跡地に、東ゴート王国と言うゲルマン系の国が出来ます。
その国の王様は、東ローマ皇帝の命を受けて、西ローマを、先のゲルマン傭兵隊長から、取り返した人です。同族でも容赦ないのがゲルマンクオリティ。ですが、調子に乗った東ゴートの王様は、東ローマにちょっかい掛けて滅ぼされます。南無。
ここで、東ローマ帝国は舞台脇に移動です。ここからはヨーロッパが主役です。
舞台は今のフランス辺り。時代は後述。主な登場人物は、【ゲルマン人が興した大国フランク王国】と【西ローマ帝国が無くなっても続くローマ教会】です。
余談ですが、ローマ帝国とローマ教会は、両方ともローマって付いていて、ややこしいです。ローマという名前は勿論ローマ帝国が先。教会は、ローマの伝統・権威を引き継いでいると言う意味なのだと勝手に考えております。ローマカトリックとも言いますし。
◆
ここから本題です。時代は、ゲルマン人大移動と言う大イベントから落ち着いた頃です。この頃の特長は、ドロドロの権力争いと言っても過言では無いでしょう。順だって見ていきます。
・ゲルマン民族のとあるグループがフランク王国を建てる。
国の大原則に従い、他の国を乗っ取りながら順調に大きくなっていった、のですが。
・フランク侵攻(トゥール・ポワティエ間の戦い)
この頃に、今の中東辺りで栄えていたイスラム帝国が、ヨーロッパに侵攻してきます。手元の本にはフランク侵攻とありますが、トゥール・ポワティエ間の戦いの方が一般的かもしれません。んで、これをフランク王国の偉いヒトが追い返します。もちろん王様の人気は急上昇。
王様「王様が偉いのだ」
法王「ローマ教会を守っていた西ローマ帝国が無くなったから、多少は大目に見るかのぅ」
王様「民よ! 我を崇めよ!」
・カール大帝の戴冠式
法王「イスラム侵攻を阻止していい気になり始めたか……そうじゃ! ねーねー王様。お茶を飲みに来ない?」
王様「おーけー。あれ? この式典っぽいのなに? ナニするの?」
法王「戴冠式じゃ」
王様「誰の?」
法王「ほれ。お主をただの王から西ローマ皇帝に格上げしてやろう(上から目線)。なんと言ってもローマ教会はローマ帝国から続いておるからのぅ」
王様「騙されたーー!」
こんな感じで、王様と教会は、ある時はイガミ合いある時は手を結ぶと言う微妙な関係が続きます。
・カノッサの恥辱
法王「司教・修道院長の任命権が王にあるのはおかしい。寄こせ」
王様「誰が渡すか(既得権益」
法王「なら破門じゃ!」
王様「な、ちょ、おま、反王派も居るのよ!? 宗教的権威が無くなると超困る!」
法王「破門を解いて欲しければ跪けぃ(上から目線」
王様「ぐぬぬ!」
一度ぐらいは聞いた事はあろう有名な出来事です。余談ですが昔、似たような名前のTV番組があったとか。
・王様の逆襲(名称不明
王様「ぐぬぬ」
法王「ほれほれ」
王様「ぐぬぬ」
法王「 ほれほれ」
王様「屋上へ行こうぜ……久しぶりに……キレちまったよ」
法王「ジョークジョーク♪ 怒っちゃイヤ♪」
と言ったか定かではありませんがフランクの王様は、軍隊を使って法王を退位に追い込みます。ところが。
民衆「「「法王さま万歳!」」」
王様「なぜだーー!」
違和感を感じた方はいらっしゃいますでしょうか。
私は前々から不思議でした。
物理的強制力(=軍隊)を持つ王様が、そうではない法王に何故従うのか。
考えてみれば領民は勿論のこと、貴族までキリスト教徒です。
王様といえども宗教的権威には敵わなかったと言う事なんでしょうね。
もう一回中世いきます。
【オマケ】
フランク侵攻があったので、ここで中東の歴史をざっくりいきます。
シュメール
↓
アッカド
↓
ヒッタイト
↓
ペルシア
これらは全て同じ地域です(超ざっくり
宗教はと言うと、土着の民間宗教が沢山在ったそうですが、どうやらシュメール(神話)がメジャーだった模様。
その後にゾロアスター教が国教となりました(ペルシア帝国のアケメネス朝からペルシア帝国のササーン朝まで)
んで、マホメットさんがイスラム教を興します。ササーンの後のペルシア帝国ウマイヤ朝から、イスラム教が国教となったそうです。
フランク侵攻のイスラム帝国とはこのウマイヤ朝の事です。
【オマケ2】
~朝ってのはグループ分けされた血縁の名前だと思って下さい。家系図を広げて、とある人から沢山の曾孫までを~朝と呼ぶみたいな。