藤丸立香は間違った青春ラブコメに巻き込まれる 作:小説大工の源三
立香side
あれから一年が経過した。
基本活動に朝のゴミ拾いや、荷物運びの手伝いなどを行い。ちょっとした依頼をこなした。
で、一年を振り返っての作文を書くこととなった。
まぁ無難なものを書いたから呼ばれる心配はないはずだけど。ただ不満として空き缶などのゴミをまたポイ捨てするのはやめて欲しい。
毎回オレ達が清掃しているとは言え、毎度毎度捨てるのは腹立つ。
八幡なんかは「なんで捨てれるんですかね?俺の目よりそいつらの心の方が汚いと思うんだが?」なんて自虐しながらイラついてた。
変わったことと言えば部員が全員名前で呼ぶことになったな。
最初は八幡も渋ってたけど、呼び慣れたのか今では普通に名前で呼んでる。
ただ結衣がみんなのことをアダ名で呼んでる(ネーミングセンスはお察しの通り)。
それからみんなで出掛けてたら、雪乃の姉である陽乃さんと知り合いになって、雪ノ下家に行ったりした。その時偶々ジャックとナーサリーがこっちに来てて、一緒に言ったんだけど、ジャックが陽乃さんのことを「おかあさん?……違った」って言って驚いたなぁ……その後彼女がジャックを『わたしの娘にする!いいでしょ?藤丸くん』って言い出した時には雪乃の口が開きぱっなしだった。
ちなみにオレのことを『おかあさん』と呼ぶ理由は『元々孤児で母親代わりになって接していたら定着した』と誤魔化した。
それと八幡達に妙に親近感を覚えるようになった。
結衣が鈴鹿御前で雪乃はメルト、八幡が
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そして放課後になり新年度初めての部活だ。
クラスはマシュと同じのままだったけど、八幡と結衣が別になった。
「八幡とクラスが別になって少し寂しいね~」
「そうですね」
オレは八幡と結衣を呼びに2年F組に向かう。
扉を開け二人を呼ぶ。
「八幡、結衣、部活行こう」
すると机に突っ伏していた八幡がムクリと顔をあげる。
結衣は八幡の近くに行こうとしていたのかすぐにこちらに来た。
「もうそんな時間か……」
「リッカやっはろー」
「やっはろー。八幡また寝てたの?」
「今日はなんもねぇからな」
「ハッチーてば数学の時間寝てるもん」
「前はわからなくて寝てたが、今はわかりすぎて寝てる」
「結局寝るんだ……」
「雪乃さんが知ったら呆れそうですね」
やれやれと頭に手を当てている彼女の姿が容易に想像できる。
その後部活もほとんど依頼も無く、勉強して談笑して、去年とも変わらない日常を過ごした。
この時のオレはまだわからなかった、二年生になってからこの青春が大きく変わっていくことを。
ガイルの中の人がFate系列にも出てるの結構いますよね~