藤丸立香は間違った青春ラブコメに巻き込まれる 作:小説大工の源三
彼はこの千葉村で何を考えていたのかの話です。
今回もアンチあるので無理な方はブラウザバック推奨です。
今回セリフ少なめです。
テニスコートの件で俺達は注意だけされ、反省文を書く事にはならなかったが。
しかし俺はとある男子生徒にイライラしている。
比企谷八幡と藤丸立香だ。
あの二人は俺の想い人である雪乃ちゃんに近しい存在で、あまり仲の良い友人が少ない彼女ととても仲が良いのが学校内で有名だ。
陽乃さんから聞いたのだが、特に比企谷八幡は雪乃ちゃんに好意を抱かれているらしい。
去年父さんから雪乃ちゃんが総武高校に入学するのは聞いていたので、俺は小学生の頃とはいえ違うことを証明しようと入学したのだが当日に事故があり雪乃ちゃんは新入生総代挨拶に来れなくなっていたので次席、その次の人に頼もうとしたらしいのだが、その人もいないので四位の俺がやる事になった。
とまぁ入学式の話はここまでにしておいて、今は前期終業式の数日前に職員室で顧問の先生に部活の報告をし終えて、帰ろうとすると鶴見先生と平塚先生が話していた。
「平塚先生、千葉村で娘が──」
「なるほど、わかりました。奉仕部で──」
鶴見先生の娘さんに何かあったのか?最近先生の元気もないしもしかして虐め関連でもあったのか?それに奉仕部が行くのなら、雪乃ちゃんに俺が成長したことを証明できる。
そう思った俺は次の日玄関の掲示板に貼ってある千葉村のボランティアに応募してグループのメンバーと行く事にした。結衣が無理だと言ったのは奉仕部で行くからだとわかっていたので、雪乃ちゃんが来るのは確定だ。
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そして当日、俺は父さんに車を出してもらい千葉村に向かう。
道中は騒がしかったがいつものことなので気にしない。
車から降りると既に雪乃ちゃん達がついていたのだがもう一台見慣れない車が止まる。
降りて来たのは、藤丸とキリエライトさん達だった。
彼らと一緒に降りて来たのは小学生ぐらいの子供と白髪褐色肌の長身の男性だった。名前はエミヤといい、藤丸達がこっちに来る前に研修していた所の先輩らしい。
俺は子供達に挨拶しようとしたところ、何故かエミヤさんの後ろに隠れてしまった。
その後宿泊施設に荷物を預けて小学生に挨拶をする。
「初めまして葉山隼人です。2日間と短い間ですが気軽に話しかけてください」
オリエンテーリングが始まり小学生達は元気にゴールまで向かう。俺達もゴールに向かい小学生の飲み物を準備しに行く。
道中、小学生の一班が蛇に驚いていたので追い払う。
「お兄さんすごーい」
「アオダイショウだから毒はないよ」
よく見るとこの班の一人である女の子が班員よりも少し離れた所にいた。
「君、名前は?」
「鶴見留美」
「ちゃんか。よろしくね」
俺は彼女をグループの中に連れて行く。彼女達が仲良く進んで行くのを見て満足して、ゴールに向かって行った。
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日も暮れて夕食の時間になる。
林間学校の夕食と言えばカレーだ。俺達は小学生達のカレーを作る手伝いをする。
「留美ちゃん、カレー好き?」
「別に……」
そう言って何処かへ行ってしまった。
俺は他の子の様子を見に行く。完成した後は俺達の分も作る。
途中藤丸が連れの子達を連れてきていたが何をしたいのかは分からなかった。
食べ終えた後、食事の余韻に浸っていると、結衣が留美ちゃんの事が心配なのか「大丈夫かな……」と声を漏らす。それを皮切りに留美ちゃんの孤立について議論し合う事になる。
(ここで俺が成長したことをアピールすれば好感度を上げられる!)
しかし、雪乃ちゃんにはバッサリ切り捨てられてしまい、その上冷たくあしらわれてしまう。
(なんでだ!俺は変わったんだ!何故認めてくれないんだ!)
その後、ヒキタニが何もしないと言った。
なんて最低な奴だと俺はヒキタニに文句を言う。しかしあいつは見捨てるのではなく出来ることがないと言った。
当たり前だ、お前のようなボッチに何が出来ると言うんだ。
しかし、俺の意見は予想外な人物に──結衣に反対される。
しばらく話し合っていると、藤丸が自分が連れて来た、ジャックちゃん達に任せて欲しいと言った。
小学生が問題を起こしているというのに、何故あいつは小学生に任せようとするんだ。
俺はその意見に反対するも、雪乃ちゃん達が賛同する。キリエライトさんに聞かれるも否定されたばかりで何も浮かばなかった。
そして平塚先生には今はまだ従っておけと、言われ今日の話し合いは終わった。
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次の日、俺達がやる事はキャンプファイヤーの木組を組み立てる事と、きもだめしの脅かし役をやる。
木組が終われば川遊びが出来る。
雪乃ちゃんの水着を見れると思うとワクワクして来た。
水着に着替えて川に入る。
すると木陰に藤丸くんの連れの金髪の男の子がいた。
最初、誘おうと思ったのだが、エミヤさんがいて諦めたのだが、藤丸もいなくなったのでチャンスだと思い、接触した。
彼は水が苦手らしく、川遊びをしたくないらしい。それでもこれから先大変だろうと思い、俺が見て慣れさそうと連れて行こうと思ったのだが、突然女の子に止められてしまった。
名前を聞くと宇津見エリセと言うらしい。
訳を説明したのだが中々納得してもらえず四苦八苦している所に藤丸が戻ってきた。
その時のことをエリセちゃんが説明し、藤丸がこちらを振り向いた途端、俺は強烈な圧と寒気が同時に襲いかかって来た。
(な、なんだこの圧力……!まるで陽乃さん、いやそれ以上だ……!)
それに耐えきれず俺は戸部の所へ逃げてしまった。
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そしてきもだめしの時間になる、俺は彼女達が本当に悪い子達だと思わない。
だから俺は留美ちゃんと彼女達を話し合わせれば留美ちゃんも彼女達も仲直り出来ると思う。
俺は留美ちゃん達の順番を細工して一番最後に回す。
そして話し合わせて、いじめっ子達は留美ちゃんに謝り仲良くなる事が出来た。
(やっぱり彼女達は悪い子じゃなかった!クククッ!俺は成長したんだ!雪乃ちゃんに早速報告しなきゃ!)
俺が戻ろうとしたところ、藤丸達が息を切らしながら端来た。
留美ちゃん達のことを話すと藤丸が掴みかかって来た。そして悲鳴が聞こえてくる。
藤丸達はそのまま声の所まで再び走りだす。俺は驚いただけだと思いそのまま雪乃ちゃんに報告しようとしたのだが雪乃ちゃんも結衣もおらず、いたのは戸部と優美子だけだった。
「アレ?隼人?」
「優美子に戸部。他のみんなは?」
「なんか問題かあったって言ってたっしょ」
その問題が留美ちゃんが崖から落ちて大怪我負いその上、意識不明の重体になったらしい。
俺は何故こうなったのかわからなかった。
次の日には意識を取り戻し、何故こうなったか聞くと、昨日の夜俺が話し合わせた後に起きたらしい。
あの後、俺にチクったと思われて罵倒されしまいには「死ねばいいのに」と言われ耐えきれなくなった彼女は暗闇の中走り去り崖に落ちたという。
(クソガキが!なんでなかよく出来ないんだよ!俺の計画が全ておしゃかになったじゃないか!)
しかし俺そのことで頭が一杯になっていて理解していなかった。
自分の罪を、そしてこれからを。
ちなみに川遊びの時ゆきのんがエリセの胸を見てはっきりと落ち込んでしまいました。
ガハマちゃんに平塚先生、マシュに三浦も大きいですし仕方ないネ